山崎亮汰ピアノリサイタル

2018年04月03日
山崎亮汰ピアノリサイタル
2018年3月31日(土)郡山市中央公民館

ショパン 
バラード第2番 ヘ長調 Op.38
バラード第3番 変イ長調 Op.47
エチュード集 Op.25 全曲
(アンコール 山﨑涼太作曲)

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福島県郡山市出身、桐朋学園大1年。山﨑涼太さんのリサイタルに行ってきました。
ジュニア世代の登竜門とされるトーマス&エヴォン・クーパー国際コンクールのピアノ部門で、日本人として初優勝。というわけで、郡山市全面応援中なのです。

そうは言ってもまだ19歳だし…と思っていると、その瑞々しいピアノに聴きほれました。
ショパンは小学生の頃から魅了されていたらしい。
多彩なテクニックや表現を要求されるエチュードをここまで弾きこなすとはびっくり。
若いピアニストらしい明るさ爽やかと、豊潤といってもいい豊かな音色。
桜の花も咲き始めた春の日差しにぴったりのリサイタルでした。

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東儀秀樹×古澤巌×coba 全国ツアー2017 福島公演

2017年11月16日
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東儀秀樹×古澤巌×coba 全国ツアー2017

3人のユニットは知っていましたが、ライブは初めてです。
1回の公演で3人楽しめるお得なライブ?(笑)楽しかったです。
ユニットも4年目、気心しれた仲間という感じで、(ツアーも終盤だし)適度なゆるさ…なんだかとてもリラックス。演奏を楽しんでいるのが伝わってきます。

今回最も新鮮だったのは東儀さんの篳篥(ひちりき)。
あの手のひらに収まるような小さな笛から、サックスのような音色、フルート、パイプオルガンのような音色まで、幅広い。
そして楽器が小さいので、東儀さんは動きも自由、ロックスターのスタンドマイクプレイみたいな(笑)好き勝手できて、本当に楽しそうでした。
cobsさんが楽曲提供をした「Flying high 」はその最たるプログラムだったかも。
ひちりきや東儀さんの演奏は、これまで何度も聴く機会はあったのですが、こんなにいろいろできるんだなあと感動しました。

一番ウケたのは、二部の冒頭で、東儀さんの正装とも言える狩衣(かりぎぬ)…平安時代の安倍晴明のスタイル。ここに同じく狩衣姿の古澤さんが登場してヴァイオリンを演奏した場面。
ヴァイオリンの演奏は、見た目以上に衣装が難しいそうで(腕周りとか)、古澤さんは相当演奏しにくかったらしい。でもこういう機会だからできることだし、なんだかとても似合っているし、狩衣でヴァイオリン弾く人もそういないはず(笑)

cobaさんのライブでは、夏の福島公演に行けなかったのが残念で、今回のライブはとても楽しみでした。この日のアコーディオンもすてきでした。
cobaさんは、アコーディオンの聖地から名誉な賞を頂いたそう。おめでとうございます。

coba、“アコーディオンの聖地”イタリア・カステルフィダルド市から日本人初の名誉市民賞!

旅するイタリア語 | NHKゴガク - NHK オンライン
そういえば、古澤さん出演のイタリア語講座もおもしろかった。

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コンサートグッズの告知もぬかりない(笑)イマドキはどこもそうですね。福島市の音楽イベントは年齢が高いマダム層が多いのですが、その年代ってお買い物が大好きですよね。グッズやプログラムがすごい勢いで売れてました。プログラム1,000円は近頃ではお得、しかも握手券付だったらしい。
一部の最後の曲のみ撮影し放題、SNSに上げるのも自由。
最近はなんでも規制するのではなく、むしろ広めてもらうために解放、そんなケースも多くなりましたね。

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モンゴルの伝統音楽を聴く

2017年11月15日
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モンゴル伝統芸能2017 チャリティーコンサート
2017年11月10日(金)
郡山市民文化センター

縁あって、モンゴルの児童保護施設「太陽のこどもたち」のチャリティーコンサートにいってまいりました。
この施設では、恵まれない子どもたちへの教育や将来に向けて技術の習得などと共に、モンゴルの伝統音楽、舞踊の継承にも熱心にとりくでいるらしい。(詳しくは検索して下さい)
その子どもたちのコンサートです。小さな子どもから大学生くらいまでか。

私はモンゴルの民族楽器、馬頭琴が好きで、演目の中にホーミー(モンゴル独特の歌唱法)があると知り、是非一度生で聴いてみたいと思いました。
実際のプログラムは唄や踊り、曲芸(曲芸はモンゴル発祥)、地元小学校との共演などもあり、目当てのプログラムは多くありません。

