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2012年7月 福島のこのごろ

2012年07月14日
暑い季節になりました。東北といえども福島県は相当暑いので、ぐったりしています。
仕事場の古いエアコンがダメになり、新しいのが入るまでの数日間は仕事になりませんでした。同じ暑さでも5月ごろは湿度も低くしのぎやすのですが、夏の蒸し暑さはつらいですね。
…そのうち秋になるから、それまでの辛抱です(笑)

このような状況の福島でも、縁もゆかりもなく、福島に越してくる…そんな人もいます。
たいてい仕事がらみ、そういう数人の方と知り合いましたが、皆「福島の人は我慢強い」と言います。そういえばネットで知り合った方にもそういう風に言われたことが何度かありありました。
私は自分が我慢強いとは思ってはいませんが、どうしていいのかわからない…そういう人が多いんじゃないかなと思います。
福島はこれではまずいと思いつつ、だんだんとめんどくさくなってくる。それより日常、目の前のことが忙しい。

そうはいっても、不安を抱えながら暮らす人は多く、そういう方が孤立しないようにすることは大事です。
数日前、県が妊娠中の方のために、電話相談窓口を開設したところ、放射線の影響を心配する相談が結構あったとニュースになっていました。
こんな風に書くと、福島で出産なんて気がしれないとか、福島では結婚しても子供を作らない人が多いとか、奇○児や中絶が増えているのだ…なんてことで騒ぎ出す人がいて、そのうち週刊現○に恐ろしい記事がのり、さらに大きな騒ぎになるのが見えるようです(汗)
いない…とは断言しませんが、私の仕事場の近所の産婦人科は相変わらず混んでいるし、赤ちゃん連れの人もいます。小児科が潰れた話も聞きません。

知人の近所では3つ子が生まれましたが、出産前から何かと目立ちたがりのおかあさんで、テレビ局に取材してくれと売り込んだそうです…たくましい(汗)
知人の話では、生まれたばかりの3つ子は、しわくちゃで可愛くなんだよね〜と(汗)

そんなある日、最近知り合った、縁もなく福島に越し、就職支援のNPO法人を立ち上げている人から、試験的にインターネット回線で本部と会議(つまりテレビ電話みたいなやつ)やるから見学に来ない?と誘われました。
好奇心で見学することにしたのですが、面識のない人とネット回線で会うことに、多少キンチョーが…。
被災者らしく振る舞うにはどうしたらいいか?…一瞬そんなことを考えた自分がいて、おかしくて、笑ってしまいました。
被害者根性を自ら演じようとするとは…。相手がイメージする像に、なぜか合わせようとする。
差別や貧富の思想、格差がこういうところから生まれてくるんだろうなと、リアルに感じました。これって深いかも。

インターネット会議は、要は電話では見えないし電話料もかかる、メールではタイムラグがある。ネット上の共有スペースを借りて会議、データの引用も簡単だし…というような、なんてことのない内容でした。

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福島原発事故は「人災」と国会事故調、「日本製」の災害とも 2012.07.05 CNN
人災をもたらした責任は、東電や原子力行政当局、日本政府にあると結論付け、対応の遅れは「日本の特質」にもあると指摘。「日本製」の災害と形容し、上部機関当局に疑問をぶつけることをためらい、プログラムの手順に固守する風土などが災害拡大を招いたと主張した。

26年後の現実、福島は… チェルノブイリ 2012年07月12日 朝日新聞 福島
26年後の無人の街は、深緑にのみ込まれ、建物は、破れた窓や崩れた壁をさらしていた。市民会館、デパート、遊園地の観覧車と、生活の痕跡が痛々しい。
「福島もこんなになっちまうんだ」。議員の一人がつぶやいた。「本当は見たくない。でもこれが現実だ」

東電 テレビ会議の映像を一転公開へ 2012年07月12日 (木) NHKかぶんブログ
明日に向けて・7月11日 2012年07月11日 (水) NHKかぶんブログ

