蔓の造形

2009年08月31日
090827

のび放題の蔓のシルエット。
ピアズリーやアール・ヌーヴォー、世紀末の装飾のよう。
アート・美術館 | Comments(0) | Trackback(0)

ラリック展

2009年08月29日
私はガラスに強い愛着があるわけではないのですが、ラリックは特別です。
美しいフォルムと独創的なデザイン、特にどっしりとした存在感は、安心感すらが覚えます。
たとえばうっとり見とれる位美しい…それまで見てきたガラスは、私には華奢な感じがんなとも不安を覚えることが多くて、つっこんで好きな素材とは言えませんでした。

これまで何度か開催されてきたラリック展、またアール・ヌーヴォーをテーマとした企画展などで数点展示というというのもよくありました。
今回は約400点、私が覚えている限り最も大規模なラリック展で、大変見応えがありました。

(展覧会HPより抜粋)
ルネ・ラリック(1860-1945)は、19世紀末から20世紀半ばにかけて、アール・ヌーヴォーのジュエリー制作者、アール・デコのガラス工芸家として知られています。
○ジュエリー時代
19世紀後半のパリは、華やかな近代都市として発展を遂げていました。ブシュロンやカルティエなどの名門宝石店が競い合うなか、ラリックは芸術性の高い斬新なジュエリーで、一躍脚光を浴びます。
象徴主義的な女性像や身近な自然をモティーフに、七宝(エナメル)やガラス、半貴石、象牙獣角など様々な素材を用い、ジャポニスムの要素を取り入れたジュエリーは、当時の知識人や上流社交界の人々を魅了しました。

○ガラス時代
ガラスはジュエリー制作の初期から素材として用いられていました。香水商コティとの出会いによりガラス製品の量産の機会を与えら、1909年から工場での生産を開始し、社会的な成功を収めます。
金属製の型を用いたプレス成形や型吹き法など、独自の成形技術を駆使した作品の数々は、ガラスを透過する光の輝きを活かしたシャープで力強い造形で人気を博しました。


ラリックのジュエリーをこんなにたくさん見たのは初めてですが、いやあ、お見事です。
当時のファッションはレースやフリル、刺繍を多用した凝った、重厚な雰囲気のドレスが主流ですから、そのドレスに負けないようにでしょうか、ハットピン、バックル、ティアラ、ドックカラーなど、どれも大ぶりで迫力があります。
ちょっと肩が凝りそう(笑)
小さなダイヤ(メレダイヤほどではない)、バロック真珠が比較的多く使われていますが、大きな石は半貴石がほとんど、主役はやはり、独創的なデザインと、銀細工や七宝など緻密な職人技です。
ポスターにもなっているハットピン「ケシ」は、その緻密さとエレガントさに、見る人全てがうっとりしていました。
トンボやスカラベ(フンコロガシ)、魚など、この時代のカルティエもそうですが、動植物をモチーフにしたユニークな作品多数。
日本人にはちょっと思いつかないような大胆なものもあります。

j-5
ティアラ「雄鶏の頭」

ジュエリーが1点ものであるのにたいし、花瓶などのガラス製品は、ほとんどが量産を目的としています。
ラリックは冷静に時代の移り変わりを読んでいたのではないでしょうか。
ジュエリーの世界でもてはやされていたけれども、この時代はいつまでも続かないと判断したのか、近代の産業技術を研究し、事業は量産出来るガラス製品へと移行していくのでした。

私が最初にラリックに目を留めた作品が、花瓶など量産された鋳造作品です。
こちらも動植物モチーフ多数、カエル、とぐろをまいた蛇、イナゴ、なぜか爺さんの顔(何か暗示があるのか?)美しいだけでなく、おもしろいもの、不気味なものなど、見ていて楽しいです。

g-3
花瓶「つむじ風」

厚みのあるガラスが堂々として、くどいくらい凝ったアール・ヌーヴォーのお屋敷でも負けません(笑)。
今回、花はいけられませんでしたが、実際に花を飾ることもできる実用性があります。
たくさんの作品が見られて良かったのですが、花瓶や食器は、使われてこそというか、屋敷にセッティングされてこそ引き立つもの、今回は近代的な大きな美術館です。アール・ヌーヴォー様式の旧宮邸、東京都庭園美術館で見た時のような、一体となった文化の香りみたいなものは感じられません。
これだけ大規模な展示ですと、庭園美術館ではどだい無理、贅沢な話ですね。

もう一つ楽しみにしていたカテゴリーが、ガラス製のカーマスコットです。
当時は相当な贅沢品だったろう自動車のボンネットにつけるカーマスコット、車の象徴であり、極限までシンプルな美を追究…かと、思いきや、へんてこなものも多いです。
鷲や馬、ハヤブサ、女神など、もちろんかっこいいのもたくさんありますが、イノシシやチャボ、カエルなど、豪華さともスピードとも無縁そうなものもあります。
やはり個性優先なんでしょうか(笑)これで成立している社会というのもおもしろいです。

90807
カー・マスコット「大トンボ」

展示を締めくくる香水瓶もすてきでした。
小さくて美しい、手の中に収まる美しい世界、マダム達がうっとりと見ていました。

ラリックが作った会社、ラリック社は今も高級ブランドとして、きちんと残っています。
ちなみにミュージアムショップでは、展示されているのと同じデザインのラリック社製花瓶を注文できます。
価格は…現地でご確認下さい(たぶんローン可)買えない金額ではありません。
ラリックはデザイナーとして出発していますが、工房を設立して職人を抱え、後半は作家・デザイナーといより、プロデューサーとして製品を開発・販売してきたようです。
企業家としても優秀だったのでしょうね。

ラリックの作品をたっぷり楽しめる企画展でした。
もう少し期間がありますので、興味がありましたら、ぜひどうぞ。

生誕150年 ルネ・ラリック
華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ

2009.6.24~9.7
国立新美術館

参考
東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)
※玄関扉、シャンデリアがラリック製

アート・美術館 | Comments(2) | Trackback(0)

ゴーギャン展2009

2009年08月27日
ゴーギャン展はこれまで何度も開催されてきましたが、今回はタヒチに旅立つ前、ブルターニュ時代の作品が多くあるのが新鮮でした。
何はなくてもタヒチ、タヒチなしにゴーギャンは語れませんが、それ以前の作品によって画家の劇的な変化、全貌に近づけたような気がします。
タヒチ以前の作品は、そう多くを見てないこともありますが、陰鬱なイメージがありましたが、明るく穏やかな色彩、装飾的に簡略された形など、楽しいものも多くあり、見飽きませんでした。

