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イメージとしての原発

2012年03月27日
電気事業連合会:原発事故対策強化反対の文書 昨年1月 毎日新聞 2012年3月27日
電力10社で組織する「電気事業連合会」が昨年1月、原発事故の防災対策強化の方針を打ち出した内閣府原子力安全委員会に反対する文書を送っていたことが26日、毎日新聞が情報公開請求した資料で分かった。理由として、原発は危険という印象がもたらす地域への影響や対策費増大を挙げているが、電力各社が防災を軽視していた実態を裏付けている。
…半径8~10キロのEPZ(防災対策重点地域)を、同約30キロに拡大するUPZ(緊急防護措置区域)は「領域内に入る自治体が交付金や補助金を要求する」と反対した。


あの時こうしていれば…
原発がらみのニュースはこんなのばかりで嫌になりますね。
このニュースは氷山の一角でしょう。電力会社が長年防災対策を怠っていたために原発の事故が起きたのです。
記事では、電事連が防災対策に反対する理由として「原発は危険という印象がもたらす地域への影響」とあります。
安全対策を強化すればするほど「危ない」と思われるから困る…ということです。

福島で原発事故が起きた時、大半の人は「日本の原発は安全だと思っていた」そんな風に考えていたのではないでしょうか?
しかし実際は「原発のことなど考えもしなかった」…というのが本音ではないでしょうか?
国内にどれほどの原発があり、どこからどう電気が来ているか?…そんなことは考えもしなかったはずです。
原発立地自治体(&関連会社)はわかりませんが、福島でも大半の人が、日常生活で原発を意識することはなかったと思います。

私たちはエネルギーのこと、安全のこととをもっと考えなくてはならなかった…そう反省した方も大勢いたと思います。
ですが、原発の利点や欠点、危険か安全かを論じるどころか、原発を意識させないというのが、電力会社のイメージ戦略だったと、私は思うんですよね。
自治体には交付金を渡し、一般人には「原発?そんなこと考えなくていいよ。それより電気じゃんじゃん使って」…みたいな感じ。

そして事故が起きた時も、現場で何が起きているか新聞を読んでもよくわからない。政府は混乱を招くからと情報隠蔽。
私たちは何か大変なことが起きているらしいのはわかるけれど、具体的にはわかっていない。理解できていない。
そして不安は増すばかり。わからないからこそ、不安は増すのです。
今あわてて勉強する日々ですね(汗)

原発は安全ではなかった。今後原発を続けるには、万が一の時に影響を受ける方々にリスクを正しく理解してもらわなければなりません。
異論はあると思いますが、お金のためならリスクを負ってもいい…そういう人もいるでしょう。
安全対策には膨大な費用がかかる 。そして増え続ける放射性廃棄物。そこまでして原発の発電コストが安いと言われてもなと私は思います。

「撤退するか残るか」。東電と菅首相が直面した究極の選択 2012年03月21日 WEBRONZA編集部
野田首相、原発テロ対策強化表明へ…核サミット(2012年3月27日 読売新聞)

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福島で暮らす | Comments(4) | Trackback(0)
Comment
Eテレ4/1
ニルギリさま
Eテレ見てますか?

やりきれなくなります……
>サマーオレンジ さん
こんにちは。
3/11日に放送されたETV特集の再放送ですね。
反響が大きく再放送になったのでしょうね。この時書いた感想がこちらです。
http://orsinian.blog64.fc2.com/blog-category-8.html(下の方にあります)

起きてしまったことは戻せません。あとは最善を尽くすのみですね。
お気遣いありがとうございます。
No title
再放送だったのですね(汗)。
やっちまいました。(笑)

スケートが終わって、興奮していて、
で、たまたまチャンネルを回したら、
こちらの番組が放映されていて……
テンション、ジェットコースターのように急降下でした。

楽しまれていたところを、すみません。
お騒がせいたしました。(謝)
>サマーオレンジさん
いえいえ、気になさらないで下さいね。
こういった番組は、福島以外でどれくらい見られているかわからないので、見ていただいただけでうれしいです。

問題の内部被曝ですが、複数の学者の意見を聞いても、現時点では深刻なものにはならないだろうとは言われています。ただわからないことだらけ、できる限りのことをしておかなくてはならないということのようです。

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