ホーミーは独特の音で、どこまでも響きそう…おもしろかったです。
ただ、民族楽器の音色やホーミーを生で聴けると思っていたら、コンサートは「マイク」なんですよね。
音そのものはよく通る楽器だし、ホーミーも草原の遠くまで届く唄なので、生で十分だと思うのですが、そこが残念。

そしてCDで派手目の伴奏がつく。素朴な音を期待していると…う〜んどうかなと思う。よりゴージャスな編曲にはなってはいるけれど(サービスかな?)
日本で開催される民族楽器のコンサートでよくあることですが、なんか勘違いしてると…
チャリティだし子どもの演奏だからとか、まあそういうことにしてもいいんですが。
純粋に音楽を楽しみたい私としては、モダンアレンジではなく、古典でもっとシンプルな演奏を聴きたかったです。

曲芸は雑技団にみるようなものではなく、「体操」の延長で、それはそれで微笑ましい。
踊りは最初は文化祭レベルに見えましたが、後半は見応えのあるダンスでした。
歌は歌い方のせいか、昭和のムード歌謡っぽい(笑)

やたら長い挨拶や祝辞、だらだら長いMC、詳しい内容の「プログラムを見ながらご覧下さい」と言うけれど、会場はずっと暗いままなのでプログラムは読めない…とか、いろいろ問題。
手際の悪さはチャリティーだから、まあしょうがないかな(笑)

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ばんだい高原国際音楽祭2017 今年も楽しかった!

2017年10月17日
第6回野口英世ばんだい高原国際音楽祭

今年もやってまいりまりましたばんだい高原国際音楽祭。
今年は1日しか参加できませんでしたが、楽しかったです。

10月9日(猪苗代町体験交流館「学びいな」)
「母国ベルギーの名品をたずねて〜ロマンティック・ヴァイオリンの極致〜」
楽曲
イザイ:悲劇的な詩曲
ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ノエ・乾(ヴァイオリン)
深見まどか(ピアノ)

両親や住む所、国際的過ぎてこんがらがりそうなノエ君ですが、母国はベルギーということか。
美しくしなやか、男性的な強さの中に、毎年聴いていると大人っぽくなったなあと感じます。
ルクーは初めて聴きます。
スキップ、スキップ、駆け足、駆け足、ゆっくり歩いているかと思うと、時々ホップステップ、ジャン〜プ!…みたいな(笑)起伏にとんで休む暇もない、元気だ(笑)
室内のホールですが、猪苗代という雄大な環境で聴くと、澄んだ青空が演奏に元気と明るさをもたらしているような。ノエらしいなあ。今のノエ君にぴたりときます。
ピアノの深見まどかさんもすてきでした。
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10月9日(猪苗代町体験交流館「学びいな」)
「ファイナル・ガラ・コンサート〜スターたちのとっておきセレクション〜」
楽曲
モーツァルト:歌劇「魔笛」ハイライト
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番へ長調Op.10-2
ブラームス:スケルツォ〜F.A.E.ソナタ
ストラヴィンスキー:ロシアの踊り
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
コープランド:ウクレレ・セレナーデ
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ほか

マリオ・ヘリング(ピアノ)
川畠成道(ヴァイオリン)
yumi(フルート)
深見まどか(ピアノ)
ノエ・乾(ヴァイオリン)

フルートの魔笛(パパゲーノなど)、ヴァイオリンにアレンジされた「アルハンブラ宮殿の思い出」がとても新鮮。yumiさんは見た目もフルートもキュート。
深見さんのピアノは軽やかでも軽すぎず品格があってすてきです。
ノエ君と一緒に成長見守ってきた感のマリオもよかったです。
ノエ君の若者らしいヴァイオリンを聴いてから、川畠さんのヴァイオリンを聴くと「超大人」です(笑)「愛の悲しみ」「愛のよろこび」は酸いも甘いもかぎわけた大人ならではの渋さ。
この日は、若者のヴァイオリンと大人のヴァイオリン聴き比べ。そこにピアノとフルートが加わり、とても華やかでした。

若手演奏家中心、長時間ではないけれどお手頃な価格、クラシックを気軽に楽しむことがでます。もっとたくさんの方に来て欲しいけどなあ。
来年も開催されますように!

