世界天文年のウェイクアップコール

2009年01月30日
2009年は世界天文年です。
ガリレオが望遠鏡作り、初めて宇宙を見た時から400年を記念しています。
天体観測もしてないし、コアな天文ファンでもないですが、結構興味のある分野なので、あくまで素人なりの視点ですが、記事を書いていけたらいいなと思っていました。

○NHKハイビジョン特集「ウェイクアップコール~宇宙飛行士が見つめた宇宙~」
昨夜放送されたこの番組は、以前NHKスペシャルとして放送された内容でしたので、なんとなく見ていました。
今日気がつきました、1986年1月28日はスペースシャトル、チャレンジャーの事故の日、放送は追悼の意味があったのですね。

スペースシャトルの1日は、管制センターからの目覚めの曲(ウェイクアップコール)から始まります。曲は宇宙飛行士からのリクエストの他に、家族や友人、管制センターからのプレゼントなどさまざまです。
これまで1000曲以上、クラシックからロック、フォーク、ポップス、アニメソング、メジャーな曲だけでなく、何でもありです。

宇宙飛行士が孤独を感じないように、地球との絆を感じられるように、という理由から始まりましたが、景気づけ(?)みたいな意味もあるのでしょうね。
今までで、最もリクエストが多かったのが、「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」by Louis Armstrong
わかるような気がしますね。
番組で取り上げられた日本人宇宙飛行士は、野口総一さんで、SMAPの「世界に一つだけの花」、日本から贈られた「トトロ」のエピソードが紹介されました。

研究成果などには全く触れず、ウェイクアップコールを通して、宇宙飛行士の思いや心境をつづる、ヒューマンドキュメント、科学や宇宙の知識がなくとも楽しめました。
少しだけ深読みすれば、NASAが中心となって行っている、スペースシャトルなどの宇宙開発は、研究開発という目的の他に、国家の威信をかけたプロジェクトという意味もあり、イベント的な盛り上げもあると思います。

おもしろかったのは、火星の無人探査機にも、管制センターからウェイクアップコールが贈られていました。「無人」…なのにです(笑)
火星探査は難しいミッションということは聞いていましたが、実際火星の無人探査機と交信が途絶え、スタッフはミッションを諦めかけたこともありました。
この時のウェイクアップコールは、ABBAの「S.O.S」
歌詞の内容が秀逸!

…幸せな日々はどこ行ったのかしら、とても見つけられそうにないわ
…すぐそばにいるのに、私のSOS.が聞こえないのね?
…あなたは心を閉ざしてたまま、二人の愛に何が起きたの?
…あんなにうまくいっていたのに

ABBAのビデオクリップが、火星の無人探査機の映像(CG)ってのが、あはは、NASAにはこういう遊び心があるから大好きです。
スタッフの疲れや緊張を緩和させる意味も込めて、ウェイクアップコールは贈られてました。
というか、音楽っていいなって思いますね。癒されていくスタッフの様子がわかります。

さて、番組を見ていて、ウェイクアップコールの曲名リストがあるのかなと、検索してみました。
少なくとも個人サイトで、日本人宇宙飛行士の曲ぐらいはわかるだろうと思っていましたが、なんとNASAのHPに、膨大なウェイクアップコールインデックスが…
なんとアポロ計画から今まで全て!
全曲ではありませんが、ミッションごとに試聴ページもあります。すごいぞNASA。

NASA WAKEUP CALLS
http://history.nasa.gov/wakeup%20calls.pdf


いくつか拾って見ると…"Mission Impossible."…ああ、やっぱりありますね(笑)
スヌーピー、ゴジラ、ふるさとも。
日本人で初めてスペースシャトルに乗った時の毛利衛さんは、2交代シフトでコールなし、そういえば話題になったのに記憶にないですね。
若田光一さん(ミッションSTS-92)は、高校野球の行進曲「栄冠は君に輝く」。
向井千秋さん(STS-95)は、なんと母校慶應大学応援歌「若き血」。
この2曲がNASAのHPから試聴できるって、すごくないですか?。
2008年3月の土井隆雄さんのミッション(STS-123)では、このために作られたという平原綾香さんの「星つむぎの歌」があります。

○参考サイト

NASA(アメリカ国立航空宇宙局)

JAXA(宇宙航空研究開発機構)

JAXA日本人宇宙飛行士プロフィール(搭乗ミッション名あり)
http://iss.jaxa.jp/astro/

野口総一blog 宇宙日記


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全米男子FPは見応えありました

2009年01月28日
全米男子で気になっていたのは、やはりジョニーとライサ。
そして毎回のこととはいえ、予想を裏切る展開となりました。

キャリエール選手は、昨シーズンの活躍を思うと、なかなか結果がついてきていないのが歯がゆいですね。昨シーズンは上手だけど地味かなと、特に応援していたわけでもないのですが、今季のFP「火の鳥」はとてもいいプログラムで、彼の個性、そして表現面での成長を感じます。ちょっと渋い(もしかして通好み?)芸術性のあるスケーターになるのでは?と影ながら期待してます…別に影にならなくてもいいか(苦笑)

アダム・リッポン選手のSP(12位)は放送されず、FPもJスポーツの放送事故で危うく見られないかと…無事放送されてよかった!
ニコライ振付のアダムがわりと好きなので、全くタイプの違うオーサーコーチとウィルソンの手直しで、どう変わったのか気になっていました。
もっともわかりやすい変化(変更)はステップ、そういう目で見てしまうからかもしれませんが、上半身の使い方、特に腕を伸ばしたり引き寄せたりするタイミングが、ヨナ選手のステップに似ているような気がしました。
現時点ではつなぎも弱いし、ちょっと全体的にバランスが…でも、新コーチのもとでは日も浅いので、今回の結果は折込済みだとは思います。
FPは6位(総合7位)はよく頑張ったと言っていいのかな、アダムもすっきりした笑顔でした。
問題は3Aですよね。同世代の選手が、3Aを成功させ、4回転に取り組んでいる事を考えると…ぶっちゃけ3Aが苦手でも4回転跳ぶランビみたいな選手もいたわけで、そういう道もありますが、3AはSPで必須ですからねえ、頑張っていただきたい。

ウィアー選手は、SP・2ミスがつくづく悔やまれる…そう感想書きたかった(涙)…ですが、現実はSP・7位、FP・5位(総合5位)、厳しいですね。
3つのグループのうち第2グループで滑走、ミスや取りこぼしはありましたが、ジョニーの世界があって、悪い出来には見えなかった。ここまでだと、ジョニーとアダムは滑りが違う、そう見えました。第3グループ次第だなと…そして第3(最終)グループが素晴らしかった。これはもうしょうがないですね。
しかし、ジョニーが代表落ちするとは…。
体調が戻ってないようにも見えましたし、昨シーズンのような気迫は欠けていたようにも…何が一番の問題かはわかりませんが、早く立て直して欲しいです。

ブラッドリー選手は、相変わらず陽気なアメリカ青年ぶりが全開ですね。この底抜けの明るさって、彼の最大の武器かも(笑)
最初に見た頃は、派手だけど粗いなあという印象だったんですが、今シーズンは、スケートが洗練されてきて、GPSでもちょっと感心してました。
全米となると、名だたる選手がいるし、アボット、キャリエールもいる、上位といっても限界が…今季初めのそういう固定概念が覆されました。FPの4回転は残念でしたが、いやあすごいパワー、勢いならナンバー1かも。
ワールド代表は漏れましたが、こういう選手にワールドで大暴れっていうのも見てみたいですね。

ライサチェック選手は、そうですねえ、今大会に関してはまあまあでしょうかね。
大会前は、ジョニーと共に、圧倒的な強さを見せて欲しいと思ってました。GPSの後遺症とは思いたくないですが、いつもの自信が感じられないというか、SPはとても良かったし、FPは衣装も変えて全体的に良くなったと感じましたが、何しろ他の選手もすごかったですしね。
回転不足の件は、素人目にどうこう言う自信はないのですが、例えば4回転を跳んできた他の選手に比べて、ジャンプが小さく見えてしまうのは残念。
しかしめでたくワールド代表、ほっとしました。これからシーズン終了まで、いくらでも巻き返しできると思います。

