極限に見た生命の美しさ‐セバスチャン・サルガド‐ 日曜美術館

2009年11月30日
写真家、セバスチャン・サルガドは、経営学を学ぶもフォトジャーナリストに転身、難民、移民、労働者の実態、最近では「GENESIS(起源)」、地球の起源に迫る写真を発表しています。
私は以前、ユニセフの「ポリオ撲滅キャンペーン」の写真として、サルガドの作品を見たことを思い出しました。恵まれない環境におかれた子どもたちの、こちらを射るような目線が印象に残っています。

番組は、現在展覧会が開かれている東京都写真美術館 で、サルガド氏本人の解説を交えながら進みます。
内戦で難民となってしまった人々や社会の底辺でしか生きられない労働者など、展示されている写真は悲惨なテーマがほとんどです。
それにしても、どの写真も本当に美しい、モノクロームの宗教画のようです。
宗教画は言葉を使わないで教義を伝える手段でもありますが、サルガドの作品も言葉はいらない、見て伝えるという意味で同じですね。

望遠は極力使わない、対象には限りなく近づいて。
逆光や斜光、光をいかした撮影技術は、カルチェ・ブレッソンの影響かな…とは、写真に詳しい知人の話でした。

アフリカにおける泥沼の内戦、働き蟻のように黙々と金鉱を掘る労働者の群れ、絶望感ただよう過酷すぎる現場、それらを伝えることがフォトジャーナリズムですが、写真の中の人々は悲惨でありながら誇りを失わず、なぜこんなに美しいのか?
サルガド氏の言葉に
『私は、どんな過酷な状況の中でも、生きようとする人間の尊厳を撮っているのだ』

サルガドは、たとえば内戦を逃れる難民と生活を共にし、積極的に現場に関わっているようでした。
そこには憐れみとか同情ではなく、対象に対するサルガドの深い愛情や尊敬の念を感じます。
危険を省みない行動力やシャッターチャンスだけでは撮れない写真ということでしょうか。

日曜美術館
極限に見た生命(いのち)の美しさ
‐写真家 セバスチャン・サルガド‐

(2009年11月29日放送)
再放送/2009年12月6日20:00~

東京都写真美術館
「セバスチャン・サルガド アフリカ」展
2009年10月24日(土)~12月13日(日)

Amazonのリンクはイメージの参考までに。

Sahel: The End of the Road (Series in Contemporary Photography, 3)Sahel: The End of the Road (Series in Contemporary Photography, 3)
(2004/10)
Sebastiao Salgado

商品詳細を見る


AfricaAfrica
(2007/10/31)
Mia Couto

商品詳細を見る


アート・美術館 | Comments(0) | Trackback(0)

サフショルのFPは「アフリカの日々」

2009年11月28日
スケート・カナダでは、ファイナル行きが危うかったペアのサフチェンコ&ゾルコヴィーのことが気がかりでした。
無事優勝してファイナル決定、ほっとしました。

SPは「Send in the Clowns 」、DOIで初披露してくれた時は感動しました。
…でも、あのメイクはどーよ?と友人たちと話題になりましたが、「ショーだからでしょう?」と話が落ち着いたのですが、なんと競技でもピエロのメイクが…しかもエスカレートしてるし(汗)
ま、いいんです、素敵なプログラムで評価も高く、高得点頂いてますから(笑)
問題ないSPに対し、FPは直前で換えるというハイリスクの試みでしたが、得点も申し分なく完全優勝、やれやれ。
放送はまだ見られないので、動画サイトで一足先に確認しました。
曲は映画「Out of Africa」サウンドトラックから、おお「アフリカの日々」ですね、なつかし~。

愛と哀しみの果て [DVD]愛と哀しみの果て [DVD]
(2005/11/25)
メリル・ストリープロバート・レッドフォード

商品詳細を見る

日本では「愛と哀しみの果て」という邦題で公開され、それなりにヒットしました。
シドニー・ポラック監督、ロバート・レッドフォード/メリル・ストリープ主演
1985年度 第58回アカデミー賞、作品賞・監督賞・オリジナル脚本賞・撮影賞・作曲賞(ジョン・バリー)・美術監督設置賞・音響賞

アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)
(1981/04/25)
アイザック・ディネーセン

商品詳細を見る

実は原作がとてもいいのです。
アイザック・ディネーセン「アフリカの日々」
とにかくアフリカ・ケニアの自然描写が素晴らしい、読んでアフリカに行きたくなりました(行きませんでしたが・苦笑)
恵まれてはいるけれど制約も多い暗く沈んだヨーロッパから、一転して日差しがまぶしいアフリカへ、明るく開放的なではあるけれどそこには厳しく美しい自然と異質な社会。
アフリカに魅せられた女性の半生…でいいのかな。

映画は、何と言ってもアフリカの映像、原作に描かれていた雄大なアフリカの自然がそこにあり楽しめました。
ガゼル、インパラはじめ登場する野生動物が美しい。
贅沢言えば、ストイックなヒロインにメリル・ストリープはどうかなという気はしました。すごい女優さんですが。
ロマンはあっても生活力のない冒険家の恋人(苦笑)、これはロバート・レッドフォードぴったりでした。
気に入らなかったのは「アフリカの日々」という素敵なタイトルがあるのに「愛と哀しみの果て」なんていう、チープなメロドラマなタイトルがついていること。あの頃こういうタイトルが流行ってたんですよね。(「愛と哀しみのボレロ」とか)
今なら「Out of Africa」そのままのタイトルになりそう。
音楽は素敵でした…ってサフショルのFPを見て思い出したんですが(汗)

そんなわけで、サフショルのFPはうれしい選曲。
スケカナのFPは、スケーティングの見事さ、エレメンツの完成度は素晴らしかったです。スロージャンプ、リフト、ツイストは完成された芸術作品のようでした。
ただ、プログラムの表現という意味では、インパクトもまだまだでしたね。
表現のポイントはどこだろう?と、いろいろ考えていたのですが、この二人、愛を語り合う主演二人とは似てない…というか異質な感じがします。
ロビンはどっちかいうと、アフリカの誇り高き野生動物だよなあ…。
…なるほど、そうか!
二人が演じているのは、動物…とはいわん、アフリカの自然ということで。

…なんだ、そういうオチか…とつっこまないように。
ただの野生動物好きですので(笑)

参考画像
250px
トムソンガゼル

250px impala
インパラ

ちなみに、インパラの得意技はジャンプ!
200px impala
フィギュアスケート | Comments(0) | Trackback(0)

ジュベール、GPF欠場

2009年11月27日
ダイスケのGPF出場に浮かれていたら、なんとジュベールが…。

ルッツの練習中に、右足にエッジを刺し腱を切断、手術したもよう。
これまでも、似たようなケガをしてきたわけですが…といっても、ケガはケガ、こういう報道はやはり切ない。

NHK杯で勝ち取ったファイナル。
日本が大好きだと言っていたジュベール。
東京で会えるのを楽しみにしていたのですが、残念です。

今後を考えれば、オリンピック代表は事実上決まっているようなもの、国内選手権もパスして構わないはずなので、今はきちんと治すことですね。

報道によれば…
五輪にはまだ約2カ月半あり、立ち会ったコーチは「たとえ傷口が開いていても、バンクーバーには行くと彼は言っていた」と五輪出場に自信を示した。

…キズグチって…(滝汗)

ま、起きてしまったことはしょうがない!
どんなところからも彼は戻ってきた、その力を信じています。
待ってるよ、ジュベール!
フィギュアスケート | Comments(10) | Trackback(0)

ダイスケ、GPFへ

2009年11月27日
教えてもらいました、本日11/27付日経新聞にダイスケ記事。
今の気持ち、今の状況他、読み応えのある内容でした。
NHK杯のFS直後、「前はもっと踊っていたよ」とカメレンゴさんに言われたとか、なるほど、カナダのダイスケが理解できますね。

スケート・カナダ2位。GPF出場決定。
やっとトップで勝負出来るところまで戻ってきた、そう感じます。
フィンランディア杯、NHK杯と、競技の場にいることの喜びを見てるこちらも感じるも、少し慎重で、闘争心が弱いかなと感じるところもありましたが、スケート・カナダでは、勝負に向かう強い気持ちがこれまで以上に見えてうれしかったです。
ファンとして、肉体的なことに起因するブランクは覚悟はしていたけれど、気持ちの面でブランクは、想像以上にあったなあと、今振り返るとそう思います。

SPでは、リンクの狭さと氷に手こずっている感じがして、ステップが少し慎重に見えましたが、きっちりまとめました。得点が伸びず納得いかない顔も、勝負の場にいるからこそ。次につながる結果でしたね。

FSは4Tが今回も残念でしたが、プログラムの完成度はぐっと増し、プログラムの世界観にたっぷりひたることが出来ました。カナダのお客さんも喜んでくれたと思いますが、どうでしょう?
ステップやスピンのレベルなど、実際、ジャンプ以外にもミスは山ほどあるんですが(笑)
スピンはうまくなっているのは確かなんですが、競技の場となると危ういところが多々、結局昔も今も、スピンでハラハラするのは同じだっていうのが…なんとも(汗)

見所はたくさんあるFP、私は後半、2つ目のスピンからSlStに入る流れ(つなぎ)がとても好きなんですが、この足換えのコンビネーションスピンがまた、ああ、ほどけるっ…!って感じで、手に汗握りました(爆)
この辺りがカバーできるとPCSのTRも上がると思います。
PE、CH、INが高いのは見た通りさ…ふふんと得意になってしまう私(笑)

それにしても、最近のダイスケはいい顔をしています、競技でも、インタビューでも。
これまでも言い訳をしない彼ですが、復帰後はいつも率直で、現状をよく理解し、強がりも言わず、自分にも周囲にも正直ですね。
大人になったなあ(…と、今だけでも上から目線で言わしといて!)

スケート・カナダは、もっと良くなる、もっと得点は伸びるということがわかった大会でもありました。
GPFは東京、リンクで手こずることはないと思うので、今度こそ4Tを決めて欲しい。
まあ、どんな結果でも糧にできる、何一つマイナスにはならないでしょう。
今のダイスケはそう言いきれますね。
フィギュアスケート | Comments(2) | Trackback(0)

GPS2009 スケート・カナダ感想

2009年11月27日
○男子シングル
ジェレミー・アボット選手
見事4Tを決めました!
FPだけなならダイスケが上でしたが、4Tを決めたアボちゃんが優勝できて良かったと心から思います。
おめでとう。
佐藤有香さんに師事とは、賭だななんて思ってましたが、なんだかいい感じですねえ(笑)
スケーティングの美しさとか、音楽との調和は以前から素晴らしかったですが、最近はアボちゃんにしかない独特の個性が加わってきたなあと思います。
派手ではないですが、味があるというか、見るたび発見があるような感じ。
衣装は?…?さすが佐藤一門(汗)
SPはいいと思う。
FPはNHK杯で最初見た時、地味を通り越して、禁欲的にすら見えると思ったのは私だけでしょうか?(汗)
しかしスケートカナダでは、社交界にデビューするお嬢さんをエスコートしそうな華やかさがあって、ほっとしました。
背も高くてスタイルがいいので、「上下つなぎで上の方にポイント持ってきて、すらっと見せよう…」なんて某タカハシ選手のようなことをしなくていいんですから!

