早くもスケート・カナダ

2008年10月31日
やれやれ、スケート・アメリカの録画見直そうかなと思ってたのに、もう次の大会ですね。
今回はちょっと予想めいたことをしてみます。
早い時期の大会だと、スケート・アメリカの小塚のように、新星が現れたりしますが、今回はどうでしょうか?ムロズ選手やベハマー選手?

男子シングル
1位 エヴァン・ライサチェック
2位 ヤニック・ポンセロ
3位 パトリック・チャン

ライサはここで勝たないと、ファイナルが危なくなるので、何が何でも、4回転封印してもミスを減らして優勝を狙うのではないでしょうか?
東京ワールド以来結構気に入っているポンちゃんは、このところ絶好調、4回転を決めれば優勝もありえますが、ライサが4回転を決めれば勝てないような、ライサが4回転を封印してパーフェクトに近い演技をしても、トータルではライサが強いような…。
最近のパトチャンについてはデータ不足、ポンちゃんと似たようなポジションか?2位3位の入れ替わりはありかも。

スケアメでPBを更新したソーヤー君もいい感じですが、表彰台となると、上位総崩れでもないとむずかかしいのでは?
ヤス(南里)にも頑張ってほしいですが、5位くらいが順当か?EXに出られる順位でお願いしたいです。FPのアランフェスはまだ見ていませんが、彼の雰囲気に似合いそうな気がします。
ボロノフ、ウスペンスキーのロシア勢も気になりますね。実力が拮抗している2人を同じ大会にエントリーって、国内大会にさきがけて較べたいということでしょうか。

女子シングル
1位 ジョアニー・ロシェット
2位 アリッサ・シズニー
3位 カロリーナ・コストナー
(次点)キャロライン・ジャン、村主章枝

今回は好きな選手が集中しています、村主さんとナナちゃんもいるし、困りました。
そしてもっと困るのは、SP、FP2本揃えるのが苦手な選手が多いということですね。
SPの順位が翌日大きく変わって不思議ではないし、あまり考えたくないけれど、ミスが一番少ない選手が優勝するかもしれません。
そう見るとジャン選手がもっとも安定感がありますが、身長伸びたと言う話もあり、もしかしてバランスが…ということで、今回は4位あたり。復調めざましい村主さんですが、得点が伸びるには少し弱いかも。
ナナちゃん、ベハマー、ベベは、現時点で構成的に弱いので表彰台はないのでは?と思う反面見たいですね。

優勝候補、実績からはエミューちゃん(コストナー選手)ですが、カールシェファーの動画を見てしまうと…むむむ。もともとスロースターターなので優勝はないかも。
シズニーはジャンプが決まれば加点の嵐、動画を見る限り今季は2本揃えてきてるので期待できます。ただし大技はないんですよね。
ジョアニーもスロースターターなんですよね、カナダの地の利を活かして優勝もあり?今回はチャンスだと思うので、地元で優勝を飾ってほしいですね。

私はコストナー選手が大好きなんですが、ふさふさ衣装、ぱっちりした目と長いまつげ、長い手足と首、そして強そうな足から、勝手にエミューちゃんと呼んでかわいがってます、すみません。
エミュー→ http://f35.aaa.livedoor.jp/~gotozoo/bird/emu.jpg

エミューちゃんのFPは「白鳥の湖」、動画見ましたが、ますますエミューっぽくてうれしい(笑)
ナナちゃんのFPも「白鳥の湖」なんですが、こちらも大柄でして、モダンな白鳥。「白鳥の湖」といっても、編曲から何から全て違うと言えば違いますが。
そして、シズニーはサンサーンスの「白鳥」
定番とはいえ、いろんなスワンが揃いましたね。
女子は8位あたりまで放送してくれそうなので、きっと見られますね。

ペア
1位 デューベ&デビソン
2位 川口&スミルノフ
3位 マクラクラン&ブルベーカー

意外と混戦かもしれません。川口家にも十分優勝のチャンス大ありですね。中国の新星が急に!なんてこともありそうなので、読めないと部分も。

アイスダンス
1位 ペシャラ&プルザ
2位 デイビス&ホワイト
3位 ナバーロ&ボメントレ

ヴァーチュー&モイアの欠場で、同等クラスがいきなり混戦。ここで優勝は大きなステップになりそう、チャンスですね。
個人的には、デビホワが好きなんですが、他の2組も勢いのある魅力的なカップルなので、誰が優勝しても嬉しいです。

あらかじめ断っておきますが、私はこの手の予想はあまり当たりませんので(苦笑)

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高橋大輔選手の新プログラム、フェリーニ「道」

2008年10月29日
ネットのニュースで、ダイスケの新しいプログラムがフェデリコ・フェリーニ監督の「道」(LA STRADA)と知り、うれしく思いました。
モノクロの古い映画、私が見たのは学生の頃なのでストーリーの詳細は忘れてしまっています。ちょっと暗いけれど、いい映画です。
フェリーニ監督作品の中では、かなりわかりやすい方(…たぶん)名作ですよね。
ダイスケファンはとっくにしてると思いますが、フェリーニは超有名なので、検索すれば映画のあらすじ、テーマ曲についてはすぐわかると思います。

貧しさゆえに売らてしまった知能の遅い娘ジェルソミーナと、粗野で教養もない旅の大道芸人ザンパノは、社会の底辺に生きています。相手を思いやることなく…というか思いやる方法を知らないザンパノは、ジェルソミーナに辛くあたりますが、人を疑うことを知らないジェルソミーナはザンパノを信じ、ひたすら旅についていきます。
モノクロ映画のせいかもしれませんが、彼らを取り巻く環境が過酷で貧しければ貧しいほど、ジェルソミーナの童女のような清らかさが際だってくるようです。
ある事件を目撃したことで、心の均衡を失ってしまうジェルソミーナが負担になり、ついに見捨ててしまうザンパノ、ラストで失った愛の大きさに号泣するザンパノが切ない。
愛を知らず教養もない二人は、表現する術を知らないだけで、強い絆があり、それが愛ということでしょうか。

ニノ・ロータのテーマ曲、原題はわかりませんが、私は「ジェルソミーナのテーマ」として認識しています。もの悲しく美しいメロディで、映画以上に記憶に残っています。
この曲はよくオルゴールなどに使われていた位なので、ピンとこない方も、聞くと思い出すかもしれません。
そういえばうちに、映画名曲集みたいなCDがあったはず…と探してみましたが、「道」は入っていませんでした、残念。