ムロズ選手は、昨シーズンのジュニアワールドで見て、筋の良さ、正統派のスケーターとして、悪くないと思ってましたが、あの大会はアダムやボロデュリン選手など、美少年大会(苦笑)というねじ曲がった見方をしてまして、ムロズ君はほったらかし。
あの時はまだ無色透明、優等生っぽい印象(生徒会長っぽい)で、これからどのように成長するのか楽しみ、という位にGPSでも思ってましたが、いきなり全米2位とは!
完璧な4回転、高く大きく美しい!以前はあいまいな感じだったステップも、この日はメリハリがありました。
色彩の暴力のような衣装もだんだん慣れてきますね(苦笑)
FPは2位でしたが、私は1位ムロズ、2位ブラッドリーという印象でした。

アボット選手は最終滑走、予定構成は冒頭に4Tでした。この時点で4Tをやらないでまとめた方が確実に優勝できることは私にもわかりましたが、ぜひ挑戦して欲しい、成功して優勝なら文句なし、失敗してもSPのリードもあり優勝は濃厚、仮に失敗して2位でもワールド代表はほぼ確実なんだし…と演技前、あれこれ考えていました。
SPの時とは別人のように余裕がない滑り。結局4Tは封印、ミスは多いものの、それを十分カバーできる内容とSPの貯金もあり見事優勝。FSだけ見ると155.49、ムロズ君154.82、僅差でしたねえ。
…じゃあ、いったいいつ4Tを入れるわけ?ちょっとだけがっかり…が本音。
ただアメリカ選手にとって、全米タイトルの意味はすごく大きい、確実に手中にできるチャンスを逃してはならない、そういうことでしょうか。
SP、FP共に1位、おめでとう、アボちゃん。

アボちゃん、ムロズ君、ライサ、ブラッドリー…いつもはライサの身長が飛び抜けているのですが、今回の表彰台はみんな背が高い。ここに日本人選手を入れると…(汗)
そういえばライサは、身長が高すぎて、ジャンプが跳びにくいって言ってましたっけ、言い訳にならなくなってきましたねえ、がんばれ!
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NHKスペシャル 沸騰都市(5)ヨハネスブルグ

2009年01月28日
昨年春から始まった「沸騰都市」シリーズの後半が始まりました。
経済的変化のめまぐるしい国際都市に焦点を絞り、その都市から世界経済を見るという特集番組です。
素人目ですが、世界の経済動向など内容をできる限りリアルタイムに則しているは、特筆すべき努力と言っていいのではないでしょうか。

南アフリカ共和国は、ダイヤをはじめとする鉱物資源に恵まれ、首都ヨハネスブルグは、アフリカ最大の経済都市となりました。
富のほとんどを人口の10%程度の白人が独占してきましたが、アパルトヘイトの撤廃10年、黒人優遇の経済措置で、黒人の富裕層(黒いダイヤ)が出現してきました。黒人層の約8%が富裕層となる一方、貧困層はますます貧困に陥り、貧富の差は拡大している。

人種差別アパルトヘイトが撤廃され、これで自由、平等…と喜んでばかりいられない内容でした。経済的に成功したのは、人権運動の元リーダーだったり、政府要人とコネクションのある人達、そういった特権階級が富裕層となり得ているのが現実のようです。
番組後半は、高い経済成長をとげてきた南アフリカも、このところの世界的な景気悪化の影響は避けられず、資源価格も下落、融資(投資)も難しくなってきたという内容でした。

私が最も興味を惹かれたのが、これまで虐げられてきたと言っていい黒人層のスターが「オバマ大統領」であるということでした。
ビジネスが思うように進まない青年実業家が、深夜オバマ氏の演説に勇気づけられ、人々が集う日曜の教会でも大きく取り上げられている。オバマ氏の動向は、常に関心の的のようでした。
一方で世界的な景気悪化の大元がアメリカにあるのも事実、アメリカ経済の影響は避けられないのです。
黒人初のアメリカ大統領は、究極のアメリカンドリームであるのに、未来の暗雲もまたアメリカ発というのは、どこか皮肉なような気がしました。

<沸騰都市>後半シリーズ
放送予定
■第5回 ヨハネスブルク “黒いダイヤ”たちの闘い
2009年1月25日(日)午後9時~9時49分 総合
■第6回 サンパウロ 富豪は空を飛ぶ
2009年2月1日(日) 午後9時00分~9時49分 総合
■第7回 シンガポール 世界の頭脳を呼び寄せろ
2009年2月15日(日) 午後9時00分~9時49分 総合
■第8回 TOKYOバージョンアップ(仮)
2009年2月16日(月) 午後10時00分~10時49分 総合
(放送終了時間は変更になる可能性があります)

番組のオープニングは、押井守監督、イノセンスを彷彿とさせる美しい映像がいいです。
そして音楽は、押井監督作品ではおなじみの川井憲次さんです。

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ユーロ女子と全米女子、やっぱり競技は熱い

2009年01月26日
ユーロと全米、生放送を含めハードな放送スケジュール、加えてオンラインリザルトチェックに、よろよろして見るだけで精一杯、感想までなかなか手が回りませんね。
それにしても競技とは本当におもしろい、つくづくそう思いました。

○ユーロ女子
ワールド優勝を狙えるような選手となると、現状ではコストナー選手(エミューちゃん)しかいない…3-3のコンビネーションジャンプを跳ぶ選手も少ないし、当初は盛り上がらないのでは?と想像してました。そしてSPの結果(数字のみ)を先に見たので、なんと低調な大会…と、私のモチベーションもすっかり低下してました。
しかし実際の映像を見ると、やっぱりおもしろい。FPは特に盛り上がりました。
今回はスピンやスパイラルのレベル判定など、ジャッジが厳しかったようだと、皆さんおっしゃってますね。

大技の選手は少ないですが、全体的な雰囲気、美しさは、ユーロらしい、それにしても美女含有率高し。
コルピ選手(転倒びっくりしましたね)は今日もエスティローダーな感じ、対しディトルトはディオールか。
イタリアのリオ、ベルトン選手も魅力的だし、フランスのディディエ選手も素敵な選手ですね。
ゲルボルト選手やヘルゲソン選手はいかにも北方美女、ゲデバニシビリ選手(まさかSPでいなくなるとは)もチャーミングでした。

ポイキオ選手は久しぶりですね。彼女のスケートは見ていて落ち着くというか、人柄の良さを感じるというか、お友達になりたいというか…(笑)ついそう思てしまいます。
きれいだけど地味と言えば地味ではありますが、フィンランドらしいクリーンなスケーティングと、エレメンツの取りこぼしを最小限に抑えることで、全体の印象がすごく良くなりました。SP、FPとも会心の出来、故障で昨シーズンほとんど見られなかっただけに、表彰台はとてもうれしかったです。

レピスト選手もいいですよね。ポイキオ選手にはちょっと申し訳ないけれど、彼女を次世代にバージョンアップした感じ。ポイキオ選手がいたから今のレピスト選手があるといってもいいのでは?フィンランドのスケートの良さをきちんと受け継いでいると言えばいいか。
3-3が3T-3Tなのは物足りないですが、3-3が入るだけで見栄えするし、スポーツの醍醐味が増しますね。
今回はエミューちゃんのミスに助けられたと感はありますが、終わってみれば女王の貫禄がちゃんとあって、この間までジュニアだったのに、いつの間に…って思いました。
まだまだ高難度の大技に取り組めると思うのですが、どうでしょうか。

私のエミューちゃんと勝手に言ってますが、コストナー選手はやっぱり素敵だと再確認。
SPの得点を確認した時は、ナニゴト!?と思いましたが(苦笑)
ここしばらく不本意な内容(私基準ですが)で、なんとなく諦めムードが感じられたりして…(もちろんアスリートとしてあきらめて競技に出ることはない、できないと思います。)
今回のFPは、(なんと!)スピンが1つノーカウントになった以外にも、ミスはありましたが、彼女のスピードとスケールの大きなスケート、オーラと言っていいか、そういうものが満ちていて、かつ愛らしくて、うれしかったです。
新しい衣装もいいですねえ。モデル並みなので、奇抜な衣装でも品良く着こなしてますが、今回は上品な感じ。プログラムは昨年と同じなので、衣装でイメージチェンジでしょうか。スカート部分がいつも凝っていて、今回のはフレアが裏返った時、アクセントが見えるように計算されていました。