パトリック・チャン選手
やはりケガの影響でしょうか、調整不足の感じ、ジャンプは決まらないしで、やむを得ない成績でした。
それでも流れるように美しいスケーティング、ステップなど、いつまでも見ていたい気持ちになります。
SPは昨年から続行のロクサーヌを、若干振付変えて来ました。
FPは「オペラ座の怪人」、まだ出来ていないからと言ってもいいのですが、正直編曲には違和感おぼえるし、パトチャンがストーリー性の強い、またイメージが先行しやすいこのプログラムを表現しているとは思えません。
忘れそうになるんですが…(苦笑)若い選手ですからしょうがないのかもしれないけれど、表現面のチャンネルはそれほど多くはないと思うんです。
しかし、振付がワンパターンでも、衣装がアレでも、板前みたいな雰囲気でも(汗)…言動がアレでも…(滝汗)、美しいメロディで彼が滑りはじめれば、それだけで見とれてしまう、すぐさま惹き付けられる魅力を感じます。
やっぱり強い選手だと思います。

デニス・テン選手
SP3位で、おおこれはもしや、新たなスター?と、期待しましたが、FPで崩れ表彰台は逃しました。
でも十分存在をアピール、間違いなくこの大会のスターの一人だったと思います。
SPははち切れそうなパワーがあって楽しかったですねえ。
FPも「がんばれ!」思わず応援したくなってしまう、ここ大事ですね(笑)

ミハル・ブレジナ選手
ダイスケ2位以上を願うワタクシとしては、彼の存在にハラハラしてたのは事実ですが(苦笑)、よくがんばったと。
私がGPSの若手で一人押すなら、彼かな。
ジャンプの素質と、スジのよさみたいな、まだまだ未完成でまとまってないことに大きな可能性を感じます。
ユーロでも十分表彰台に絡んできそうな気がします。

アダム、ボロデュリン、ミハル、アモーディオ、デニス…と、例年そうですが、若い選手の台頭がめざましいGPSでしたね。どの選手も魅力的でした!
2大会両方でいい結果を残すのは、経験の浅い選手にとって大変ですが、それが出来てくると表彰台の常連ですね。一方、シニアデビューを華々しく飾っても、翌年低迷というのも良くあるケース。全員が伸びることはなくて、誰がはい上がってくるか?厳しいサバイバル、みんな頑張れ!

○女子シングル
ジョアニー・ロシェット選手
意地見せました!って感じかな。まだ絶好調ではないように見えましたが、本当に強くなりましたねえ。
ぶっちゃけSPはあげすぎかな~…とは思います(汗)
それにしても、よく練られたいいプログラム、特にFPのラストに盛り上がってくるところとか、バンクーバーの会場で!って、今から期待させてくれますね。

アリッサ・シズニー選手
美しい~。
最近安定した演技ができるようになってきましたね。
特にSPは素晴らしかった!ぶっちゃけジョアニーとこんなに差はないと思うのですが(汗)
そして、全米女子…ますます混沌!

ミライ・ナガス選手
ミスはもちろんありましたが、すごくよかったと思います。なので表彰台に上がれなかったのが残念で残念で…。
ロングエッジに回転不足、なかなか伸びないPCS、キビシイ。
でも腐らずがんばって欲しいです。
FPのカルメンはイマイチ評価されていないのかな?お色気たっぷりの情熱的な女ではなくて、こういうカルメンもいいかなと思っているのですが。
トリノOPのアイスダンスでカスタマロフが演じたのはドン・ホセでもエスカミーリョでもなく「牛」だったとか、ミライちゃんもカミング・アウトしたらどうかな?
「ミライが演じているのは子牛です!」…とか。どう?ど~よ?

鈴木明子選手とラウラ・レピスト選手は、本来の力が出せませんでしたね。
それでもレピスト選手表彰台は幸運、鈴木選手が5位というのは不運だなあと感じます。
鈴木選手は国際舞台の実績がないので、ちょっとミスしただけで…こんな時は不利なんですよね。でもファイナルの切符もつかんだし、ほっとしました。
挽回はいくらでもできますね。
フィギュアスケート | Comments(2) | Trackback(0)

国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア

2009年11月26日
展覧会HPより
〈ロシア美術の殿堂、モスクワの国立トレチャコフ美術館。なかでも19世紀後半から20世紀初頭にかけてのロシア美術の作品は、創始者である19世紀のロシアの実業家、トレチャコフがとりわけ熱心に収集したもので、同時代の作家の作品が揃っている。 〉

久しぶりに具象画の王道を見た感じがします。
今回の目玉「忘れえぬ女」は、作品については知らなくても、どこかで目にした方も多いと思います。
昔、「ロシアのモナ・リザ」…とか、そういう紹介のされ方をしたような記憶があります。
原題は「見知らぬ女」…だそうですが、日本ではいつの間にか「忘れえぬ女(ひと)」になってしまったらしい(苦笑)
…「女」と書いて「ひと」と読む…演歌か!?

wasureenu
イワン・クラムスコイ「忘れえぬ女」(1883年)

美しいだけではない、印象深い女性像ですよね。
どんな女性で、何を考えているのだろう?…一瞬にドラマを感じます。
俗っぽい話ですが、人物の写真や絵画には、どこから見ても、どんな角度から見ても、こちらを見ているような作品がありますよね。「忘れえぬ女」はまさにそれ。
馬車に乗った濃い系美女から、こんな風に見下ろされたら…ドキドキしますねえ。「忘れえぬ女」になったのもうなずけます(笑)

19世紀後半からロシア革命(1917年ロマノフ王朝崩壊)のロシア美術はリアリズム、人物にしても風景画にしても、写実を極めています。
それは美術だけでないことが同時代にいる小説家、チェーホフ、トルストイ、ツルゲーネフ(重厚な肖像画があります)を見ればわかります。
実はこのカテゴリーの小説はちょっと食わず嫌いなんですが…(汗)

ロシアは文化圏的にはヨーロッパでしょうが、日常生活や家族を描いた作品は、先入観があるからか、暗くどこか寂しげな感じも…しかし、雪原を走る馬車などを見ていると、人はたくましいなあとも。
イリヤ・レーピンの人物画、家族を描いた作品もいいですねえ、人物にさわやかさ、透明感があって印象に残りました。

好みからいえば風景画、特に森を描いた一連の作品が良かったです。
公園のような森でもなく、人を寄せつけない大自然でもない、人の気配が少ない自然(わかりにくいですね)
哲学者が歩いてそうな感じ(ますますわかりにくい?)
町を少し離れれば、懐の深い森がすぐそこにあるような感じがします。

地平線の見える大地、風景も人物の背景にしても、空の大きさを感じるのは、もっともロシアらしいところでしょうか。

そして、名前をちっともおぼえられないのもロシア的!
…とも思う(爆)
参考に名前だけコピペで列記(そこに意味があるのか?)

アレクセイ・サヴラーソフ、ニコライ・ゲー、イワン・シーシキン、ワシーリー・ペローフ、イワン・クラムスコイ、イラリオン・プリャニシニコフ、アルヒープ・クインジ、ワシーリー・ポレーノフ、イリヤ・レーピン、ニコライ・カサトキン、イサーク・レヴィタン、コンスタンチン・コローヴィン、アブラム・アルヒーポフ、 ワレンチン・セローフ、イーゴリ・グラバーリ、コンスタンチン・ユーオン…(汗)

国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア
郡山市立美術館

2009年10月24日(土)~12月13日(日)

この展覧会は、4月にBunkamuraザ・ミュージアムで開催された展覧会の巡回展です。
参考HP
Bunkamuraザ・ミュージアム
国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア


アート・美術館 | Comments(0) | Trackback(0)

冬が来る前に

2009年11月26日
天気もいいので、本格的に寒くなる前に森をぶらぶら。
紅葉の頃は、結構な人出だったようですが、今はもう誰もいません。

091123115
ぐんぐん動いていく白い雲、青空がまぶしい。
木々は葉を落として、夏には見えなかった空が広がっています。

0911231126
御神木の杉

0911231154
小さな滝があります。
森はとても静か、滝の音だけ聞こえます。

0911231157
最後の紅葉といった風情。
グレーの山に赤が映え、日本画のよう。

散歩道・ドライブ | Comments(2) | Trackback(0)

立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む

2009年11月25日
ジャーナリスト立花隆氏が、がんであることは少し前に聞いていました。
最初に知った時、立花氏であれば、これを幸い自らを取材対象として突き詰めて仕事をするであろう事は容易に想像できました。
NHKの長期取材は、これまで立花氏がガイドを務める番組(特に医療、科学分野)を数多く放送してきたNHKならではの信頼関係があって成立したのかなと感じます。

はじめに、この番組はがん治療最前線…というような内容ではありません。
また、記事はあくまで私の感想であり、医療の立場から見たものでもありません。記述についてあいまいな点などはご了承下さい。

冒頭の方で、交流のあった物理学者戸塚洋二氏、友人でもあった筑紫哲也氏が、共にがんで亡くなっていることに触れています。
抗がん剤の効果はあるものの激しい副作用に憔悴している戸塚氏との最後の対談、このころから立花氏は自分の将来を考えていたのだと思います。
戸塚氏のがんとの戦いは、NHKのハイビジョン特集で放送され、私も記事を書いています。

物理学者 がんを見つめる 戸塚洋二 最期の挑戦(2009.7.10)

いつも冷静で客観的、自分の体に起こっていることですら、知的好奇心で向き合える立花氏ですが、親しかった友人筑紫氏のことを語りはじめると、言葉に詰まり顔をゆがめ、涙をこらえていることに、私はテレビの前でちょっとうろたえてしまいました。
筑紫氏の存在がいかに大きく、大事な存在であったかがわかります。

現在、がんの生存率はかなり高くなっており、今すぐどうこうではないのでは?と思っていました。
立花氏の膀胱がんは転移もなく、手術は成功しましたが、多発性であることから、かなりの確率で再発するということでした。
そして「人類はなぜ、がんという病を克服できないのか?」という、立花氏の思索の旅が始まります。

アメリカがん学会で取材、最前線の研究者によれば、がんの制圧にあと50~100年はかかるだろうとのこと。
また、近年がんについて仕組みを知ることは出来たが、治すことは難しいまま、生きている事ががんを生むと言います。
がんは細胞の異常増殖ですが、増殖させる遺伝子「がん遺伝子」は、実は生命の誕生・成長に必要な遺伝子であることもわかってきました。
たった一つの一つの受精卵が猛烈なスピードで増殖と分化を繰り返し、人の体を作っていきます。一つの細胞が分化し、あらゆる種類の細胞になる、この源になる細胞が幹細胞です。
がん細胞は、幹細胞に似た振る舞いをするという説があるそうです。

