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MEGAQUAKE2 巨大地震 第3回 “大変動期” 最悪のシナリオに備えろ

2012年06月10日
番組HPより〉東日本大震災を境に、各地で様々な異変が続いている。東北が中心だった余震が南へ移動し、首都圏の直下で頻発。また、活火山の中には発光現象などが観測され、活動が活発化した可能性を指摘されるところもある。「日本は今、長いサイクルで繰り返されてきた“大変動期"に入ったのではないか」という見方も生まれている。
首都直下地震が危惧される東京。多くのプレートが重なりあう複雑な地下構造が明らかになり、複数のリスクがあることが、浮かび上がってきた。さらに、300年間沈黙を続けている富士山。最新の研究から、直下にある“マグマだまり"が、巨大地震による地殻変動や余震によって“変形"を起こしている可能性が浮かび上がってきている。
番組では、最新のシミュレーションとCGにより「最悪のシナリオ」を描き出す。日本に住む限り逃れられない巨大地震と火山噴火にどう向き合っていけばいいのか。最新の予知研究も紹介しながら考えていく。


MEGAQUAKE2の3回目、3.11からの膨大なデータを読み解くことで、最悪の場合を想定して備える…ということですね。
最悪の場合…ということで、結構恐ろしいシナリオになってですが、これが一度に起こるということではなく、いろいろなパターンがあるということです。
GPSデータの視覚化からはじまり、地震が起こるメカニズムの視覚化がすごいです。イメージしやすい。

過去の記録では、平安時代に東北沖で同じような巨大地震が起こり、9年後関東で、さらに9年後南海トラフでも巨大地震が起きている。各地で地震が多発している状況は、現在の日本に似ているという。
3.11をきっかけに東北の陸地は最大5m動き、そのひずみが関東の地下のプレートに今もたまり続け、今年に入り関東でも地震が多発、いつ首都直下型地震きてもおかしくない、というかいずれは起きるのが自然…と考えられる。
また、3.11以降、危険性が高まった活断層もあり注意すべきと。

火山列島の異変もある…富士山にも噴火の危険があるかもしれない。
昨年の3月の震災数日後、富士山の直下で大きな地震があり、もしや…と思った人は大勢いたと思いますが、地震学者も懸念していたんですね。
過去の100年、世界各地で起きた巨大地震5回あとには、必ず火山が噴火がしていますが、地震が火山の噴火を誘発していると考えられるそうです。
富士山も過去に何度も噴火を繰り返しているので、十分考えられるということですね。
この1年活動に変化があったのは、富士山だけでなく、秋田、福島など全国で20を超えるらしい。

富士山が噴火した場合、溶岩から逃げることはできそうですが、最悪東西の大動脈が分断されることになる。
また、大量の噴煙が上がった場合は、火山灰は首都圏まで及び、都市の機能が停止することが考えられる。
結局のところ、過去も未来も、地震がなどの大きな災害は避けられない。富士山が噴火するかどうかはわからないけれど、災害はいずれは…どこかで起こる。そう想定して備えるということですね。

3.11のデータの解析はまだ終わってはいないようなんですが、どうやら海底の観測装置では、地震の2日前変化があったという。
そして、震源域の上空の電離層(オーロラが発生する場所)でも数日前から異変が起きていた。地震直前、プレートの岩盤が徐々に破壊され、ラドンなどの気体が発生したからではないかという。トルコや中国の地震前にもこの現象があったらしい。

様々な分野の専門家が協力しあい、データを共有し、これらの予兆を正確にとらえることができれば、数日前であっても巨大地震を予知できることになります。少なくとも人的被害は避けられるはず。
ただし、これはデータの一部であって、全てではない。まだまだこれからですね。
でも確実にわかりつつあることはすばらしい進歩、すごいことです。

それにしても、こんな番組見てる最中にも地震速報のテロップが…
「福島沖50km」なんてのが…やれやれ、しゃれにならん(汗)

NHKスペシャル 
MEGAQUAKE2 巨大地震 第3回 “大変動期” 最悪のシナリオに備えろ
2012年6月9日(土) 午後9:00~10:13 放送
再放送/6月17日(日)午前1時20分~2時33分(16日深夜)
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