○全米女子
ユーロ女子のエレガントなスケートに対し、パワーと攻めのスケートなら全米女子…なんて、また勝手なこと想像して、いい意味で裏切られました。
層はこれほど厚いのに、突出した選手がいないのが全米女子の辛いところ、ワールド代表が2枠にとどまる原因でもありますね。
ミライちゃんは故障あけ、ジャンはいろんな意味で過渡期の停滞、私の予想では、アシュリーとフラットかな、SPでシズニーが首位になった時ですら、フラット優勝ではと思ってました。

まさかシズニーが(FPは3位でしたが)2本揃えて優勝するとは思わなかった(すまん)
ここ数年、転倒するシズニーをあまりに見慣れてしまって、こちらもどこか麻痺してるのか。
SPの白鳥は美しかったですねえ、特にスパイラルは圧巻、彼女の良さがいっぱい、見とれました。
FPもこれなら及第点でしょう。「ドクトル・ジバコ」はもう古い映画と言っていいと思うのですが、彼女のクラシカルな美しさによく似合いますね。
彼女の最大の大技が「美しさ」ってところは、全米の他の選手たちと違いますね、今回それが新鮮に映りました。

技術と表現のバランスという点では、アシュリーだと思うのですが、SPの出遅れがもったいないですね。
ただFPの「スパルタカス」は彼女の強さが発揮されていいですねえ。実力は誰もが認めていますよね。
まだ若いからね、…って思ってたら、ミライちゃん、ジャンと共に、ジュニアワールドにエントリーですと?…てっきりシニアに上がったら戻れないのかと思ってました。…よ、よかった(で、いいんですよね?)

狙う結果ではなかったと思いますが、ミライちゃんとジャン選手も良かったですね。特にミライちゃんは、FP終了後、これは!と感じただけに、いろんなとこでDGされていたのが残念でした。

ユーロ女子と全米女子を同時期に見て違和感あるかと思いましたが、そんなことは全くなくて、どちらもたっぷり楽しめました。
(ちなみに友人は、フィギュアスケートのあい間に大相撲見てたらしい…むむむ、アサショウリュウ、ハクホウ…すごいギャップ)
フィギュアスケートは美だけでもないし、技だけでもない、両方あって競い合うスポーツ、ほんと欲張りだと思います。

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ピラカンサ

2009年01月26日
真冬に真っ赤な実をつけるピラカンサ。
低木のはずなんですが、近所のこの木は2.5m位はあります。陽当たりが良いせいか、毎年重くしなるほどたくさんの実をつけます。
野鳥の好物らしいですが、単に雪に覆われると、他で餌を見つけにくいからここに集まって来るような気がします。
雪の多い年はあっという間に無くなってしまいますが、今年は雪が少なく、野鳥も食事に困っていないのでしょう、まだたくさん残っています。
それとも雪に覆われると、赤い実を発見しやすいのかな。

ピラカンサ
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おめでとう、ジュベール

2009年01月23日
ユーロは、言ってみればヨーロッパブロック大会、ブロック大会と言えば見たことない選手もいっぱい(笑)、ワールドやGPSでは見られない、注意して見てなかった選手もいて、新鮮な気持ちで見られますね。
男子は、今日明け方終了、ジュベールの優勝という、わりと順当な結果ではありますが、白熱した展開となりました。昨年の大会と較べても、見応えのある大会になったのではないでしょうか。
全体のレベルが高いせいか、SPでミス2つすると確実に最終グループには残れない、ハイレベルな大会でした。
ハードすぎる時間割に、とりあえずFP前半は仮眠にあてているので、まだ全部は見てませんが、感動が薄れないうちに書きとめておきます。
Jスポーツは、SPが本田、FPが樋口コーチと本田が解説、まさに通好みですね(笑)

ユーロの選手は、最近はそうも言い切れないかもしれませんが、北米体育会系の選手に較べ、若いうちからアーティスティック、自分のカラーを持っている選手が多いような気がしました。

○期待したい若手(容姿含む)
ブレジナ選手(チェコ)は、チェコの国内選手権で、トマシュ・ベルネル選手を破ったことで話題になりましたが、何よりモデル並みのルックスで、日本でも人気急上昇、まだ少年の面影がありますが、18歳これからどんなハンサムになるのかと、楽しみですね。
SPこそ出遅れましたがFPは8位、総合10位まで上げてきました。
テレビじっくり見たのは初めてですが、きれいなジャンプを跳びますね。クセのないストレートなスケート、といってあっさりした感じがしない、見ていて飽きませんでした。

フェルナンデス選手は(スペイン)いかにもラテンの濃い感じで、え~まだ17歳なのかあ、すでに色気が…。
コーチ欄の4番目にニコライ・モロゾフ、ハイシーズンのトレーニングもハッケンサックですね。振付はニコライではないようですが、いつ顔を撫ではじめても違和感ないかも…濃さはマッチしてるような気がします(笑)
情熱的な感じ、表現する事が大好きって感じに好感。SPのフラメンコはキャラクターにぴったり、FPのマトリックスは、少年らしさがみえるかっこいいプログラムでした。
特にステップは上半身も大きく使って、早い動きですごい、すごい。若いってすごい、違うか。
SPとFPで似たようなステップシークエンスだったことは目をつぶろう。

ボロデュリン選手は、ジュニアの頃から期待しつつも、ケガもあったりでなかなか結果が出ないですね。今回も不本意なできで残念でした。でも素材は間違いないですね。
キスクラでは、押しの強うそうな毛皮の女性二人に挟まれた美少年という、セレブというか、非日常的な光景が演技より記憶に残りました(すまん)

○コンテスティ選手
イタリアへ国籍を移して、ようやく日の目を見た…そういっていいのでしょうか。
フランスの代表選を巡る騒動は、ネット読んで知ってはいたんですが、当のコンテスティ選手を知らない(または記憶にない)ため、友人に教えてもらうまで気が付きませんでした。
最初SPを見て、大型新人か?…なんて…すでに25歳。
ここまで来れたこと、久しぶりなはずの大舞台でこの成績、相当の精神力だと思いました。懐かしい、ランビのコーチだったギュッター氏がついてますね。
そういったプロフィールは置いといて、演技ですが、軸が細くてきれいなジャンプですねえ。トマシュのジャンプに似てるような。破綻がなく安心して見ていられますね。
私はSPのスポーティな雰囲気が好きです。FPは中盤、演劇的な振付が少し冗長な感じがしたのですが、後半にむけてどんどん盛り上がりました、FP一番のスタオベでした。

○ケヴィン・バン・デル・ペレン選手
解説の本田とも争った長いキャリアの選手です。
新採点だからどうとかいうことは関係なく、なんていうか、彼の精一杯の演技、諦めないぞって気持ち、見ていて胸が熱くなります。
いろんな選手いるから、フィギュアスケートっておもしろい、そう感じますね。

○ポンセロ選手とプレオベール選手
もしかして表彰台はフランス独占か?なんて妄想もしてましたので、ポンちゃんのSPの結果にはがっくりしてました。しかしFPだけならトップ、冒頭の4Tは見ていて気持ちいいですねえ、GOE3をつけたジャッジも。ステップ、スピンもいい、やっぱり今季のポンちゃんはすごいです。SPがもう少し良かったら表彰台でしたが、しかしお見事でした。
プレオベール選手もいいんですよね。今季の彼を落とすには、あまりにもったいない。ワールド代表が2枠しかないのが本当に残念です。
このところのフランスの層の厚さは素晴らしいですね。

○ジュベール選手
SPの映像を見て、お茶の間で拍手喝采の私、もうこれだけでも十分満足です。
あの豪快な4-3ジャンプ、現在の主流はどちらかといえば、トマシュやダイスケのシャープな4回転だと思いますが、ポンちゃんの職人系4Tとも全く違う、ジュベールのジャンプのスケール感、力強さって別なジャンプみたいですね。もちろん決まってこそですが。
FPはプログラムができて日が浅いこと、ジュベールのこれまでを考えても、及第点の演技は難しいかもと思っていました。実際見ても、まだまだ滑り込みが足りないのは明らか、プログラムとしてまとめ切れてないような感じがしました。
FPは2位でしたが、トマシュが自滅したこともあり、ラッキーだったかなと。たぶん多くの方もそう思った通り、勝つとしたらSPから逃げ切り優勝、その通りになりました。
今回、あの見事なSPを見て、ジュベールは大丈夫、心のそこからそう思えて幸せです。
まあそれだけ不安材料があったということですが(苦笑)。ほっとした、それも本音です。
おめでとう、ジュベール。そしてお疲れ様、ありがとうジュベール。
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只今ユーロ絶賛開催中

