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JGP2015 ログローニョ(スペイン)白岩選手ファイナル進出おめでとう

2015年10月14日
Result
ISU Junior Grand Prix YouTube

○男子シングル
ネイサン
SP、完璧ではないけれどスケーティングの安定したうまさはジュニア男子一ですね。
今季のフリーは、4T+3T、4T、3A+2T、3Aという超野心的な構成!結果だけ見て環境的にもっときつかったコロラド大会より良くないか〜と見ていると、後半の気迫はなかなかのもの。トップ争いをする選手だなと思う。クワドも3Aも珍しくなくなってきたジュニア男子、今回も勝負の決めてはスケーティングスキルということになるのか。
文句なしファイナル進出おめでとう。

サモヒン
SPはぴりっとしなかったけれど、フリーは覚醒!って感じも。それも競技のおもしろさ。
2戦続けてネイサンとあたってしまったけれど、よく頑張りました。王道の男性的な雰囲気は素敵です。
課題はSPの出遅れ、ライバルが少ない人数ならいいけれど、ファイナル、ワールドの場面となると不安だよね。ノーミスならばんばん得点出そう。

ジャン
しばらく見ないうちに大人っぽく洗練されたような。彼もスケーティングが魅力の選手。音楽表現が自然で中国選手としては珍しい(すまん他選手)、高難度のジャンプが決まってくれば得点がぐんと伸びるだろうところは、かつてのショーマに似ているかも。
フリーの4Sはいい感じに見えたのだけど転倒。後半はばててきたか。とにもかくにもジャンプの成功率あげないと、評価のまな板にも乗れないのがつらいところ。

○女子シングル
白岩優奈
すばらしい!今できるベストの内容で優勝!
コロラドの優勝はまぐれ?…と思ってたわけじゃないけど、ここまでとは予想外の展開、すまぬ(汗)
のびのび、自分の演技に集中できてますよね。
フリーは3Lz+3T(11.30)、3S+3Lo(10.50)を華麗に決めた!ここからは失敗の気配が全くない、自信もって演技してましたね。終えて満足そうな笑顔。SP、フリー共にPB!ファイナル進出おめでとう!
…つうか、フリーに3+3コンボ2つか〜女子すごいな(汗)

フェデチキナ
ビスクドールか絵本の中の少女のよう、こういう子が現実にいるんだね。かわいい〜美しい〜。SPはパーフェクトで66点、13歳で66点!…ありなんだよねえ。
猫耳のフリーに、ハート鷲掴みされてるファン多そう。ミスは後半の2L、結果は2位ですが、十分すばらしい内容(白岩さんがすごすぎただけで)

松田悠良
SP完璧!優雅!エレガント!なんか余裕あるなあ。
昨年の全日本ジュニアでも、美人オーラは抜きん出てたなあ、そういえば。
フリーはミスがありましたが、美しかった。素敵ですよ〜。1位2位がすごすぎただけ(汗)
SPはピアノレッスン、フリーは白鳥の湖、いそうで意外と少ない正統派の女性らしさが魅力ですね。
いやはや日本女子の人材豊富さがうれしくもあり、使いきれないのがくやしくもあり…
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ISU Junior Grand Prix of Figure Skating 2015/16
JGP J&Tバンカ 2015年8月19日-23日 Result
JGPリガ杯 ラトビア,リガ 2015年8月26日-30日  Result
JGP コロラドスプリングス アメリカ, 2015年9月2日-6日 Result
JGPオーストリア杯 オーストリア,リンツ 2015年9月9日-13日 Result
JGPコペルニクススターズ杯 ポランド,トルン 2015年9月23日-27日 Result
JGPログローニョ スペイン,ログローニョ 2015年9月30日-10月4日 Result
JGPクロアチア杯 クロアチア、ザグレブ 2015年10月7日-11日
JGPファイナル スペイン,バルセロナ 2015年12月10日-13日
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カマツカの実

2015年10月13日


雨に濡れて艶やかな赤い実。
秋口、森には赤い実があふれていますが、これは見たことあるような、無いような…
よく見ると形がしずく状で、野ばらの実に似ています。ということはバラ科か?
調べてみるとカマツカ、やはりバラ科でした。