しかしやっぱりタヒチ…でしょうか。
それ以前の作品は、人を描いてもどこか存在感が薄く、風景画の中の人物はパーツでしかないように見えますが、タヒチはどこまでも人間が主役という感じがします。
生命感にあふれ、どっしりと大地に根ざしたたくましい体、肌はしっとりと密度の高い質感があります。このあたりは現物で見られる醍醐味ですね。
絵の具は厚く塗り重ねたわけではなくて、近くで見ると薄い。この辺りはゴーギャンの技術の高さを感じます。
特に素晴らしいのは肌色、赤銅色から黄金色、褐色まで、それに呼応するような赤い大地。
この肌色と赤い大地の前には、ブルターニュ時代には主役だっだ緑も青空も引き立て役になっています。

木版画のシリーズも展示されていました。
刷りの甘さが逆に、原始時代の洞窟壁画みたいでおもしろいです。
仏教壁画のように見えるところもあったり、それこそゴーギャンが求めた、宗教を越えた神秘みたいなものでしょうか、そんな雰囲気もありました。

原初の楽園を求めてタヒチにきたゴーギャンですが、決して安楽な暮らしができたわけではありません。
家庭は崩壊、作品は評価されず、経済的にも困窮していました。
実際のところ、ややこしい女性関係も含め、フランスでの暮らしに神経をすり減らし、逃げるようにタヒチへと来たのかなとは思いますが。

exhb_155
我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」(1897-1898)

今回の目玉「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」大作です。思ったよりずっと作品の近くに寄れたのがうれしかったです。
壁画のような存在感、絵巻物のような華やかさ、さまざまな暗示、見るたび発見があるところは、さすが名作と言われるだけのことはあります。
この作品は、健康を悪化させ、経済的にも苦しいところに、娘の死の知らせを受け、絶望感に囚われたゴーギャンが、亡き娘へとささげるため、そして自分の遺言として制作したと言われています。
この時期の手紙には、これを書いたら死ぬつもりと書かれており、実際服毒自殺を図りますが、一命をとりとめます。
不思議なのは、この絵からは絶望ではなく、強い生命力を感じます。生と死が共存する原始の楽園世界では、ささいな諍いはあっても、圧倒的支配しているのは生命力だなと。
絵を描き上げて、これ以上のものは描けない言ったゴーギャン、彼は本当に死にたいなどと思ったのだろうか。亡き娘へ捧げることで、気持ちは浄化されなかったのだろうか。

ゴーギャンはその後、さらに未開の地を求め、別の島に移り住み、約2年後、1903年に亡くなります。
腕は衰えたとはいえ作品を残し、タヒチと同様に、この地でもしっかり若い娘と同居したり、画家の心はわかりません。
あらゆるしがらみを自分で作っては逃げ、作っては逃げ…の人生だったのかな、ムッシュ・ゴーギャン?
それが生きるってことでしょうかね。少しリアルなゴーギャンの人生が見えてくる企画展でした。

ゴーギャン展(2009.7.3-9.23)
東京国立近代美術館

NHK 日曜美術館
ゴーギャン 二つの世界の狭間で
 放送予定(NHK教育)
 2009.8.30 9:00~(初回)
 2009.9.6 20:00~(再放送)

ゲスト:三好和義さん(写真家) 荒俣宏さん(博物学者)

※ゲストの三好さんのタヒチの写真集はいいですね。
久しぶりにひっぱり出しました。
この写真集は、特にタヒチの人たちが美しい。
残念ながらアマゾンに在庫はないもよう。

楽園王国TAHITI楽園王国TAHITI
(2001/09)
三好 和義

商品詳細を見る


アート・美術館 | Comments(0) | Trackback(0)

ありがとう FOI2009

2009年08月25日
ダイスケ目当てのFOIでしたが、もちろん彼以外もたっぷり楽しみましたよ。今回、プロのスケーター達がみな輝いていましたね!
ジャンプはアレだけど、見せ方うまい…なんて言葉をプロスケーターに言いがちなんですが、今回は技術的なレベルも高かったような気がします。印象に残ったことをいくつか(妄想付)

村元小月選手
可憐な少女から、どんどん大人になりつつあるんだなあと実感。
披露したのはFP、「Kill Bill」はボーンさん振付なんですね。なるほど今までとイメージ違うと思った。かっこよかったです。
ちなみにSPは、加古隆の「黄昏のワルツ」のようで、こちらはしっとりした曲、好きなんです。

田村岳斗…コーチでいいのかな?最近は(笑)
そういえば彼のショープログラムを生で見るのは初めてかな?
姿も美しく見栄えしますが、ジャンプも健在でかっこよかったです。
こういう紫のヒラヒラに白のパンツなんて、そうそう似合うものではありませんが、彼ならOKです。
ああ~大上偉才選手の衣装を田村コーチに着せたい…(爆)

鈴木明子選手
こちらもボーンさん振付の「ウェストサイドストーリー」(FP)、赤い衣装が華やかでいいです~。
彼女の一途でまっしぐらなスケートは、プログラムによっては余裕ない感じに見える時があるのですが(ごめんねえ)、今回はその一途さがプログラムに生かされてるような気がします。そしてかっこいい、さすがシェイリーン・ボーン。

小塚崇彦選手
彼もどんどんいい感じに育ってます。今季のFPは布袋さんのギターということで、実は若干不安が…だったんですが、大人っぽくておしゃれ。
まだまだこれからなんですが、いいプログラムになる予感がします。
こちらは佐藤有香さん振付なんですよね。

本田武史
「ハナミズキ」すごく良かったです!なんか大人の余裕、人としての幅(だから~身幅じゃないって)を感じます。
イーグルはいつ見てもいいですよねえ。
もう1つのプロは、現役時代にカートが振付した「レイエンダ」、なつかし~好きでしたこのプログラム。
ところで、本田で気になるのは、ジャパン・オープンのFPですねえ。
…いっそ、教え子のFPをやってしまうとか?
それだったら覚えてるでしょ?
舞ちゃんのは女子だから無理…
…となると、だ、だ、ダイスケの…み、み「道」か?
4T、3A、3A-2T、やっぱりこれくらいは決めないとね!(爆)

シェイリーン・ボーン
CSチャンネルで彼女のショーの様子は何度も見ているんですが、生で見るとほんとかっこいい、そしてインパクトあります、ダンサー一人でここまでできるとは!
タンゴの小道具は椅子、つまりオトコ?(笑)
椅子にかけられた白いシャツをばっさり投げ捨てます。あ、シャツに「ニコライ」って書いてありますよ!
…嘘です、彼女のように自立した大人の女性は、別れた男に執着なんてしないはずです…たぶん(笑)。

