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震災後1年、最近の番組から

2012年03月14日
震災から1年、様々な特集番組が放送されました。全てチェックはできませんが、福島関連の番組から印象に残った番組の感想です。
私の生活圏(福島県中通り地方)がじゃんじゃん映っているのがねえ…フクザツです(汗)

〈NHKスペシャル 3.11 あの日から1年〉
原発事故 100時間の記録
2012年3月3日(土) 午後9時00分~9時58分
事故から一年がたち、あの時なにが起きていたか、何が危機を悪化させたか、ようやく真相が明らかになりつつあるが、一方で、それが住民の生命・安全・健康と直接かかわる「避難」やそのための「情報伝達」にどのような影響を与えたかについては依然として不透明なままである。
番組では、住民、地元の医療関係者、消防団員、自治体の長、東京電力や政治家等、当事者の証言を元に、現場がどんな困難と直面し、何を思い、どう動いたのか。事故直後の出来事を複眼的な視点から再構築し人間の行動記録を描きだす。今後、事故を繰り返さないための教訓を探る。


特に目新しい内容ではないのですが、あの時真摯に自分の仕事に取り組んでいた市井の方々の緊迫した状況、身が引き締まる思いがします。

「調査報告 原発マネー~“3兆円”は地域をどう変えたのか~」
2012年3月8日(木) 午後10時00分~10時49分
東京電力は燃料費の高騰を理由に電気料金の値上げを予定している。その前提となる現在の電気料金制度が妥当なのかどうか。焦点の一つが、原発の建設・運転にともない自治体に入ってくる、国からの「交付金」、電力会社からの「寄付金」などの原発関連コスト、いわゆる“原発マネー”である。私たちの税金や電気料金から賄われているが、どれだけのカネが何の目的で自治体に渡されたのか、今もよくわかっていないものが多く、その全貌は明らかになっていない。
44ある原発の立地自治体にアンケート。これまで自治体側に支払われた総額が3兆円に上ることが、初めて明らかになった。
国策としての「原発推進」と「地方振興」を両立させるという理念から、国・電力会社・立地自治体の間でやりとりされてきた原発マネー。番組では、その使途を検証するとともに、私たちの払った税金や電気料金がどのように使われたかを明らかにする。


ようやく?少しは?明らかになってきた原発マネー。これほどの交付金をばらまけるほど、電力会社は儲かっているのか?その交付金は私たちの税金や電気料金で賄われています。
交付金の使い道が当初、公共施設のみという縛りがあり、結果ハコモノを建設するだけになってしまった。番組ではもっともらしい政府の理由を上げていますが、単にゼネコンと国や電力会社がくっついているだけでは?と思います。
そして豪華なハコモノを維持管理するため、財政が逼迫していく原発立地自治体。財政危機の柏崎市が取り上げられていましたが、福島県双葉地方でも似たような状況でした。そして新たな交付金ほしさに原発の増設が計画されていたのです。自治体が発展していくための交付金でしたが、産業や人を育てないで箱だけつくってもしかたないですよね。巨額の予算(交付金)を好きに動かしていた快感を話す引退した元首長の笑顔にぞっとしました。
交付金は通常立地自治体と近隣の自治体に何割かで交付されますが、青森県は全県に交付金渡ることになっているそうです。ある時原発でトラブルがおき、県内の市町村長が集まり説明会が行われました…そのテープをNHKが入手。電力会社が謝罪の後に「何かご質問はありますか?」と訪ねると、質問どころか誰も何も言わない。
番組の流れ的には、交付金を受け取っているので何も言えない…という構図でしたが、お金だけではなく、もしここで電力会社を糾弾するような事を言ってしまったら、次の選挙では間違いなく負けるでしょう…福島県では少なくともそうでした。
そして未だに非公開になっている「寄付金」、いったい誰にどれだけ流れたのか?後ろ暗い噂が流れてもしょうがない。

「南相馬 原発最前線の街で生きる」
2012年3月9日(金) 午後10時00分~10時57分
再放送/3月15日(木)【14日深夜】午前0時15分~1時15分
福島県南相馬市。人口7万あまりのこの町は、福島原発事故の後も住民が住み続けた<原発に最も近い街>となった。南相馬市で1年近く密着取材を重ね、100時間を超える人々の肉声をつぶさに記録してきた。そこには、あの日以来、身に降りかかってきた無数の予期せぬできごとに向き合わざるを得なかった人間一人一人の心の動きが克明に刻み込まれている。
「故郷から逃げるべきか、残ってもいいのか」、「その先に希望はあるのか、ないのか「何の見通しも立たない中、闘うのか、耐えるのか・・・」
事故を起こした原発と隣り合わせの日常の中、突然、住民にもたらされた悲劇、その実相を描き出す。