昨夜、カメレンゴさんが来日してダイスケの振付をしている様子がNHKで放送されていました。やはりメインとなるのは「ジェルソミーナのテーマ」だと思います。
コミカルな動きも…と言っているのは、マイムの振付のようですね。映画の中で出会う旅のサーカス一座をイメージしているのかな?綱渡りやピエロのような振付に見えました。
今までにない動きがふんだんに入っているようで、これは楽しみですね。
サーカスといっても、シルク・ド・ソレイユのように洗練された世界とは全く違うので、哀愁ただようノスタルジックな世界、生きる悲しみと喜びみたいな部分をどう表現するか、ダイスケとカメレンゴさんの手腕を拝見ですね。
いち早く、2005年の恩田さんのプログラムと教えてくれた友人がいまして、動画で見られます。「2005 Skate America」で検索すると出ます。肩にピンクのフリルがついた衣装が目印です。

イタリアのchicconeriさんが、ファイエラ&スカリ新しいプログラムを紹介してくださっていますが、カメレンゴさん振付のFDは「月光」、振付のテーマがピエロなんですよね。素敵なプログラムになりそう、スカリさんは衣装もピエロです。
ファイエラ&スカリは、NHK杯にエントリーしていますので、ダイスケとの異種競演?も楽しみですね。
ちなみにODのスカリは水兵さん、とてもチャーミングでこちらも楽しみです。

マイムの振付、サーカス、ピエロ…カメレンゴさんの今年のテーマがこのあたりにあるようです。
…で、気になるのはダイスケの衣装ですね。マイムといえばピエロ?
どーでしょーかー(笑)
今までにないダイスケ?であることは間違いないけど。

いろいろ勝手に書いてしまいましたが、新プログラムの意図や曲編集が、私の想像するものと全く違うということも十分あり得るので、違ってたらすみません。と今から謝っておきます(苦笑)

道
(1998/10/25)
ジュリエッタ・マシーナ

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サフランとクロッカス

2008年10月29日
春咲きのクロッカスと秋咲きのサフラン、どちらもとてもよく似ていますが、クロッカスが秋に咲いたり、サフランが春に咲いたりしないのは不思議ですね。
一般的な球根は、一定の気温の変化、「寒さ(冬)又は暑さ(夏)を過ぎたと感じて発芽」するのですが、例えばサフランに擬似的な夏を体感させれば、春にも咲くのだろうか?春に咲いたら、クロッカスと見分けづらいでしょうね。
それにしても紫のサフランは、なかなかに可憐です。
雌しべはサフランライスやパエリヤに使う香辛料、うちの庭で3輪ぐらいしか咲いていなかった時は、さすがに取るのは忍びなくしませんでしたが、だんだん花も増えたので、今年は採取してパエリヤにしてみたい…と考えていました。
…が、忙しかった事もあり、あっという間に花の時期が終わり、気がついたらもう1輪しか残っていませんでした(苦笑)
実際うちで採取した雌しべが、香辛料として使えるかどうかは未知なのですが…一度はやってみたいものです。
※春に咲くのがクロッカス、秋に咲くのがサフランですが、園芸種としてよく見かける秋咲きの「イヌサフラン」(ピンクで大ぶりの花)は猛毒なので要注意…と、自分に言い聞かせておこう。

赤くて長い雌しべの上部、赤い部分が使えるところようです。
雌しべは本来は3本、花が終わりかけなので、このような感じ。

aki
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2008スケートアメリカ・女子シングル

2008年10月28日
こちらは大方の予想どおり、ヨナ・キム選手優勝でしたね。この時期にして、完成度、安定感、貫禄、全てに圧倒していたように感じました。
特にSPは彼女の持ち味が活かされ、彼女にしかない雰囲気があっていいですねえ。この若さですごみのある演技ができるってすごい。衣装も今までと較べて格段に好きです。
FPのシェヘラザードも見事でしたが、演技という面からはもっと濃い表現になるといいかなと思いました。
コンビネーションジャンプの安定感は女子ではダントツですね。素晴らしいスピードと距離、美しい。
カメラのアングルがいつも同じで、たぶん同じ所で跳ぶからでしょうが、たまには別の角度からも見てみたいですね。
ファイナル3連覇もあるのか?
強いて言えば、今年はファイナルが韓国なので、例年と違うプレッシャーがあるかも?…ないかも?しれませんね。

事実上2位以下争いになってしまったのは、競技としては少し物足りなくもありますが、中野、安藤両選手が表彰台に載って、ファイナルに向けて一歩前進で一安心。
中野さんも調子が上がらないなか、この出来は立派です。東京ブロックの時とはえらく違う気迫を感じました
。衣装はう~ん、もう少し明るい色が私の好みです。
安藤選手のSPいいですねえ、これくらいの色っぽさの方が安心して見ていられます(意味不明)
衣装は賛否あるようですが、見慣れると結構いいかもと思ってます、ちょっとザクロな衣装?(またしても意味不明)
FPは全体に覇気がないような気がして、なんとも言えないですね。4Sを回避したことが敗因みたいな記事を読みましたが、あの状況では転倒しただろうと思うので当然で…でも、やっぱり挑戦してほしかった気持ちもありますね。今の彼女には一戦一戦を大事にしてほしい、そこにつきます。

ミライちゃん、レイチェルは今シーズン学ぶことを重視しているようなので、まずまずといったところか?
ミライちゃんは好きなスケーターです。満足のいく内容ではありませんでしたが、インタビューで「今日の出来は何点?」と聞かれ、「80点」と即答したことにちょっと感動。思い込みかもしれませんが、向上心あふれる日本人スケーターなら、満足できない内容に例えば「30点」と答えるのではないでしょうか?しかし彼女は「80点」、ケガもあり思うようにできなかったとしても、今できる精一杯のことをやったのだから…という誇り、自信を感じました。やっぱりアメリカ人ですよね。
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2008スケートアメリカ・男子シングル

2008年10月28日
優勝おめでとう小塚選手。
(すぐ書こうと思いつつ、すっかり遅くなってしまいました)
まさかスケートアメリカで、このような展開が待っているとは!競技はやってみないとわかりませんね。
小塚(すいません、何となく呼び捨て)の新FPは、爽やかで初々しいロミオ、彼の青さ、少年っぽさに合っているのではないでしょうか?
スケーティングに定評のある小塚ですが、表現力というか主に演技力に課題があり、といって急に濃い演技を求めても無理があるだろうし、どう取り組んでいくかは、(特に)衣装を含めて気なっていました。
カッティングエッジに本人も気に入っているとありましたが、今回はSP、FPとも、選曲・振付がいいですねえ。

…と、ここまで書きましたが、今回の勝因はTESなんですねよ。冒頭のクワドで転倒しましたがくじけず、攻めのプログラムを滑りきったこと、彼の成長がうれしいです。
実際の放送(FP)を見ると、ライサやジョニーも思ったよりずっと良くて、観客も二人のどちらかが優勝と信じてたようです。フェアなジャッジで何ら問題はないのですが、すまんアメリカ…などと、ムダにつぶやいてみたりして。
PCSにも表れていますが、ライサやジョニーの方が作品としての完成度は高く、音楽表現や演技力、見応えはさすが、小塚より上だと感じます。シーズン序盤のせいか彼らに取りこぼしが多くあったこともあり、小塚の優勝はラッキーだったとは思います。
ただ、これがジャッジに表れているかどうか私にはわからないのですが、成熟の域に達している2人に対し、小塚の新鮮さは際だっていたこと、そして足元のスケーティングは、2人以上に美しかったのではと思っています。
あとは衣装か…いや、今回は言うまい。
上半身の動きがまだ固いところがありますね。例えばジェフなんかをお手本にしたらどうでしょうか?彼も柔軟ではないけれど、間の取り方、首の傾け方、腕の使い方、ちょっとした動きが効果的で美しいので。