カート・ブラウニング
いやあ、カートを生で見られる日がくるとは。
現役時代結構好きでしたが、どこがどう好きだったのか忘却の彼方で…(汗)。
ダイナミックなジャンプやさわやかさみたいなところかな。
今もジャンプは決めるし、王者の貫禄、スターオーラは健在だし、ほんとかっこいい。シェイリーン同様、テレビで結構見てるはずなんですが…引退して何年だろう?こんなにいいとは、意外なほど魅了されました。

佐藤有香さん
この人がいるといないじゃ、ショーの締まりが違うような気がします。いつでも優しく元気づけてくれるような、みんなの気持ちをつないでくれるような包容力が。ほっとしますね。
バンクーバーはコーチとして行けたら…と。そうかアボちゃんのことだよね。いつか近い将来、日本の選手を連れて国際大会に来てくださいね。

ベルビン&アゴスト
おお~私が大好きな手紙のEXです!うれしい。
ホントに美しいカップル。でも私の席からちょっと遠くで演技なのが残念。
オープニングやフィナーレで、ベンがさりげなく、すごくいい働きをしています。彼の存在ってちょっとすごいかも。チームアメリカのムードメーカーという感じ。

エヴァン・ライサチェック選手
競技プロを見られると期待していたのですが、この日はジャージのEXでちょっと残念。
他のゲストが濃い~せいか、印象がちょっと薄かった。
ところで、ホントにジャパン・オープン大丈夫?来てくれるのはうれしいんですが、すごく忙しいと思うんですよね。

パン&トン
プロが素晴らしかったといいながら、やっぱり現役のトップ選手は違う…と思いました。
一つ一つの動作のクオリティが高い。良かったです。

荒川静香
「カルミナ・ブラーナ」「フラメンコ」。
いつも天女が降りてきた…なんて言ってましたが、いつの間にか。こういう激しい曲もに合うようになってたんですね。
たぶん現役時代には似合わなかったと思う。こうして日々進化してる荒川静香はすごい。
ティアラは…うーん、どうでしょ、私はいなくてもいい(すまん)
フラメンコはちょっと泥臭さがあってもおもしろいのですが、彼女のフラメンコは純度の高い激情に昇華した、どこまでも鋭い、荒川静香だけのフラメンコという感じ。
美しい~かっこいい~、ついて行きますから!(笑)
彼女にはリンクが狭く感じます。もっと大きな…競技会場でも大丈夫。
昨年に続き、ジャパン・オープンのゲストなんですが、さいたまスーパーアリーナの、あのむやみにでっかい会場でも、彼女は大きく見えるんですよね、楽しみです。

エンディング、なかなか全体を見ることはできないのですが、とりあえずダイスケを目で追う。
カートとシェイリーンの存在感が光って見えました。
シェイリーン、小塚と一緒にハイドロスケーティング…だっけ?(キャンデロロがよくやってたやつ)やはり足首が柔らかくなったからできたのか?(笑)
ダイスケがもっと見たかったなあ、でも楽しかったです、ありがとう。

終演後は友人とその友人と宴会。こういう時でないと話せない、ちょっと無責任なおしゃべり&うわさ話が楽しい。
みなさん、ありがとうございました。
フィギュアスケート | Comments(4) | Trackback(0)

高橋大輔選手がつかんだもの

2009年08月24日
FOI2009、千秋楽へ行ってまいりました。
待ちに待った復帰、もちろんうれしさとこれまでの様々な想いが蘇ってきて…ああ、リンクにいる…と思う間もなく終わってしまいました。
もっと見たい、やっぱり2公演見るべきだったのだろうか…もう遅いですね。
ま、予算の問題が一番ですが(笑)、一つの公演を大事に集中して見るのもいいなと常々思っているので。

まず客観的に見て、復帰に際し問題は全くないように見えました。
3F、3Lzをきれいに決めていました。軽々と流れに乗ったジャンプ、細い回転軸、足首の柔軟性が増したからでしょうか、着氷がソフトで、フリーレッグが格段にきれいになりました。
スピンは報道されているように印象が全く違う、入り方から姿勢の変化、終わりまでがスムーズ。それだけで見とれるような、ランビや中野さんに通じるような美しさがありました。
ステップは力みがなくなり、流れるように滑らか、ターンやツイズル、複雑な動きも軽々です。
スケーティングの伸びは、以前よりさらによくなり、スピードもあります。
とにかく全てが流れに乗り、スムーズでした。

新EXプログラム「LUV LETTER」は、私全く知らない曲でした。流れるようなピアノのメロディとダイスケの動きがシンクロして、美しいプログラム。
ノクターン(シークレット・ガーデン)に近い印象ですね。
少しおとなしめかなという気もしなくはないですが、スケーティングの美しさを堪能出来ます。
完成度が高いという声もありますが、もっと滑り込んでいけばもっと良くなると私は感じました。

衣装は…そうですねえ(苦笑)この衣装である理由は…わかりませんな、ははは。
私は奇抜なくらいの衣装が好きなので、衣装そのものは悪くないと。ただこの曲ならもう少しシンプルな衣装でいいなとは感じました。
そして、この衣装に似合いそうなクドいプロも見たいような。
…ロクサーヌやバチェラレットのようなギラギラ感も好きです(笑)。
ちなみに、普段着練習着風な衣装(誰とは言わん…)も好みではないのです(笑)。

それにしても、ダイスケのスケーティングがここまで変わるとは…。
猛々しいロクサーヌや激しく踊るヒップ・ホップはもう合わないような気すらしてきます。
ダイスケは以前、ステップだけでなく、全てに優れた選手になりたい…というような事を言っていましたが、彼のイメージする理想のスケーターに近づいたでしょうか。

もし、課題があるとすれば、この伸びやかなスケーティングの魅力を、どうプログラムに生かしていくか、生かしきれるか。
FPの「道」は、報道を見る限りカメレンゴさんのブラッシュアップはとてもいい感じで、昨年ニュースでかいま見た「道」より数段上だと思います。
「表現力が必要なプログラム」ともカメレンゴさんは言っていました。
ダイスケの変化の歴史を感じながら、表現力とはこうした基礎的なスケーティングがあってこそ光るものだと改めて実感します。
気持ちや演技力、パフォーマンスだけではない、やはりスケーティングが良くなければトップ選手とは言えなのだと。

今季のプロは決まっているので、例える事に意味はないのですが、今のダイスケなら、ジェフのようなスケーティングの美しさをいかしたプログラムや、ランビのフラメンコのようなプログラムも見たくなってきます。
これまでの二人のプログラムにかなわなかったという意味ではなく、あくまで今のダイスケならそういうプログラムも似合そうという意味でです。
ダイスケのような劇的な変化でなくても、現役選手は常に変化の中にいると思うので、その時々で似合うものも変わりますよね。

