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プラハ室内歌劇場「魔笛」 いわき公演

2008年09月22日
オペラを生で見るのは、本当に久しぶりです。モーツァルト「魔笛」は初めてですが、テレビでもたびたび放送されているし、有名な曲も多いので、かまえずに物語の世界にすんなり入ることができました。
生演奏で生歌は、やっぱりいいですね、贅沢です。
夜の女王がちょっと物足りないかなという気はしました。魔笛は有名ではあるけれど、ストーリーは結構強引なので、夜の女王が悪役ぶりを発揮するか、悲劇の女王っぽくしてくれたら説得力が増すような。最初の登場も普通で、最後にザラストロにうち負かされるところも普通に退場だったので、若干存在感が薄いような、もっとドラマチックな仕掛けがあってもという気がしました。
気がつくと衣装がオブジェになってたり、3人の侍女と少年の演出がえ~?なことになったり、魔笛は演出によって千差万別ずいぶん違いますね。
パミーナはお姫様っぽくて良かったのでは。そしていつ見ても聴いても、パパゲーノとパパゲーナは楽しい、かわいい。このウキウキした気分を持ち帰りたいと思いました。

オペラをみたいと思っても、チケットの高さ&地方在住、交通費をかけて大きな都市に行く以外、なかなかチャンスはありません。今回はチケットもそう高くはなく、この機会にという人が多いのか、早いうちにチケットは完売しました。観客も大盛り上がりで、スタオベもちらほら、公演としては大成功でした。

その上で、気になったことがあります。
事前告知チラシの主要キャストと、実際のキャストが全員違っていたことです。有名歌手が出演予定になっていたわけでもないし、私が告知チラシの歌手を知っていたわけでもありません。
同行の友人が、プラハ室内歌劇場日本公演のHPを見たところ、いわき公演のキャストの紹介がないことに気がつき、また翌日の仙台公演「フィガロの結婚」のキャストも、事前告知と全く違うことを確認しました。
購入しませんでしたが、プログラムのキャスト紹介には、いわき公演のキャストは載っていたのだろうか?
後日、チラシや主催者HPなどに小さな文字で「正式な配役は当日発表」とあるのに気がつきました。
私はオペラ初心者ですし、プラハ室内歌劇場がどの程度の力量、知名度であるかも正直わかりません。
結局のところ、公演内容が良かったら、満足できたらそれでいいわけですが、ここまで違う告知をしてしまうことに抵抗をおぼえました。どうせ知らないのだからではなく、誠意という意味で。
それともオペラの世界では、当たり前のことなんでしょうか。

いわき芸術文化交流館アリオス
この春オープンした新しいホールです。複合というよりクラシックのためのホールと感じました。
大ホールは、太平洋に面した港町いわき市らしい、帆船をイメージしたデザイン(たぶん)、照明が帆の形、壁面が船の内部みたいでおしゃれです。音響は期待したほどではなかったけれど、悪くはないです。
大ホールのロビーは公園に面していて、休憩時間にベランダから外に出ることもできる開放的な設計で気持ちいいです。
マークのデザインが、アーティストとしても活躍している石井竜也(米米クラブ)で、彼はいわきからそう遠くない北茨城出身、お母さんがいわき出身ということなので、そういう縁があったのでしょう。
きれいなマークですが、彼のデザインにしちゃわりと平凡(スマン)…公共施設のマークということで緊張したのかな?それともプレゼンはいっぱいしてて、平凡なのが決まってしまったのかな(苦笑)。
ショップが充実していてます。ミュージアムショップみたいで、ぶらぶら見ているのも楽しいです。おもしろい変なオブジェがあるなと思ったら、石井竜也のグッズでした。

いわきアリオス
http://iwaki-alios.jp/index.html

アリオス
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Comment
ニルギリさん、こんにちは。
「魔笛」、見てこられたのですね。いいな~。この「魔笛」は、明日、河口湖畔のステラシアターというところで野外公演を行うらしいです。
http://www.stellartheater.jp/kouen/kouen_stellar.html
オペラの野外公演は、映像でしか見たことがないので、ちょっと興味アリ(それにしても、室内歌劇場なのに野外公演!?)。ただ、野外といっても、写真を見る限り、わりにこじんまりとした会場ではあるようですが。

>事前告知チラシの主要キャストと、実際のキャストが全員違っていたことです。

これ、気になって、私が過去に行ったことのある公演を調べてみました。オペラに親しみ始めた当初は、この手の公演(東欧のオペラハウスが日本全国を回りながら安価で行う公演、という感じかな?)をよく見に行ったので。徒歩圏内に武蔵野文化会館というホールがあり、いつもそこを利用していました。

オペラに関しては、チラシの類をまめに保存しているのですが、事前の公演チラシと当日の配役表を見比べてみたところ、その公演の売りになっている歌手(といっても名前は全然知らない…)は、全員、予定通りに出演していました。
準主役以下はというと、事前チラシには、3人分の名前が書かれているケースが多かったです。つまり、このうちの誰かが出演しますよ、ということなのでしょう。そのうちの誰かが実際にも出演しているケースが大半でしたが、そうでないケースも2件ほどありました。
この手の公演に出演するのは有名な歌手ではないし、こっちも知識が乏しかったからほんとに無頓着で、予告どおりの歌手が出ているかどうかなど気にしたこともなかったですけど。

というわけで、私が行った公演は、80%ぐらいは事前予告と合致していた、という感じでしょうか。そう思うと、全員が事前予告と違ったというのは、いくら安価な公演といえども、ちょっと問題かもしれないですね。その歌劇場のせいなのか、興行主のせいなのかはわからないですが、意見が言えそうだったら、言っておいてもいいかも。歌手の名前をしっかりチェックしている観客がいるとわかれば、今後、改善されていく可能性もあるのでは。

そういえば、今度行かれるというウクライナ国立歌劇場は、この手の公演の中では、いちばん満足度の高い舞台を見せてくれました。ただ、そのとき私が見たのは、地元の武蔵野文化会館ではなく、都心の東京文化会館だったので、チケット代が割高だった分、気合を入れた、という可能性もなくはない…かもしれないですが。
ウクライナ国立歌劇場の感想も、行かれたらまた聞かせてください。
NOMA-IGAさん
さっそく、私の疑問に答えて頂き、ありがとうごさいます!
そうですよね、事前告知とまるっきり違うのはあんまり聞かないですよね。
私もオペラ外の過去のステージを思いだしてましたが、こういうケースは記憶になくて、例えば四季は、主役でもトリプルキャストだったりして、会場に行かないと当日キャストがわかりませんが、これは四季の方針だし、当然キャストの事前告知もありません(ファンはだいたいわかってはいるようですが)
ちなみに四季は、当日キャストをロビーに大きく掲示、またはキャストのビラをくれます。

今回のオペラは、目立たないところに、地味に貼ってあり、気がつかない人がほとんど。
ただ、この歌劇場の歌手については、全く知らないので、当日キャストより告知キャストの方がうまいから…という根拠もない(汗)
公演そのものに大きな不満があったわけではないので、クレームとい話とも違うような…。
私がネットをざっと検索しても、キャストの不満は見つからなかったし
最初から告知ないなら、それはありなんですが…なまじ不思議な告知するから腑に落ちないんですよね。

告知キャストは本当に来日したのか?
なんてことになったら、びっくりを通り越して、笑い話ですね。

オペラは超初心者なので、これからも、いろいろ教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

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