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庭木でも人気でそうな華やかさ。

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足下を見ると近くに栗の木があるよう、栗がたくさん落ちていました。
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ナンブアザミ

2015年10月13日
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初秋の山々でたくさん見かけたアザミ、枝分かれし、やや小さめの花が多数、横向きから下向きに付く。たぶんナンブアザミ(南部薊)だろうと思う。
アザミは変種も多いらしく今ひとつ自信がない。



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トリカブトの森

2015年10月11日


トリカブトがずいぶん咲いているなあと車を停めて森をのぞくと…
そこはトリカブトの森でした。

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森に入ってみると小川、水気のあるところがトリカブトの好みらしい。

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どこまでもトリカブト、今は花の盛り、壮観です。

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これは珍しい白花のトリカブト、私は初めて見ます。ちょっとピンぼけですが、川があってこれ以上近づけなかった。

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一定の年齢以上の方ならご存知ですよね。例の殺人事件ですっかり有名になったトリカブト。
考えてみれば、毒草はトリカブトに限らず、あらゆるところにあります。トリカブトだけ禍々しい扱いになってしまったのは、ちょっと気の毒ですね。こんなにきれいなのに。


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サラシナショウマ

2015年10月11日


大型のブラシ状の花がとてもきれい。
若菜は茹でて水にさらして山菜になることから晒菜(さらしな)、根は「升麻」という漢方になるらしい。

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空色の実、サワフタギ

2015年10月09日
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おびただしい青い実。
木に実にはいろいろな色があるけれど、こんなに青い…空色の実がたくさんついているのは初めて見ました。

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実のつき方はブルーベリーのような感じ。
調べてみるとサワフタギ。初夏の白い花からは想像つかないですね。

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それにしてもたくさんあるなあ!

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山葡萄

2015年10月09日
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リンドウを見に来たスキー場、林を散策していると、山葡萄の蔓をみつけました。
…そして、みつけました(喜)

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すっぱくてほんの少し渋い、野生の味です。
甘くて種のない品種改良されたぶどうとは全く違う。当たり前ですが(笑)

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近くにはナナカマドの赤い実。

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スキー場に咲くリンドウ

2015年10月09日

リンドウの咲く秋のスキー場へやってきました。
オヤマリンドウ(御山竜胆)、たくさん咲いているには咲いているのですが…

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今年はスキー場の整備が早いのか、草木が刈り取られ、リンドウの丈も低い。
昨年は秋草と咲くリンドウがとても風情があって美しかったイメージがあるので、ちょっとがっかり。

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オヤマリンドウは本来は60cmくらいになる大型のリンドウです。

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以前の記事 りんどうの咲く高原 2014年10月03日

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ジャパンオープン2015 蝶々夫人の巻(女子フリー)

2015年10月07日
ジャパンオープン 2015
2015年10月03日 さいたまスーパーアリーナ
Result

●女子フリー
アシュリー
持ち越しのムーランルージュ。
内容がいいとは言えないものの、シーズン始めとしてはまずまず。いつもというより肝心のところを決めほうが大事なので。
今季も敵は回転不足か?

宮原さん
パーフェクト!正確でクリーンな演技でした!ステップ。スピンオールレベル4、GOEもがっぽり。
スピードのあるスケーティング、観客にうったえる表現力もついていました。もっと大げさにしてもいいのかも。
プログラムは美しくリリカルで胸をうつ、衣装も素敵だ。
ここまでできて、なおミスのある真央ちゃんに勝てないのは悔しいだろうと思う。
PCSも本調子とはいえないリーザやソトニコワ、グレイシーを下回るのはどうだろう?
頑張れ!頑張れ!

