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2012年の大寒

2012年01月21日
福島では寒い日が続いています。
震災と原発事故で避難してきている方は、気候が比較的温暖な浜のほうの方が多い。この寒さは辛いだろうなと思います。
雪が降るからと、雪道の運転の講習を受けたり、除雪にそなえスコップ(プラスチックのヤワなやつではなく、金属製の頑丈なスコップ)を用意したりと、避難してきている方は結構覚悟してたらしいのですが、今年は雪が少ないんです…けれど寒い!(汗)
借り上げのアパート、賃貸マンションなどはまだいいですが、仮設住宅は結露がひどいらしいと聞いています。やはり「仮設」ですからね。

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福島では、計画的避難区域の汚染された石や砂利が、新築マンションや公共工事に使われていたことが問題になっています。
最初に発覚したのは、新築マンションに住む中学生の累積放射線量が高く、生活環境を調べたことからでした。なんともやりきれないニュースですが、ありうるな~そんな気もしています。

汚染された石が持ち出されたのは昨年4月、その時期ですと、水道、電気、道路や公共施設などライフラインの復旧が急がれる時期でした。とにかく復旧という感じ。
放射能汚染の実態が徐々に明るみになり、不安が増して来た頃ですが、私たちはまず身の回りのことに手一杯、線量計も入手困難だし、建築資材や石のことまでは考えが及ばなかった。
建築資材には放射能の基準がない。もちろん業者であればもっと慎重になって当然ですが、業者の責任だけを問うわけにはいかないでしょう。
ただ、汚染実態があきらかになってきた時点で、過去にさかのぼって、あるいは工事の途中で、あの石は?…と、気がついた人はいるはずです。そこで声を上げる勇気が必要だったと思います。

計画的避難区域は原発から30キロ圏外の北西方向で、ここまで汚染されているとは…事実を知らされたのは事故からだいぶ経ってからでした。国や東電はもちろん正確に把握していたのですが(モニタリングの装置がすぐ配置されれていた)、不安をあおるからとか何とか言いつつ、この地域の住民には知らせなかった。
石であっても持ち出し禁止…住人を放っておいていたのに、そんなことを国が言うはずないのです。

間もなく震災から1年、半壊状態でブルーシートで覆われていた知人の住宅に、ようやく工事がはいることになりました。福島県では資材不足、職人不足で工事がなかなか進みません。
報酬が高く、放射能の心配もない仙台に、県外からも、福島県からも業者が集中しているという噂でした。規模の大きい経済都市なら、どんどん投資しても見返りが期待できるとうことでしょうか。
これはしょうがないですね、条件のいい方に人が流れるということなので。隣の芝生は青く見えるということかもしれませんね。
過疎が進む三陸の町でも、これから大規模に投資してもその先は…ということで、町の再建が進まないという話を聞きました。経済的なことだけを考えると、どうしても厳しいことになってしまいます。

建築関係、除染に関わる仕事している方は忙しく景気もいいようです。そういうところから経済が上向きになってくるといいのですが。
福島県では明るい話題で、なんか盛り上がってきたーっと思っていると、建築資材に汚染された石が…というようにうれしくないニュースで、一気に気持ちが沈むぜ…そんなことの繰り返しです。
悪いことばかりではありませんが、まだまだ厳しいですねえ。


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