幹細胞を培養、または人工的に作ることができれば(iPS細胞)、トカゲの尻尾が生えてくるように臓器が再生し、移植問題などが解決することになるため、国内外で研究されています。
ところが日本でのiPS細胞の第一人者によれば、彼が開発した画期的なiPS細胞には、がん遺伝子が使われており、使えばがん発症の可能性が高く、それをクリアしなければ実用化はできないということでした。

では、人が本来持っている免疫によって、転移を防ぐことができないのか?というと、がん細胞はほぼ自分の細胞であるため、免疫が働かないらしい。
現在数多くの抗がん剤が開発されていますが、そういうわけでがんの機能だけを抑制、攻撃するのはほぼ不可能。抗がん剤の効果があるということは、正常な細胞、機能も攻撃しているということ、副作用も伴います。
抗がん剤はコントロールが難しいようです。

様々な取材を経て、立花氏が決断したことは、(自分は)抗がん剤を使わない…ということでした。
自分は今69歳、がんにかからなくても遠くなく死がある、じたばたしない。
自分はがんばらない、抗がん剤によって、生活の質を落とすくらいなら、好きなことして…ということのようです。
死ぬまで生きる力がある。
死ぬまでちゃんと生きる。

わかる、わかるんですが、一方でそんなこと言わず…もっと長く生きてほしい、やはりそう思ってしまいますね。

立花隆 思索ドキュメント
がん 生と死の謎に挑む

NHK総合2009.11.23放送
ドキュメンタリー | Comments(2) | Trackback(0)

日高敏隆氏死去

2009年11月25日
日高敏隆氏(京都大名誉教授、元滋賀県立大学長・動物行動学)が、肺がんのため11月14日、京都市内の自宅で亡くなりました、79歳。

日高氏は、動物行動学の先駆けコンラート・ローレンツ「ソロモンの指輪 動物行動学入門」の翻訳、それをさらに押し進め、進化論や遺伝子レベルで論じたリチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」の翻訳などを手がけ、日本に動物行動学の概念を広めた方です。

著書(専門書、エッセイ)、共著、監修、訳書など多数。
中でも自然科学をベースにしたエッセイは、専門知識がなくても楽しめます。
一線は退いていましたが、エッセイなどでまだまだ読めると思っていただけに残念です。

ご冥福を祈ります。

時事通信 京都大名誉教授の日高敏隆氏死去

京都新聞 日高敏隆氏が死去 動物行動学草分け、京大名誉教授

春の数えかた (新潮文庫)春の数えかた (新潮文庫)
(2005/01)
日高 敏隆

商品詳細を見る


人間はどこまで動物か (新潮文庫)人間はどこまで動物か (新潮文庫)
(2006/11)
日高 敏隆

商品詳細を見る

ドーキンスの翻訳で一番おもしろかったのは、これ
盲目の時計職人盲目の時計職人
(2004/03/24)
リチャード・ドーキンス

商品詳細を見る


日高氏についての以前の記事
「渋谷でチョウを追って~動物行動学者・日高敏隆のまなざし~」(NHKハイビジョン特集)
サイエンス・ネイチャー | Comments(0) | Trackback(0)

人類 再び月へ 進む月面基地計画(ハイビジョン特集)

2009年11月24日
この番組は、10月24日放送、NHK総合「ワンダー×ワンダー・ここまで来た!月面基地計画」の番組を充実させた内容です。
私はワンダーを見逃していたので、楽しみにしていました。

アポロ計画から40年後、国際宇宙ステーションが建設され、そして再び月に注目が集まりつつあります。
2004年月面基地の計画(コンステレーション計画)を発表したアメリカ政府(ブッシュ大統領)、月面基地を足がかりに将来の火星有人探査を見据えてということでしょう。
冷戦終結後、アメリカにとってロシアは競争相手ではなく、協力関係を結ぶ関係になりました。
月面基地、火星有人飛行で、いったい何を目指すのか?国家事業といえども莫大な資金投入、国益以上の情熱がないと進まないものです。
まあ、そういう堅い話は抜きにして、番組は月面基地を実現するため開発された様々なラインナップが見られて楽しかったです。
日本の探査衛星「かぐや」による美しい映像もよかったです。

実際月で暮らすには何が必要なのか?
過酷な環境に耐える宇宙服や月面探査機、中でもキャンピングカー型の探査機「月面ローバー」は、SFアニメ、ロボットアニメをさんざん見て育ってきた私には、ついに実現したか?という感じでワクワクしました。
他の番組でも目にしたことのある最新の宇宙服(といっても開発中)は、体にフィットしたSFアクション映画にでてきそうなかっこいい宇宙服、こういうのを待ってたんですよねえ。

ロボノートは宇宙飛行士の助手として、下が4輪車、上は人型ロボットの上半身、そのまんま「ケンタウルス!」なビジュアルで、これまたスターウォーズ、ロボットアニメ世代にはうれしいかも(笑)

NASA ロボノート

放射線にさらされる月面での健康、隕石が降り注ぐ中での安全、また食糧など、実現にはまだまだですが、きっと実現するだろうことがよくわかります。
よくやるなあ…って気もします(笑)

NHK BS-hiハイビジョン特集
「人類 再び月へ 進む月面基地計画」
(2009年11月22日放送)
再放送予定: 2009年11月29日(日)16:00~17:30

ワンダー×ワンダー
「ここまで来た!月面基地計画」

(2009年10月24日放送)
再放送予定:NHK総合
2009年11月26日1:45~2:14(25日深夜)
サイエンス・ネイチャー | Comments(0) | Trackback(0)

お帰り、ダイスケ

2009年11月24日
スケート・カナダが終了し、GPFのエントリーも決定。
シングルは日本選手が2人づつ、なんだかんだいって心強いなと思います。
ダンス、ペアもうれししいエントリーとなりました。

高橋大輔ギリギリセーフ(苦笑)
優勝はかないませんでしたが、2位でファイナル決定、こっちの方がうれしいですね。
内容も競技を重ねるごとに良くなっていますね。
ようやくここまで戻ってきてくれたなあと。

ゆっくり記事を書きたいのですが、先に書いた方がいい記事などがいくつかあるため、少し先になりそう。
お暇なら、また読みに来てくださいね。

ネット上の複数写真ならともかく、新聞記事のメインにスピンとは!
(11/23付 朝日新聞)
…感慨深いですね(笑)

091124
フィギュアスケート | Comments(0) | Trackback(0)

フィギュアスケート雑感 2009.11.19

2009年11月20日
考えてみたら、スケアメ女子の感想書いてなかった…。
なんというか、みなそれぞれやるべき課題を見つけた、そういう大会でしたね。
ヨナちゃんのFSの不調は、PB更新しなくてはという呪縛から解放という意味でも、こういう時はどうすべきかを考えておくためにも、よかったと、マイナスに思う理由は何もないのと私は感じます。それでもあの得点をもらえるのはすごいとしか(汗)

レイチェルのパワーアップには拍手!
彼女はそつなくまとめる印象が強かったのですが、今回はガッツを感じました。
そして、女子の3+3コンボ合戦が、再び盛り上がりますように!
久しぶりのエミリー、フリップの助走の時、「ちょっと、ちょっと、そこどいて!」みたいな前方をキッとにらむとこが、そのまんまエミリーのフリップでしたね(笑)

CSではペア、アイスダンスの放送がどんどん。
全部見るのはさすがに時間が…上位と気になる選手を中心に見てます。

スケカナの予想でも書きましたが、サフショル頑張ってほしいなあ。
そのシュトイヤーコーチのもとに移った、ボロソイジャー&モロゾフが、どんどんサフショルに似てきたのが気になるんですが。

頑張ってほしいもう1組、ジャンジャンは表現面でめざましい進化を遂げているんですが、どうも結果に反映してないというか、そっちに重点がいってるからエレメンツにミスが多いのか…。
今季のSPはジャズで、とってもいい感じです、衣装も!
FPはなんだかすごいエレメンツ構成(汗)…衣装は………ノーコメントで!

そしてシェン&ツァオ、いやあ参りました、素晴らしいです。
スケーティングの美しさは別次元。ブランク全く関係ないですね。むしろ精神的にゆとりがあり、パワーアップした感じ、やれやれ。

バンクーバーには関係ないですが、日本期待のペア、高橋成美&トラン組。
成美ちゃんの強烈…違った、強力なキャラがいいですねえ。
WFSによると、(ソチ)オリンピックに向けて、トラン選手は日本国籍をとることに前向きなのですが、そもそも日本国籍を取得することが難しいとか。
てっきりトラン選手に迷いがあるのかと思っってましたが、手続き等が難しいみたいです。日本から出てくれたらうれしいですね。

アイスダンス、今季のオリジナルダンスは、楽しいカントリーミュージック。
おなじみフラメンコも多いですが、オリンピックシーズンだからでしょう、自国を意識した選曲が多くて興味深いですね。

こういう時、民族音楽の宝庫ロシア(ウクライナなど旧ソ連も含めて)はいいですねえ。
あれだけ選手がいて、ほとんどが民族衣装(のアレンジ)でロシア民謡(←大ざっぱ)…のような気がしますが、曲があんまりかぶってないですよね。
ホフノワ&ノビツキー組はODがもちろんロシア民謡、FDも「ポリュシカ・ポーレ」どこまでもロシア!民族衣装をアレンジした派手な衣装が彼らによく似合いますね。

リード姉弟の浴衣でJapanese Musicも、その辺を強く意識しているのでしょうね。ここまで日本テイストを表現したことは、よくやった!とは評価したい…ところだけれど、日本人から見ると微妙な点が多々(汗)、まあ日本で受けなくてもいいんですが。

イスラエルのザレツキー姉弟は、ODで男性が頭に小さな丸い帽子(キッパー)、女性はスカーフで髪を隠していて、ユダヤの伝統的な衣装とすぐわかりました。
曲は「Jewish Folk Dance(ユダヤ人のフォークダンス)」、なるほどと思いました。

ファイエラ&スカリは、GPS2戦目のスケート・カナダを欠場、残念です。
ちょうど彼らの1戦目、中国大会の放送を見ることが出来ました。
ODはもちろんイタリア!の民族舞踊。
FDはそういえば聞いてたはずなんですが、ゴッドファーザーなんですね。
これが私のハートを鷲づかみにするいいプログラムでして、リピートして何度も見てました。
ゴッドファーザーは、ニーノ・ロータの代表曲、フィギュアスケートではたびたび登場する曲です。
私のイチオシはキャンデロロ、SP、FPです。青年時代と壮年、続きになっているプログラムで最も記憶に残っています。
トリノではプルさんがFPで使用してましたが、彼の場合何をやってもプルシェンコ!(笑)彼らしくあることの方が大事なんで、選曲はあんまり関係ないような。

映画「ゴッドファーザー」の評価を高めたのは、PARTIIがあるからだと私は思うのですが、中でもロバート・デ・ニーロ演じる、ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の青年時代があるからですよね。
貧しいイタリア系移民の暮らし、切なくもの悲しいデ・ニーロの表情は今も忘れられません。
ファイエラ&スカリが使っている部分は「The Immigrant」、その青年時代で流れる曲。笑顔も悲しみも哀どこか愁ただよう、映画(と時代)の雰囲気がとても良く出ているし、スカリさんの表情やコスチュームもデ・ニーロを彷彿とさせます。

今季はトマシュのFPもゴッドファーザー、素敵なプログラムですが、こちらはスタイリッシュで、ドン・コルレオーネではなくて、息子たち、あるいは現代に生きる孫、そんな感じですね。

ゴッドファーザー公式サイト

ゴッドファーザー PartII <デジタル・リストア版> [DVD]ゴッドファーザー PartII <デジタル・リストア版> [DVD]
(2008/10/03)
アル・パチーノロバート・デュバル

商品詳細を見る


フィギュアスケート | Comments(2) | Trackback(0)

GPS2009 スケート・カナダ ついに予想断念か!?