表彰台は逃しましたが、レイノルズ選手も昨シーズンと較べて素晴らしい成長ぶり、タラソワさんはいい仕事してますね。
赤毛の頭ばかり目立つヒョロヒョロした体を見て「マッチ棒」なんてことを言ってたのですが、しばらく見ないうちに体もしっかりしてきて、もうマッチ棒とは言いづらい…言うかも(笑)
実況の佐野さんも言ってましたが、まだスケートは粗いですが、これから磨けば怖い存在になりそう。

若手が台頭するには、やはりジャンプなどのTESがカギかなと感じました。TESで上位に食い込み注目されるようになってくると、PCSも上がる…とは言い切れないですが、PCSを上げるために何が必要かがより明確に見えてくるような気がします。
クワドと3Aの得点が上がり、PCSで上位に食い込むのは、以前より難しくなってきたかもしれませんね。

他のブログでも書かれている方がいましたが、小塚の優勝は、2005スケートアメリカの高橋大輔選手の優勝や、2007エリックのパトリック・チャン選手の優勝とオーバーラップしますね。大会前、彼らが本命だと思う人はいなかったはず。
先日の記事で、「海外選手のファンは、まず日本選手を応援すればいい、日本の有力選手がエントリーする大会なら必ず放送されるから」などとヘリクツ言ってたのですが、この展開だと小塚の第2戦エリック(フランス)は、ほぼ放送される…かな?(…頼むよ、テレ朝)

昨年のNHK杯で、ソーヤー君をすっかり気に入ってしまった私ですが、今回はPBを更新する素晴らしい出来でした。小塚に分けてあげたい柔軟な上半身、笑顔もいい。とても陽気で元気なモーツァルト、こんなにモーツァルトが似合うとは思ってなかった。
そういえば彼、映画「アマデウス」のモーツァルト役(トム・ハルス)に似ているような気がしませんか?

映画「アマデウス」のモーツァルト役(トム・ハルス)
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映画「イントゥ・ザ・ワイルド」

2008年10月26日
バックパッカーがテーマの映画はたくさんあります。この映画は1990年大学卒業後、バックパッカーとなった青年が、2年後アラスカで亡くなるという実際おきたの事件を取材、ショーン・ペン監督が映画化しました。
繊細すぎて、純粋すぎる若者が、現代社会に嫌気がさして、理想郷を求めて旅にでる。今でも(といっても15年前)こういう青年がいるのだなと思いました。
理想の暮らしをすべく旅をする、ヒッピーの世話になったり、日雇いで働いたり、やがてアラスカにたどり着ますが、ちょっとしたアクシデントがきっかけで、最終的に死に至ります。
映画を見る前は、「死ぬ=完結させる」ということまでが彼の目的だったのかなと思いましたが、そうではなく、いずれは友人や家族の元に帰るつもりだったようです。
だとしたら、あまりに愚かで浅はかな振る舞い、世間知らずとしか言いようがありません。自由には責任とリスクがある、そしてアラスカの荒野で一人サバイバル生活をするには、彼はあまりに心優しすぎる。

それでもこの映画が見る者を引きつけるのは、青年クリス(エミール・ハーシュ)のなんともいえない不思議な魅力です。出会う人々に知らず知らず、なんらかの影響を与えていく。一人暮らしの老人の世話になったときは、孫ほどの年下にもかかわらず老人を諭すシーンがありますが、違和感はありません。
そして映画の全編をある雄大な自然、砂漠、荒野、人を拒む荒々しい自然の美しさでしょうか。

都会で、情報に振り回され受身で生きていくことに閉塞感を感じるクリスにとって、荒野で一人暮らすことが、より能動的に生きるということになるのかな。しかしそれは、若さゆえの傲慢でもありますね。そう感じてしまうのは、私がクリスよりも、彼の両親の年齢に近い年齢だからかもしれません。すでに崩壊している家庭であっても、彼を案じる親心を思うと切なくなります。
やはりアラスカから生きて帰ってきてほしかったなと思いました。

イントゥ・ザ・ワイルドhttp://intothewild.jp/top.html

アラスカは冒険家植村直己が眠る地であり、思い入れがあります。
今回の舞台アラスカはユーコン川周辺が中心だと思います。ユーコンというとまずこの本が印象に残っています。
野田知佑「ユーコン漂流」、ユーコン川をカヌーで下る一人旅、映画に登場するアラスカのイメージを補完できます。
アラスカではありませんが、カナダのマッケンジー川(北極圏)を旅した「北極海へ」、こちらの方がより孤独感が強く、クリスの旅に似ているかもしれません。読みながら、野田はもうここから帰ってこないのでは…と(帰ってきたから本が出版されたわけですが)不安になったことを覚えています。
アラスカや北極圏は決して生活しやすい場所ではないはずですが、人を引きつける魅力があるのでしょうね。

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劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」

2008年10月26日
四季のジーザスは地方公演が多いので、もう何度目か?という感じです。
今回のジャポネスクバージョンは、全員が歌舞伎メイク、音楽も三味線や尺八が入ってます。

ジーザス 金田俊秀
ユダ   金森 勝
マグダラのマリア 高木実果
ヘロデ王 星野光一

見所となるキャストは上記の通り、四季の役者さんは最近全く詳しくなく、今回も予備知識なしです。
再演されるたびに演出、舞台セットが変わりますが、何度か見ていると、舞台における主要4人のウェイト(重要度みたいなもの)が毎回違う。よって事実上の主役、誰により感情移入できるかも変わるような気がします。
愛するあまり裏切ってしまうユダの苦悩、ひたすらそばでジーザスをいとおしむマリア、異次元であればあるほどおもしろいヘロデ王、もしくは心変わりを繰り返す群衆とか…その時々楽しむ舞台なのかもと思います。
群衆も全員が白塗りに歌舞伎メイクなので、個々の演技より、群衆のうねり、ムーブメントを感じます。

今回の主役は、そのままジーザスではないかと思いました。優柔不断に見えてしまう事も多い役柄ですが、悲劇の運命を背負った青年、金田さんのジーザスは神秘的で美しく、どこまでも孤独な救世主の悲しみが感じられました。
マリアも可憐で悪くはないのですが、一応元娼婦だし、人生経験を感じさせる母性的な大きさがほしいような。激しく葛藤するユダはロックミュージカルらしくてよかったです。
シリアスなシーンに、突如異次元から闖入みたいなヘロデ王は、毎回どんなインパクトで来るか?登場の時から楽しみです。ジャポネスクバージョンのヘロデは、濃い歌舞伎なんですが、今回はもう一声インパクトがほしいかな。でもこの役はホントおもしろいですね。