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檜枝岐の舞台

2017年07月31日
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尾瀬のトレッキングの帰り道、時間があったので、檜枝岐歌舞伎の「舞台」(会場)を見ていくことにしました。
檜枝岐歌舞伎は国の重要有形民俗文化財で、上演されると福島では必ずニュースになる有名な催しです。ただし、ニュースの映像は、夜の歌舞伎上演の様子と会場の熱気などで、どんな場所で上演されているのか、私は全く知りませんでした。
重要有形民俗文化財には歌舞伎、舞台(ステージ)、客席まで含まれているそうです。

檜枝岐歌舞伎 - 尾瀬檜枝岐温泉観光協会
檜枝岐歌舞伎は江戸の時代より親から子、子から孫へと伝承されて連綿と続き、春と秋の祭りに奉納歌舞伎として檜枝岐の村人を楽しませてきました。現在残っている資料の中に270年前に購入された浄瑠璃本が残っていることから、270年以上の歴史を持っていると言われています。上演される舞台は鎮守神の境内に有り、国の重要有形民俗文化財に指定されております。観客席は露天で、神社への坂がそのまま自然の観覧席になっており、夕方より上演されます。
夕闇が深まる中での鑑賞は、その昔上演された雰囲気を十分に伝えてくれます。 役者の方々は全て村の住民で、自分の仕事を持っておられる中、寸暇を割いて練習されております。その演技については素人離れしたものがあると評価を戴いております。


檜枝岐の舞台(国指定重要有形民俗文化財:昭和51年8月23日指定)
檜枝岐の歌舞伎は元来鎮守神の祭礼に歌舞伎を奉納するという形で上演され、村民もこれを楽しむというものでありました。したがって建物は神社に向かって建てられ、拝殿のような形態をとっています。 明治26年の大火で消失し、明治30年に再建されたのが現在の舞台です。全村火災という大災害に遭い、当時の貧しい暮らしの中で、村民が総力をあげて作ったと思われます。 平成16年3月に国立劇場公演を行なった際には、劇場側で檜枝岐の舞台そっくりの舞台装置を作り、そこで上演されました。
桧枝岐の舞台 wikipedia

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集落の幹線道路から、細い裏路地…といってもいいくらいの細い参道の先に舞台があります。手前に右の建物は、歌舞伎伝承館「千葉之家」(資料館)
そして鳥居が見えてきました。鳥居の左が舞台の袖です。

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横から見た舞台は、風格は感じるけれど、それほど大きく感じませんが…

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びっくりしたのは観客席、これは円形劇場。階段状の客席に約1200人収容。それほど大きくないと感じた舞台に対し、このスケールはすごい。

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ステージの真正面の階段の先に小さな社。檜枝岐歌舞伎は、奉納歌舞伎であることがわかります。
ちなみに奉納ですので、入場料(観劇料)は取れないとのこと。

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神様のいるてっぺんから見下ろします。

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神様の背後は鎮守の森、斜めになった巨木の迫力が。

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客席のいたるところに杉の巨木がそびえます。ちょっとした異空間。

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帰りに歌舞伎伝承館に寄ると、檜枝岐歌舞伎を長年演じ、今は指導者として関わっているという年配のかたに話を聞く事ができました。歴史の事、国立劇場公演や役者が減ってしまって困っていることなど、興味深い話がありました。
檜枝岐村は、平家の落人伝説の残る所。あくまで「伝説」なのですが、訛りもなく、品のいいたたずまいに、平家のプライドを持って暮らしていることがよくわかりました。
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おまけ、檜枝岐の舞台のすぐそばにある神様「橋場のばんば」
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「橋場のばんば」
【檜枝岐】縁結び、縁切り...願い一手に 知る人ぞ知る「橋場のばんば」 
2016年05月23日 福島民友
橋場のばんばは、その名が示すように、元々は村内の川に架かる橋のたもとにあり、水難から村の子どもを守る神様だった。1902(明治35)年に村が大洪水に襲われた際、石像が流されるのを心配した村民が背負って運び、現在の場所に移された。
 檜枝岐の舞台の近くに住む農業星房子さん(78)が、橋場のばんばにまつわる伝承を教えてくれた。石像が移された後、望まない縁組に悩んでいた村民の若い男性が婚約相手との縁を切りたいと願い、石像にはさみを供えたことから縁切り信仰が始まったのだという。
 さらに、「切れ味の悪いはさみを供えれば良縁に恵まれるのでは」と考える村民も増え、さまざまなはさみが供えられるようになったとされる。星さんは「時代の流れか、最近は悪縁を切りたい人の方が多いみたい」と笑う。


つつましい社と石像に似つかわしくない巨大な糸切りはさみ、そして供えられた大量のはさみ、ほとんどが縁切りのはさみだそうです。
縁結びは各地にたくさんあるけれど…縁切りは少ないと思う。ここは、暗く密かで、逃れたい…切迫した思いが満ち満ちた場所でした。
そして、縁切りの裏返し「縁結びの錆びたはさみ」には、おめでたい「縁結び」の雰囲気は全くありません。写真を撮るのははばかれましたが、形がわからないほど赤い糸でぐるぐる巻きにされたはさみなど、何が何でも「…別れない」そんな怨念にも似た執着心が感じられ…それは「縁結び」とは違いますよね(汗)怖かったです。
南会津は、とてもディープな場所でした。
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