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小松左京さんのこと

2011年07月28日
小松左京さんがお亡くなりになりました。
1980年代頃からは、プロデューサー業というか、評論家や文化人としての存在が大きいですが、SFファンにとっての小松さんは、日本を代表するSF作家であり、福島正実、星新一、矢野徹らと共に、日本のSFの創世記を担ってきた偉大な方です。
日本SF作家クラブの創設に尽力した方でもあります。

小松左京さん死去=80歳、「日本沈没」など壮大なSF小説(時事 2011/07/28)

小松さんの作品は多いですが、子ども向けも書いていて、最初に読んだのは何だったか調べてみると…
たぶん図書館で借りて読んだ…ありました!「青い宇宙の冒険」(1972 年)

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(2004/09/15)
小松 左京

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「小学上級から」…だって、なつかしいなこういう表現(笑)
現在発売中の本はイラスト入りで、私が読んだ子ども時代(中1くらいか?)と印象が全く違いますねえ(遠い目)
今読むと、あれれ?と思うこともあるはずですが、今も手に入るという事実がすごいかも。

日本SF創世記の作家はいろいろなタイプの方がいて、というか皆変人というのが当たり前、変人を競っていたのかもしれない(笑)小松さんはその中で理性的な方?…かも…しれない。
小松さんのSFは、とてもスケールが大きくて、そしてしゃれていて好きでした。なんというかクリアで、最後は必ず希望が見える、そういう明るさがあったと思う。
その後高校生くらいにになって読んだのは「エスパイ」、「復活の日」など。
映画化もされた「復活の日」は、結構良くできていたように思う。草刈正雄とオリビア・ハッセー主演…懐かしい。

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草刈正雄、オリビア・ハッセー 他

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一番有名なのは「日本沈没」だと思いますが、これは映画化のたびに、全く違う映画でして(汗)「日本が沈没する」ってアイディアのみ生きてるような…ま、小松さんは懐が大きいので、全然気にしないでしょう(笑)

私は高校生くらいからだんだんと、海外の翻訳SFの方にはまっていたので、小松さんの作品も熱心に読んではいませんが、小松さんのSF界における存在は、絶対的だと感じていました。
評論も含めてたくさんの著作があり、たくさんの業績を残した。充実したいい人生だったのでは、そう思いたいです。
ご冥福を祈ります。

NHK web いま、改めて“小松左京”7月29日(金)


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Comment
巨星が堕ちました
日本沈没といえば、映画化(藤岡弘版)時にラジオドラマもやっていましたよね。
日本の深海に大きな何かが這ったような跡があるとか、ないとか。当時は、一体何が出てくるんだろう(怪獣物に頭の中が支配されている)と毎回楽しみに聞いていたはずですが、いつの間にやら終了してしまったみたいで、どうなったのでしょう。
当時はノストラダムスの活躍もあって21世紀はやってこないというまさしく世紀末思想が頑張っていた時代でした。

小松左京といえば、真っ先に「日本沈没」と浮かびますが、おっしゃるとおり「復活の日」も映画化されていました(結局見なかったけど)他に思い出してみると、これも映画化された「エスパイ」(小説だけ読んだはず)とか、「さよならジュピター」とか。
さよならジュピターは確か試写会で三浦友和(百恵ちゃんの旦那)主演を見たと思います。

多岐にわたり、スケールの大きな作品を書く方でした。
ご冥福をお祈りします。
>クッツさん
「日本沈没」は、映画、TVだけでなくて、ラジオドラマもあったんですか?
私が覚えているのは、テレビ版(村野武範主演)、五木ひろしの主題歌がヒットしたような記憶。日本が沈没し始める最初の方で「福島県」が沈没しちゃうという…子供心にもど~よ?って感じで、いやあ、時節柄笑っていいもんかどうか?…ま、フィクションですから!(汗)
「エスパイ」は原作読んだのですが、映画は見てないんです。「さよならジュピター」の頃になると、映画はハリウッド大作に比べると日本映画はちょっとね…みたいな感じで、こちらも見てないです。
科学的な根拠を元に作品を書く方でしたよね。その分説得力があったのですが、映像化作品となると、どれも原作を生かし切れてないのが残念かな。
その中で「復活の日」は結構良くできた方では?
映画「日本沈没」草彅君の最近のリメイクは、TVで見たのですが、むむむ…ですね(汗)

晩年は、作家というより文化人としての存在が大きかったですね。お亡くなりになったニュースの扱いが大きくて、ちょっとびっくりしました。
このブログのアクセスランキングも急に上がって、そっちもびっくりしました(汗)
全部聞いたのかは覚えていないけど…
語るほど詳しくないのでためらっていましたが、ラジオドラマが話題になっているのでお邪魔します。
私の「日本沈没」はまさしくラジオドラマなのです。
テレビ版も主演の村野武範や主題歌の五木ひろしのことを言われればかすかに記憶にあるのですが、ラジオドラマを聞いていたということのほうをよく覚えているのです。
そうはいっても内容はほぼ忘れてしまっているにもかかわらず、子供心にずっと忘れられないのが主役が江守徹だったこと。多分声が気に入っていたんだと思います。

テレビのデジタル移行で何となく昔のことを少し考える機会があったけど、左京氏の訃報で子供の頃って結構ラジオも聴いていたなぁってことを改めて思い出させてもらいました。
ちょうどいろいろなメディアが発展してきて、創作活動とほぼ同時進行で制作(映画化やドラマ化)されるようになった作家の一人だったといえるのかなぁ。
>春紅葉さん
なるほどラジオドラマ、あったんですね。思い込みですが、一番原作に忠実そうですよね。
しかし江守徹、渋いですねえ…地震の役でしょうか?…あるいはナマズ役とか?…冗談です(汗)
私が俳優を好き(嫌い)になる要因の一つは声なので、春紅葉さんの気持ちわかります。

今はメディアがたくさんあるけれど、子どもの頃はテレビ、ラジオ、新聞、あと雑誌位でしたよね。
ラジオは中学生くらいからは深夜放送、人気のDJがいて…というのが、私の時代のスタンダードかな。
大人になってからは、車で聴くくらいですかね。

小松さんは、新しいことにどんどん取り組み、人の力を信じ、未来を憂うことのない人でした。
今も生きて、私たちを勇気づけてほしかったなと思います。

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