見るたびに違う印象をもつジーザス、初演から30年以上、その時代にも影響されているのでしょうね。私はクリスチャンでもユダヤ教徒でもありませんが、宗教を巡る歴史が、たった30年の間にもいろいろあるわけで、いくら舞台とはいえ、無縁ではないでしょう。再演を繰り返す意味はそこにもあるのかもしれませんね。
私はただ楽しんでいるだけですが。

今回、地方公演では珍しくリハーサル公開がありました。といっても平日、集まったのは120人位。多いのか少ないのかはわかりません。
今回は旅公演なので、会場ごとにいろいろと微調整が必要だということでしょう。私が見学したのは、群衆のシーンで、それぞれの立ち位置と出方、はけ方を入念にチェックしているところでした。
ホールによってステージのサイズ、見え方が違います。それをシーンごとに全部チェックしていくのは結構根気のいる作業に見えました。
リハーサルなので、歌舞伎メイクはしてません(当たり前です)。ジーザス役の金田さんは素顔もハンサムと確認しました(笑)。
音楽・舞台 | Comments(0) | Trackback(0)

GPSスケートアメリカを前に

2008年10月24日
GPSスケートアメリカを前に
アメリカは、GPSスケアメしか放送しないということで、ゴージャスなエントリー。男子も女子もアメリカ勢が表彰台独占を狙えるエントリーですね。
これじゃつぶし合いだろ?というのは確かですが、ここで優勝すれば、特に女子はファイナル優勝並みの価値があるかもしれません。
予想は…そうですねえ、「ここ」と「こちら」、この2人を足して割ったのが私の予想。…で、いいです(大ざっぱ)

男子は、ライサかジョニーが優勝。ライサは振付師が変わった事もあるし、シーズン初めから飛ばしてこないと踏み、ジョニーやや有利?
3位争いは混沌。小塚、アダム、マッチ棒(レイノルズ)、ロシア王子(ウスペンスキー)の誰かか…やはり大ざっぱな予想しかできない(苦笑)。
初めから3位狙うのもどうかと思うけれど、小塚はチャンスですね。
クワドをバシバシ決めたらレイノルズは相当行くはず。対し3Aが苦手なアダム君はPCSでは負けない。この対極にある2人の対決もおもしろそうです。どっちも素晴らしかったら、比較が難しいでしょうねえ。

女子は、ずばり「混沌!」こう言うしかないですね。
例年だとヨナちゃんですが、シーズン前半にパワー使い果たしてきた反省から、オーサーコーチが作戦変えるかもしれません。昨シーズンのプログラムは、私の好みからは今ひとつだったので、違う感じが見たいです。特に衣装とメイクが…どうも違う気がして、根底に似合うプログラムと彼女自身がやりたいことが違っているのかなという気も、若いうちってそういうことありますよね。そこをクリアすることが大人になるってことですか。
未来ちゃんやフラット選手は未知数ですが、勝ちを意識しない余裕の滑りで優勝もありそう。こんなに層が厚いアメリカ女子ですが、今現在絶対王者がいないところが、逆におもしろいというか、見所ですね。今季の内容が横一線ということはありないですから、ここから誰が抜け出してくるのか楽しみです。
キミーもスケーターとしては、ワールドチャンピオンの頃よりずっと素敵だと思うので頑張ってほしい、というか過去の実績は忘れて、今の長所を生かしたスケートしてほしいです。
私の希望としては、ぜひとも美姫ちゃんと中野さんに表彰台に上がって欲しいです。

ペアは余ほどのことがない限り、サフチェンコ&ゾルコビー組でしょうか。そういえば先日動画サイトでみたサフチェンコの雰囲気が変わっていて、化粧が違うのかな?優しげな美人風でした。
選手層が少し物足りないペア、日本を含めてもっと育って来るといいなと思ってます。

アイスダンスは、デロベル&ショーンフェルダーとベルビン&アゴストの優勝争いか。カー組も大好きなので、頑張ってほしいです。
今季のODは戦前の音楽でしたっけ?楽しそうなプログラムが揃いそうで楽しみです。先日行われたフランス・マスターズのOD、オリビエの衣装が…まあその地味で…(汗)
楽しみです!


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グランプリシリーズを前に

2008年10月24日

まもなくGPS、そしてファイナル、12月末の全日本まで気の抜けない2ヶ月間が始まります。
自分でがアレコレ書いたり、予想してもなあ…と思わなくもないですが、例年始まってみないとわからないし、トンデモないことがおきるのがこの競技(苦笑)、開幕当初考えていたことと、2ヶ月後、さらには今季終了する頃は、全く違う思いでいるような気もします。
そのギャップを楽しむ意味でも、気になることを書き留めておくのもいいかも(やや自虐的)と思い始めました。

TVの放送、地上波は特に女子シングル以外期待できないのが残念ですね。
会場で観戦した人はわかると思いますが、例えば真央ちゃん人気はそりゃすごいけれど、同じくらい男子選手の人気が高いんですよね。もちろん高橋大輔選手以外でもという意味です。
ところがTVとなるとマオミキ祭となってしまう。全種目、全選手とは言わないまでも、日本の有力選手が出ていなくても、男子とペアのSP・FP、アイスダンスOD・FDのトップ3くらいは地上波でも放送できそうですが。
で、BSは別編成、深夜でもいいから多くの選手を、できれば競技の流れに沿って、放送していただくとか…理想~
競技の流れに沿ってというのはとても重要なことで、フィギュアスケートは個人競技であってもスポーツ、勝負を巡っての駆け引きや心理的な影響も競技観戦の醍醐味なんですよね。
番組的に盛り上げたい気分であっても、トリは美姫ちゃんで…なんてことは…さすがに、もうないか?(苦笑)

結局、スターがいるかどうかのようで、海外在住の方が書いているブログを読んでいても、放送はその国のスター選手が中心のようです。
日本女子の充実ぶりは文句なし、高橋大輔も人気があるので、放送は恵まれている方、悩みは海外選手のファンの場合ですね。
男子シングルは、日本で人気がある外国人3大スケーター「ランビ、ジェフ、ジョニー」のうち2人が引退ということになってしまいました。放送局のおじさん達(←誰?)も、この3人抑えとけばみたいとこがあったと思うので、これからどこに焦点絞っていいかわからないかもしれません。
基本的に、ごく普通に上位選手を放送して欲しいですね。でないと、有名選手の絶不調の演技を放送して(そりゃ見たいけど)、素晴らしい演技をした有名でない選手をスルーなんてことになりかねないので、基本はスポーツなんですから。

世界で戦って行く上で、一人の選手に期待がかかりすぎるのは良くない、複数いれば…は今や定説、放送もそうかもしれません。
日本人有力選手多数、女子シングルの放送時間はまさにそれ、男子もそうなればいいわけで。
ペアやアイスダンスにも選手が育ってほしいですが、こちらはまだ先になりそう。でも男子なら、可能性大ありなのでは?
2シーズン前、男子は高橋、織田の2枚看板でしたが、2枚と言わずこの際「3枚看板で!」
ワールド代表枠も3枠あることですし、GPS全6戦に2回づつ派遣すれば、6大会全部カバーできます(笑)トップとして実力が拮抗していれば、放送しないわけにはいかないでしょう?