ソトニコワ
6分間練習からちょっと固かったかなと思う。
休養もありましたし、まだ本調子には遠いかも。
スケーティングは王道の魅力、ただこのプログラムは彼女にどうかな?個人的には微妙。

グレイシー
簡単にいえば良くなっかた〜(汗)
3+3、2A+3T、稼ぎどころを落としたのでしょうがない。3Lはきれいに入りましたが、いつもの高さとギュルル!って力強さがなくて心配。体は絞っているけれど、パワー無くなっているように見えました。
プログラムは「火の鳥」、なにを今更グレイシーが…と思っていたのですがとても素敵でした。特にステップやコレオは個性的で美しくて好きです。

ステップのレベル4が珍しくなくなった今、要素だけでなく見栄えだよな…と思う。今回のジャパンオープンでは、経験を積んだ大人のスケーターたちが、素敵なステップを見せてくれて楽しかった。

真央ちゃん
事前の報道からも調子の良さが伺えて楽しみでしたが…もちろん一抹の不安も(汗)
6分間練習では、3A含めジャンプの調子がいい…というか、高さがあるように見えた。そして皆さんおっしゃる通り、ジャンプが自然に跳べている、緊張感、やるぞという構えがなくなり、スムーズ。
そして本番でも変わらなかったことがすばらしい。
3Aはちょっと危なかった(加点はおまけと思った方がいい)、3Lz、3Sも普通に跳べていて胸熱(涙)、ルッツには!ですが、eが当たり前のようについていたことを思えば。
コンボなどいくつかのミスもありますが、そのまま伸びしろということです(笑)
信夫コーチのインタを読むと、テクニカルな部分は休養前(ソチシーズン前)に十分完成されていて、ただ本番で力を出し切れない…ということだったのかな?休養によってメンタルに及ぼしていたブロックが消えたというか…だから、今できていることは、なんの不思議もないことなんだと思う。

今回、何よりすばらしかったのは、引き込まれる演技でした!
コンペでありながら、良質の芸術作品を見た気分。
音楽との親和性は以前から特筆すべき物がありましたが、今回はそこにストーリー性、感情表現の豊かさが加わった感じ。
前半のコレオは揺れ動く心、後半のステップは感情の高まり。イーグルがボーカルにぴたりで鳥肌。
ビールマンスピン、イーグル、一つ一つの振り付けが曲にハマる、ローリーすごいな。

「蝶々夫人」ということで着物っぽい衣装と聞き、ちょっと不安でした。着物っぽい衣装は難しい、外国の方が見たら気にならないかもしれないですが、日本人としてどうにも居心地悪いって場合も多いので。
現れた衣装は淡い藤色(TVだともっと鮮やかに見える)に紫の帯風、背中の半襟の作り方が凝っていて、そうかここで着物テイストを出せるんだと目からウロコ。
透けた感じが長襦袢ぽくて、あれなんか…なまめかしい。真央ちゃんだと清潔感のある色気になる…そうか、この加減だなと思う。
袖は少し広がって着物の袖風…演技の間ひらひらと舞い、とてもいい演出になっています。
スカートや袖の広がり、胸元のあき、見れば見るほど、よく考えられ作り込まれています。
真央ちゃんが大人になったから着こなせるということもあるでしょう。プログラムに沿った素敵な雰囲気のある衣装になりました(よかった~)

リーザ
6分間練習からジャンプは本調子ではない感じ。
3Aのは転倒でも認定、それより後半の3T+3Tが入らなかったのが得点的に残念でした。
プログラムは、ラストに向けて暴れまくり!盛り上がるのがいい。振付は、リーザらしくていいけれどワンパターンぎみだった「指先クネクネ」とかからバリエーション増えた感じ。
ジャンプは良くなかったけれど、高さはある。スケートに勢いあって良かったと思う。これからなので、今回良くなくても問題なし。
体が絞れて若返った?マダム感が減少して、美人度、セレブ感が増した感じ。でもソファに座っていると、やっぱりマダムだけどね(笑)

みんなお疲れ様!楽しかった!
時差のある選手にはきつかったかな?来てくれてありがとう。
気がつけば、乗り気ではなかったボーカル入りプログラムにもすっかり慣れてしまった(苦笑)真央ちゃんの蝶々夫人を堪能しながら、ボーカル抜きでモダンアレンジとか、チャカポコした音源使われるより10倍くらいいいと(笑)

レフリー岡部さん、TCシシー、TSカン様(男子)。
スコアを見ると採点には、TESもPCSにもばらつきがあって、シーズン初めという感じ。ショーマのTRに6.75〜9.25とか、真央ちゃんの3Aとか。
イベント大会ですし、今大会は全選手にGOEの加点が甘めだとは思う。ただ甘すぎることはないと思うので自信もっていいんじゃないかな。

TVでは実況アナが、できの善し悪しに関係なく予定原稿を読むタイプなのが非常に残念。わからないときは黙っててほしい。
あと解説は織田君オンリーでお願いしたい!