樋口豊コーチは2008四大陸で、ダイスケのぶっちぎり優勝を称えながらも、樋口コーチの好みは、その時2位だったジェフのスケーティングだなと感じました。今なら樋口コーチは何と言うでしょうか?
NHK杯では「豊の部屋」に呼んでもらって、「豊のベタホメ」を聞きたい(希望)

リハーサルから報道各社で取り上げ、観客の多くがダイスケの復活を祝福しスタオベ、人気の高さがわかります。
でもこれはまだ「ご祝儀」、本当の勝負はこれからです。
しかし、ダイスケの新たな出発を、期待をもって迎えられることは、ファンとしてこんなにうれしいことはありません。
この人のファンで良かった、これまで何度もそう思いましたが、この日もその思いをかみしめることができました。

フィギュアスケート | Comments(6) | Trackback(2)

フィギュアスケート雑感(2009.8.21)

2009年08月21日
週末のFOIが楽しみでしょうがない私です。
ダイスケ復帰で報道も動きそう、こちらも要チェックですね。
と、ぼーっとしてましたら、20日のNEWS ZEROで早くもダイスケの練習映像が!
そして早くも動画サイトに!仕事早いなあ。
両足着氷ながら4T跳んでますねえ。
動画の再生は、最近フリーズも多いので、時間があるときしか見ないのですが、20日のNEWS ZEROだけを見るつもりが、韓国で練習するダイスケのニュース(アイス・オールスターズを見てたそうで)映像も見つけました。気が付かなかったのは私だけか?
本田、長光コーチもいます。こちらもジャンプをバンバン跳んでますねえ。
ピアノのかわいらしい曲が流れてますが、これは新EXのヒント?
いずれわかる…あせるな(笑)
なぜか後半冷麺の話が…(笑)
動画サイトには、新しいモンタージュもいくつか…「道」を4分30秒に編集してニュース映像でつないだモンタージュが素晴らしい!3Aが曲とぴったり合ってます!(だから~モンタージュなんだってば)
ぐっじょぶ!すごいです。FPをすっかり見た気になりました。

ちょっと話が前後しますが、タラソワコーチの来日で真央ちゃんニュースもいくつかありました。
ほんとにタラソワさんが大好きですよね。
そんなところにジャパンオープンの記者会見。
真央、中野、小塚、………ここに本田!
4人並べるなんて、これは本田に対する仕打ちかっ?
というのは冗談ですが…気持ち本田が小顔になったような?(爆)
それにしても、忙しくて新EXも作れてない本田の競技プロは、大丈夫なんでしょうか?(汗)

開催前何かとお騒がせだった韓国の2つのアイスショー、無事に終わって何よりです。
動画のサイトでいくつか見ましたが、あは、韓国のお客さんて歓声がすごすぎて(汗)…でも、すごい盛り上がりで楽しそうです。
印象に残ったのは、クワンですね。競技もショーも遠ざかっていたので、正直期待してはいなかったんですが、いいですねえ、見とれました。それにすごくいい表情してましたっけ。
一時代を築いてきた貫禄というか、オーラが違いますね。
熱烈なファンではなかったのですが、こういうのを見てしまうと、エレメンツだけじゃないよスケートは!と感じます。
ぜひともショーで来日して欲しいものです。

久しぶりのデンスタも良かった。
荒川さんはちょっと珍しいミスがありましたね。
ランビの「四季」も今となると懐かしい、この衣装は明るい会場の方が映えますね。
この頃はまだ少年っぽかった、この後ですよね、ランビがランビたらしめるのは。
世界各国から名だたるチャンピオンをゲストに迎えたアイス・オールスターズ、ここに続くのは、ヨナ・キム!
…そんな感じでしょうか。国民の期待を高めるようなショーでしたね。

ヨナちゃんといえば、新プログラム曲発表。
真央ちゃんもそうですが、意外な選曲がどうでるか楽しみです。
新EXの「Don't Stop the Music 」は、まだこなれてない感じがしたのですが、映像は初日だったそうで、別の日に見た方はとても良かったと書いているのを読みました。
ちょっと小悪魔っぽいお色気目線が、「007」のボンドガールに通じるのかなと思いました。

ヨナちゃんのショーでは、カメラワークもよかったですね。
THE ICEのカメラがイマイチで、真央ちゃんのカプリースがぶつ切りだったのがな…ぶつぶつ。

ところでオーサーコーチは、韓国で自伝を出版したそうで。
こちら、クッツさんのブログで詳しく紹介しています。
こういう話を聞いてしまうと、ぜひあの人(猛禽類)にも日本で自伝を!
と思ってしまう私です。
…え?自伝じゃなくて、暴露本になるって(爆)
いいじゃないですか、過ぎた事なんだから、笑って読めばいいのです。

オーサーさんの本は「1回の飛翔のための1000回のジャンプ」
佐藤信夫・佐藤久美子コーチの本は「君なら翔べる」

じゃ、ニコライなら?(あ、名前出しちゃった)
「オレは翔ばないが、君なら翔べる」とか?
「泣く前に翔べ!」とか?
いっそ「顔撫で1000回」とか?

まあでも、真面目に考えると(2006全日本女子FPのリンクサイドから)
「GO! MIKI」かな(笑)
フィギュアスケート | Comments(2) | Trackback(0)

ゆらめく日常 アートの交差展 ~新進アーティストの視点~

2009年08月19日
若いアーティスト4人だけの企画展、絵画、映像、立体、インタラクティブアート、夏休みにふさわしいさわやかさと軽さ(笑)のある企画展でした。

ずいぶん前から、アートのカテゴリーや境界線(日本画と洋画とか)みたいなものは無くなっていますが、最近はますますその傾向が強いなあと感じます。
流れを加速させているのは、誰でも使えるようになったデジタルツールと言っていいのでしょう。
そしてアーティストは絵筆を持たなくていいどころか、形もない、もしかしたら記憶も残さなくていい。
突き詰めていくと、アーティストは何を見ているのか、あるいは何を見ないのか、何を表現したいのか、何を排除するのか…という点に絞られてきているようです。

青山ひろゆき氏(1977年生)は、ポップな色彩に天使を見る。

北村奈津子氏(1982年生)は、公開制作で会いました(バナナのオブジェがうまそう)。
作品はパーソナリティありき、優しげで奇妙な視点、人柄そのままの作品だなあと感じました。

タムラサトル氏(1972年生)は、個や感情を徹底的に排除して何が出来るか、限界に挑戦しているのかな。

野口久美子氏(1983年生)は鑑賞者が関わり合うことを求めているのか。
ただ鑑賞者が触れたりするインタラクティブアートは、もう慣れっこというか、仕組み(デジタルツール)を知ってしまうと、新鮮さ不思議さが薄れてきた感じもします。