2009年01月22日
…ですが、カナダ国内選手権終了しましたね。
結果だからしょうがないですが、ソーヤー君はワールドも四大陸も派遣がなく、がっかりしてます。レイノルズ君も次世代を担う選手として、ある意味ソーヤー君以上に、国際大会にバンバン出した方がいいのになあと、勝手に思っているのですが、こちらもなし。
ジョアニー、パトチャンの優勝は順当ですね。
動画、時間がなくていくつかだけしかみてませんが、パトチャンのSPは美しいですねえ。以前タンゴっぽくないとさんざん言っておきながら、流れるようなスケーティングに見入ってしまいました。ちょっとしたタメや間の取り方、体はすごく柔らかいわけではないと思いますが、弓なりに反った指先からつま先までのラインの美しいこと。ローリーの振付もいいのでしょうね。
ダンスのバーチュー&モイアもお見事、テッサが少しほっそりして、大人っぽくなったような。

ユーロはペア終了。TVの放送は先で映像は見てませんが…。
ロシアの2番手(でいいんですよね)ムホルトワ&トランコフ組健闘ですね。GPSでもロシアン王道な魅力いっぱいでしたが、これから期待できそうです。上位で争う経験をもっと積んでくればもっと伸びるような気がします。FPはまとめきれないことが多いですが、SPは本当に素敵です。
ユーロで好きなのはやはり、高い技術と深い芸術性を感じさせるサフチェンコ&ゾルコビー組。チャレンジャーなプログラムも多いですが、今季のSPは、日本のアニメ「タイムボカン」みたいで好きです。
今季はミスが目立ってましたが、FPは完璧だったようです。
FPの写真を最初見た時、ロビンの衣装はどうしてグレーなのだろうと思っていましたが、「シンドラーのリスト」だったんですね。モノクロ映画ですが、冒頭で町をいく一人の女の子、この子の衣装だけが赤で印象的でした。赤い服とモノクロームの世界を表現しているのかと納得。
全く関係ないですが、ロビンのバイオ趣味欄に、バイク、スポーツ…His girlfriend(彼のガールフレンド)って、何でしょうね(笑)
川口さんたちもとても素晴らしかったようで、放送が楽しみです。あのスワンの衣装もカワイイですよね。

男子SPは、ジュベール(86.90)やりました!
ここでユーロ男子を終了したい位です!弱気!(苦笑)
2位のトマシュは4Tを入れなかったとか、それでもこの得点(81.45)…考えてみれば、パトチャンや小塚も出してますね。
3位はイタリアからエントリーのコンテスティ選手、こちらもすごい。ケヴィンにがんばって欲しいと思いつつ、新たな台頭も期待…って、すいません今、バイオ読みました。25歳、コーチは妻、そんな若手じゃないんですよね。フランスからの移籍のことを、友人に教えてもらうまで思い出しませんでした。
ポンちゃんは、まあどうしたんでしょうね。エレメンツがダメだと、ここまで順位が下がってしまうのは辛いですね。
スエーデンのベルトソン選手と唇ピアス(シュルタイス選手)の対決も気なってます。不調から脱却か?ベルトソンは只今7位、唇ピアスは11位、と言っても差は2点弱。

明日未明から男子FP、ジュベールのFPは未知ですし、トマシュも未知ですが、表彰台は固いかな。
SPは今夜Jスポーツで放送もあることですし、動画は見ないことにします。

ユーロ 結果ページ
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さよなら、アンドリュー・ワイエス

2009年01月19日
アメリカの画家、アンドリュー・ワイエスが1月16日、チャッズ・フォードの自宅で亡くなりました。
91歳、家族に見守られた、安らかな最後だったようです。

CNNニュース
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200901170017.html

47NEWS
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009011601001160.html

只今愛知県美術館で、アンドリュー・ワイエス展が開催中です。
この企画展は昨年秋、東京で開催され、その後愛知県美術館、福島県立美術館(3/17~5/10)に巡回しています。

愛知県美術館 
アンドリュー・ワイエス 創造の道程(1/4~3/8)

福島県立美術館(予告)
http://www.art-museum.fks.ed.jp/exhibition/wyeth.html

私が以前に書いた記事(2008.10) 
アンドリュー・ワイエスの世界

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まもなくユーロと全米選手権

2009年01月17日
まもなくユーロと全米選手権ですね。
大注目の2つの大会がかぶって開催されるのは、スケートファンにはキツイですね。皆さん、体調を万全して臨みましょう。
Jスポーツのライブを含む放送と、オンラインリザルトを追いかけると、まず寝る間もない…そして家族の白い目が…
大会を前に、気になる記事がいろいろ出ています。私は外国語には全く自信がないので、翻訳サイトと人様のブログ巡りであさった情報ですが(苦笑)。

そういえばカナダ選手権開催中、バーチュー&モイア組が復帰してるそうで、よかったですね。今季彼らがいないだけで、アイスダンスの勢力図がずいぶん変わってしまうのを実感してました。只今ODを終え首位。

カナダ選手権

女子はSP終え、ええ~ファヌフ首位、ジョ兄~2位ですと…!
ジョ兄~は2Aが1A、3F+3T回転不足、ルッツで転倒の模様。ファヌフもコンボで転倒してるのに…とはいえ僅差ですね。
映像は見ていないのでわかりませんが、ジョアニーが3+3を諦めてないのがわかってうれしいです。今季のジャンプ構成は良くできていますが、好調なキム、浅田両選手にはかなわないですし、バンクーバーではもちろん金を狙う事を考えると、本番でどうなるにせよ、3+3は外せないと思います。

個人的願望は、カナダならソーヤー君がワールド代表に選ばれますように。ワールドクラスになると、なかなか上位は難しいと思いますが、見てて楽しい選手で大好きなんですよ。個性的な選手がたくさんいる方が楽しいですよね。サンデュ程の個性は求めないから…

全米は全く読めないですね。
男子はジョニーVSライサに、アボット選手がどう絡んでくるか…というか、アボちゃんが4Tを入れるか入れないかで、結果が変わりそうな気が(苦笑)
ライサはFPをローリーと大幅手直し?…ローリーと新しくするという意味なのかな?あんなに頑張ったのにね、タラソワコーチごめんねですねえ。
私の希望はジョニーに会心の演技を期待してるのですが、どうかな。

アダム君はシーズン半ばでコーチ変更、ニコライと別れた(逃げた?)ことにびっくりして深く考えてなかったですが、オーサーコーチと組むとは、これまたびっくり。まるっきり違うタイプですね(苦笑)まあそういうコーチをあえて選んだということでしょう。
私はニコライの振付が最も似合うのがアダムと思ってましたが、いろいろな方のブログ読むと、アダムファンは必ずしもそうは思ってないようで、こちらも意外でした。
プログラムはウィルソンとSPを手直し、FPは変更?バイオを見ると振付にウィルソンとあるので、手直しではなく変更なのかなという気がしますが。

女子もわかりませんね。アシュリー、フラット、ジャン、シズニー、未来、キミー…
アシュリーとフラットかな?いや、やっぱりわからん。
そういえば、レイチェル・フラットがMACと提携したと…いいなあ、MAC好きなんですよ。
…あれ?MACって、化粧品ブランドか、なーんだ(汗)
私が好きなのは、アップル・コンピューターの方です。

先日GPSのペアとアイスダンスをぼちぼち見てたのですが(遅すぎますね)、アメリカの若手サマセット&ギルスのFDは「道」(トム・ディクスン振付)。
ダイスケのFPと同じですね。もちろん別物なんですが、いろいろ想像してしまいました。どうしてますかね。

全米選手権


今年のユーロはヘルシンキ、女子はフィンランド勢が来ますかね?
なんとなく雰囲気で好きなベハマーちゃんが故障続きなのが残念です。エミューちゃん(コストナー)の優勝は濃厚ですが、そこを脅かすくらいの選手が出てくれば、ユーロ女子もおもしろくなるんですが。今年はマイヤーも欠場、イタリアのマルケイ選手も調子よければ(場合によっては)表彰台もと思っていましたが、負傷の回復が遅れ国内戦4位でアウト。