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ジャパンオープン2015 トゥーランドット姫の巻(男子フリー)

2015年10月06日
ジャパンオープン 2015
2015年10月03日 さいたまスーパーアリーナ
Result

●男子フリー
ジュベール
いやもう、来てくれてありがとうう!ってことで(汗)
6分間練習のときから元気なくて、ジャンプもあまり跳んでなかったように見えました。始まってみると、ジャンプが決まらない。会場で見ているとスケートが全然滑ってなくて、リンクの中央付近しかつかえてなかったし…演技終えての憔悴した顔が…。得点は100点こえるかなって心配。TES36って〜(汗)もう気持ちいいくらいだめだったなあ(苦笑)   
CaOIがうってかわって、とても良かったことを考えると、現役を離れるってこういうことかなあと感じました。                      
アボちゃん
ジャンプのミスはめだったし、いい内容とは言えないですが、とにかく美しかったです。足下の美しさときたら!!!
音楽はこんなふうに表現するんだな、ステップの足さばきはこんなに美しくできるんだなあ。
結果をあまり期待していなかったというと申し訳ないですが、十分堪能させてもらいました。

ダイス
動き、衣装、ヘアスタイル…あらゆる意味でダイスケ化著しいダイス。
冒頭、4S、4S+2Tを続けて決めて、これは!…と思いましたが、3Aは決まらない、あと後半の失速が痛かった。
エレメンツもスケートもすごくがんばっていると思います。…が、アボちゃんやパトちゃんに混じると、まだまだ厳しい。
Anniversaryは王道で、スクエアな美しさを求められる曲。後半疲れて動きが乱れてくると(特に後半のつなぎが雑)曲との乖離がより極端に感じられる。曲調の変化にもなかなかついていけなかった。いいプロだと思うけれど難しい。

ハビ
シャツ衣装がさわやか、シナトラのボーカルにバタ臭いハビの雰囲気がびったり、楽しい!芝居っぽい振付もハビだと様になりますねえ。
ハビにしかない濃い色、色気、そういうのが生かされるプログラムで、なおかつワンパターンにならず、毎年新鮮さを出せれば大成功。
4T、4S+3Tが決まったので、今回はこれで十分かも(笑)決まったジャンプは男性的な迫力があって良かった。PCSもどっさり(笑)あとのミスはかまわない、シーズンはじめだしね。

パトちゃん
冒頭4Tだと思ったら3Tだっんですね。ミスも少なくないし、3Aも決まらない…となるとTESはしょうがないところ。久しぶりの競技ですからこんな感じかなとも思う。これからじっくり、予定構成を決めてくるようななれば、なんの問題もない。
スケーティングはすばらしかった、スピードに乗ってここまで動けるのかと。ステップやコレオシークエンスは緩急のつけ方がオトナ!どんだけすごいかがわかります。
ショパン「革命」わ〜なんて大げさ!と一瞬、でも曲に負けるなんてことはパトちゃんの場合ないですね〜。これから楽しみです。

ショーマ
すごすぎて震えがきました。
イベント大会とはいえ、このメンツで最終滑走、どんな結果でも…などど、やや後ろ向きな気持ちでいたことを心からお詫びします(汗)
4T、3A、3A+3T、後半に4T+2T!冒頭の4Tはこらえる感じがありましたが、あとは心配なかったですね。ショーマの場合、着氷でフリーレッグが下がるので、2フットになるんじゃないかとドキドキする。
スピン、ステップは安心のハイレベル。
スピードに乗って気迫のこもる演技でした。上半身がたくましくなって、表現が大きく、曲調の変化をドラマチックに表現、変化の流れもすばらしい。パトちゃんというモンスターはいるけれど。スケーティングはトップクラス。
TES99.48!!!
PCS86.00!!
クリムキンイーグルがツボにはまるなあ!コレオにうっとり見とれ、最後のスピンの時は、客席がスオベの準備をして、一瞬で立ち上がるという(笑)
放送では、最後のスピンと拍手の客席が映ってますが、スピンの最後でショーマのアップに切り替わってしまうのが残念。全体を映しておけば、会場の瞬間沸騰がわかるのになあ(笑)
インタビューの声が男っぽくなっていてびっくり。誰かに似てきたような…あ、武田真治だ。