2009年11月19日
泣いても笑ってもGPS最終戦、これで東京ファイナルへの出場者が決まります。
今季も予想もしないドラマがありましたね。
さて、いつものように予想しようかと思ったのですが、ダンス以外は混沌ですね。
ま、私が上から目線で予想してどうなるもんでもないですが(苦笑)

公式リザルト

○男子シングル(予想順位)
1~3位
パトリック・チャン
高橋大輔
ジェレミー・アボット
4~7位
サミュエル・コンテスティ
スティーブン・キャリエール
ミハル・ブレジナ
デニス・テン

わかってます、わかってます…ちっとも予想になってません!(汗)
パトチャンはケガの回復具合がわからず、ただSPは昨年絶賛された「ロクサーヌ」を続行、クワドのリスクもないようなので、ここで大量リードすれば優勝の可能性は高いのでは?
FPは「オペラ座の怪人」、SPはロクサーヌ…ダイスケにケンカ売っとるのか、オラッ!
…というのは冗談ですが(爆)、FPはできたてを動画で見ただけ、まとまりなく未完成でしたので、判断つかず。

ダイスケは、NHK杯から調子を上げてきていれば、表彰台はいけると思います。
もちろん優勝してほしい…正直言いましょう(笑)

2位以上で東京ファイナルへ来なさい。

…ですが、将来につながる内容であることが、より大事ですね(急に弱気)
まず、転倒なしのSPが見たい(汗)
COIの「eye」を見てるわけなので、とファンは思ってるはず。

アボちゃん、この人もわからないですねえ。NHKでああだったからといって、今回を判断するのは、彼の場合全くあてはまらないでしょう。
仮にNHK杯優勝してたとしても、今回優勝濃厚と言えないのが、何とも…
でも現時点での実力は、3候補では一番高いかもしれません。

3位以下もアボちゃんと同じで、優勝だってないわけじゃないのですが…うーん、GPS最終戦でも予想つかないというか、かえってわからなくなったというか。
意外と新人が順番に健闘しているので、今度はカザフのテン君が表彰台とか?
キャリーエール君のFPは「火の鳥」なんですよね(汗)、ライサも罪作りだなあ。

○女子シングル(予想順位)
1~4位
ジョアニー・ロシェット
鈴木明子
ラウラ・レピスト
長洲未来
5~6位
アリッサ・シズニー
キャロライン・ジャン

予想になってませんねえ(笑)
ジョアニーは実力ナンバー1、優勝と言いたいですが、国内の期待が一気に高まるこういう場は、昔から苦手なんですよね。
ここで「内容も伴って優勝」できたら、バンクーバーオリンピックの表彰台は確実に近づいたと、内容が今ひとつであれば、オリンピックに向け課題が明確になったということで、ファイナルのことは忘れてまい進すればいいかなと思います。
私は今、日本選手をまず応援していますが、ジョアニーも大好きな選手です。トリノの入賞からバンクーバーで一番高いところを狙う選手になったこと、とてもうれしいです、

鈴木さんが勝つとしたら、無欲の勝利では?
ファイナルやオリンピック代表がちらつくと…どうかな?
ただ、ファイナルは大丈夫でしょう。
攻め姿勢で行ってほしいですね。

レピスト選手が、手堅くまとめることができたら表彰台は大丈夫と思うので。
ジョアニー、鈴木さん、ミライちゃんなどが調子を落とすと、レピスト、シズニーの優勝もありそう。
チューハイでのミライちゃんは回転不足の嵐が切なかった、ここをクリア(それが難しいんですが)できれば、優勝もありですね。
希望は、ミライちゃんには表彰台に乗ってほしい、ジョアニーにはファイナルへ来て欲しいなあってとこでしょうか。

○ペア(予想)
1位 サフシェンコ&ゾルコヴィー
2位 ムホルトワ&トランコフ
3位 デューベ&デビソン

シーズン序盤は考えもしなかった波乱の展開、シェン&ツァオ無敗(ひえ~)
サフショルはエリックでまさかの3位で崖っぷち(汗)まあしかし、手堅くまとめれば優勝は濃厚なのでは?
ムホトワは読めないタイプですが、ファイナルは大丈夫な順位になるでしょう。

ファイナルは、シェン&ツァオ、パントン、川口がたぶん決定。
残りは今回の順位と総得点次第。
サフショル優勝、ムホトワ3位以上濃厚だと仮定すると、最後の1枠を、デューベ組、ジャンジャンが争うのかな?
(モロゾフ組は総得点でジャンジャンより下)
サフショルが2位以下だと…あ~あ~(動揺)
う~ん、サフショルとジャンジャンをファイナルで見たい!

昨シーズンの今頃は、バンクーバーのフィギュアスケートで、一番金に近いのはサフショル、2以下で中国&ロシアの争いか…なんて言われていたんですけどね。
無風どころか、一番読めないかもしれません。

現在のペア勢力は
ヤオ(中国) VS ロシア VS シュトイヤー
国際マフィアの勢力争いじゃないんだけどな(苦笑)

○アイスダンス(予想順位)
1位 テッサ&バーチュー
2位 ペシャラ&ブルザ
3位 サミュエルソン&ベイツ

まあ、これしかないですね。
1位は固い、ファイエラ&スカリ欠場(涙)なので2位も決まりって感じですね。
3位以下は混戦かもしれません。
テッサたちのマーラーがどれくらいの進化を見せるか、楽しみです。
フィギュアスケート | Comments(4) | Trackback(0)

巨匠たちの肖像「ダ・ヴィンチ 画家は万能であれ」

2009年11月18日
ダ・ヴィンチに関する番組は、これまで多く見てきましたので、今更人となりを探るような内容だったらがっかりだなと思いながら見始めましたが、ジャンルの異なるその道のプロが出演し、新しいアプローチや新説も登場しておもしろかったです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)は、ルネッサンス期を代表する画家でありながら、建築、科学にも通じ、発明家でもありました。
根底にあるのは、自然へのあくなき探求心、科学的な好奇心だったのではというところから。

ルネッサンス期に脚光浴びていた遠近法の描き方、これをダ・ヴィンチは発展させ、空気遠近法で風景画を描きました。
近景は鮮やかな色に見えても、遠景になるに連れ青色が強くなる…近くの山が緑でも、遠くになるに連れ、山が青くなって見えることですね。
今となると当たり前ですが、それを忠実に再現したのはダ・ヴィンチが最初だったとか。
また山岳写真家は、ダ・ヴィンチの人物画の背景を見ながら、実在する山に登って詳細にスケッチして描いたはずだと。

見所の一つが、「モナリザ」のデジタル復元でした。
500年を経るうち、絵の具は劣化、修復加筆を加えられていますが、当時の画材を特定し、デジタル技術の撮影により、描かれた当時の絵の具だけを抽出撮影(すごいとしか…)、黄ばんでいるニスを除去、最後に無数のひびを消去。
こうしてバーチャルとはいえ、再現されたモナリザは、なんと瑞々しいことか!
白い肌、黒いドレスは実はモスグリーン、空気遠近法で描かれた鮮やかな背景。
これまでもこのような試みはありましたが、さすが最先端の技術は違いますね。

ダ・ヴィンチは、人体解剖をするほど人の動作や表情の研究をしていましたが、その成果が傑作「最後の晩餐」。
表情や細かな仕草に全て意味がある、番組では、ダ・ヴィンチが表現したかったポイントを、一人の俳優が読み解き、キリストと12人の弟子を演じ分けるという試みがなされました。
ただ「最後の晩餐」は、私も現物を見ているのですが、とても傷みが激しく、ダ・ヴィンチが意図したことといっても、ピンとこない部分もありました。私に宗教的な基盤がないこともありますね。

Leonardo

ダ・ヴィンチの人物画は、輪郭線をなくし、凹凸をぼかしたスフマートという画法で描かれていますが、筆のタッチもなく、未だに描き方が解明されていない、ゆえに模写も不可能とされてきました。
ここにスフマート技法に新説を発表した画家が登場します。
彼が発表したのは、驚くほど緻密、ミクロな点描画法でした。その過程を再現したのですが、下塗りから、指を使った塗り、どんどん筆が細くなって、線描から点描、最後は40分の1mmほどの点描に…想像を絶する、気の遠くなるような作業、たいていの画家は根を上げるだろうということでした。
しかし、仕上がった模写(一部)は見事で、なるほど!
研究者の間でも多くの賛同を得られたということでした。

今更ですが、ダ・ヴィンチのネタの宝庫ぶりには驚かされました。

プレミアム8<文化・芸術>
巨匠たちの肖像「ダ・ヴィンチ 画家は万能であれ」
(2009年11月17日放送)
再放送/BShi 11月24日(火)午後2:00~3:30
アート・美術館 | Comments(0) | Trackback(0)

ロシアの心 ミュージアムコンサート

2009年11月17日
美術館のミュージアムコンサートに行って来ました。
現在開催中の企画展「忘れえぬロシア 国立トレチャコフ美術館展」に合わせ、ロシア音楽をライフワークにしているバス歌手、岸本力さん(二期会会員)の歌です。
伴奏はギター1本のみ、シンプルに歌い上げるロシア民謡など、生歌はいいですね。
会場は、音の響きがいい美術館の階段ホールをつかって、限定200席。
人気で定員オーバー、抽選になったようです。