つまり、海外選手を応援するファンは、まず日本選手を応援することから始める、ということですね。
発想の転換です…ヘリクツ…とも言う。
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樹皮ハンドブック 紅葉ハンドブック

2008年10月21日
こういう本、待ってました。小さいし、薄いので情報量は限られますが、携帯しやすくて便利です。樹木は四季を通じて存在するのに、花や実がメインになりがちで、それ以外の季節は今ひとつわからないんですよね、私も詳しくないです。
樹皮ハンドブックは、若木-成木-老木、3つの写真が載っているところも気が利いてます。
赤ちゃん-成人-老人…とも言えますね。…このシワ加減はえ~と…?思わず人の肌も想像してしまいそう(汗)

しかし、私はこれからスケート競技シーズンで忙しくなるのに、ハンドブック持って野山をウロウロする暇はあるのだろうか?

樹皮ハンドブック樹皮ハンドブック
(2006/10)
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紅葉ハンドブック紅葉ハンドブック
(2008/09/20)
林 将之

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情熱大陸「ブックディレクター 幅允孝」

2008年10月20日
本のソムリエ、本の演出家…番組を見るとこの肩書きは納得、世の中には、こんな職業があるんですね。
本を並べる、ディスプレーで職業になるとは思ってもみませんでした。読んだ本しか並べないという、幅氏の読書量、センス、本に対する情熱はすごく、その評価の高さはわかりますが、やはりこれが「職業」になっていることに新鮮な驚きが…。
うらやましい、と一瞬思いましたけど、仕事のオーダーには売上のアップも入っているとか…ですよね。それを聞いてすごすごと引き下がる私(苦笑)。
最近ネットで本を買うことがめっきり多くなった私ですが、無性に本屋さんに行きたくなりました。
(2008.10.19放送)
ドキュメンタリー | Comments(0) | Trackback(0)

伊砂利彦 志村ふくみ二人展 -染める、織る、最前線-

2008年10月18日
今回は志村ふくみの事だけを書きます。
草木染めと紬織りの技術を独自に開拓した人で、1993年には人間国宝、現在84才、現役で活躍している作家です。
志村ふくみは、ずいぶん昔「一色一生」という本で知りました。
私もずいぶん若く、当時日本の染織が話題になっていたからか、日本伝統の工芸ってどんな世界?と少し憧れたか、読んだ動機はそのあたりだと思います。文庫本で買ったので、すでに「大佛次郎賞」を受賞して話題にはなっていたと思います。
エッセイと言うには軽すぎ、随筆と言うには古くさすぎるか…。彼女の半生、染織家としての出発から現在まで(30代から当時50代位まで)のこと、染織家としての苦闘、思いなどをつづった内容です。
30代で子どもを連れて離婚し、染織家の道を歩むということは、50年前という時代を想像すると苦労は多かったようです。だからこそ、より染織への抑えがたい情熱が浮き彫りになってきます。

私は染織や着物の専門知識がないまま、作品は文庫本の小さな写真だけを見て、読み進みました。自分が進むべき道と決めた染織に対する思いもさることながら、技術的な試み、挑戦、たとえば藍染めを始め、藍がめに向かう時の鬼気迫るような精神性、染めへのあくなき探求心など、伝統工芸とはここまでストイックにあらねばならないのかと、圧倒されてしまいました。
当時すでに、大きな賞を受賞していたはずですが、その後人間国宝になり、あらためてその世界の頂点に立つ人は違うのだなと感じました。

実際に志村の作品を見たのはずいぶん後、それも数点で、一度まとめて見たいと思っていました。今回は二人展ですが、かなりの点数が展示されました。
工芸作品は、写真や映像でわかりにくいものの筆頭で、特に着物は、柄であれば華やかさはある程度伝わると思いますが、志村の作品のように色合いと質感が命の作品を写真で判断することはできないと言っていいのではないでしょうか。
作品を見て感じることは、美しい存在感です。繊細な色遣いもいいですが、織りの質感がしっかとした存在感を主張しています。この段階で、昔本を読んだことは別にいいやと(苦笑)で、ただ目の前の作品を堪能して帰ってきました。
ありきたりの言い方ですが、本物は見ていて飽きないものですね。手仕事のすごさを感じます。

ほとんどの作品は着物に仕立てられています。ここまでたくさん見てしまうと、これを身に纏ったらどんな感じだろうかと想像します。着物…なんですから(笑)
人間国宝の作品を、実際買えるのかどうか、誰がいくらで買うのかもわかりませんが、今度は着たところをぜひ見たいと思いました。

福島県立美術館

一色一生 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)一色一生 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)
(1994/01)
志村 ふくみ

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本書は豪華装丁版もあるようです。
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郷さくら美術館

2008年10月18日
この美術館は、昭和生まれの日本画家、つまり現代の作家を専門にコレクションしています。個人コレクターの美術館としてはかなり立派です。
日本画と言っても画材が違うだけで油絵などとのカテゴリー分けが難しい、まして現代作家となると、見た目ではわからないものも多いですね。
一方で館主であるコレクターは、花鳥風月、人、動物など、ごくオーソドックスな美しい日本画が好きなようです。有名なところだと、加山又造の桜を描いた屏風絵、千住明のごく初期の作品(小品)がありました。
傾向としては(あくまで例えですが)東山魁夷や平山郁夫あたりの路線。箱根の成川美術館が、現代日本画家をコレクションしていますが、たぶんこの美術館が目指しているのは、そのあたりですね。
町なかにありますが、当初は風光明媚な観光地に建設予定だったと聞きました。となると、ますます成川美術館路線ですね。
かなりのコレクション、それも大作があるようです。その世界で有名であっても、私は存じ上げない方がほとんどで、もちろん存命の方も多く、連作、競作は多くの場合、館主の依頼による制作のようです。つまり画家のスポンサーをしているということか(うーん、お金持ち)。