この流れがどこへ向かうのは全くわからない。まあ考えてもしょうがないのでしょう。
残るものだけが残り、消えるものは消えていくということですね。

ちょっと小難しく考えすぎ、もっと気楽に楽しむべきですね私(苦笑)
彼らのように専門分野では評価されていても、世間一般で無名に近い作家は、評価が確立していないので、どのように見ても(見なくても)いいんですよね。
有名なアーティストだと、いい作品なんだから理解しなくては…なんて気負って鑑賞してしまいがちじゃないですか。
そういうのを抜きにして、好き嫌い、おもしろさ、興味を持つことができたら十分ではないでしょうか。

090815
レールに乗ってこっちに向かってくるクマ(タムラサトル作品)

0908051
ぐるぐる回るワニ(タムラサトル作品)

「爆笑問題のニッポンの教養 芸大スペシャル」(8/18・NHK総合)では、まさにそうした若いアーティストたちがうじゃうじゃいる芸大を、爆笑問題が訪ねるというスペシャル番組でした。
いつもは大学の先生がメインなんですが、この日おもしろかったは、まだまだどうなるかさっぱりわからない学生達でした(笑)
表現手段は絵画や立体を越え、パフォーマーですね。ほとんど芸人と言ってもいい(笑)

美術系であれば高いレベルの基礎(デッサン力など)を持ち、音楽系であればクラシックの英才教育を受け、たぶん難関を突破してきた芸大生たち。
しかし、将来実務(教師や技術系)につくならともかく、どんなに優秀でも作家の自己表現の場というのはとても少ない。

爆笑問題の太田が、誰にも見てもらえない(聴いてもらえない)ものを作ってどうする?
と言っていたのが印象的でした。
学生達の多くも今現在している自己表現を磨くことと、社会的な需要(それで食べていくこと)のギャップを感じているふうでした。
オルガンを学ぶある学生は、好き嫌い以前に、聴いてもらうチャンスがないのが残念だ、みたいなことを言ってましたが、クラシカルなものは、結局の所マイナーなんですよね(特にオルガンはそうでしょうねえ)

そういう右往左往する若いアーティストを、ゆる~い視点で見るのに、夏はまことにふさわしい季節ですね。
気が向いたら、そういう若い作家にも目を向けて欲しいなと思います。
ゆるくでいいんです、ゆる~くで(笑)

ゆらめく日常 アートの交差展 ~新進アーティストの視点~
郡山市立美術館
2009.7.18~8.30.

爆笑問題のニッポンの教養
「爆笑問題のニッポンの教養」スペシャル:『表現力!爆笑問題×東京藝術大学』
(2009.8.18放送)
再放送は今のところ未定(オンデマンド配信あり)
アート・美術館 | Comments(0) | Trackback(0)

緑の陰

2009年08月19日
日中はまだまだ日差しがきついですね。
いつの間にか大木になっているキササゲが、道に濃い緑の陰をつくっています。

09081208

緑で細く下がっているのが、キササゲの実です。
キササゲとは、野菜のインゲンを地方によって「ササギ(大角豆)」「ササゲ(大角豆)」と呼びますが、これに似ているからでしょう。
実は漢方、生薬で梓実(しじつ)と言うらしい。

冬になり葉が落ちても、実だけが残っているので、キササゲの木はすぐわかります

動植物 | Comments(0) | Trackback(0)

100年インタビュー「柳田邦男」

2009年08月17日
ノンフィクションライター柳田邦男氏の著作は、以前医療分野の本を読んだくらいですが、テレビや雑誌などで幅広く活動している著名人と言っていいのではと思います。
NHKの記者時代に大きな航空機事故をいくつも取材していたことがあり、その後も大きな航空機事故が起こるとよくテレビに出て解説していました。
冷静で鋭い観察眼には、さすがと思わされることも多いです。
100年インタビューでは、NHKの記者時代から現在まで、そして今思うことなどを語っています。

柳田氏といえば…私にとっても衝撃的だったのは、次男が亡くなった事をつづった「犠牲(サクリファイス)」でしょうか。
長く心を病んでいた次男が自死を選び脳死状態に、父である柳田氏がその苦悩を書いて(当時ベストセラーかそれに近いところまで行ったような)ずいぶん話題にもなりました。
本の内容については割愛しますが、亡くなってもう17回忌を迎えるそうです。
あれから氏がどんな経過をたどり、今どんな心境でいるのか…。

歳月が経ち、悲しみは多少なりとも癒えましたか?という問いに、「全く変わらない、今でも辛い」と、迷いのない答え。
柳田氏はこれまで、様々な現場に立ち合い、生死にまつわる取材も多くこなしてきたわけですが、そういう取材によって人の痛みやつらさをわかっているつもりだったけれど、いざ自分がその立場になってみると、全く違っていた。虚無にのみこまれるような喪失感は、体験したものでなければわからないと語ります。

体験したものでなければ…というのは、ある意味、当然といえば当然のような気もしますが、本人の口からそう聞かされると、とても深いところで思い知らされたのかな…そんな風に見えました。
これまで、悲しみの中にいる人を、取材を通して自分はわかったつもりでいたけれど、実はわかっていなかった…ということがわかった、(以降)とても謙虚になった…と。
合理的な考え方では割り切れない想い、取材においても、対象として見るのではなく、自分も一員であるという見方をするようになったそうです。

「癒し」の本質は、悲しみを引き受け、生きる力をみつけることだと。
「悲しみを忘れるのではなく、心に抱えて生きていくこと」が、氏とっての人生のテーマのようです。
私もたいそうなことは言えませんが、もし歳月の効能があるとしたら、そういうことなのかもしない…となんとなく感じました。

プライベートな家族の問題でもあるので、インタビュアーの三宅アナが、とても気を使っているのですが、なかなか鋭い問いかけをしていて、思わず「うまい!」と、うなってしまう私(苦笑)。
そこは感心するとこと違うだろ…って気もしますが、優秀なジャーナリストやインタビュアーとは、質問や問いが巧みなんですよね。
出しゃばらず、誘導せず、演出もしない、これはできそうでできない。三宅アナはこのための準備を入念にしてきたことがわかります。
終始冷静そうに語る柳田氏でしたが、聞かれたことに対して、様々な想いが浮かんでは消えしているのがわかるというか、ちょっとした間や表情に、気持ちの波が見えるようでした。

犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日 (文春文庫)犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日 (文春文庫)
(1999/06)
柳田 邦男

商品詳細を見る

柳田氏の最近の活動については、そういえば全くわかりませんでした。いつの間にか絵本の世界に傾倒していたのですね。
絵本の話になったら、急に明るく饒舌になる柳田氏。絵本をテーマにした講演も多く、翻訳も手がけているそうです。
番組冒頭で、今最も気がかりなのは、子どもたちのことだと言っていました。親子の関係、幼児体験、子どもの心の成長に、絵本がはたせる役割は大きいと。