ステンカ・ラージン
トロイカ
一週間
ヴォルガの舟歌
モスクワ郊外の夕べ
悲しき天使
黒い瞳 他

(アンコール)
百万本のバラ
ともしび
カチューシャ

私の世代だと、音楽の授業でトロイカやカチューシャを歌いましたが、会場につめかけた観客のほとんどが、50代後半以上、つまり昭和30年代に、歌声喫茶ブームでロシア民謡に親しんだ年代の方たちのようでした。

一般的にロシア民謡と呼ばれる、日本で親しまれたロシアの音楽は、実は、帝政ロシア時代以前の古謡、ロシア革命時代、ロシアジプシー、戦後の歌謡曲(流行歌)などに分けられるようです。
「黒い瞳」のように、どんどんテンポが速く盛り上がって行く曲はジプシー、「百万本のバラ」は戦後の歌謡曲になるようです。
曲名で検索するといろいろわかると思います。

岸本力さんは、よくしゃべる大阪のオッサンで、楽しかったです。
ロシア音楽との出会いは、芸大時代の音楽教育がドイツとイタリアの音楽が中心で、どうしてもなじめず落ち込んでいたとき、偶然聴いたのがきっかけ、土の匂い、もの悲しい響き、それが自分がやりたかった音楽だとわかったそうです。
大学ではのロシア音楽を教える教師はなく、ロシア語を勉強することからはじめ、ほとんど独学だったと推察されます。
なかなかいいエピソードでした。
そんな風に、自分にぴったりフィットするものに出会えたのは幸せですね。

町中から少し離れた山あいの美術館は真っ暗、しーんとしています。
深く豊かに、「朗々と響く…」とはこんな感じでしょうか。

(おまけ)
帰宅して、録画をしていたフィギュアスケート、スケート・アメリカを見ていたら、アメリカのブラッドレイ選手が「黒い瞳」で演技、スケートファンにとってはおなじみの曲ですね。
「カリンカ」は、今季ロシアのボロデュリン選手が使用、ロシアの音楽はフィギュアスケートではよく登場しますね。


郡山市立美術館
忘れえぬロシア 国立トレチャコフ美術館展
2009-10.24~12.13
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/bijyutukan/index.html

肝心の企画展をまだ見てない私(汗)
音楽・舞台 | Comments(0) | Trackback(0)

2009年のしし座流星群は?(追記あり)

2009年11月17日
○11/18昼、追記
昨夜零時ごろは雨で、すっかり諦めていましたが、ダメ元で4:30頃起きてみると、東は厚い雲ですが、しし座のある天頂から西の空は晴れてきました。
まだ真っ暗、星空よく見えます。
人工衛星がいくつも横切っていくのも見えます。子ども頃を考えたら、ずいぶん数が増えたと感じます。

流星は1時間弱で5個確認、そのうちの一つが、ピカ~ッと光る、短いけれどとても大きな流星で感激しました。
流星の大きさ(光)は、オリオン座流星群よりずっと大きいですね。

5:30位になると、空も明るくなってきたし、私の冷えも溜まってきたので、布団に引き揚げました。
流星群…というには数がどーよですが、それなりに満足できました。
(追記終わり)


しし座流星群が18日早朝ピークを迎えます。
日本でのピークは18日午前7時ですが、夜が明けてしまっているので、だいたい5時位が見頃。
天頂(つまり真上)をご覧下さい。

午前零時くらいですと、しし座は東の空、火星の付近です。
時間と共に天頂へ移動していきます。

leo

AstroArts 特集 2009年しし座流星群
http://www.astroarts.co.jp/special/leonids2009/index-j.shtml

日本では1時間に30~80個と予想、多いか少ないかはおいておいて、あくまで予想(汗)
モンゴルでは1時間500個!その後200個くらいに修整(苦笑)ツアーも出たようです。

2001年の大出現は語りぐさになるほど見事でしたが、あの時私のいたところは厚い雲が…(泣)
しかし雲間から見えた流星の大きさと光は別格、つまりデカイ。

11月ですと、早朝かなり冷え込みますので、短い時間でも防寒はしっかりしてご覧下さい。
サイエンス・ネイチャー | Comments(4) | Trackback(0)

GPS2009 スケート・アメリカ男子にツッコミ

2009年11月16日
トマシュが早々脱落したため(涙)、主にツッコミに専念しながらテレビ見てました(笑)
気になった選手を適当に。

○トマシュ・ヴェルネル選手(5位)
しつこく書きますが、全てのタイトルを手にする実力はあると思うんですよね…パーフェクトならね!(ええ~い、ヤケクソ)
いろいろトラブルに見舞われたとはいえ、ここまでとは…。
SPを終え、ライサの優勝は固いと思いましたが、実は女子以上に予想付かない、乱高下の方々がエントリーしているので(汗)、4位くらいには?表彰台もあり?と思ってました。
FSは、4Tの転倒はともかく全体にキレが無く、ジャンプなしでも魅力的ないつものトマシュ…ではなかったですね。なのでFS4位は納得です。

○ショーン・ソーヤー選手(2位)
2年前のNHKで見て以来好きな選手なんですが、全く期待してなかった…すまん。
オンラインリザルトを見たとき、ついに苦手な3Aを成功したのかと思いましたが、クリアーとは言えないの残念、でも2A止まりだった事を考えると、頑張ったんだなあと…しみじみうれしく思いました。
FPは昨年から続行のアマデウス、気迫とキレがあって、自国開催のオリンピック代表に賭ける想いが伝わってきます。
派手なアクションのわりにシンプルな足元、正直、運に助けられたかもしれないけれど、チャンスをモノにして念願の表彰台おめでとう!

○フローラン・アモーディオ選手(4位)
踊り踊る、よく踊る!
なんとなく佐々木彰生選手を思い出してしまう。
若いのに、今からこんなに濃くて大丈夫!
個性重視のおフランス、トンデモな路線に走るのではと…不安半分、期待半分(笑)

○エヴァン・ライサチェック選手(優勝)
出たなハゲタカ!
火の鳥が燃え尽きて、炭になったでしょうか?
燃え尽きるのはまだ早い。
トマシュ不調だと、ライバル不在に近いでしょうか?
実力の差は歴然、ぶっちぎり優勝は当然か。
実況の佐野さんはべたほめでしたが、絶好調には見えませんでした。
あと、クワドにチャレンジする選手が多い中、ライサがクワド回避は、やはり物足りないかなあと。
それと、プログラムの深まりはまだこれから、ファイナルでお会いしましょう!

○ブランドン・ムロズ選手(8位)
彼が4Tを回避する理由は特にないので、やってくれると思ってました。
成功すれば優勝も夢じゃない!
…やりました!
…転倒しました!
…順位下がりました!(汗)
SP3位、FS11位!…結果8位という中途半端な成績がどーよ(?)
衣装も表現も顔つきも今ひとつ洗練されてないところも含め、未完成なところも、なんとなく将来性を感じ応援したくなります。
これからムロズの時代が来る!…かも(爆)
しかし、FS直後の情けない顔ったら、あ~ありゃひどい。

○ライアン・ブラッドレイ選手(3位)
おもしろい!彼も憎めないタイプですよねえ。
クワドジャンパー応援態勢の私ですが、ムロズ大破も、ブラッドレイ君が4Tを決めて表彰台はうれしかったです。後半のだめっぷりがちょっと残念でしたが、会場も盛り上がってよかったです。
アマデウスのプログラムは、ムロズのマンボプログラムと交換した方がいいんとちゃう?
などと思ってましたが、彼のスケーティングはずいぶん洗練されてきたし、楽しいのでOK。

○アンドレイ・ルータイ選手
内容より衣装に目を奪われました!
カルミナ・ブラーナにあの衣装???
SP、FPどちらも同じデザイナーだと思いますが、何がよくてこんな…(以下自粛)

○ケビン・レイノルズ選手
マッチ棒もすっかり大人になって、便利なチャッカマンになりました。
しかし便利なった分、ちょっと味気ないかも?
まあ、こういう段階を経て、魅力のある選手になるのかな?

○アドリアン・シュルタイス選手
出ましたシュル太!
…しかし残念ながら、地上波のゴールデンタイムには登場せず!
SPでは、心を入れ替えたのか!純愛に目覚めたかのような、美しいメロディーで演技
しかし、優しげな表情の裏には、いつ悪魔に豹変するのか…ドキドキ…。
…そして翌日のFSでは、再び悪の道へ…ぎゃー!ぎゃー!
…ひひひ…
…こ、怖い。
今回も十分楽しませてもらいました、ありがとうシュル太!
フィギュアスケート | Comments(4) | Trackback(0)

GPS2009 スケートアメリカ 懲りずに予想

2009年11月13日
NHK杯で若干燃え尽きた感のある私ですが、GPSは残り2戦、結果次第で東京ファイナルのエントリーが決まるわけで、やはりドキドキします。
しかし、なんていうかスケアメ~(汗)、サーシャ・コーエンの欠場も決まり、ちょっと気が抜けてしまったのも事実。

公式リザルト

○男子シングル(予想順位)
1位 エヴァン・ライサチェック
2位 トマシュ・ヴェルネル
3位 ブランドン・ムロズ or ライアン・ブラッドレイ

普通に考えればこのような感じ、1位と2位は入れ替わってもいいかなと思います。
私イチオシのトマシュがこけると、表彰台をアメリカ独占ってのもあるかな?
ライサは表彰台確保でファイナル死守だと思いますが、クワドをどうするのか気になります。今季も回転不足で苦労しそうだし、なんとなく封印したままバンクーバーまで行ってしまいそうな気が…それはなんとなく嫌なんですが。
ライサの魅力はワイルドさ、長身を生かしたダイナミックな動きだと思うのですが、トップ選手としてそのイメージにクワドは欠かせないと思うのですが、どうでしょうか。
トマシュがSPで、4T+3Tを華麗に決めて、ライサを挑発!なんてことならおもしろそう!
マッチ棒レイノルズ君やアモーディオ、シュルタイスが表彰台でもいいのですが、先の大会を見ていると、いきなりそれはないような…。
ムロズ君には、ぜひクワドを決めて表彰台に上がってほしいです。優勝でもイイケド(爆)

○女子シングル(予想順位)
1位 キム・ヨナ
2位 レイチェル・フラット
3~5位 村主章枝、エレーネ・ゲデバニシビリ、ユリア・セベスチェン

1位はともかく、2位以下はまったくわかりませんね。なんとなくレイチェルは有利なような気がして2位にしました…そうか、(ヨナ優勝前提で)レイチェルの順位次第でファイナルが決まって来るのか…。
でもこのエントリーだと、2位はトータルバランスでレイチェル優位かな。
ヨナちゃんは、…波乱は…なさそうですねえ、いやはや。安全運転ではなくさらにグレードアップしてきたらすごいけど、そうなるとますますその他大勢が、しら~っとしそうな…すまん。