避難区域を線引きすれば(するしかないのですが)、そこに隣接する町はどうなるのか?境界線の町、南相馬の人々の苦悩。自営業や酪農、農業、漁業、その土地と深くかかわりながら仕事をしている人にとって、原発事故はあまりに過酷です。とどまることに罪悪感を感じる人。自暴自棄ぎみの若者達も切ない。
ただ、悲しみばかりではない、前向きな取組もしていると思うので、明るい部分をもう少し取り上げてもよかったのではないだろうか。

YouTube 3月1日英BBC放送
日本語字幕付「放射能の子供たち」/"Children of Radiation" (partially English-subbed)
全部とはいいませんが、私は原発事故後の日本の報道で、子どもに対する取材には違和感をおぼえることが多かったです。子どもの口を通せば何を言ってもいいのか?大人の都合いいように言わされているのではないか?親の顔色をうかがうようなコメントをしているように見えるからです。
BBCの番組に登場する子ども達は、びっくりするほど感受性豊かで聡明です。

ザ!鉄腕!DASH!!(日本テレビ)
3月11日放送内容
「 DASH村 ~JAXA~ 」…原発事故後、計画的避難区域内で行なってきた放射線量の測定。2011年7月からJAXA研究チームと共同で行っている、ひまわりを使っての土壌中の放射性物質除去実験。
「 DASH村 ~楽さん~ 」…昨年、水キムチと冷麺の作り方を村で指導して頂いた、明雄さんの知り合いの韓国人、チョン・ラクスンさん。
「 DASH村 ~郡山・二本松 避難者訪問~ 」…お世話になった方々を訪ねる
「 DASH村 ~チェルノブイリ~ 」…達也がチェルノブイリの農家を訪ねる
「 DASH村 ~起き上がり村長~ 」…羊毛から「起き上がりこぼし」を作ろう

浪江町津島のDASH村は計画的避難区域にあり、高い放射線量にこれはもう…と、私には諦めの気持ちも芽生えていましたが、番組は諦めていない、うれしいです。線量はいくらかずつは低くなってきているようです。
後半、山口君がチェルノブイリの農家や酪農家を訪ねます。農業と放射能との関係がとてもわかりやすくいて、これは秀逸でした。

ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図5 埋もれた初期被ばくを追え」
NHK Eテレ 2012年3月11日(日) 放送
福島第一原発事故は事故初期に大量の放射能を環境中に放出した。今回の事故では、住民にヨウ素131の影響がどれだけあったのか、その詳細はわかっていない。ヨウ素131は半減期8日と短い間に消失してしまうため、早期の測定、調査が必要とされてきた。
浪江町津島地区は事故初期から大量の放射能におそわれた。環境中に大量のヨウ素131があったと見られる時期も、多くの住民にその情報は届いてはいなかった。無防備なままヨウ素131にさらされた可能性がある住民の間では、子どもへの影響を懸念し、どれだけ被ばくしたのか知りたいという声があがっている。
どうすれば事故初期の被ばくの実態に迫れるのか。取材を進める中で、事故初期に独自の甲状腺調査が行われていたことや、これまで公開されていなかった原発周辺のデータがあることが判明。放射能測定の草分け岡野眞治博士や気象シミュレーションを行う研究者たちとネットワークを築き、その解明に挑む。


DASH村特番で、TOKIOが訪ねるお世話になった方たちの一人、浪江町津島診療所の関根医師が、夜10時からのETV特集にも登場。穏やかな人柄に見えた関根医師が、浪江町の子どもたちの甲状腺調査を求める強い口調に、事の重大さを感じます。関根医師はレントゲンを扱う立場から、事故直後の放射線量を把握していたそうです。
ヨウ素の拡散は、現在問題になっているセシウムの拡散とは少し違うルートなんですね。
浪江町では事故直後、より原発から遠い山間部の津島に避難したのですが、天候によりここが高い放射線量となっていました。
乳幼児のヨウ素被曝は、大人が受ける影響の10倍だという。今となると推定するしかないのですが、いったい何が起きていたのか、事故後1年もたってから、初期被爆について今ようやくとは情けないです。

YouTube
2012.03.11 アイスリンク仙台特集 荒川静香 羽生結弦
2012.03.11 アイスリンク仙台 演技会 "smile " 荒川静香 羽生結弦
日テレ系特番「復興テレビ」でアイスリンク仙台のイベントが放送されるとあり楽しみにしていましたが、福島はその時間別編成のローカル枠に。福島県郡山市出身の本田武史も出演しているんですが。…福島県は伝えなくてはならないことがが山のようにありますからね(汗)
動画で見ることができてよかったです。

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