ここで「では、絵本は世の中を変えていけるのか?」という、またまた鋭い問いが、三宅アナから。
「たとえ少数の人でも救われるなら価値はあると思う」という氏の答え。

まあでも、そんなことに関係なく(笑)、絵本好きの私にはうれしい最近の柳田氏でした。

みんな,絵本からみんな,絵本から
(2009/01/27)
柳田 邦男

商品詳細を見る

100年インタビューというカタい番組、1時間半の番組をじっくり構えて見るのは大変かもしれません。
現に私も記事をまとめるの時間がかかってしまいました。
しかし、心のありようまで深く突っ込んだ内容で、心に残りました。

あくまで私見ですが、柳田氏は次男の死以前もいい仕事をしてきました。
もちろん家庭と仕事は切り離していた、当たり前というか一般的な社会人ならば、そうしないと成立しにくい世の中ですよね。
しかし家族の大きな問題によって、これまでの仕事への取り組み方を考え直さざるを得ない状況に追い込まれた。
今、自分が取り組んでいるテーマや事象は自分と直結している、自分も原因であり一員である。
といって、いちいち感情に流されていては仕事は進まないですね(苦笑)。
客観的なものの見方と個人としての気持ちはつながっていていい、あとはその距離感?
私に何かを結論づけるような根拠はない…「自分でよく考えなさい」ってことでしょうか。

再放送もありますので、機会があればぜひご覧下さい。

プレミアム8<人物> 100年インタビュー「柳田邦男」
NHK-BShi 2009. 8.13放送

再放送 : 8月27日(木)午後2:00~3:29 BShi
    8月30日(日)午前10:00~11:29 BShi
ドキュメンタリー | Comments(0) | Trackback(0)

サルスベリ

2009年08月15日
090814

夏も盛りを過ぎた頃、気がつくと咲いているサルスベリ。
木肌がすベすべとなめらかで、猿も滑るということからサルスベリ…見たことないですが、そんなシーン(笑)

うちのサルスベリ(百日紅)は、派手な色ではないし、目立たない位置にあるせいか、いつも咲き始めてしばらくたった頃に気がつきます。
木も大きくなり高い位置に咲いているせいもあるのでしょう。
薄いピンクから濃いピンクまでのものが多いですが、近所にある白いサルスベリもさわやかかでいいです。

ほったらかしでも毎年きっちり花を咲かせ、夏の強い日差しも軽くかわしている感じのサルスベリは強いなあと思います。

梨木香歩の代表作「家守綺譚」では、サルスベリがとても印象的に描かれています。
詳しく書くとネタバレになってしまうので控えますが、動植物とごく普通に交流する不思議な小説。
サルスベリ好きは必読(←いるんでしょうか?・爆)

家守綺譚家守綺譚
(2004/01)
梨木 香歩

商品詳細を見る

文庫もありますが、単行本の装丁が美しいので、単行本をリンクします。


動植物 | Comments(0) | Trackback(0)

お盆ですから

2009年08月15日
9081317

ハス(ハス)の群生はなかなか見応えがあります。
ここは私有地ですが、早朝からアマチュアカメラマンから近所の人から、何人もの人が見学に来ています。

プロが撮影した美しい写真とは違い、ハスの写真はとても難しいようです。
意外と丈が高いので、奧まで見渡しづらいこと、沼地なので好きなところ、花の近くまで接近できないことが大きいのでしょう。
群生にしても、花の接写にしても難しいですね。

それでもすっくと立つ茎と流線型のつぼみ、モードな感じの大きな葉は、他の草花にはない雰囲気があって、見飽きません。
動植物 | Comments(0) | Trackback(0)

久しぶりの青空

2009年08月12日
090812

わが家付近では、今年梅雨明け宣言をしないことが決まりました。

高い空にかかる薄い雲は、もう秋の雲ですね。
そういえば今年、夏らしい入道雲を見ただろうか?
気がつけば立秋も過ぎました。
日記 | Comments(0) | Trackback(0)

本田コーチに思うこと

2009年08月10日
昨夜のサンデー・スポーツ(8/9)は、高橋大輔の特集ということで楽しみにしていました。期待以上に充実した内容でしたね!
小塚の話もよかったし、カナコはかわいい(笑)

ダイスケについては、新しい情報ではありませんが、医師やカメレンゴさん、そしてコーチとして本田など関係者の話によって、これまでのことをより深く掘り下げてくれました。
しみじみいい内容でした。

カメレンゴさんの好感触に、ダイスケの少年のような照れ笑いが初々しい(笑)。
これまでのスピンと今のスピン比較、だいぶ変わりましたね。キャメルで上を向けるようになるとは!何度見ても(驚)
あとスピンの終盤、左右対称でない不安定な体勢でのアップライトスピン(でいいのかな?)、よくスルツカヤ選手がやってましたが、以前のダイスケは軸がぐらぐらしてあぶなっかしくて、やめてくれ~なんて思ってましたが…こちらも安定してきましたね。
実際の競技だと、スタミナによっては大変かもしれませんが、すごい進化です。
プログラム冒頭のならず者っぽい仕草の振付も印象に残りました。
別の報道番組で、カメレンゴさんが表現力(演技力という意味合いかと思う)が必要なプログラムと言ってましたが、こういう振付(表情)を照れずにやれってことでしょうか?

しかし、最も心に残ったのは本田です。なんだか落ち着いて、頼りがいのありそうなコーチの顔になってました。
ダイスケの苦しかったリハビリを思うと、本田のケガの事が思い出されて、ちょっと切ない気持ちに…。
彼はダイスケがケガをする以前から、ジャンプの指導をしていたのですが、現役時代ケガに苦しんだ本田が、ここにきてダイスケのコーチをしていることに、運命的なものさえ感じます。

春からサンデースポーツのキャスターを努めている元プロ野球選手与田キャスター、春に真央ちゃんをインタビューしていた時は、フィギュアスケートを知らないでしょう?な感じありありで(まあ新鮮な気持ちでってことで)、まして10代の女子を目の前にどうしていいかわからない様子でした(笑)。
私は、野球も与田キャスターの現役時代も知らないのですが、今回の番組では、自身も肘の手術を経験しているとのことで、ダイスケの復帰に思うこと、本田との会話に言葉以上の、アスリートだからこそ理解できる「わかってるぞ」のような思いを感じました。
それは、辛いリハビリを耐えたのは自分だけの経験(財産となるという意味で)という、担当医の話にもつながってきますね。
皆さん、そう多くは語っていないのですが、それぞれの立場で、ダイスケを見守る静かで熱い思いが伝わってきました。