●ゲスト 荒川静香
荒川さんは予想通り「You Raise Me Up」ホワイトバージョン。
年齢を重ねても清潔感がそのままってすごい。そしてスケーティングの品格とオーラ、ショースケーターをしていると、大きなリンクではこじんまり見えてしまうけれど、荒川さんは雄大な滑りが魅力、大きなリンクで映えるんですよね。

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天高く馬肥ゆる秋

2015年10月05日
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キクイモの花が、風に揺れていました
秋晴れ!空は高くどこまでも青い。
黄金色の田、そろそろ稲刈りのシーズンです。

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「天高く馬肥ゆる秋」は収穫の秋を喜ぶ故事だと思っていたのですが、元々は「収穫を狙う敵がやってくる」という警告の言葉だったそうです。
うわ〜、全然知らなかった〜(汗)

故事ことわざ辞典 天高く馬肥ゆる秋

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二本足の空

2015年10月03日


雲のテーブルがたくましい二本足で支えられているようでおもしろい。
穏やかな秋の日、下界で竜巻というわけではないよう。

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サントリー美術館所蔵品展 夢とあこがれの形

2015年10月02日
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サントリー美術館所蔵品展 夢とあこがれの形
2015年9月5日(土曜日)~10月18日(日曜日)
郡山市立美術館
このたび郡山市立美術館においてサントリー美術館の所蔵品による展覧会を開催いたします。この展覧会は、サントリーグループの震災復興支援プロジェクトの一環として、郡山市立美術館とサントリー美術館が共同で開催します。
サントリー美術館は2011年に開館50周年を迎えました。その所蔵品は約3000点にもおよびます。今回は、「洛中洛外図屏風」や「南蛮屏風」(後期出品)などの都や異国へのあこがれを描いた近世絵画や、中国の乾隆ガラス、伊万里や鍋島の色絵磁器など約60点が出品されます。「洛中洛外図屏風」と「鼠草子絵巻」は高精細映像によるデジタル展示も同時に行います。


バラエティに富む充実した展示で、楽しめました。
鍋島、鼠志野、織部、備前、有田、柿右衛門、唐津、信楽、常滑、仁清、薩摩切子の名品もラインナップ。
華やかな磁器やガラスは見るからに華があります。おもしろかったのは、ポスターにも掲載されている赤の茶碗「赤樂茶碗 銘 熟柿」、なるほど柿色なんですが、伏せると(ひっくり返すと)熟した柿そっくりという、遊び心が。

伝 尾形光琳の秋草図屛風は、光琳の若い頃の作品。これでもかと緻密に描き込まれた秋草は、若さの力技な感じもしておもしろい。

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「洛中洛外図屏風」伝 土佐光高 江戸時代 17世紀

京都の市内(洛中)と郊外(洛外)の景観や風俗を細かく俯瞰的に描いた屛風絵、洛中洛外図。
桃山時代からいろいろな画家によって制作されてきましたが、サントリー美術館所蔵の「洛中洛外図屛風」には、後水尾天皇(ごみずのおてんのう)が徳川将軍家の二条城に外出する「二条城行幸」という歴史的事件が描かれているんですよ。
ほかにも「祗園祭」の山鉾巡行や、三十三間堂、清水寺、八坂神社、鹿苑寺(金閣)、嵐山など今も観光客でにぎわう名所旧跡も描かれているので、高精細映像のデジタル展示(後述)と見比べながら、作品の中で探してみてくださいね。


