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2011年6月25日 ここで暮らすということ

2011年06月25日
政府は福島県民全203万人を対象に、今後30年間にわたり健康調査をすることになりました。
私たちはモルモットか?…と、言いたくもなりますが、これは必要でしょうね。
3月11日~3月末まで、どこでどうしていたか、どんな家に住み、何を食べたか、問診票の見本はネットで公開されていますが、とても詳細で、プ、プライバシーは…とか言いたくなりますが(汗)
原発から離れるほど問診票は簡単になるという話もあります。
原発の警戒区域ということではなく、30キロ、80キロ圏内ということでもなく、広い福島県のあきらかに影響のなそうな会津地方も含め、広範囲に調べること、影響の有無を調査することは、今後のために重要だと思います。
ぶっちゃけこのような臨床実験はできません(汗)。日本は世界がうらやむデータを得ることができるわけか…やれやれ、この結果が皆さんの役に立ってくれることを祈るのみです。

<福島第1原発>健康調査 県民203万人に30年間実施 毎日新聞 6月24日(金)

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福島県以外では、日本が原発を続けるかどうか、今後のエネルギー政策の行方などが話題になっていますが、福島県的には、わけのわからない不安と、未だに収束の見通しが立たない事故処理に、今日もまた右往左往…かな?
事故処理については、これはもう専門家に任せるしかないですね。

私の住む中通り地方でも、個人で線量計を持っている方が多くなりました。
私は持っていませんが、持っている人と会うと「ちょっと貸せ」…と、そのあたりを計ってみる。だいたいそんな感じです(苦笑)
今後、大規模な避難はないかもしれませんが、地形など場所によって線量の高い地域が、ホットスポットですね…存在することがわかってきました。極端な話、隣近所でも数値が違うため、一軒単位で避難勧告ということもありそうです。

今問題になっているのは年間の累積放射線量、今現在外部から人が来て(警戒区域などは別として)しばらくいたからどうなるものではないと、個人的には考えています。
というか福島県民にとっては、水素爆発があり数値が一気にはねあがった3月後半に、情報もないままいたこと、避難所を行ったり来たり、買い物や給水所に並んだりとか、そういうことが問題なわけで、そっちをどうしてくれるんだと言いたいのですが。
これからの年間の累積は、3月に比べたら小さな問題といっていいくらいで…(あくまで例えですから誤解しないで下さいね)

東京でやや高い放射線量のところがあるようです。というか高くなった所と平常の所があるので、よりあわてるのではないかと思います。気持ちはわからなくはありますが、まあでも、福島県人から見ると「ふーん」と思ってしまうことも…どうもすみません(汗)
東北以外では、震災のことはもう過去のことという雰囲気でしょうか。時に温度差を感じることも多いですが、しょうがないですね。
阪神大震災が東北にとって遠く感じたのは事実だし、何をするべきか、あの時は募金をするくらいしかできませんでした。
あと、福島県は立ち入り禁止だと思っている人がいて、ちょっとびっくりしましたが(汗)…福島県が立ち入り禁止になったことはないのですが(汗)

福島県にとどまることが心配な方はすでに避難して、ほぼいなくなったのではと思います。様々な考え方、事情があります、あとは避難された方が、罪悪感を持たないでくれるといいけれど。
また地域によっては、数値が低く安定してきたため戻ってきた方、子どもを呼び戻した方もいます。
今いる私たちは、ある程度の腹をくくって…というと大げさすぎますが、福島県で暮らすことを選択した人です。
あとはどう暮らすか…なのです。

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精神的苦痛に月額10万円 自賠責保険の慰謝料参考に算定 2011.6.20産経新聞
原発の精神的損害賠償 避難者ら「根拠は」 東京新聞

国は原発で避難されている方を対象に、これまでの補償に上乗せして「精神的苦痛に月額10万円」を支払う事を決めました。
最初に読んだのはYahoo!ニュースで、たまたま記事下のコメントを読んでしまいました。
「3食付きの避難所にいるのに甘やかしすぎ。仕事も紹介してやっているのに。だからいつまでも働く気にならない。日本国民全員に10万円払え。うらやましい、代わりたい…」等々のコメント。
では、今すぐ仕事を辞め家を捨て、福島県で10万円もらって3食付きの避難所で暮らしますか?仕事は日雇いですが…と言われたら、そんなことは誰もしないでしょう。
まあ、どれだけわかっているのか、感情にまかせた書き込みを真剣に読まなくてもと思いましたが、しかし総意ではなくても本音では?…ちょっとショックでした。(ひどすぎるコメントはその後削除されました)
といって私も、10万円払えばいいとは思えません。先の見通しが出せないため、一番大変そうな人にとりあえずバラマキして抑える、そんなことでしか事態を収拾できない、国の復興政策に問題があるのでは思います。
被災地は福島県だけではありませんし、ここだけ見たら福島県(のある特別な人たち)だけが特別扱いされていると思われてしまいます。
本当に政治はどうなっているのか。

今回のことでは、福島県や被災地だけでなく、全国民が被災者といってもいいのかもしれません。ですが、やっぱり私が言いたいのは
「原発の事故で大変な目に遭っているのは、福島県」
しかもまだ終わっていないということ。
ただ、福島の人が全員聖人君子ではありませんから、今回のことで得をした人もいれば、儲けようという人や補償でがっぽり…と考える人もいます。いつの時代もどんな所にもそういう人はいるという意味です。