カナダは本田が長く拠点にしてきた国です。
だからどうだというものではありませんが、ソルトレイクオリンピックは4位だった本田が、バンクーバーでどんな活躍をしてくれるのか、とても楽しみです。
フィギュアスケート | Comments(2) | Trackback(1)

ツユクサの青

2009年08月08日
ツユクサ(露草)にかなう青はないと思う。

090807

私の地方では、まだ梅雨が明けず、今日も小雨模様でスッキリしない天気です。
でも、こんな日はツユクサの青が美しいのです。
朝顔、デルフィニウム、あじさい、青いと呼ばれる花はたくさんありますが、やはりツユクサほどの「青」はないのでは?
世界まで範囲を広げれば、もっと青い(←意味がわからない)花が見つかるでしょうか。

雑草として繁殖力が旺盛でして、この後ばっさり…抜かれてしまう運命なんですが(汗)

9080808

先日、フィギュアスケート織田信成選手のブログを読んでいたら、金沢のアイスショーに出演した際、ファンから贈られたという花と一緒の写真が掲載されていました。

関大ブログ・織田選手メッセージ(7月11日付)

これが見事に青いバラ!
青いバラは開発中ですが、こんなに青いバラはみたことないなと、少し調べてみたところ、たぶんオランダ直輸入で、白いバラに青い染料を吸わせたもの。
染料…か、まあでもお見事です。
まったくムラのない青いバラ、どのような工程かは企業秘密のようです。
レインボーカラー(汗)もあります。

ちなみに長年サントリーが開発してきた青いバラは、この秋商品化されるようです。

「青いバラ」秋にも商品化

サントリー 世界初!「青いバラ」の開発に成功!

青と言うには…まだまだ紫かな?
バイオテクノロジーを駆使したやり方には賛否あるようですが、不可能とされてきた「青いバラ」、ここまでよく頑張ったものです。

やっぱり、ツユクサの青にはかなわないと思うな(笑)


動植物 | Comments(0) | Trackback(0)

オキーフのチョウセンアサガオ

2009年08月06日
チョウセンアサガオの白は、少し変わっているなあと思う。
アイボリーでもオフホワイトでもない、純白とも違う、漂白したような青白い白、陽が当たらない夜の雰囲気。
花びらは薄い木綿のような質感です。
一般的な花の美しさ、かわいらしさとはちょっと違う、異形のたたずまい。

09080508

ある年、家族が植えたもので、ほったらかしでも雑草が茂っても、毎年元気に咲いています。
膝丈から腰くらいの位置に、直径20cmくらいの大きな白い花、少し離れた所から見ると、真っ白なハンカチが落ちているようです。

チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)と普段言っていますが、これは正しくはアメリカ原産のアメリカチョウセンアサガオ、またの名をケチョウセンアサガオ(毛朝鮮朝顔)…のようです。
種がトゲだらけで…これまた凶悪そうなんですよ(苦笑)

東南アジア原産のチョウセンアサガオ(ダチュラ)の仲間は、この他にキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)、最近よく見かける華やかな雰囲気のエンゼル・トランペットなどがありますが、いずれも毒草…であり薬草。
有吉佐和子の小説「華岡青州の妻」で有名な華岡青州は、妻や母親を実験台に麻酔薬を開発しましたが、その主成分がチョウセンアサガオです。

アメリカの画家ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe)は、花を多く描いています。
華やかさや豊かさ、癒し…というような花の絵ではなくて、いつも花の異形っぽさを前面に描いていておもしろいなと感じます。
「赤いポピー」や「黒いアイリス」のインパクトもすごいけれど、画面いっぱいに拡大して描かれたカンナやペチュニアも、見慣れない姿でドキドキします。
中でも代表作の「チョウセンアサガオ」は、異形っぽいという私の主観そのままに描いてくれていているような気がして好きです。

ジョージア・オキーフ美術館
(ニューメキシコ州・サンタフェ)

Georgia O'Keeffe Museum: Highlights from the CollectionGeorgia O'Keeffe Museum: Highlights from the Collection
(2003/06/01)
Barbara Buhler Lynes

商品詳細を見る
アート・美術館 | Comments(0) | Trackback(0)

ねこじゃらし

2009年08月05日
実際に猫をじゃらすと、すぐボロボロになります(苦笑)。
そこら中にたくさん生えてますけどね。

090805

子どもの頃からねこじゃらしと呼んでいたので、エノコログサと言われてもピンときません。
Wikipediaによれば、アワ(粟)の原種なので、食べられるとあります。
食糧危機に備えて、覚えておくか(笑)
そんな日がこないといいですが。

動植物 | Comments(0) | Trackback(0)

マオミキマオミキ、他

2009年08月03日
昨日(8/2)放送された「THE ICE 真央&美姫いざバンクーバーへ!」は、全国ネット、ご覧になった方もたくさんいらっしゃると思います。
この番組は真央&美姫特番で、THE ICEのショーの模様は「真夏の氷上祭典2009 THEICE(仮)」として、8月15日(土) 中京テレビ(ローカル)で放送されます。

私は録画を夜見ましたが、リアルタイムで見ていた友人がマオミキマオミキ…だよと教えてくれたおかげで(笑)…私はもちろんショーが見たいわけですが…純粋に真央&美姫特番として楽しめました…というか、そう心がけました(苦笑)

いつかは出ると思った恋バナ(笑)
終始食い気の真央ちゃん、ピンとこなくてお菓子ばっかり食う真央ちゃんに対し、美姫ちゃんと舞ちゃんのリアルな恋バナが…。そうですか、ああ見えて舞ちゃんは積極的なんですね(汗)
占いの館は、できれば美姫ちゃんのも見たかったな。
「お相手は外国人ですね…」なんて当てられたりして(爆)
それにしても、真央の恋バナはいつ聞けるんでしょうか。聞いたら聞いたで動揺したりして(笑)
だからどうなのだ…という内容ではありますが、日本を代表する2人の個性の違いが際だって(もちろん優等生的な内容は否めませんが)ファンはうれしい内容なんじゃないかなと思いました。
あと、美姫ちゃん、ジャージの時はナチュラルメイクにした方がいいんでは。

小塚の若い頃!
ちっちゃいだけで、全く変わってないのがおかしくって(笑)
新プログラム、いい感じてすね!
このプログラムで大人になれそうな予感…でもない?