今回の目玉は「洛中洛外図屏風」、これが豪華で!華やかで!緻密で!…見るのが大変(汗)
歴史にうといということもありますが、どこに何が描かれていてどんな意味があるのか…までは私の力量では難しい(汗)
そのためのタッチパネルは、拡大して見ることができて、注釈がついています。
とはいえ、美術を鑑賞するというよりは、謎解きというかんじですね。

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■屛風の世界を拡大してみる~京都街中(まちなか)タッチパネル

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鹿下絵新古今集和歌巻断簡」(前期出品)
下絵を俵屋宗達、書は本阿弥光悦

もっとも心引かれたのはこちら。
宗達&光悦…最強の組み合わせですね(笑)
決して派手な作品ではないのですが、典雅な魅力にあっという間に引きつけられました。

帰宅して調べてみると…元は2mの巻物、分断され現在は複数の美術館に収蔵。
書き込まれているのは、新古今和歌集から藤原雅経が詠んだ(創作)和歌
「たへてやはおもいあり共如何にせむ むぐらの宿の秋の夕暮」
男性からの恋の歌に対し女性は「あなたを思ってはいるけれど、寂しくて耐えられません」という意味らしい。

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「誰が袖図屛風」は、衣桁に掛けられた衣を描いた屏風。これは一つのジャンルとして数多くの作品があるわけですが、不思議ですよね。ちょっと色っぽくて謎めいている。当時のファッションという見方もあるらしい。

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田園風俗図屛風 英一蝶 江戸時代 18世紀初

突然の雨に急ぐ人、館で安堵する人、軒先でなんとかしのごうとする人、様々な人がいて、そうそうと思う。

ねずみの嫁入り「鼠草子絵巻」、ちょっとお下品な「放屁合戦絵巻」など、愉快な作品もありました。

サントリー美術館
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ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし

2015年10月01日
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《快復期》1888年 油彩・カンヴァス

ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし
2015年8月6日(木)–10月12日(月・祝)
宮城県美術館
フィンランドを代表する画家ヘレン・シャルフベック(1862−1946)の個展を日本で初めて大規模に開催します。シャルフベックは、2012年に生誕150周年を記念する大回顧展がフィンランド国立アテネウム美術館で開催され、近年、世界的に注目される画家の一人となっています。
彼女は、3歳のときに事故で左足が不自由になりましたが、11歳で絵の才能を見いだされ、後に奨学金を獲得し憧れのパリに渡ります。パリでは、マネやセザンヌ、ホイッスラーといった画家たちから強い影響を受けました。フィンランドに帰国後は母親の介護をしながらヘルシンキ近郊の街で絵画制作を続け、自分のスタイルを展開しました。これ以降のシャルフベックの作品からは、17世紀のエル・グレコに学んだ作品など、美術雑誌からインスピレーションを得ようとしていたことがわかります。また、彼女は新しい技法を試すかのように、斬新なスタイルの自画像を多数制作しました。
本展では、5つのセクションでシャルフベックの全貌に迫ります。19世紀末から20世紀初めに活躍したフィンランド女性画家の魂の軌跡を日本で初めてご覧いただきます。


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《雪の中の負傷兵》1880年 

フィンランドを代表する画家…といっても私は全く意識したことのない画家です。
10代から最晩年の作品まで、スタイルの変遷も網羅したシャルフベックの大回顧展。見応えがありました。
15歳の頃描いた骸骨を見ても、デッサン力の確かさ、うまいなあと思います。ベラスケスやホルバインの模写も展示されていましたが、とにかくうまい。
才能を認められた「雪の中の負傷兵」は、雪の柔らかな表現など全体の美しさと、そしてストーリーが感じられます。

回顧展の見応えはもちろんですが、一人の女性の生涯「女の一生」…というとベタですが、作品に現れる彼女の心の軌跡は、小説を読むような感じで、この回顧展をより一層おもしろくさせているように思う。
「おもしろい」とは、ままならない人生だからこそで、画家として名声を得ても、実生活は必ずしも幸せとは言えないのという著名人にはありがちな話(汗)今で言うならリア充はままならなかったということか?
まあでも…著名な画家として、おもしろかったという表現は許されると思う。