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Comment
たしかに
おはようございます。
その震災3ヶ月後に仕事の関係で福島に参りました者です(笑)。
3連休に関東の自宅に戻る道北新幹線の中からこれを書いています。

福島にもいろいろな方がいらっしゃいますが、会津と中通りは総じて真面目で我慢強い方が多いのは間違いないと思います。ただ、浜通りは中畑監督みたいにワイルドな方が多いような気もします(笑)
気候のせいなのでしょうか、戊辰戦争後に冷飯を食わされたせいなのでしょうか、よくわかりません。目立つのを避ける風潮は強いと思います。
もし、あれがが関西で起きていたなら、間違いなく大阪を中心に暴動が起きていたと思いますもの。

事故直後の政府や東電の情報の流し方、行政の初動のマズさで完全に世論をミスリードしてしまったのだと思います。いくら安全と言っても安心できない人がたくさんできてしまいました。これを治すには大変な根気が要ると思います。

この間、仕事で福島の某大学を訪れたら、「山本太郎氏来たる!」みたいなビラが撒かれていました。いい大人が分別のつかない子供達に何を吹き込んでいるのかと、ハラワタが煮えくり返りました。

左巻きの格好の飯の種になって、福島が反原発のネタにされている側面もあります。そういう人たちにとっては真実なんかどうでもいいんです。果てはパンダの赤ちゃんが死んだのも、母親が汚染された笹を食べていたからだ、とまで言うくらいですから。

更に、マスコミは極端なことしか伝えないので、外から見た福島の姿も歪んで映っています。

これからの福島県民がやるべきことは、福島から普通の福島の姿をなるべく多く情報発信することではないかと思う次第です。

>いちやんさん
コメントありがとうございます。誠に勝手ながら、上記の該当者にいちやんさんも含まれております(笑)
連休はご自宅なんですね、ゆっくりできるといいですね。

世の中にはいろいろな人がいますね、当たり前ですが。
福島県人は我慢強いですか…やっぱり(笑)
概して城下町で暮らす方は普段は慎ましく、我慢強いかもしれません。農耕民族というのもあるかも、浜の人はからっとしてますね。

事故後の福島では、同じ福島県人なのだから一致団結…とまではいかないまでも、助け合おうという気運がありましたが、浜通りの方…もっと詳しく言うと、相馬や浪江、いわき以外の「原発立地自治体の方」とは、同じ民族か?と感じるほどの距離を感じています。少なくとも私は。
それは立場や賠償が根本的に違うということが大きな要因ですが、過去にさかのぼりいろいろ分かってきたことがあり…かなり複雑です(なんとなく書きにくくて、すみません)

> 事故直後の政府や東電の情報の流し方、行政の初動のマズさで完全に世論をミスリードしてしまったのだと思います。

そのとおりですね、安全か安全でないかの混乱はここに起因し、もはや何も信用できないところまで行ってしまった人も大勢います。
太郎君に関しては、わりと好きな俳優さんだったので、いったいどうしたんだと思いました(汗)百歩譲って、気持ちはありがたいけれど、彼が福島のためを思ってしてきたことは、福島に住んでいる人の不安をあおり、福島のマイナスイメージを増幅させただけだと思っています。

これだという結論がでないのは腹立たしいですが、福島の未来の明暗、原発の賛否について、いろいろな考え方があります。現在の状況を考えれば、当然だと思います。
1つの考えに固執するのはどうかと思うし、信頼する特定の人の意見を鵜呑みにして、自ら考えようとしない人はもっと危険なのではないかとも思います。
いずれにしても、当事者でない、福島から遠いところでモノをいう人は、「危険・不安・悲劇・涙」この辺りのキーワードに食いつく人が多くていやになります。
福島は明日も明後日も普通に暮らしていくつもりなんですがねえ。

>福島県民がやるべきことは、福島から普通の福島の姿をなるべく多く情報発信

では、私のブログの方向は間違ってないってことですね。
いちやんさんのブログもがんばってください。
そういえば、今日は郡山駅前でYOSAKOI のイベントやってました。

(追伸)パンダの話は初めて聞きました(汗)



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