○ペア(予想順位)
1位 シェン&ツァオ
2位 ジャン&ジャン
3~4位 マクラフリン&ブルベーカー、ボロソイジャル&モロゾフ

ファイナルは中国3組が来そうですね。
ジャンジャンには、カムバックしたシェン&ツァオに一回勝っておきたいとこですが、何だか無敵の様相。
ファイナルは、中国3組に、ロシア2組(川口家、ムホトワ)、サフショル…これでもう6組か。
波乱が起きるとしたら、ジャンジャンがもっと調子落とすか、ムホトワかサフショルでしょうか?
バンクーバーは、サフショルがダントツ優位かと思いきや、混戦でおもしろくなりそう。

○アイスダンス(予想順位)
1位 ベルビン&アゴスト
2位 ホフノワ&ノビツキー
3位 カッペリーニ&ラノッテ

デロション欠場でちょっと寂しいエントリー。
意外と1位と2位は入れ替わるかもしれ…ないか(苦笑)。
この順位だと2組ともファイナルですね。
個人的には、ナバーロ&ボメントレに頑張ってほしい。でも、アメリカ若手チョーク&ズーリンが上に来そうな気も…。
アメリカはアイスダンスも層が厚い、うらやましい。
フィギュアスケート | Comments(4) | Trackback(2)

秋の庭

2009年11月13日
11月になると、庭の主役は菊。
ボルドーのような深い赤が、秋という感じですね。

091113

これは小菊というカテゴリーに入るのかな、菊にはたくさんの種類があるのでよくわりません。
宿根草なので、毎年勝手に咲いてくれます。

動植物 | Comments(0) | Trackback(0)

水野美術館 秋-錦の季節

2009年11月12日
NHK杯で長野に来た機会に日本画専門の美術館、水野美術館にまいりました。
平日金曜日ということもあり、人けが無く、立派な美術館をほとんど私一人で貸切状態なのでした(笑)

2009-6

現在の企画展は「秋-錦の季節」
3階に近代日本画の巨匠と呼ばれる横山大観、菱田春草、下村観山、川合玉堂など。
2階に戦後活躍している加山又造、室井東志生、中村正義、大山忠作、加藤東一など。
私は、最近の日本画は嫌なわけではないのですが、戦前の日本画の方が好みなので、3階をメインに見てました。

秋をテーマにした日本画なんて、まさにドンぴしゃな感じですが、画一のイメージとは違って、多彩で見応えがありました。
川合玉堂(何でも鑑定団でおなじみといってもいい・笑)を、まとめてみた見たのは初めてです。
黒々した墨の点描の掛け軸は、子どもの頃座敷にかかっていた掛け軸(なんちゃって掛け軸ですよ)のイメージそのものでした。
生真面目な日本人という感じ。この描法は一つの流派になるのかな。

横山大観は、実はそれほど知らないんですが、富士とか、一般的な大観イメージとは違って新鮮でおもしろかったです。鼬(いたち)なんて描いてたんですねえ。
下村観山の「宇治山」は静寂の美というか、日本人の侘び寂びとでもいいましょうか。

自然風景を描いた作品が多い中で、菊池契月(全く知らない)の屏風「流鏑馬図(やぶさめず)」は、騎乗の緊張感がドラマチックで迫力ありました。
屏風は横から見ると蛇腹状になっているので死角ができますが、前をゆっくり歩いて行くに連れ、死角の部分が見えてくる。これが映像にも匹敵するようなドラマを生みます。「流鏑馬図」はまさにそのような感じ、馬上の騎手が射た矢が飛んでいく様がダイナミックです。

今回最も心に残ったのは菱田春草です。知らなかった、信州出身なんですね。
「秋之渓谷」「渓間之秋」は輪郭を強調しない淡い色彩。紅葉の赤も早朝の朝もやの中で見ているような淡い珊瑚色や淡いオレンジ。
地味ですがすっと引き込まれるような力を感じます。
当時はくっきりした輪郭線が主流、輪郭線を排除したもやもやした描法は「朦朧体」と非難されたとか。
多くを描いていない、内省的でありながら存在感があります。ひとけのない美術館で静かに対峙していると、心が落ち着いてきますね。
その後春草の画風は、朦朧体から琳派風の画風へと変わり、傑作と呼ばれる作品が生まれました。でも朦朧体もいいですよ。
「秋草」は茶と白と墨、絶妙な上品さがあります。実際見ないとわかりません、この品の良さは。
どの作品も20代後半くらいの作品で、この若さでこの成熟って、昔の人はすごいなんて思ってたら、菱田春草(1874~1911)は36歳で亡くなっているんですね。
大観などに較べ作品数が少ないのもわかりました。

水野美術館
水野コレクション 秋-錦の季節 
2009.10-17~12.6

091106
紅葉が見頃の長野、美術館の庭園の紅葉も見事でした。
アート・美術館 | Comments(0) | Trackback(0)

GPS2009 NHK杯を終えて

2009年11月11日
今年一番の楽しみ、NHK杯が終わりました。
余韻に浸る間もなく、スケアメが始まってしまう…(汗)
もう言い尽くされている事も多いので、感想は簡単にまとめます。
テレビの録画は、まだジュベとダイスケしか見てない(苦笑)

○男子シングル
これでもかという豪華なエントリー。
全員が好調というのはあり得ないように、全員が不調もあり得ない、今回もそうした波がありましたね。

ブライアン・ジュベール選手
やれやれ…ほっとした、まず一言(笑)
まったく気を揉ませるヤツです。
SP1位、FS1位、クワドを決めて完全優勝、ファイナル決定という、これ以上ないいい結果で終わるることができました。
結果もうれしいですが、生で見て、リンクでの圧倒的な存在感、俺様オーラが健在でうれしかったです。
無駄な動きのない美しいクワドなら、むしろ調子いい時のトマシュかななんて思う私ですが、ジュベールのクワドはパワフルで魂のこもった渾身のクワドという感じで、見る方も熱くなります。
SPでは、4T+3Tを決めたところから会場がものすごい拍手と歓声、あの会場の熱気と建物が揺れるような歓声は、テレビではなかなか伝わらないのが残念。
SPではLzが、FSでは相変わらずフリップにeがついてるし(汗)SPもFSも取りこぼしはありますが、それでも優勝してしまう強さはさすがです。
(まあ、これだけフルッツを気にしない選手もそういないような…苦笑)
何はともあれ、東京で待ってるよ!ジュベール!

ジョニー・ウィアー選手
ロシア大会の印象が悲しかったので、表彰台は難しいかもと思っていました…すまん。
内容も良かったですが、最近おとなしめに見えていたプログラムに、情熱や気迫が満ちて、それがちょっと熱っぽさ、セクシーな感じがして、よかったです、特にSP。
ウィルソンプログラムが、ジョニーの世界に、再びパッションを吹き込んでくれたならうれしいです。

ミハル・ブレジナ選手(NHK杯3位・カナダ?位)
アダム・リッポン選手(NHK杯6位・エリック3位)
アーテム・ボロデュリン選手(NHK杯8位・ロシア3位)
今季シニアに参戦のアイドルを一同に見られるなんて幸せです。(笑)
彼らに関しては、このNHK杯だけでなく、GPSでの戦いっぷりで評価すべきかなと思います。
見た目のトータルバランスではアダムですが、やはり3Aが決まるかどうか。
アーテムはあちこちの回転不足が気になりますが、ロシア正統な感じが素敵です。
小塚やアボちゃんと前後して見てしまうと、スケーティングはちょっと粗いかなと感じますが、未来の大器ならミハルかな?
3人ともすごく楽しみですね!

小塚崇彦選手
調子がよさそうなだけに、うーん、何とも残念でした。
クワドはともかく、3Aが決まらないのは致命的だったかな。FSが10位とは…(涙)
それと、得点どう関係してくるかわからないのですが、今回のようにオーラをバシバシふりまく選手の中で見ると、印象が薄いような。
好きな選手だからこそ言ってしまいますが、美しいスケートならば彼だけではない、ダイスケやアボちゃんも。ここでエレメンツの取りこぼしをしてしまうと、世界観やオーラのある選手に、印象で一気に負けてしまうような気がします。
質は一級でも、アピールが弱いかなと。ワールドやオリンピックで強豪が揃った場で結果を出すには、エレメンツはもちろんですが、通好みの良さでなく、外に向かう気迫のようなものが必要なのではと思いました。俺様オーラとは言わない、俺様を見ろ!オーラ…とか(笑)

○女子シングル
安藤美姫選手
優勝候補筆頭で優勝はうれしいですが、内容は…うーんですね。
そのことは彼女自身が良くわかっているようなので、次に生かしてくれればいいなと思ってます。
しかしPCSの高さにわかるように、滑っているだけでも十分魅力が伝わってくる、さすがです。
SPのレクイエムが物足りなかったのは残念でした。どちらか言うとFP向きの曲だというのもあるし…。
EXの「夜の女王」もおもしろいプログラムなので、棄てるには惜しい…いやでもFPがクレオパトラだし…そうなるとSPは…
私が悩んでもしょうがないですね(苦笑)

アレーナ・レオノワ選手
いやあ、おもしろい選手です。この活きいいスケートをずっと維持してほしいです。

アシュリー・ワグナー選手
競技プロも良かったんですが、EXの美少女ぶりにクラッときました。
レオノワ選手もそうなんですが、SP、FSを揃えることが出来るようになってくると強いですね。
アメリカ女子団子から抜け出すことが出来るでしょうか?乞うご期待!ってな感じで(笑)

中野友加里選手
SPはコンボのつまづきが、ここは手堅くまとめておきたかったですね、残念。
FSは取りこぼしが、それと強気で攻めるプログラムだと思うのですが、すこし控え目な感じがしました。
どこかが、極端に悪いという印象がないだけに、何と言っていいのか。
故障の影響もあるのかな?
次は全日本だと思うので、調整をうまくして臨んでほしいですね。

○ペア
パン&トン組
相変わらず素晴らしい高さのツイスト!
これまでも優勝にふさわしい演技をしてきたわけですが、今回のFSは、神懸かり的に素晴らしかったです!
こういう時は、だれも勝てません(笑)
いいものを見せてもらいました。そしてこの場にいられる幸せを感じました。

川口&スミルノフ組
SPの白鳥素敵でした。
FSは、あのひどい転倒に棄権ではと心配しましたが続行、…す、すごい。
そしてリカバリーもすごかった。

○アイスダンス
デイビス&ホワイト組
メリル・デイビスはすごく小柄なんですが、演技が始まるとそんなことは全く気になりません。
スケーティング、スピード、技の多彩さ、世界観の構築、音楽との調和、全て抜きんでていました。
そしてFDの「オペラ座の怪人」始まってすぐに、ドラマチックなストーリーに引き込まれました。すごい吸引力です。
そしてラストまで目を離せない。素晴らしい!スタオベが待ちきれませんでした。
優勝インタビューのメリルの声が、おもしろかわいい。
ペアに続き、この場にいる幸せを感じました。
ありがとう、ありがとう、ありがとう!