鑑賞を考えると、私はどちらかというと洋画が好きです。というより見慣れてるという感じですね。
私の個人的な観点ですが、絵を学ぶ過程で洋画は、早いうちから自分らしさ、テーマをはっきりさせることを望まれますが、日本画は個性を表現する前に、まず一度こ「自分らしさ」を抑えるところから始まるような気がします。作品のから一度自分の存在を消す…と言ってもいいかもしれません。
(一般的にという意味であり、もちろん基礎的なデッサンや技術を学ぶことは欠かせないし、逆にジャンルや画材、何物にもとらわれないのもありですが。)
特に花鳥風月、自然を描く時、日本人は自然に対する畏敬や尊敬の念が表れることが多いと思います。人物でも例外ではなくて、美女であればその美に、母子なら母性愛に、子どもなら無垢な魂に…侵しがたい聖域を見たりする。これはとても日本人的な感性であり個性なのではないでしょうか。
その一度感情を抑えた画面全体から、わき上がってくる世界観が画家の個性なのではないでしょうか。
日本画が、海外で評価されにくい背景には、そういうこともあるのかなと思うことがあります。
海外で評価されまくり(笑)の淋派は工芸に近く、浮世絵はブロマイドという目的があるので、一般的な日本画とは違っていると、この場合考えています。

言葉が足りず誤解を招かないといいのですが、そもそもの出発点というか、基礎的な概念が、洋画と日本画は少し違っているのではないか、ということです。
現代なら日本画家と洋画家が、人生の過程で様々な変容を重ね、最終的に似たような所に到達することもあるかもしれません。
その意味でも、日本画の連作や大作をを見ることが、その作家を知る上でいいですね。その世界にたっぷり浸ることができていいものです。

郷さくら美術館

写真はホール天井、光が差し込んできれいでした。

satosakura
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お疲れ様、ランビエール選手

2008年10月17日
GPSのエントリーを下げたと知った時、少し覚悟をしていたのは事実ですが、本人から「引退」という言葉を聞くと、事の大きさををひしひしと感じます。
男子シングル界における彼の存在は本当に大きい。ライバルとしても目標とする選手としても、そしてスケートファンにとっても魅力的なスケーターでした。
イェーテボリワールド直後のインタビューでは、もちろん次のオリンピックを目指したいけれど…と、なんとなく言葉を濁していたことが気になっていましたが、ペトレンココーチの元で心機一転と聞き、ほっとしていたのもつかのまでした。
メンタルが重要なスポーツであるからこそ、納得のいくまで十分なトレーニングができていることが大切だということでしょうか。心身共に充実していなければ、重大な故障を抱えながら現役で勝負していくことは難しい、これはどの選手にも当てはまることですね。

一方で、ジェフの引退の時にも感じたことですが、厳しい勝負の世界で、彼はやれることを精一杯やり尽くした…そんな風にも感じます。
オリンピック銀メダル、ワールド2連覇という素晴らしい実績、競技でもショーでも私達を魅了してくれました。
トリノシーズンのやんちゃな魅力もよかったけれど、東京ワールドの「ポエタ」は今も忘れられません。その後何度も「ポエタ」をショーで披露してくれたけれど、やはり東京ワールドの「ポエタ」が私にとって一番印象に残るものでした。勝手な想像ですが、技術的、肉体的なピークが過ぎていたからこそできた大人の表現力だったのではないでしょうか。
本当に何度も何度も来日してショーに出演してくれましたね。一説では日本在住なのでは?なんて言ってました。私が行く先々のショーのほとんどにランビがいたと言っても過言ではない(笑)そして会場にあふれるスイス国旗の数といったら…。
いなかったのは「日米対抗戦」の時くらいで(爆)…あの時も「なんでいないの?」とか、友人と笑ってた記憶が…。

引退する年齢が早すぎると、思わないわけではありませんが、それぞれの人生、今後を考えればやはり健康第一です。
故障という引退のきっかけは、もしかするとファンにより多く挫折感を強いるものなのかもしれませんね。でもそういう気持ちも、いずれ時が癒してくれるでしょう。
私は、ランビが現実を受け止めて検討し出した決断を、敬意を持って受け止めたいと思います。
今後もショーで活躍してくれそうですし、きっとまた、わりとすぐショーで来日してくれるような気がしませんか?
彼の新しい人生を祝福し、応援したいと思います。

ありがとう、ランビ。これからもよろしく!
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東京ブロック大会観戦

2008年10月15日
今シーズンは、昨年に較べ競技観戦が少なくて物足りないので、思い切って東京ブロック最終日に行くことにしました。
東京ブロックは、シニア女子に村主章枝、中野友加里、武田奈也選手、ジュニア女子に西野友毬選手というスター選手のエントリーで話題になりました。そういう目で見てしまうからかもしれませんが、やはりこの4人は別格ですね。
競技が終了しもプロトコルtた。この結果だけを見ると4人ともベストな内容ではないし、課題も山積みということになりますが、実際競技会場で見ると、プロトコル以上の事がわかります、そしてドラマが…。これが競技の醍醐味、本当に行って良かったと思いました。
少し長くなります。


Read more "東京ブロック大会観戦"
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秋の散策

2008年10月14日
連休で天気もいいので、時々訪れる山の遊歩道へ。
ここは、それほど知られていないせいか、人もまばら、整備はそれほどしていません。その方が野趣があって好きなんですが。
遊歩道の入口にいきなり「クマが出ます」…と。
まあ大丈夫…でしょう、禁止にはなってないし(苦笑)
遊歩道と書いてあるわりには悪路、岩をよじ登ったり、登山道みたいところも。
すっかり秋の気配ですが、紅葉にはまだ少し早い、山の上の方はぼちぼち。

森

落ち葉踏みながら歩くと、ふかふかして気持ちいい。

道

散歩道・ドライブ | Comments(0) | Trackback(0)

ママコノシリヌグイの謎

2008年10月14日
庭は金木犀の香りでいっぱいです。これが秋への合図でしょうか。
野草も秋の実りです。写真はタデ科の「ママコノシリヌグイ」。これとよく似た「イシミカワ」という植物があり、以前からどっちなのかよくわからなくて、写真を撮ったのを期に調べてみたところ、ママコノシリヌグイと判明しスッキリしました。茎に細かいトゲがあり、肌をこすったりするとい痛いです、服について困ることも。
庭の雑草と言ってしまえばそうなんですが、青い実と赤い茎が秋らしい色合いで美しいですね。