アイスダンスは、デロション欠場が残念です。ダンスも各国でけが人続出ですねえ。早く良くなるといいですが。

男子は、フランスのトリオとトマシュに注目です。
どうかトマシュがエンジンかかりますように。ユーロに照準合わせているからって、皆さんおっしゃいますが、一抹…いや結構大きな不安が…。

今季のポンちゃんは素晴らしいと思うものの、何はなくてもジュベールに優勝して欲しい私です。
しかし、ここに来てFPを変更「マトリックス・リローデッド」。
RELOADED…積み直し(やり直し)ってことですか(笑)そうきたか。
私も「モヒカン良かった派」なんですがね。表現力の幅をぐっと広げたいいプログラム、役になりきるのがヤダって…今頃、君(汗)。
ジュベールは器用なタイプではないので、まっさらの新しい所から始めるの苦手だと思うんですよね。そういう意味では、気に入っていた「マトリックス」のプログラムからなら、最終的に全く新しいプログラムになっても、すんなり入っていけるのではないでしょうか。
振付はプラトフではなく、ブレードで世話になったイアン・ジェンキンスさん、全幅の信頼ってとこですかね。
この場合も、全く知らない人と組むのはすごく時間がかかるようなんで、気心の知れた人と組む方がリラックスして、いい結果につながるような気がします。
…というか、そうだといいなあってことです(苦笑)
ま、調子にさえ乗ってしまえば、単純…いやシンプルな人ですから、迷いも無くなるでしょう。

ヨーロッパ選手権
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CIAと革命家、二つの映画

2009年01月16日
「ワールド・オブ・ライズ」(2008年アメリカ)
「チェ 28歳の革命」(2008年スペイン・フランス・アメリカ合作)
たまたまこの2本を続けて見ることになってしまいました。

「ワールド・オブ・ライズ」は、中東で秘密裏に工作活動するCIAエージェント、フェリス(レオナルド・ディカプリオ)と、アメリカで指揮するホフマン(ラッセル・クロウ)が、テロ組織リーダーをとらえようとするストーリーです。

今現在進行している中東の紛争や、世界各地で起こる爆弾テロなど、事実に基づいたフィクションです。
中東の町の路地裏を走り回るフェリスを追跡するスパイ衛星、それをリアルタイムで見ながらアメリカで指示を出すホフマン、中東を舞台に最新の装備、奇想とも思える工作プラン、スリリングな頭脳戦が次々とでてきます。

現場を理解しないホフマンは、まさにアメリカ至上主義の象徴。敏腕エージェントでありながらも中東を愛し、この土地の悲惨さを憂うフェリスは、やがて独自に活動を始めます。
フェリスの役柄はフィクションだからこそですが、「アラビアのロレンス」を連想させる、理想に突き動かせられる設定になっています。
後半フェリスが、現地の女性と恋愛関係になったり、テロ組織に殺害されそうになるところで間一髪助かったりするところは、いかにもアメリカ映画、というかちょっと安易じゃないのか?リドリー・スコット監督さんよ…な部分もあります。

「二大俳優共演で贈るエンターテインメント超大作。文句ナシに楽しめる一本!」と、宣伝文句にありますが、そう簡単に楽しめる内容ではないような気がします。それは映画の題材が時事問題であり、テロはいっこうに無くならず犠牲者も増え続け、中東問題は今も迷走を続けているということにほかなりません。
おもしろくないわけではないけれど、何も解決していなんだよなと考えると、100%エンターテイメントとして楽しめるわけではない、少なくとも私はそう感じました。

ワールド・オブ・ライズ 公式サイト


「チェ 28歳の革命」は、キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの伝記映画です。
1955年、若きアルゼンチン医師チェが、キューバで革命を画策するカストロに賛同し、無謀ともいえる革命に身を投じます。
映画はキューバに向かうところから革命を成し遂げるまで。革命後から39歳で亡くなるまでは後編として「チェ 39歳別れの手紙」、2本の作品が相次いで公開されます。
ドキュメンタリーに近い、史実を忠実に再現した作品、チェ役のベニチオ・デル・トロが本人に驚くほどそっくりです。

チェ・ゲバラについては、どんな人物なのか以前から気になっていて、今回見に行くことにしました。見始めてちょっと後悔したのは、映画はチェが革命に参加してからの話で、前置きというか彼のプロフィールや思想的背景が何も描かれていないないんですよね。ネットで検索すればおおよそもことがわかるわけで、キューバ革命の概略くらい読んでおけばよかったと。
一貫して淡々と進むドキュメントという感じで、銃撃戦やゲリラ戦の緊迫したシーンこそありますが、派手なセリフも演出もないので、予備学習しておいた方がより理解できると思いました。

革命以前のチェについては、映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」(原作は本人著「モーターサイクル南米日記」)というロードムービーがあったので…こちらもやっぱり見とけば良かったかなと後悔。
チェは大学時代、バイクで南米を旅し、各地の現状を目にしたことでマルクス主義に傾倒するきっかけになったと言われています。

チェ・ゲバラ-Wikipedia

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ガエル・ガルシア・ベルナルロドリゴ・デ・ラ・セルナ

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「チェ 28歳の革命」は、ゲリラ戦シーンがほとんどと言っていいくらいです。
革命のシンボルとして、最前線で一兵士として銃撃戦に参加し、リーダーとして裏切り者を処刑する、そして医者として敵味方なく手当をするチェ、本当によく働くなと。
ストイックで冷徹、有能なリーダーとして誰もが認める存在ですが、愛され慕われたという人物ではないようですね。
そのカリスマ性が高まったのは、やはり39歳という若さで亡くなったからでしょう。生涯を革命に捧げ、ある意味挫折する前に、失敗する前に死んでしまうことで伝説になったのだと思います。
この映画は話題になっており、熱烈なチェ・ゲバラ信者や兵器マニア以外にも、たくさんの人が見るでしょう。
この映画に何を見るのか?淡々と進む展開は、どのようにもとらえることができるのでは?思想、カリスマ性、戦争の悲惨さ、人によって分かれそうです。
もう一つ大事な点は、チェが命がけで実現を願ったマルクス主義、というか社会主義が事実上破綻しているということですね。今この映画を見るとしたら、この視点は外してほしくないと思いました。

チェ 28歳の革命 公式サイト

2つの映画を見て
銃撃戦で人がどんどん死んでいく。ちなみに私は、本来こういう映画を好んで見ているわけではありません。
強いて言えば、二人の著名な監督が、このテーマをどのように作品としたのか気になったということがあります。
フィクションではあるけれど事実をベースにした「ワールド・オブ・ライズ」も、革命家チェも、どちらも「平和」という目的のために働いています。目的を達成するのためには人を殺すことも躊躇しないという考え行動は、やはり私には受け入れられるものではありません。
しかし、今現実に起こっていることだとしたら、この先どうなるのでしょうか、どうすべきなのでしょうか?私には全く予測がつきません。
結論がでない二本の映画でした。

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雪の朝

2009年01月15日
雪らしい雪、積雪は久しぶりです。
朝から晴れましたが、夜半の雪が木々に残っています。雪が融けて湿度が高いせいか、空の青もおだやかな水色に見えます。
厳寒地ではないので、晴れると木々の雪はあっという間に消えてしまう、この風景は1時間位しか持ちません。

森の雪
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NHKスペシャル「女と男」

2009年01月14日
最新科学が読み解く性
第1回 惹かれ合う二人 すれ違う二人
第2回 何が違う?なぜ違う?