カー&カー組
良かったんですよ、とても…ただ、上がすごすぎた(汗)
ODのヒッチハイクのプログラム、ユニークでおもしろかったです。
もう彼らにしか出来ない、アイスダンスの新しい世界みたいなのがあって、そこが強みですね。
また来て下さい。
フィギュアスケート | Comments(0) | Trackback(0)

ありがとう、長野

2009年11月11日
昨年末の全日本選手権で1日だけ訪れた時はとんぼ返り、今回のNHK杯では少し時間があり、善光寺に行ってみました。

091107
3日間ずっと天気が良くて、山も町も紅葉がきれいでした。

0911073
朝の日差しをあびた仁王像がかっこよかった。

911072
白無垢の花嫁に遭遇。
若いカップル、おめでとうございます。






日記 | Comments(0) | Trackback(0)

ダイスケ、次へ

2009年11月09日
ダイスケのGPS初戦、NHK杯が終わりました。
優勝は難しいと思っていましたが、期待していたのも事実です。
今回の結果をどう見るか、わりと意見が分かれそうですが、ひとまず自分の気持ちをまとめておこうと思います。

SPは最初のグループで滑走、当然といえばそうですが、6分間練習ではダイスケのスケーティングが抜きんでて素晴らしく、見とれていました。
演技の方は、ジャンプはLzが危なかったけれど、3F+3T、3Aをきれいに決めました。
スピンは期待が高かったわりにちょっと危うい感じでした。そしてもっと期待が高かったCiStで転倒したことで、私はちょっと動揺してしまいまいた。
私が得点は思ったより高いなと感じたのは、ステップ転倒の印象を引きずっていたからですね。
ジャンプを破綻無くこなした、ここが大事なところ、採点を冷静に考えれば(4Tの得点と較べてどうかは置いておいて)得点は納得です。
PCSはトップですが、ジュベールは4+3Tをきめた技術力が、ダイスケはスケーティング技術、芸術性が評価され、結果ほぼ同等という風に見ました。

FSの6分間練習では、とても美しい4Tを決め、4Tは博打かも?という気がかりを払拭してくれました。

ダイスケのFSは見た通りの得点だと感じました。これだけジャンプが決まらなければ、伸びないのはしょうがないですね。
エレメンツはボロボロでしたが、美しいエッジさばきのステップには見とれました。
ラストのステップは、凄みとキレがあり、フィンランディアとは全く違って見えました。やはりダイスケのステップは素敵です。
そして詩情感溢れるプログラムを演じるダイスケ、未完成ながらいいプログラムだと思います。
こういう較べ方は申し訳ないけれど、アイスダンスのハンマッコリー&コレーノ組が、FDで同じ「道」を使っていました。かれんでかわいい、なかなかいい内容でした。しかし私的には、ダイスケのすごさをあらためて感じせることになりました。
音楽と寄り添い、一体となって世界観を作り上げていく、それが曲の解釈や演技力ということになるのかもしれませんが、そういう部分がとても自然にできるのは、持ってうまれた資質でしょうか。
なおかつ、これまでの猛々しいスケーティングとは違う新しいダイスケの魅力、哀愁や大人の優しさみたいなものがダイレクトに伝わってきます。
ただエレメンツの完成度が低いためか、全体のメリハリが弱いのが残念、エレメンツが決まれば、PCSも含め得点はまだまだ上がると思います。

得点は厳しいですが、フィンランディアに比べたら、内容はずっと良くなっていると感じます。
SP、FPいずれもPCSは高い、PCSは序列だという話に、そうかもと思います。
私は、ダイスケの今の方向性がジャッジに高く評価されている、支持されているような気がします。
ぶっちゃけ「好き」ってことか?(笑)いつでも高い点出す準備があるよ…と。
そういう期待があるうちに、なんとかPBに近い内容に持っていってほしいですねえ。

報道によれば、エッジの位置を探っている段階だとか、ベストなポイントが出来れば良くなると。
結局のところ、肉体改造は成功し柔軟性を手に入れ、エレメンツの質も良くなった。メンタルも強くなった。
靴は調整中、試合運びや調整は試験段階、スタミナは不安定。
一つ一つのパーツは間違いなく良くなっているようです。こういった様々なパーツが、うまくかみ合った時に、結果が出るということでしょうか。

そうは言っても、バンクーバーまで残り少なくなってきました。
少し前まで、戻ってきてくれてありがたい…なんて、まったり思ってましたが、これからはそうはいきません。

まず勝て

次にしなくてはならないことは、勝って自信つけることのような気がします。
私の気持ちも、そんなふうに切り替わりました(笑)。
フィギュアスケート | Comments(0) | Trackback(0)

GPS2009 NHK杯 第3日

2009年11月08日
コメント欄をご覧下さい。

公式リザルト
http://www.isuresults.com/results/gpjpn09/index.htm

○第3日・11月8日(日)
アイスダンス(フリーダンス)
表彰式(アイスダンス)
エキシビション
フィギュアスケート | Comments(15) | Trackback(0)

GPS2009 NHK杯 第2日

2009年11月07日
コメント欄をご覧下さい。

公式リザルト
http://www.isuresults.com/results/gpjpn09/index.htm

○第2日・11月7日(土)
アイスダンス(オリジナルダンス)
ペア(フリー)
男子シングル(フリー)
表彰式(ペア、男子シングル)
女子シングル(フリー)
表彰式(女子シングル)
フィギュアスケート | Comments(10) | Trackback(0)

GPS2009 NHK杯 第1日

2009年11月06日
NHK杯を3日間観戦して参ります。
国内ですから、情報はリアルタイムにわかると思いますが、現地ならではの印象や出来事があれば、携帯からコメント欄に投稿致します。
よろしかったらご覧下さい。

公式リザルト
http://www.isuresults.com/results/gpjpn09/index.htm

○第1日・11月6日(金)
氷上オープニングセレモニー
アイスダンス(コンパルソリー)
ペア(ショートプログラム)
男子シングル(ショートプログラム)
女子シングル(ショートプログラム)
フィギュアスケート | Comments(12) | Trackback(0)

GPS2009 NHK杯 あちらを立てればこちらが立たず… 

2009年11月06日
今週はいよいよNHK杯ですね!
懲りずに予想を書こうかと思いましたが、思い入れありすぎて予想にならない。
なので、希望順位ってことで…(苦笑)

しかし、あちらを立てればこちらが立たず…
こちらを立てれば、あちらが立たず…(脂汗)
…ま、希望だから。

公式リザルト
http://www.isuresults.com/results/gpjpn09/index.htm

○男子シングル(希望順位)
1位 ブライアン・ジュベール
2位 高橋大輔
3位 小塚崇彦
4位 ジェレミー・アボット
5~6位 ジョニー・ウィアー、アダム・リッポン
次点 アーテム・ボロデュリン、ミハル・ブレジナ、ジェレミー・テン

何と豪華なエントリー、ここに順位つけるとは…うーむ。
なんとか、上位6人はしぼりましたが…。

ダイスケに優勝飾って欲しいのは山々ですが、そうなるとジュベのファイナルがなくなるので…むにゃむにゃ…。
それもこれもジュベがだらしないからで…むにゃむにゃ…
だいたいバックヤードで脱いで筋肉見せびらかしているからああいうことに!

ダイスケは、クワドがまだ未完成、NHK杯特番では本田コーチが「(バンクーバーまでには)跳ばせます!」と言ってるくらいだし、優勝はスケカナでいいんじゃ…むにゃむにゃ…
小塚もファイナルに来てほしいので3位に。
あーそうなると、アボちゃんとジョニーはどこに!(汗)
アボちゃんはコーチ変更とプログラム変更で若干不安。
ジョニーは、ロシアを見る限り、エンジンこれからのような…
アダムも含め、アメリカ組は、全米に照準合わせた方が…むにゃむにゃ…
ボロデュリンもミハルもジュニア上がりだからまだ…むにゃむにゃ…

少し冷静に考えると、現状そこそこベストなら、この表彰台の可能性はありと思います。
しかし、いずれもクワドを入れてくるはずで、自爆大会になると(滝汗)クワド失敗しても稼げそうな小塚、3Aを成功した場合のアダム、クワドなしでまとめた場合のアボちゃんあたりが有利そう?
ダイスケはSPでいいところに着けそうですが、FSのスタミナが…貯金で逃げ切れるほどは甘くないのでは?

全員がいいはずはなく、全員が悪いというのもあり得ない…となると、むにゃむにゃ、むにゃむにゃ…

アダム、ミハル、アーテムという、ジュニア(美形)メダリストたちも今回の見所ですね。
ややアダムがリードでしょうか。ミハル君がクワドを決めてくるようになると、ちょっとわかりませんが、故障もあるようで。
この3人でアイドルユニット作ってほしいくらいですが、いっそ今回のエントリー全員で「クラブNHK」でも開店したらどうでしょう。
でも、ホストクラブより「ショーパブNHK」でどう?(爆)

店長ジョニー
ナンバー1は、兄ちゃんたちを差し置き、きっとアダム。
ナンバー2は…ダイスケにしとくか。
ジュベは不器用なんで、まんべんなく人気というわけには。
アーテム、ミハル、テン君は、気楽なバイトだからって感じで。
転職迷ってるのはきっと小塚ですね、先輩アボちゃんに相談してるに違いありません。


○女子シングル(希望順位)
1位 中野友加里
2位 安藤美姫
3位 ラウラ・レピスト、アシュリー・ワグナー、アレーナ・レオノワ

1、2位入れ変わっても、わりと普通な予想です。
中野さんには余裕でファイナルに行ってほしいので1位に。
美姫ちゃんは、とりあえず表彰台で…ふと2年前のNHKのやな記憶が…すまぬ、払拭してください。
残りの表彰台は、混沌ですね。
誰がきてもうれしいですが、一人あげるなら元気娘レオノワかな。
バンクーバーやオリンピックで大活躍!というには未知数ですが、なんかロシアやユーロを、盛り上げてくれそう。

それにしても、女子の3+3コンボは、ヨナちゃん一人勝ちになってしまいましたね。
マオミキのセカンド3LはほとんどDG…美姫ちゃんの3Lz+3Lはすごくかっこいいんで、また見たい。
中野さんのセカンド3Tも難航。
ジョアニーもシークエンスに切り換えてしまったし、エミューちゃん(コストナー)はジャンプそのものが不調、しいて言えば、レピストの3T+3Tくらいですか。
アシュリー、レイチェル、ミライちゃんも、セカンド3TがDGされて、入れてこなくなってしまいました。
異論あるかもしれませんが、男子ならクワド、女子なら3+3(真央ちゃんなら3Aコンボ)が、チャンピオンにふさわしい大技なのではと~と思う私。
続く女子の大技というと、2A+3Tでしょうか。練習している選手は多いと思いますが、こちらもヨナちゃんは早くからクリア、美姫ちゃんはワールドで成功し、先日のロシア大会では残念。
どの選手も諦めず、頑張って大技をめざしてほしい…無責任かな?(苦笑)