「ママコノシリヌグイ」とは「継子の尻拭い」、つまり憎い継子の尻をトゲトゲの草で拭くという意味で…なんか、強烈…。
でも、ちょっと時代を感じさせますかね。

ママコノシリヌグイ
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パレード

2008年10月14日
駅前でイベントがあり、警察音楽隊のミニコンサートとパレード。ちょっとしたお祭りみたいな感じが楽しいです。
この日は、ニーヨーク市警音楽隊、ソウル警察音楽隊、地元の県警音楽隊、高校、小学校のマーチングバンドなど。
NY市警はすごく明るくて、人を楽しませる事をよく心得ています。曲も「ミッション・イン・ポッシブル」やよく聞く西部劇のテーマ曲だったり、周りをどんどん乗せてくれます。皆さん生粋のエンターテナーですね。そしてご立派な体形の方が多くて(汗)音楽同様迫力がありました、あはは。
ソウル警察は、民族の踊りなどが入って気合い十分、なんですが生真面目さ全面でちょっとお堅い雰囲気か、でも出番以外は優しそうな人達でした。意外にも小学生のマーチングバンドがとても上手で感動、「よくできました」という意味ではなくて、バンドとして完成してるんですよ。小さい体でチューバやトロンボーンは大変だろうに頑張ってます。(後で聞いたら全国大会レベルだとか)
県警はパレードの先頭が、バトントゥワラーのお姉さん達で、こちらも別の意味で盛り上がりました。

クラシックオーケストラで、あまり管楽器を意識することはないのですが、パレードは管楽器とパーカッションが華。よく考えてみたら、私は中高時代ブラスバンド部の友人がたくさんいて、よく練習の邪魔してましたっけ。パレードを楽しんでいたら、その頃を思い出しました。
クラシックもいいけれど、日常生活にブラスがあるのっていいですよね。

NY市警音楽隊
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四季のリハーサル

2008年10月10日
今月、劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター」を見に行くのですが、どうやらチケットを持っていればリハーサルが見学できるらしい。実質30分くらいのようですが、これはうれしいですね。
四季の地方公演でこういう企画は初めてです。

近場に来ればだいたい見に行く四季、特にジーザスは地方公演が多いので、これまで何回見たことか…。いつ何を見たか位書いておいてもいいのではと、最近ようやく思うようになり(…遅いですね)、こうしてブログを日記代わりにしているわけなんですが。

ジーザスの初演は、おぉもう30年以上になるのですね。この時は通常の「ロック・オペラ」。
ド派手な歌舞伎メイクのヘロデが大八車に乗ってやってくるはジャポネスクバージョン、初演はだいぶ話題になりましたが、こちらも20年か…。
私はこのバージョンを、「過去1回しか」見てないような…たぶん、しかしいつ見たのか覚えていない(汗)。
ま、いずれにしても楽しみです。
音楽・舞台 | Comments(0) | Trackback(0)

アンドリュー・ワイエスの世界

2008年10月08日
11月から渋谷Bunkamuraで「アンドリュー・ワイエス-創造への道程」が開催されます。これは見逃せないと思っていましたが、来年巡回展があり、私は福島県立美術館で見ることになりそうです。混み合う東京より落ち着いて鑑賞できるので、正直ありがたいですね。
ワイエスは日本でも人気があり作品数も多いので、これまで何度も企画展が開催されています。福島県立美術館、愛知県立美術館はワイエス作品を収蔵しており、その関係で巡回で開催されるのではないかな。
11月からの企画展の内容はまだよくわかりませんが、日本未公開の作品がたくさんあるといいなと、今から期待しています。

Bunkamura ザ・ミュージアム(ラインナップページ)

今回の企画展には出展されてないと思いますが、ワイエスの最も有名な作品「クリスチーナの世界」は、美術の教科書にも載っているので、知らない方でも見れば「ああ…」と思うのでは。

ニューヨーク近代美術館「クリスチーナの世界」

このクリスチーナをモデルにしたシリーズの他に、少女シリやヘルガを描いたシリーズも有名です。
私は人物画ならばヘルガのシリーズが、風景画は特に好きです。
水彩画は大きく余白のあることが多くて、一般的な西洋絵画、具象画では珍しいのではないでしょうか。落ち着いた色調もあり、日本の水墨画や掛け軸に通じるような空間の美があります。水彩画はあっさりしたイメージを想像しますが、ワイエスの水彩画は実際見ると、存在感のある重厚な作品が多いのが特徴です。
「クリスチーナの世界」に代表されるテンペラ画は、細部まで描き込まれた彼の観察力、技術力のすごさを感じます。

ワイエスの作品は、風景画も人物画も一貫して見る側に媚びていないところが美しい。ストイックな、画家としての美学を感じます。
人物の多くはこちらを向いてはいません、目線をそらしています。モデルはもちろんモデルとして(ワイエスに依頼され)ポーズを取っているのは間違いないのですが、作品のためにポーズを取らされているのではなく、今ここにいる意味、この場所、空間に生きていることに意味があり、画家はそこにインスパイアされて描いているように見えます。

風景画も鑑賞者が喜ぶような美しい景観や草花、見る者を圧倒する雄大な自然や珍しい光景を描くことはありません。
身近な自然といえばよいのか、今目の前に拡がる自分の世界を描く、多くはメイン州の人と自然が交じり合う場所を描いています。リアリティかと言うと、あくまでワイエスの心象を通した風景ではありますが。
しかし、美しいものを選んで描くことはしてないのに、何気ないりんご木やラズベリーの茂み、枯れた草むら、黒々とした森など、なんて力強く美しいのだろうと感じます。人が見るために構築された美ではなく、人と野生が交じり合い、結果生まれた美と言えばいいでしょうか。

私にとってのワイエスの魅力は、こうした媚びない存在感にあるような気がします。「饒舌な作品」もおもしろいですが、ワイエスの作品は静かに対話ができるような気がします。
私だけかもしれませんが、考え事をする時ワイエスの風景画はいいですよ。何となく黙って話聞いてくれそうな…(苦笑)

福島県立美術館のワイエス作品は、常設展示の目玉、この美術館の顔といってもいいのではないかと思います。特に「松ぼっくり男爵」は名作、ワイエスのテンペラ作品の中でも、緻密に描き込まれた力作ではないでしょうか。これを目当てに遠方からいらっしゃる方もいるようです。
※たまに出張してますので、「松ぼっくり男爵」目当てならば、あらかじめ展示を確認してからおいで下さい。現在のところ、美術館サイトにワイエス作品の画像はありませんでした。

福島県立美術館公式サイト

ウィキペディア・アメリカ版
適当にリンクをクリックすると作品が見られます。(日本版はリンクもないのでこちらで)

Amazonnのリンクは、何もないと素っ気ないので写真代わりです(苦笑)
表紙はヘルガ
Andrew Wyeth: The Helga PicturesAndrew Wyeth: The Helga Pictures
(1991/02)
John Wilmerding

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バンクーバーに向けて

2008年10月03日
フィギュアスケートについて、思い入れが強すぎるのか、なかなか書けないでいました(笑)
2008-2009シーズンの競技も本番、そろそろ書いていこうかなと思ってます。といっても情報量、スピード、そしてなんと正確さも(!)他ブログに比べ自信がないので、ここをついうっかり読んでしまった人、どうぞお手柔らかに。