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「洗濯干し」 1883年 油彩・カンヴァス

今回展示されていた作品は、いずれも魅力的でした。
代表作の人物画もいいし、こんな風になにげない風景も、フィンランドの自然を感じられます。
「堅信式の前」は白いブラウスの初々しい若い女性を描いたものですが、フィンランドの初夏の光や澄んだ空気をより身近に感じます。

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扉 1884年

「扉」はちょっと意味深な作品。閉じられた扉は画家の心なのか、それとも失恋した相手の態度か…いかようにも解釈できそう。

20代の初め、イギリス人画家と婚約したシャルフベックですが、一方的に婚約を破棄されます。
心に大きな傷を負ったシャルフベックが、ようやく立ち直り始めた時に描かれたのが代表作「回復期」。
子どもをつつむ柔らかな布、部屋をつつみこむ暖かな光。やつれた中に血色がもどりつつある。なんといっても、寝癖がついた髪が楽しい。
病から回復した子どもが持つのは、新芽の枝、文字通り回復期…わかりやすい(笑)

子どもや少年少女を描いた作品が多い。なんとなく、いわさきちひろの描く子どもを思い出す。
あと、シャルフベックは面食いです…たぶん(笑)

生活のため美術学校で教えていたシャルフベックは、画家に専念するため、1902年ヘルシンキ郊外の町ヒュヴィンカーに移り住みます。
「フィエーゾレの風景」など、この地の風景画もいい。当たり前のことですが、画家の目、何を見ているのか、何に心を動かされていたのか、風景画は心象風景でもあるように思います。

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《アイトクーネから来た少女》 1927年

ほとんど引きこもり?この地を離れることがなかったようですが、美術界の情報はきっちり把握していたらしい。
パリ留学時代や美術界の新しい潮流の影響を受けながら熟成し、画風も変遷しながら、シャルフベックは画家として充実の時代を迎えます。
描かれた女性達は、美人だったりエキゾチックだったり、いろいろですが、エレガントでみなかっこいい。そしておしゃれ。このあたりは女性画家の目線というべきか。
豊かな色彩感覚も心地よさの理由かも。シャルフベックはファッションにも敏感だったそう。

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ヘレン・シャルフベック《自画像》1884-1885

見どころは、折々の自画像。
1884年の自画像ではまだ洗練されていない、若く生真面目そうな女性。

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《黒い背景の自画像》1915年 油彩・カンヴァス

名声を確立した頃の自画像はモダンで、自身の作品に自信がある感じ。

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《ロマの女》1919年 

1915年、森林保護官で画家のエイナル・ロイターと出会い交流が始まります。
シャルフベックは53歳、19歳下のロイターに恋愛感情を持っていましたが、ロイターはそうではなかったようで、年下の女性と結婚してしまいます。
泣く女「ロマの女」は失恋を描いたもの。

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《未完成の自画像(裏)》1921年

ロイターとはプラトニックな関係のように察しますが、失恋の痛手から立ち直れない頃の自画像「未完成の自画像」には、パレットナイフで切りつけたあと、シャルフベックのダメージの大きさがわかります。同時にあご上げ、プライドを保とうとする姿が。
同時期にロイターを描いた作品がありました。
陰になっているのか、表情が全くわからないロイター。信頼し合い、よく知っているはずの人が、ある日突然、わからない存在になってしまうような、遠くに去っていくような感じで、こちらの方がシャルフベックの絶望が大きく感じられます。53歳でも、人生経験の豊富であっても失恋の痛手は大きい、それだけピュアな心だったということか。

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《正面を向いた自画像 I 》1945年 油彩・カンヴァス

最晩年の自画像は、老いて枯れていく過程そのもの。
おしゃれであっても、美しくなくとも、衰えていくところを描かずにはいられないのが業。画家とはそういうもの。
死期が近づくということは、この世からどんどん離れていくところなんだなあと思う。

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《自画像、光と影》1945年 油彩・カンヴァス

ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし 全国巡回展情報
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紫苑

2015年10月01日


からりと晴れた日。
古ぼけた民家に、紫苑がよく似合う。

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