○ペア(予想順位)
1位 パン&トン
2位 川口&スミルノフ
3位 井上&ボールドウィン

優勝をロシアと中国が争う形でしょう。
井上家がスロー3Aを決めたら?うーん、でも順位はやはり3位くらいかな。だからこそ守りに入らずチャレンジできるかもしれませんね。
それより私は、日本期待のペア、高橋&トランが、シニアにどれくらい食らいつけるかが気になるかも。

○アイスダンス(予想順位)
1位 デイビス&ホワイト
2位 カー&カー
3位 クローン&ポーリエ

これしかない…(苦笑)
ドムシャバのGPS欠場などもあり、このところ無敗のメリチャ、このまま勝ちそうですが、ここまで強豪に当たってないのが、いいのか悪いのか?
カー&カーには、メリチャを脅かすくらいの勢い頼む。
メリチャも好きですが、カー姉弟の独創的なプログラムが大好きなので、NHK杯で見られるのがほんとうれしいです。
それからNHK杯特番で、リード組のOD(の衣装)見ました。ぎょえ~とのけぞったのは、私だけ?
フィギュアスケート | Comments(0) | Trackback(0)

フィギュアスケート雑感 2009.11

2009年11月05日
もうすぐNHK杯ですね!
ありがたいことに3日間観戦できる私です。
どうやら当日券発売の告知も出ているようです。まだの方、諦めずに頑張ってください。

テレ朝チャンネルで、GPSシングル以外の放送も始まりました。
全部見るのは大変なんですが、エリックのアイスダンス(OD、FD)を見ました。
解説は木戸章之さん、異論あるかもしれませんが、私は木戸さんの解説、特に「木戸のダメ出し」が好きです。
結構手厳しくて、現役時代を知るものとして「あんたにゃ言われたくない」ってとこもありますが(苦笑)、いいところ、良くないところのポイントをわかりやすく指摘してくれるので、私のように採点をわかってない人間にとってありがたいです。
ま、衣装をとやかく言う資格はない…かな(笑)

アイスダンスは大方の予想通り、テッサ&バーチュー(リフト素晴らしい!)、ペシャラ&ブルザ、カー&カーの順でした。
1位と2位、表彰台組と4位以下の差は結構あるなあという印象。
ナバーロ&ボメントレ(6位)が元気そうで良かった。でもこのままではオリンピック代表は厳しいかな(涙)
ちょっと驚いたのは、テッサたちのFDがマーラーの交響曲だったことです。
美しくて芸術性が高い、しかしFDで使うには、わかりやすいテーマがあるわけではないし、難曲かもしれません。
自国開催のオリンピックで優勝を狙える位置にいるなら、まして20歳と21歳の若いカップルだし、もう少しわかりやすく盛り上がる、観客にもウケそうな選曲でも良かったのでは?という気持ちと、このプログラムをモノにして優勝したら、オリンピックにふさわしい格調高いプログラムとして、歴史に残る名プログラムになるかもしれないという気持ち。
ちょうど、真央ちゃんのFP「鐘」を見た時、それに近い印象でした(もちろん「鐘」はまだまだ未完成ですが)
木戸さんが、この若さにしてチャンピオンにふさわしい風格をすでに身につけている、一方ジュニアからシニアへ移行するためには、まだ学ばなくてはならないないものがある…みたいなことを言っていたのが(すみません、うろ覚え)印象的でした。

ダイスケに釣られて買った「フィギュアスケートDays」
冒頭がミヤケンさんとの対談、冒頭からこんなにゆるくていいのだろうかと思いつつ、見る方も緊張するオリンピックシーズンに、ほっと癒されました。ゆるくて強いダイスケとミヤケンさんの信頼関係、いい感じですね。

ランビエール選手のインタビューも良かったです。
ネーベルホルン優勝直後ということもあり、明るくて楽しそうにアマチュア復帰を語ってました。
つくづく魅力的な選手ですよね。
橋の上で泣いていたトリノのエピソードも興味深いです。
バンクーバーは(トリノとは)全く違う…出来るだけのことをしてだめだったら(メダルが取れなくても)しょうがない、それに(家に)メダルあるし…
なんというか…ずるい(苦笑)。プルさんもそうですが、この余裕は反則なんじゃ…(爆)
FPは変更するんでしょうかね?コーチはそうしたいと思っているようですが。
GPSのエントリーはなし、ユーロまでは時間もあるので、十分対応できそうです。やっぱりずるいな、この余裕(笑)
フィギュアスケート | Comments(6) | Trackback(0)

トリノ・エジプト展

2009年11月05日
トリノ・エジプト博物館、日本初公開。
世界屈指のエジプト・コレクションがトリノにあるとは知りませんでした。

夏の東京会場(東京都美術館)から10月中旬仙台会場へと移りました。
私はいわゆるエジプト通ではないので、古代エジプトの歴史を感じながらとまではいきませんが、それでも十分楽しめる企画展でした。
エジプトのイメージは大量に出回っていることもあって、ありがたみはどうかなとも思いましたが、とにかく初めて見るものばかりで飽きません。

発掘された遺跡の中には、神殿や墓の建設にあたった職人たちの町もあり、ノミなどの道具やほうき、また明らかに練習と思われるレリーフなどもあり、ここに人が住んでいた気配を感じます。
大きな作品にはありませんが、小物の彫刻には、なんとなく下手くそなのや、どことなくアンニュイな顔をした(失敗作?)作品もあり、なんだかほほえましいです。
壁画や彩色も、他と較べてちょっと稚拙なんじゃあと感じるものもありました。

私はエジプトの遺跡でなんとなく好きなのがステラ(石碑)です。重厚な石の素材に、彫り込まれたヒエログリフや線画(みたいなもの)は、意味はまったくわかりませんが、繊細でとても美しいなあと感じます。
魔よけの神として「ベス神」の彫刻がありましたが、狛犬とか仁王像とか、悪いものを寄せつけないお守りは、どこの国もおっかない顔をしてるんですね。
そういえば、パピルスに描かれた「死者の書」は、絵巻物みたいでした。

木製の大きな棺がたくさん展示されていました。砂しかない印象のエジプトですが、昔は木が多少なりともあったということか。彩色された木棺は漆塗りみたいにも見えます。
日本の気候では木棺は無くなってしまいますが、エジプトの気候だから残っているのでしょう。
お約束、ミイラの作り方も紹介(笑)

展示の目玉はやはり彫刻ギャラリー。
トリノ・エジプト博物館では、ドラマチックな演出で展示して話題になり、東京会場でもその雰囲気に近い展示で話題になりました。
仙台会場ではさすがにそこまではできないようですが、目線が少し上になるように、彫刻を少し見上げる感じに展示し、神や王の威厳を感じさせる工夫があり、良かったです。
それにしてもどれも大きい…それが権力の象徴か。

「アメン神とツタンカーメン王の像」は真っ白な石灰石、なんとも神聖で美しく、そしてかっこいい。
「オシリス神をかたどった王の巨像頭部」は、頭部だけでとてもおおきいのですが、穏やかな顔が素敵です。
「ライオン頭のセクメト女神座像」、ライオン頭のセクメト女神は戦いの神、人を寄せつけない威圧的というか禍々しい雰囲気が印象的でした。こういうのが、薄暗い通路にあったらビビってしまいますね。

high03
アメン神とツタンカーメン王の像
(新王国時代 前1333~前1292年頃)

彫像のある空間は、やはり非日常。
そこに浸るのはおもしろい。
こんなに混んでなければもっといいのですが…(苦笑)
でも、人気があるのはいいことですね。
エジプト通でなくても楽しめます。
じっくり見てたら、あっという間に2時間経過(汗)

トリノ・エジプト展 公式サイト

仙台会場/宮城県美術館
2009.10.17-12.20

仙台会場終了後、下記へ巡回します。
 福岡会場 2010.1.5-3.7
 神戸会場 2010.3.20-5.30
 静岡会場 2010.6.12-8.22
アート・美術館 | Comments(0) | Trackback(0)

金子由香利リサイタル vol.30 時は過ぎてゆく

2009年11月04日
金子由香利のシャンソンを初めて聴いてからだいぶ経ちますが、そろそろ年配だし、いける時に行かないと後悔するかもしれないと思い、仙台公演に出かけました。
会場で知ったのですが、「コンサートツアー・ファイナル」となっており、ツアーを始めて30年、ツアー形式のリサイタルは今年が最後だそうです。やはり来て良かった!
まあ、ファイナルと言っても普通のリサイタルですが(笑)
引退ということではなく、あまり無理はしない、地方公演はセーブという意味合いだと思いますが。

久しぶりの彼女のライブで、実際に聴く前は声量などに不安がありましたが、(全盛期とまではいかなくても)歌い始めると深くて豊かな声は健在でした。
おなじみの有名曲がほとんど、フランス語もありますが、大半が日本語、歌い始めると美しい言葉と共にすっとその世界に引き込まれます。

〈プログラム〉
時は過ぎてゆく
人生は美しい
街角
群衆
アコーディオン弾き
ラ・ボエーム
ヴァカンスの小鳥
聞かせてよ愛の言葉を
いかないで
再会
おお我が人生 他

シャンソンは、いわば演歌みたいなポジションだと思うのですが、暗い歌、悲しい恋の歌が多いですよね。
金子由香利の良さは、やさしいアルト、低音の魅力と、何と言っても品の良さです。
どん底の暮らしや娼婦、どんなに悲惨な歌を歌っても、品の良さは失わないところでしょうか。
暗い内容でも、どこかに光がさすような、昇華していくような救いが見えます。
それはシャンソンとして王道かどうかは別にして。

大御所の歌手ならば、キャリアを重ねていくにつれ、渋く色濃くなっていくのが一般的だと思いますが、彼女は昔も今もさわやかです。歳のことばかり言うのはホントに失礼なんですが、いつまでも初々しさ、透明感を失わないのが不思議です。
といって表現が浅いわけではないし、持って生まれたキャラクターでしょうか。
アンコールで着替えたドレスは純白、客席から手渡されたファンからの花束は大輪の白いユリ(たぶんカサブランカ)、お世辞抜きでこの年代で白がこんなに似合う人は、そういないような気がします。

シャンソンの人気は今どうなのか、そういえばよくわかっていません。
さほど盛り上がっているとは言えないか。
しかし会場は満席、年齢層がすごく高いんですが…(汗)品のいいマダムが主流でした。長年のファンの方たちですね。

ザ・プレミアムベスト 金子由香利ザ・プレミアムベスト 金子由香利
(2009/03/18)
金子由香利

商品詳細を見る
音楽・舞台 | Comments(0) | Trackback(0)
 | HOME | Next »