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笑ってよさそうな、よくある話

2011年11月30日
先日、福島県中通り地方のK市長の話を聞く機会がありました。
市長と旧知の間柄の方たちのやや私的な会合の場に、たまたま私がいたというだけですが。
(私的な場だから話しますがという前置きで)今福島県で首長の立場であることの難しさなど、いくつかの話の中におもしろい話がありました。
震災後、市民の間では「(原発の)放射能が怖くてK市長が会津若松(福島県西部で放射能の影響がほぼない土地)に逃げた」という噂がありました。

K市長の自宅は町中の古いビルの3階です。この市は人的被害は少ないものの地震による建物の被害が多く、市長宅も内部がぐしゃぐしゃになったそうなのです。
震災後は激務、自宅を片付ける暇もなく、生活することが困難になった市長は、しばらくの間市内に住む娘家族の家に居候し、市役所に通っていたそうです。
ところが、夜になっても灯りがつかない無人の市長宅を見た市民は、市長は逃げた…と思ったらしい。
「私はちゃんといて、仕事してましたよ」…とまあ、そういう話でした。

なぜか「(放射能が怖くて)市長が逃げた、いなくなった」という話は、中通り地方で私が聞いただけでも、F市にも、N市にもあります(汗)
山形の某市に逃げた、山を越した○○のホテルに逃げた…など、いずれも具体的でそれっぽい。
例えばここで私が「いや、自宅が壊れて娘の所に行ってたらしいよ」と言ったとしても「…でも、本当は逃げてたんだよ、そういうことになってるだけで」とか、「K市の市長はそうかもしれないけれど、F市の市長は本当に逃げたんだよ。」「ひどいいよね、大事な時にとんでもないやつだ」と、耳元でささやかれるのがオチです(笑)

知人とこの話をしていての結論は、震災対応で市民は行政に対し不平不満がたまっているのではないか。
市長はやるべき事を何もやっていない、何もしてくれない…能力がない、(あらゆる事から)逃げているんじゃないか…そういう思いが、噂をもっともらしくさせているのではないかと。

もしかしたら本当に逃げていたのかもしれません。証拠があるわけではないので。
ただK市長に関しては、娘夫婦は市内にずっといたことを以前別の人に聞きましたので、実の娘をおいて市長だけ逃げるというのも、おかしな話のように思えます。

市長だけではなく、実は某知事も…って、福島県に知事は一人しかいないですが(笑)「知事は真っ先に逃げたらしい」という話があります。
県内が地盤の政治家も家族を真っ先に避難させたという話も。
避難の是非はおいといても、こうなるとほとんど都市伝説のレベルではないかと(汗)

事故当時、状況をいち早く知ることができた政治家や警察、医師など、情報の特権階級の人間、東電関係者の家族が真っ先に福島県から逃げた…というのはよく聞く話です。
しかし首長として大きな決定権を持つ立場の人間が、この非常時に逃げたとしたら、許し難いことです。
ただ、個人的に思うのは、今はそんなことを言っている場合ではない。やらなくてはならないことが山積みです。曲がりなりにも首長として今ここにいるわけですから、やるべきことをやってくれること方が大事です。
これだけの大きな震災、誰もが納得の策はありません。そう考えると、突っ込まれることも、苦情が殺到することも仕事のうちだとそんなことも考えます。

それにしても、どこの市町村にも、首長逃げた話があるって…もう笑うしかない(笑)

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