真央ちゃんの新しいEX、扇子の使い方がすごいですね。複雑なスケーティングをしながら、開いたり閉じたり、ちょっした角度で扇子は間が抜けて見えるのですが、あんなふうにシャープに、かっこよく使えるまでには、ずいぶん練習したんだろうなあと感心してました。
残念だったのはカメラワークでしょうか。早い動きについていけないのか、放送された映像は細切れな感じで慌ただしく感じました。
しかし、見れば見るほどすごい。
生で見れば、スピードやテクニックもりだくさんがわかると思うんですが。
早く生で見たいです。

浅田姉妹のプログラムも良かったですね。昨年はぎくしゃくしてましたが、今回は姉妹ペアのプログラムとしてなじんでました。
ある意味驚いたのは、ジェフとの「アラジン」、ニュースで見た時もいい感じだなと思ってましたが、ジェフは王子だし、やっぱりファンタジックでステキだなと。
真央ちゃんは、昨年のような「きゃー、何もしないでくださいーっ!」な緊張感(爆)もなく。
ディズニーなんて、お子ちゃまじゃないかと思いつつ、真央ちゃんにさわやかなお色気を感じたり…大人になってるんだなあ。

美姫ちゃんのタップのEXはとてもおもしろいと思うんですが、見たいのはどっちと聞かれれば、やはりレクイエムでしょうか。
生の迫力にはかないませんが、この貫禄、テレビでも重厚で神秘的な感じがわかります。
喜びも悲しみも乗り越え、全てを内包したような、この人間くささが魅力ですね。
頂点をめざす準備は整っている…そういう余裕すら感じます。
真央ちゃんとヨナちゃんのオリンピックを「初戦=挑戦」とたとえるなら、美姫ちゃんは自分自身最高のものを披露する「昇華」の場、そんな感じでしょうか。
あとは、なにはなくても健康、それとニコライのプログラム次第か。
どうかハズレに当たりませんように(すまんな!ニコライ)

クワンが現役復帰はないと発言。
そうだろうとは思っていましたが、区切りがついたということでしょうか。
数年でもいいから、ショーに出演し、日本でもぜひ!ですが、どうやら学業が佳境にあるようで、どうなるか。

もうひとつのFOI、ファンタジー・オン・アイスが、中止になったそうです。
申し訳ないけれど、ほっとしたというのが本音です。
キャンデロロには、また改めて来てくれればいいのです。

日曜日のうるぐすでダイスケと聞き、楽しみにしていましたが、むむむな内容で…。
FOIの宣伝なんでしょうね。そういってもチケットはほぼ完売だし…だから短いのか?

そして先ほど、ぼーっと見ていたNHKニュースでダイスケが!
以前関西で放送された内容…+SPのステップ。
スピンもいいですが、FPもSPもステップが素晴らしい。録画できてうれしいです。
NHKは「スポーツ大陸」の取材もしてるはず、これからも期待できますね。
フィギュアスケート | Comments(0) | Trackback(0)

オニユリ

2009年08月03日
いくら夏とはいえ、このような配色を人が着ていたら、ちょっと特別な人と誤解されそう。

090802

暑い季節に、下々を睥睨するように、すっくと立つオニユリは、個性的でかっこいい。
ムカゴで増えるせいか、意表をつく場所から生えてきたりします。
これは、ツツジの植え込みの中から。

オニユリ(鬼百合)の名の由来は、鬼に似てるから…よりは、「鬼のように大きい」という説が有力のようです。だいたい2m近くになります。
「鬼」という言葉が、そのような形容詞として使えるのはおもしろい。
さしずめ今は…

オニ暑い!

ってとこでしょうか?
どうぞ、ご自愛下さい。
動植物 | Comments(2) | Trackback(0)

若田さんお疲れ~&ライトスタッフ

2009年08月01日
昨夜は、宇宙飛行士若田さんの帰還を祈りながら、BSで映画「ライトスタッフ」(1983・米)を見てました…というのは誤りで(苦笑)…スペースシャトルの予定はいつも流動的なので、あんまりあてにできないのです、ごめんなさい、考えてませんでした。
それはともかく若田光一さん、4ヶ月半の宇宙滞在を経て無事帰還、お疲れ様でした。

昨夜は、日中録画していた「オリンピックコンサート2009」、フィギュアスケート使用曲もあると聞いていたので…それをを見るつもりが、「ライトスタッフ」を見始めたら、これがおもしろくてガン見してしまいました。
アメリカNASAのアポロ計画以前、マーキュリー計画を描いた作品、史実に基づいているのでそんなに派手さはないんですが、この手のものに私は弱い。

背景にあるのは米ソの宇宙開発競争、危険と知りながら未知の領域に挑戦するテストパイロットと初期の宇宙飛行士は、みな命知らずのヒコーキ野郎達。
帰還を待つ妻達は、夫が帰ってこないのではと気に病む日々をおくっています。
生きて帰れば手にはいるのは名誉と小金。
彼らがイカレっぷりが、なんともおちゃめで魅力的。
テストパイロットのサム・シェパードがかっこいい、というか男前すぎますね。
エド・ハリスもデニス・クエイドも若いなあ。

それにしても3時間強は長い(汗)
アメリカで公開されたオリジナル版で、日本公開作品より30分長いらしい。
こういうのに詳しそうな人に、「どこが違うのだ?」と聞いてみたのですが、「そんなのはオタクでないとわからない!」との答え。
…「アンタがオタクだろ~が?…え?」
と、言いたいのをぐっとこらえ(笑)、自力で調べてみました。
ラスト近くに、ダンサーのシーンがあるのですが、そこがカットされたのはわかりました。

それと、先ほど質問した相手は、「チャイコフスキーの曲が効果的で…」と言っていました。
音楽はとてもステキで、この作品はアカデミー賞(ビル・コンティ)をもらっています。
私も気になってたのですが、テーマ曲がチャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」?
…でも、あれ?あれ?ちょっとちがう?
アレンジが違うのか?…いやメロディがちょっとだけ違う。
…ということはチャイコフスキーではないのかも?

調べました…オリジナル曲でした(汗)。
この曲の他に、ホルストの「惑星」が使われているのはわかったので、クラシックつながりでチャイコフスキーが使用されてもおかしくないと思ってしまうんですよ。
…しかし、聴けば聴くほど…(汗)
それから、日本版でカットされたダンサーシーンは、サリー・ランドがドビュッシーの「月の光」で舞うというもの。マーキュリー計画が一応の成功を収め、まだ発表していないけれどアメリカは次はいよいよ「月に行っちゃうもんね!」という意志を表明する意味で「月の光」が使われています。
幻想的できれいでした。

チャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」は高橋大輔選手が、「月の光」は浅田真央選手が、フィギュアスケートのプログラムで使っているので、いちいち気なってしまいました(苦笑)。
有名曲ですからしょうがないですね。
って、だからチャイコフスキーは使ってないってば(笑)

ライトスタッフ スペシャル・エディション [DVD]ライトスタッフ スペシャル・エディション [DVD]
(2003/09/05)
サム・シェパードスコット・グレン

商品詳細を見る
映画 | Comments(2) | Trackback(0)
 | HOME |