原発でどれくらいの雇用を生んでいるかは、協力会社という下請け、孫請け、ひ孫請け…という感じなので(汗)よくわからないのですが、何千人かが働き、家族を含めると、福島県で3万人くらいを養っているのではないか?…と言われています。すみません、アバウトな数字で。
県民203万人を危機にさらしてまで、原発が必要かどうかはこれからです。

原発の交付金が問題になっていますが、これは立地自治体(隣接の自治体にも何割かでます)と福島県に入るお金ですから、多くの県民にとって実感は伴いません。中通りに住む私の電気代や税金が安くなるわけでもないのです。これは他県の原発も同じだと思います。
福島県民は交付金もらってラクしてる、と思っている方もいるらしいので、ちょっと言い訳です(苦笑)

福島県には海も山も湖もあります。美しい自然があり、水と空気がきれいな田舎で、おいしい米や野菜、果物がとれる。
最近景気はイマイチですが、精密機器製造の企業の立地なども増えてきた。
「世界のフクシマ」になんてなりたくなかった。
できることなら田舎の福島県に戻ってほしいですが、もう元には戻れません。
起きてしまったことは変えられません。
あとはどう暮らすかです。

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調査範囲
原発から「円」で引かれた被災地が「まだら模様」と言われるようになって、今度は、福島県というくくりで物事が進んでいきますが。隣県のごく近くの人にとっては、私達のことも対象にしてほしい と思うのではないでしょうか?

都内でも「頑張れ東北」「頑張れ福島」の文字をよく見かけます。

「ふくしまぁ」の歌?も耳にします。

会津は、私にとって第2?第3?のふるさとです。
縁あって、とある温泉地で一人でしばらくの間、湯治していたことがあり、その後、イベントの際や季節の折々に家族と訪れていました。

自宅近所のラーメン屋さんは、冬の間、会津からやってきて店を出します。ちょっとしょっぱい味が、土地柄を感じさせます。

山菜の天ぷら美味しかったし、新潟からのルートがあるからでしょうか。山の中の小さなスーパーもどきに新鮮なイカが仕入れたままの発泡スチロールの箱に綺麗に並んでいたのを思い出します。

ダッシュ村は、浪江町だったんですか?
地元ではない私には、そういう関心の仕方になってしまいますが、ヤギのヤギハシ君や柴犬の北斗たちはどうしているんだろうと気になったりします。

いろんなデータは、大切な情報となるとともに研究材料になります。どんな事でもそうなんですね。
データが欲しくて、しばらくほったらかしにされたのでは大問題ですが、県民対象に検査を行うことは、結果がどうあれ、今後の生き方を考える材料になると思います。

先日、東海原発の労働者が被爆したというニュースが流れました。
13ヶ月後に全国の原発で行われている定期検査で多くの作業員が被爆しているという情報がありますが、今回の福島原発の事故だけでなく、これまでも何かがあったのかもと想像を膨らませてしまいます。

NHKの番組でしたか? チェルノブイリ事故後、個人が入手した牛乳や野菜などを近所の検査所のおばちゃんのいるところに持っていくと、その場で測定していました。ベトナムの道端で体重が計れるのと同じように(ちょっと飛躍しすぎですね)、思い立った時に被爆量や口に入れるものの放射線量を測ってくれるステーションがあったらよいですね。
お母さん方が、不良品かどうかもわからない数万円のカウンターを購入して、家の中や周辺を計測している様子を見たりすると、自治体がそのぐらいしてもいいのでは?と思ってしまいます。福島県は小学生にカウンターを配りましたし、栃木県の高根沢町には、計測技研という地元の会社があり、終日、放射線量を計る機械を作っています。町には、その機械が各所に設置されるそうです。

秋葉原では、ロシア製、アメリカ製、中国製などのカウンターが、3万円前後から数十万円単位のものまで販売されています。大型量販店でなぜ売られていないのかと言えば、保証できない商品だからです。

個人はもちろん、東北地方に支社を持つ会社でもカウンターを配ったり、営業者に防護服を積んだりしていると聞いたことがあります。

テレビや新聞では報道されませんが、考えているところは、ちゃんと対応しているんですね。

事故後、放射能は、車や鉄道を通して品物に付いて、全国に広がっていると中部大学の武田先生はおっしゃってました。
フランスはお茶を突き返したけれど、国内で流通しているものは安全だと言われるものが流通しているのだから、原発のない沖縄にでも運ばれるんですよね。

汚泥も、あるラインから少ない数値なら、何らかの形になって、国内に存在していくんです。
考えると止まらなくなって、だんだんいやになります。

この辺で。また。
>紀子さん
浪江町は避難地域となっており、DASH村は比較的放射線量の高い地域にあります。
DASH村については番組HPで知ることができますが、動物たちは安全な所に避難しているようです。
厳しい条件かもしれませんが、番組としてぜひ、DASH村に戻れるまでを追って欲しいと願っています。

紀子さんは会津にご縁があるんですね。会津はどちらかいうと、日本海側に近いので、魚はそちらからですね。
会津は原発事故の影響は少ない場所ですので、機会があれば、またお越し下さい。
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>Nさん
震災以降、いろいろなことが変わってしまいましたが、四季は変わらないわけで、そういう所で気を落ち着けようとしているのかもしれません。

をNさんは、真央ちゃんとこづのファンでしたか。
今季も楽しませてくれそうな二人ですね。


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