男女の違い、その関係を科学的に解明しようという全3回のシリーズ。第2回まで放送されました。
今現在の研究成果、研究の先端はどこらへんかということがわかりますが、目からウロコとか、目新しい情報というより、男女の関係を新しいアプローチで見る、というところがポイントでしょうか。

第1回、恋のメカニズムを解明して、何の役に立つのだと言えば、何でしょうねえ?…という気もしますが(苦笑)
恋をすると脳内物質ドーパミンが分泌され快楽を感じ、と同時に脳内の物事を批判する部分の活動が抑制され、相手を否定できなくなる(恋は盲目)。しかしドーパミンの分泌(恋愛の期間)は、3年くらいと言われている。
このようなシステムがなぜ生まれたか?なぜ3年なのか?
それはヒトが二足歩行を始めた頃からの、人類が子孫を残して行くためのシステムである。ヒトの赤ちゃんは他の動物に較べ、未熟児に近い状態で産まれ手がかかる。母(女)が手を離せない育児期間中、男が栄養価の高い餌をとってくる、男女が協力して子育てにあたらなくてならない期間が、約3年なのではないかというのが、現在の研究成果です。まあ、そんなことデータで言われなくてもわかる内容かもしれませんね。
結論に至ったというより、現段階では推測されると言ったほうがいいのかもしれませんが。

しかし、こうした太古からの遺物ともいえる男女の無意識が、現代社会を生きる上で深刻な問題を引き起こしているというのが、後半からの内容です。
現実の結婚した男女は、一生パートナーとして暮らしていくことを考えれば、ドーパミンが切れた3年後はしんどいだけ…になってしまうので。
番組では、このような男女関係を長年にわたり研究しているアメリカの研究者が登場、さまざまな夫婦のデータを収集・分析しています。
大ざっぱに言うと、会話をして理解し合い情報を共有したいのが女。問題解決が最優先で、会話はなくてもいいのが男。男女の関係を長続きさせるには、男性の「会話力」がポイントになるということでした。
なんとなく最近の「コーチング」や「社員教育」にも通じものがありますね。

番組に登場したある中年夫婦は、うまくいってない夫婦関係をなんとかしようと、研究に参加します。会話を試みるも、あえなく失敗する夫、むかっとする妻。人ごとだと思うと結構笑えます。こんなシーンを、そりゃ自国(アメリカ)ではないとはいえ、放送されていいのか?という気も。
しかし、男女は仲良く協力しあうのが当然、うまくいってない夫婦関係をなんとかしよう、しなければならないという、この明るくて積極的なエネルギーはすごい。宗教的背景など、家族のあり方が、日本の文化や慣習とは少し違うような気もします。日本の夫婦関係は、無関心や我慢であったりも含めて、もっと自然に任せるとか、お互いを意識しすぎないのが理想とされているような気がします。
私にしてみれば、そこまで頑張って、男女は一緒にいなくてはならないのか?…って、それを言ってはおしまいか(笑)

第2回は「男女の違い」。
男女によってかかりやすい病気が違っている。今までも女性特有の病気などはわかっていましたが、たとえば狭心症の症状も男女によって違っていたり、薬の効き方にも性差があることが最近わかってきました。
…というか、ええ~今までほったらかしだったのか?って気もします。

男女の違いを脳の仕組み(特徴)から考えるのが、第2回のテーマです。
私は読んでいませんが、数年前に売れた本「地図を読めない女、話を聞かない男」、これを実験したという感じでしょうか。同じ指示でも、男性はわかりやすくても、女性は間違いやすかったり、その逆もあり。
おもしろいのは、同じ課題を与えても(解決するために使う)脳の活性化する部分が、男女で大きく違っていることでしょうか。このことから最終目的が同じでも、男女でやり方(システム)が違うのは当然だと見るべき事のように感じました。

ここでも人類の歴史から読み解きます。簡単にいえば、狩りを仕事としていた男は空間認知能力に優れ、育児をしながら木の実などを採集していた女は、記憶と情報収集(情報交換)に優れている(好む)傾向がある。
(※あくまで男女差の傾向であって、いろいろな人がいるということ、男女でキッパリ分かれているわけではありません。)
つまり、子育てという目的のために、男女それぞれが仕事を分担していったということですかね。

男女平等を唱えるアメリカでも、こうした性差をいかしたビジネスモデルが、ようやく生まれつつあるようです。
たしかに男性中心の社会構造のままでは、大半の女性は働きにくく、能力を発揮できにくいのはわかりますね。どちらかがが正しいのではなく、どっちもありってことですね。
結論は、男だから女だからという以前に、相手を知り、お互いを尊重しましょうということでしょうか。
わりと当たり前の結びになってしまいました(笑)

NHKスペシャル「女と男」 番組HP
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ジャパン・フィギュア団体戦(ジャパンスーパーチャレンジ)

2009年01月10日
お遊び大会ですから、テレビ見る方もゆるい感じで見てましたが、久しぶりに見るプログラムもあったりで、意外に(すまん)楽しかったです。

中野友加里選手
久しぶりの「サユリ」、このプログラムを最初に見た頃の中野さんて、まだ生真面目さ全面で表現というか観客へのアピールがやや弱かったと思います。でもこのシーズンは、彼女がトップ選手として確実にステップアップしたシーズンで、同時に「サユリ」も、似合うけれどこじんまりして弱いかな…から、見るたびに観客を引きつけるプログラムに進化していったように記憶しています。
そして今回、さらにバージョンアップした「サユリ」、素敵でした。バレエで培った表現力が活かされてますねえ。努力は人を裏切らないって、こういうことなんじゃないかなと思います。

羽生結弦選手
いきなり津軽三味線でびっくりしました。吉田兄弟(のコラボアルバムかな?)ですね。
できたてなのか、まだ馴染んでないというか、あちこち合わない所もありましたが、こういう選曲でEXプログラムを作って来るところに、並々ならぬ意欲を感じます。
完成形をぜひみたいです。ぜひともジュニアワールドで表彰台に登り、EXに出ていただきましょう。

安藤美姫選手
「ボレロ」は美姫ちゃんに似合うけれど、どこか人を寄せつけないような、内省的な感じを受けることが多いな…と感じてた私ですが、今日のボレロは、静かなパワーがこちらに伝わってくるようで良かったです。
元気になったのかな、そうだといいですが。
四大陸に出場しないのは彼女にとってはいいですね。ワールドまで時間があるので、パワーをためて、ここぞという時に爆発させてほしいです。

織田信成選手
「トスカ」はあまり見たくないと、正直思ってました。時間があるならショープログラムを、ミヤケンに作ってもらえ…なんてことも考えてましたが、以前のEX版「Fly to the Moon」。
織田君のくったくのない笑顔によく似合う、おしゃれで明るいプログラム。そうそう、こういうのが彼に似合うんだよ…なんてテレビの前でブツブツ言ってました(笑)似合いすぎて、2年前から成長がないと思われるのも困りますね。
織田君には、今でも王道のクラシックを極めてほしいと思っていますが、今季のプログラムは何かこう、あったかいものを封印しているようですっきりしません。「Fly to the Moon」を見て、ますますそう思ってしまう私です、ごめんなさい。

南里選手は「月光+津軽海峡冬景色」、ショープログラムだから歌詞入りでもいいですよね。でもって、月光はなくてもいいような気がします。複数作るのは大変かもしれないけれど、明るくて笑いのとれるプロと、シリアスなプロと、2つあるといいですよねえ。
小塚選手はややお疲れ気味に見えました。どうせなら脱いじゃえ!脱いじゃえ…冗談ですから。
浅田選手はいつもの「タンゴ」、今日のノリだと「シング・シング・シング」でも良かったような気がしますね。
情報によると、会場では荒川さん2プロと、プルシェンコが演技したとか…。プルさんをスルーとは大胆ですね。放送は冒頭荒川さんの「アヴェマリア」のみ、うーん残念。
しかし、ゲスト放送すると、選手がハイライトになるわけか、むむむ。
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「コケの謎-ゲッチョ先生、コケを食う」 盛口満

2009年01月10日
現在沖縄在住の盛口満は、自由の森学園の理科教員時代から、動植物をめぐる本を数多く出しています。
自他共に認める「生き物好き」、身近な生き物を中心に、自分自身が見たもの感じたこと体験したことのみを書いています。もちろんきちんとした理系の基礎知識があってのことですが、専門書よりはエッセイに近く、研究者と言うよりは好奇心旺盛な小学生(…失礼)みたいな視点で、著書はどれも楽しい。たとえば昆虫好きの小学生がそのまま大人になった、そんな感じです。

盛口によれば、子供の頃生き物好きでも、大人になるにつれ卒業するのが普通で、ますます好きになっていってしまう人を「生き物屋」と言うらしい。つまり「オタク」…ですね(笑)
当然それは細分化されており、「虫屋」「鳥屋」(もちろんここから更に細分化)「どんぐり屋」「骨屋(むやみに骨を集めたくなる)」、「ヘビ屋」「貝屋」「キノコ屋」「ダニ屋」…とまあ、延々細分化されていくらしいです(汗)