Jスポーツでは10月から過去の競技大会の再放送をしています。先日は2006全米、私がCSでスケートを見始めたのは昨シーズンから、主だった選手は動画サイトなどで見てましたが、競技を番組で見るのは初めてです。
2006全米は、まさにトリノオリンピック代表を賭けた争い、結果もその後のトリノの結果も、もちろんわかっているので「今見ると…」という視点になってしまいますね。
男子は新旧の争いで、キャリアの長いゲーブルとワイス選手はこの年が事実上最後のシーズン、対しジョニー・ウィアー、ライサチェックはまさに上り調子という感じ。
たまたま先日発売されたWFS(34)に、ゲーブルの近況が載っていて、当時どんな心境で戦っていたのかがわかり、重ね合わせて競技を見てしまいました。
4回転ジャンパー、ゲーブルが果敢に4回転で攻めるのに対し、ジョニー、ライサは(4回転よりどちらかと言えば)技の難易度よりも完成度を追求しています。つまり新採点に対応してるということですね。そういう意味で彼らは別の時代、別のグループのようにも見えました。

あれから2年、ジョニーもライサも4回転跳んでますし、新採点法もマイナーチェンジを重ね、再び4回転の時代がやってきたと言っていいのかな。
バンクーバーがまでの2シーズン、まだまだ変化はあるでしょう。
それにしても、今年の2008全米見ましたけど、2年経つと状況はがらっと変わってしまいますね。特に女子選手の入れ替わりの激しいことといったら…まあ、フィギュアスケートじゃああたり前か。今のトップ選手も気を抜くことができないですね。

バンクーバーオリンピックまで、あと500日、こう書くとドキドキしますね。

〈おまけ〉
引退はファンにはとても寂しいですが、どんな選手に訪れること、あまり感傷的にならなくてもいいかなとは思っています。その後の人生をより充実したものにしてくれれば、尚うれしいですが。
ゲーブルは引退後、プロスケーターにはならず大学で勉強中。大まかにしか覚えていないのですが、引退直後の近況では、大学で経営の勉強をしてフィギュアスケートがビジネスとして成り立つにはどうしたらいいか、そういうとこで役に立ちたい…みたいなことを言ってたと思います。ビジネスとして成り立ち、選手も恵まれているように見えるアメリカでも、そうなんだと思った記憶が…。
日本でスケートリンク閉鎖が話題になったとき、真っ先にこのゲーブルのことが浮かんできたのですが、そっち方面の勉強は進んでいますでしょうか?頼むから「…う~ん、ムリ」とか言わないで欲しい(苦笑)
ゲーブルのまぶしい笑顔は変わらないですね。元気そうでなによりです。
ワイスはプロスケーターとして、SOIで見ることができました。私は現役時代より今の方が好きだったりします。
彼らと戦った本田武史はプロスケーターに、うれしかった。そしてもっとうれしかったのは、日本に拠点を移しコーチの道も歩き始めたことです。そして、どのような形かわからないけれど、コーチとしてバンクーバーが彼のターニングポイントになるのではと思っています。


ワールド・フィギュアスケート 34 (34)ワールド・フィギュアスケート 34 (34)
(2008/09)
不明

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寺山修司がいっぱい

2008年10月01日
寺山修司◎劇場美術館
(1935~2008 「自分さがし」と「世界さがし」)

歌人、詩人、劇作家、演出家、映画監督、競馬評論家、エッセイストなど、様々な分野で活躍してきた寺山修司(1935~1983)。俳句で注目された青森での高校生時代の記録から、自筆原稿、全著作、台本、舞台資料、舞台ポスター、写真、映像作品、交流のあった人との資料、他、没後の舞台資料、出版物まで、寺山の全貌を網羅する多数の展示があります。

寺山修司の仕事が多岐にわたっていることは知っていましたが、彼がマスメディアでも取り上げられるような活躍をしていた60年代、70年代は、あらゆる意味で子どもだったなぁ…私にとって、初めて知ることの多い展覧会でした。知れば知るほど、知らないことがまた増えるといった感じですね。寺山ファンから見たら笑われそうですね。

高校時代から俳句で賞を受賞、注目されていたいたことは全く知りませんでした。なんとなく詩人だと思ってましたが…。会場では、三上博史朗読の句と詩文が流れています、戦後まもなくとか時代を考えると、とても重いのかと思えば、そういうことはなくて青年のすがすがしさと力強さ、透明感みたいなものがあって、すごくかっこいい。これらを10代の青年が書いているのかと思うと…特別な才能がある人だと言ってしまえばそうなのですが。
エッセイの文章が美しい、これもちょっと意外でした、もっととげとげしいのかと思ってました。
細かく上げるとキリないですが、好きなこと、興味のあることにただ純粋に突き進んだ人なのかな。
そして異端でも孤独でもなかった、まして暗くもなかった?
あたりまえですが、映画や舞台は一人ではできません。まあそうですね…1本はできても数はできないはず(苦笑)。彼の多くの作品群を見ていると、世間的な評価とは別に、いかに多くの無名有名な人達に支えられていたかがわかります。そういう人の支持や支援、交流があったから成り立つ仕事の多いことに驚きました。
アングラ、一瞬ひてしまいそうな演劇や内面を深くえぐるような映画の世界に生きていても、同時にとても大衆的な「あしたのジョー」や「競馬」、そして王道「巨人」の熱烈なファンだったり。その無邪気ぶりがかわいい。
自分が好きかどうかだけ、社会の価値感はどうでもいい(たぶん)。これって簡単そうだけど、ついつい周りを見回してしまう自分にとってはすごい勇気と映ります。

(わからないけど)評価にはこだわらず、好きなこと、表現したいことに集中できていたとして、当時メジャーな支持は得られなかったとしも、たくさんの人に愛されていたように見えます。48才は短い人生ですが、ものすごく濃く生きた、生ききったということか。…ちょっときれい事っぽい表現ですかね?

彼の没後も、本は出版され、舞台は再演を繰り返し、寺山のスピリッツを継承した劇団もそれなりの評価を受けているようです。
考えてみれば、私は舞台「毛皮のマリー」を見てました。もちろん美輪明宏演出の方で、寺山演出の初演とは違っているかもしれませんが。そして寺山から影響を受けたであろう宇野亜喜良や横尾忠則、谷川俊太郎らは、自分とってわりと身近なアーティストであったりします。
そう、気がつけば、どこもかしこも寺山修司がいっぱい。

会場はいつもの美術展の客層とは違って、青春を共にしたのかなという年代の方が多く、ほとんどが一人でゆっくりと見入ってました。
没後だいぶたってからのインタビューだと思いますが、俳優の三上博史が、15才で出会ってから5年後に寺山は亡くなってしまった。10代の自分がたった5年、寺山のことはよくわからなかった…と答えていて、…だよねと、そんなにすぐわかってしまえる人ではないよねと、ちょっと納得した私でした。

寺山修司◎劇場美術館 9月13(日)~10月19日(日)
郡山市立美術館

寺山

写真は、美術館のアプローチ、奧が入口、寺山修司がいっぱいなのです。
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