当然「コケ屋」は、コケばかりを追い求める人達で、コケを見て「カッコイイ」だの「カワイイ」だのと口にする人達です。盛口はたまたま知り合った「コケ屋」の不思議な行動が気になり、コケの世界に足を踏み入れます。
コケは、「水中の藻」と「陸上の種子植物」の間にある「植物の両生類」というような存在で、原始的な植物、コケ類は更に部門が分かれ、様々な種類がありますが、キリないので略。
日本産のコケは1600種程ですが、実際に知られているのは2.3種類くらいだと言われています。たしかに私が思いつくのは、スギゴケ、ゼニゴケくらいですね。

本書のは、コケについて学ぶということではなくて(もちろん学べますが)、盛口が新しい世界にどうはまっていったか…その過程がおもしろいところです。
そして次々登場するコケ屋達が、みんなユニークで、読んでいて飽きない。
コケを求めて、近所の山へ墓地へ、自分生まれた土地千葉へ、友人宅の裏庭をかぎまわり、また京都の三千院では地面ばかりを見て三千院は全く見なかったり。
まあ、オタクとはそういうものですね。(だいたいオマエは、スケヲタじゃないかと言われそう)

盛口はコケを見ておもしろいと思い始め、ついに「かわいらしい」などと言い出します。りっぱなコケ屋の誕生ですね。
私がコケ屋になるとは思えませんが、この間、町を歩いていて、何もない(ように見えて、隅っこにコケがある)歩道ををじっと見たりして…ああいかん、これでは変な人と思われてしまう。
変な人ならいいですが、アブナイ人とだけは言われないようにしたいですね(笑)
ついでに市民の皆さんへ、全てのオタクにご理解を。

コケの謎―ゲッチョ先生、コケを食うコケの謎―ゲッチョ先生、コケを食う
(2008/07)
盛口 満

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「桂離宮 知られざる月の館」NHKスペシャル

2009年01月05日
17世紀、江戸初期に作られた桂離宮、番組はその歴史的背景と八条宮智仁・智忠親王父子のこだわりに迫っています。
シンプル、簡素を極めた美…と思っていましたが、華美でないだけで、凝りに凝り、贅をつくした建物なんですね。凝っているけれど、究極は素材であったり、当初の人を招く(もてなす)という目的は見失わない。
17世紀、ごく一部の特権階級だからできたことですが、この独特の美意識は好きです。
私もここに住んでみたい…無理、無理、物欲にまみれた生活から抜けられないし。

昔から一度は見学に行きたいと思っているのですが、遠方、事前申込しないと参観できないことなどから今にいたっています。何を置いてもならば、たしかに行けますが…(苦笑)
今は宮内庁のHPから参観申込みができるんですね(皇居や京都御所の参観も一括で管理)
以前はもっとめんどくさかったような気がします。参観は無料ですが、日曜祝日はお休みとか、行きやすいとは言えないですが。
参観要項を見ると、所要時間は約1時間、ということはお座敷に上がってお昼寝とか、お茶を振る舞ってもらう…というようなことはなさそうですね(当たり前か)

この番組は、昨年秋にBSHiで放送された番組の別編集版です。
Hiの方が長くてより専門的ですが、桂離宮の魅力を楽しむにはこの短いバージョン(50分)で十分かもしれません。

NHK番組HP

宮内庁参観案内
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古澤巌、そしてフィギュアスケートのタンゴ

2009年01月04日
年末の東急ジルベスターコンサートをBSジャパンで見ることができました。
大阪のリンクにいる荒川静香さんが、古澤巌のヴァイオリン生演奏(ツィゴイネルワイゼン)で滑るという、お正月から好物を2ついっぺんに出されてうれしい私です。ちなみに古澤さんが荒川さんのファンとは知りませんでした。
関係ないですが、荒川さんの黒地にストライプの衣装、トマシュのFPの衣装に似てる…というかペアルックみたいですね。
荒川さんの演技がちょっとしか放送されなかったのが、う~ん残念ですが、準備の時間が少ない中、生演奏で演技は難しいなあとも感じました。
大阪のリンクの様子はこちらで(美輪さんのブログ)

古澤巌は、好きという理由だけで、フィギュアスケート選手のだれかが使わないかとずっと思っていましたが、ソリストとはそういうものですが個性的、独特のタメがあったりで使いづらいかもしれませんね。今回の生演奏でなおのことそう感じました。
彼は、ロマ(ジプシー)の音楽から大きな影響を受けていて、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」も同様の影響を受けている曲としてか、古澤さんのコンサートでよく演奏される曲です。
彼は作曲も多いし、厳密にクラシック演奏家とは言えないですね。

久しぶりに古澤さんを世に出したCD(事実上のデビューアルバムのようなもの)「ヴァイオリンの夜」を引っ張り出しました。私の手元にあるアルバムは1993年ですが、同アルバムをネットで検索すると2000年のものがでます、内容は同じだと思われます。
ツィゴイネルワイゼンの他に、ジルベスターコンサートでも演奏していた「チャルダッシュ」も入ってますね。
他スケートでもおなじみの曲もいくつかあります(もちろん音源ではありません)

ヴァイオリンの夜ヴァイオリンの夜
(2000/11/01)
古澤巌

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話が前後して申し訳ないですが、フィギュアスケートで古澤さんの曲を使わないかな~と思っていた私ですが、昨年生観戦した全日本で、小原美咲選手と村元小月選手がSPで「タンゴ・アモーレ」を使っていました。この曲は1年位前?のスペシャルドラマ「鹿鳴館」のためのオリジナル曲です。
今年はやたらタンゴをチョイスする選手が多いななんて感じてましたが、ここにも…。
といっても、ディープなタンゴを日本の若い選手が演じるというのは、なかなか大変なことのように想像します。タンゴといってもドラマのテーマ曲として日本人が作曲したという意味で、入りやすいのかもしれませんね。違和感はありませんでした。

「タンゴ・アモーレ」収録アルバムはこちら
Dandyism GoldDandyism Gold
(2008/04/23)
古澤巌

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タンゴといえば高橋大輔選手の「eye」を熱く語ってみたいところですが、何しろお休み中ですからねえ、とほほ。

今シーズン、タンゴ、タンゴ魂といえば鈴木明子選手のEX「リベルタンゴ」、ここにつきますか。
DOIで最初に見た時、あまりの迫力に一瞬後ずさる位の迫力がありました。
その後NHK杯、MOIと何度か見ていますが、いつも体の全てからパワーがあふれるような、目力もすごいけれど、指の先まで力が詰まっている感じがました。
いろいろ経験を重ねた大人だからできる表現力という以上に、彼女自身がこの曲が大好きでなじんでいますね。
インタビューの優しくてどこかはかなげな雰囲気からは全く想像できません。

浅田真央選手のタンゴ「Por Una Cabeza」(ポル・ウナ・カベーサ)は、鈴木選手のタンゴと較べると、かわいらしすぎるかもしれないですね。
このプログラムを最初に見た時、全く気がつかなかったのですが、映画「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」(1992年)のサントラからだったんですね。映画の題名を聞いてから、ようやく「あの場面」の曲かな?と、遅すぎますね(苦笑)
お互い相容れない、頑固な(感じが悪いとも言う)退役軍人(アル・パチーノ)と青年が旅をしながら交流を重ねていく。アル・パチーノがこの作品でアカデミー賞をもらったことを覚えてます。
「Por Una Cabeza」のシーンは、ストーリーと直接関係ありません。アル・パチーノが、レストランだったかホテルのラウンジで、たまたま近くに座っていた若くて美しい女性(ガブリエル・アンウォー)を誘って、タンゴを踊る…ただそれだけ、この女性はこのシーンのみで、なにか進展があるわけでもありません。
人生の様々な事を経験してしてきた老人と、これからどんな人生が待っているかわからない若くて美しい女性、この対比こそがこの映画を象徴しているような気がします。
老人が生きてきた人生も、若くて無垢であることも、どちらも素晴らしい、どちらも価値があるということではないでしょうか。とても美しくて印象的、この映画を語るには欠かせないシーンです。
(じゃあ、最初に見た時気がつけよ!ですね)
真央ちゃんのタンゴが、この若い女性を象徴しているとしたら、かわいらしさを残した若いタンゴは結構納得できますね。
振付のタラソワコーチは、昨年「ラベンダーの咲く庭で」から浅田選手のSPを作りましたが、こちらは老姉妹が主人公、いつもチョイスが渋いですねえ。タラソワコーチ自身の思い入れもあるような気がしますが、それを若い選手がどう表現するか、そこには計算できないおもしろさがあるような気がします。

セント・オブ・ウーマン ~夢の香り~ [DVD]セント・オブ・ウーマン ~夢の香り~ [DVD]
(1999/07/23)
アル・パチーノクリス・オドネル

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全日本女子FPとワールド選考

2009年01月04日
もう去年の事になってしまいましたが、簡単に書き留めておこうと思います。

村上佳菜子選手…各所で話題になってますが、前日のSPを見て私も一発でやられました。このかわいらしさって~。以前テレビでも見ているんですが、実物はその10倍位はカワイイと言っておきましょう(笑)
あまりのかわいらしさに何をやったかすっかり忘れているんですが、FPはテレビなのでやや冷静に。
どのように成長するかで変わってくると思いますが、フリップでトウを突く時、足を振り上げるクセがありますね。キャロライン・ジャン選手のクセと似ています。小柄でパワーが足りないからこのようになるのか?小柄なうちは気にならないのですが、体が大きくなってこのままだと、現在のジャン選手がそうなんですが、気になってくると思います。
しかしこの勢いはすごい、新人賞も納得です。

中野友加里選手…SPトップだったことが影響した結果だったのでしょうか。たしかにこのパターンは今までにないかも…。このミス連発は少しびっくりしました。
ただジゼルのプログラムは、回を重ねるごとに深まりをみせているような気がしています。

鈴木明子選手…実力は今までもちゃんとあったわけですが、今シーズンは、なんだか見るたびにアピール力、場の支配力を増してますね、いやはやこれはすごい。
アスリートとしての技のキレ、表現への情熱、心の強さが渾然一体となって迫ってきました。
ワールド代表は後一歩でしたが、今シーズンは世界に通用するスケーターとして誰もが認めたのではないでしょうか。四大陸がトップ選手がエントリーするプレワールドとなれば、ここで結果を出す意味も大きいですね。

村主章枝選手…ついにワールド代表復活ですね、おめでとうございます。
彼女のことは、皆さんもお読みになったと思いますが、年末の読売新聞に掲載されたモロゾフインタビュー、これにつきるなと思います。いいコーチにめぐりあいましたね。
今シーズンは、村主さんらしさが戻ってきて良かったと思います。
ワールドでどのように戦うのか、月並みですが「大人の表現力」、それが個性ではないでしょうか。ここ数年、10代の選手が中心となってきましたが、若い選手にない空気感が、逆に新鮮になるようなアピールをしてほしいと思ってます。

浅田真央選手…まずこの選手層の厚い中、期待通りに全日本を3連覇したことはすごいですね。
今回は回転不足判定が厳しかったとあちこちで読みました。3Aと3+3がDGされるとこんなに低い得点になってしまうのですね。
この厳しい判定については、私も釈然としない思いはありますが…ただ今回の結果は、今季後半の国際大会を戦う上で「回転不足には気をつけなさいよ」という教育的指導と考えればいいののかもしれませんね。仮に真央ちゃんが3連覇できない結果になったとしてもです。ここで喜ばせすぎは為にならなかったかも。
大切なのは、彼女自身が「攻める気持ち」という点で曇りがないことだと感じました。

男子シングルのワールド代表は、織田、小塚、無良選手
代表に選ばれあいさつをする彼らの胸の内は、それぞれ違うんだろうなあ、とまあ考えてもしょうがないことをアレコレ考えてしまう私です。
オリンピック出場枠のことは、考えてほしくないような、考えてほしいような…(苦笑)
織田、小塚両選手は、ワールド表彰台に限りなく近い位置にいます…しかし、つきつめれば読めない!
現時点だと、アボちゃん、ジョニー、ジュベール(故障が…)、トマシュ、パトチャン、そしてライサもこのままではないと思うし。
わからないですねえ、多少予想めいたことができるのは、今月のヨーロッパ選手権と全米選手権の結果が出てからでしょうかね。2月の四大陸もありますね。

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あけましておめでとうございます

2009年01月04日
このような辺境のブログにおいでいただいている方、たまたま通りかかった方、昨年は大変お世話になりました。今年が皆様にとってより良い年になりますように。

今年は雪の少ないお正月です。
山の小さな社に初詣に行く途中、東側の斜面は遅い朝日があたり、雑木林に長い影を作ります。日差しのあたる場所はひなたぼっこができるくらい暖かい。
こんな穏やかな一年であればいいですが、現実はなかなかにキビシイですね。
まあでも、現実は簡単には変わりませんが、心の持ち方でずいぶんと生きやすくなるものです。
これからも、皆さんと私、私の大好きな人達に、たくさんの楽しいこと、うれしいことが訪れますように。

林
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只今ユーロ絶賛開催中

2009年01月01日
…ですが、カナダ国内選手権終了しましたね。
結果だからしょうがないですが、ソーヤー君はワールドも四大陸も派遣がなく、がっかりしてます。レイノルズ君も次世代を担う選手として、ある意味ソーヤー君以上に、国際大会にバンバン出した方がいいのになあと、勝手に思っているのですが、こちらもなし。
ジョアニー、パトチャンの優勝は順当ですね。
動画、時間がなくていくつかだけしかみてませんが、パトチャンのSPは美しいですねえ。以前タンゴっぽくないとさんざん言っておきながら、流れるようなスケーティングに見入ってしまいました。ちょっとしたタメや間の取り方、体はすごく柔らかいわけではないと思いますが、弓なりに反った指先からつま先までのラインの美しいこと。ローリーの振付もいいのでしょうね。
ダンスのバーチュー&モイアもお見事、テッサが少しほっそりして、大人っぽくなったような。

ユーロはペア終了。TVの放送は先で映像は見てませんが…。
ロシアの2番手(でいいんですよね)ムホルトワ&トランコフ組健闘ですね。GPSでもロシアン王道な魅力いっぱいでしたが、これから期待できそうです。上位で争う経験をもっと積んでくればもっと伸びるような気がします。FPはまとめきれないことが多いですが、SPは本当に素敵です。
ユーロで好きなのはやはり、高い技術と深い芸術性を感じさせるサフチェンコ&ゾルコビー組。チャレンジャーなプログラムも多いですが、今季のSPは、日本のアニメ「タイムボカン」みたいで好きです。
今季はミスが目立ってましたが、FPは完璧だったようです。
FPの写真を最初見た時、ロビンの衣装はどうしてグレーなのだろうと思っていましたが、「シンドラーのリスト」だったんですね。モノクロ映画ですが、冒頭で町をいく一人の女の子、この子の衣装だけが赤で印象的でした。赤い服とモノクロームの世界を表現しているのかと納得。
全く関係ないですが、ロビンのバイオ趣味欄に、バイク、スポーツ…His girlfriend(彼のガールフレンド)って、何でしょうね(笑)
川口さんたちもとても素晴らしかったようで、放送が楽しみです。あのスワンの衣装もカワイイですよね。

男子SPは、ジュベール(86.90)やりました!
ここでユーロ男子を終了したい位です!弱気!(苦笑)
2位のトマシュは4Tを入れなかったとか、それでもこの得点(81.45)…考えてみれば、パトチャンや小塚も出してますね。
3位はイタリアからエントリーのコンテスティ選手、こちらもすごい。ケヴィンにがんばって欲しいと思いつつ、新たな台頭も期待…って、すいません今、バイオ読みました。25歳、コーチは妻、そんな若手じゃないんですよね。フランスからの移籍のことを、友人に教えてもらうまで思い出しませんでした。
ポンちゃんは、まあどうしたんでしょうね。エレメンツがダメだと、ここまで順位が下がってしまうのは辛いですね。
スエーデンのベルトソン選手と唇ピアス(シュルタイス選手)の対決も気なってます。不調から脱却か?ベルトソンは只今7位、唇ピアスは11位、と言っても差は2点弱。

明日未明から男子FP、ジュベールのFPは未知ですし、トマシュも未知ですが、表彰台は固いかな。
SPは今夜Jスポーツで放送もあることですし、動画は見ないことにします。

http://www.isuresults.com/results/ec2009/index.htm
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