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2012年8月4日 最近の福島から

2012年08月05日
築地と名古屋に出荷 相馬沖水揚げのタコ (2012年8月3日 福島民友ニュース)
相馬双葉漁協が相馬沖の試験操業で水揚げしたミズダコ計180キロが東京・築地市場と、名古屋市中央卸売市場に出荷され、2日に取引があった。震災後、本県沖の魚介類が東京、名古屋に流通するのは初めて。
タコが入ったケースには放射性物質が不検出であることを示す県漁連の検査確認書が入っており、25キロを購入した仲卸人の小野塚通さんは「証明書があるので、不安はない。自信を持って販売したい」と強調した。


テレビのローカルニュースでは、築地で仕入れたタコを店頭に並べる鮮魚店、買っていくお客さんの映像。
「きちん検査されているので、今一番安心なのはこのタコだと思います」と店の主。
そうそう、こういうニュースこそ、全国で放送されればいいのですが、ローカルニュースなんだよね(苦笑)

主力「あかつき」出荷本格化 NHK福島
福島は桃のシーズンです。
検査体制も整い、今年は売れ行きが復活してほしいなあ!

検察が原発事故捜査 福島地検など「告訴・告発状」受理 (2012年8月2日 福島民友ニュース)
東京電力福島第1原発事故に関して、同社や国側に刑事責任があるとして、市民団体などが業務上過失致死傷容疑などで福島、東京、金沢の各地検に提出した告訴・告発状を受理した。今後、最高検の指揮の下で関係者の事情聴取などを進め、刑事責任の有無を捜査する。検察が受理を公表するのは異例。
 ただ、事故を予見できた可能性や、事故と傷害との因果関係の立証など立件に向けたハードルは高く、検察内部には起訴は困難との意見が多い。


刑事告訴しない方がおかしいと思っています。国の対応もひどいですが、東電幹部の対応は特に腹立たしい。「たまたま」トップの役職にいただけですよ、責任はちょっと…という態度にしか見えない。それが大企業の体質なのか?それじゃババ抜きと同じ。
福島の事故現場で働く東電社員は数人、あとはメーカーの社員、関連企業、委託業者など。原発の補償に関わる事務所が県内にはけっこうな数がありますが、雇用対策とという名目で、これも東電の社員がきているわけではなさそう。
東電の社員が何を考えているのか?
…「社員なんて何も考えてないらしいよ」東電社員を知る人は皆そう言います。
高い報酬をもらって汚れ仕事は誰かに押しつける。それを当たり前に思っているのでしょう。

震災工事で市職員逮捕 入札価格で業者に漏えい容疑 郡山 ( 2012/08/03福島民報)
震災がらみの工事は多数、こういうことはいずれ起きるだろうなと思っていました。
巨額の復興予算が自治体に下りて、自治体そのものはかつて無い位の大きな予算を持って、「裕福」です。
その予算をどう使うのか?ということですが、公共事業(復旧、除染など)、雇用促進のための事業、子ども関連の事業などが優先です。雇用促進といっても短期だったりで、将来的な生活の安定を約束するものではなかったりします。
公務員の仕事は大変忙しいと思いますが、彼らは雇用も収入も約束され、休日手当も残業代も滞りなく出るわけで、全く困ってはいません。そういう意味で、市井の人の痛みをわかっているのか?…近頃はそんな世間話も多いです。
要はいつもの「公務員はいいよな〜」って話ですね(笑)

県、環境省に方針転換求める の森林全体除染「不要」方針案で 2012/08/0福島民報
 原発事故に伴う森林除染で環境省が森林全体の除染は「不要」とする方針案を固めた問題で、福島県は県復興計画に掲げた林業再生策が頓挫しかねないとして来週にも同省に対し、方針転換に向けた協議を求める。森林全体の除染が進まなければ生活空間の安全・安心は担保されず、避難住民の帰還にも影響するとしている。

私が住む、福島県中通り地方の除染は今、足踏み状態のように見えます。
学校や公共施設の除染はある程度終わり、今後のシステムもできてました。野菜や米などの産品も検査体制が整い、以前のような騒動は起こらないだろうと思います。
次は住宅地(市街地)にホットスポットの除染、こういう場所ではたとえば1件だけ、手を掛けお金をかけて除染しても、一時的な効果しかありません。町単位、町内会単位で大規模な除染をしなければ効果は期待できません。
そうこうするうち除染ではなく、経年の半減期と天候など共に空間放射線量が下がるほうが早いのでは?…そういう雰囲気になりつつあります。
私の周囲には、「除染なんてしなくていいから、お金もらった方がいい」そういう人も少なからずいます。

土の少ない場所はこんな感じですが、周囲に山や川、庭がジャングルになっている我が家(汗)のような場所では、空間放射線量は下がっても、籔や土の近くでは一定以上は、なかなか下がらないようです。
森の除染は、各地で実験的に行われましたが、結局「どかす、除去」以外は効果が期待できないのが現状。どかしたのをどこに置くかがさらに問題。山と森をひっくり返すとでもいうのか?

そのようなわけですから、森林の除染がどれだけ果てしない作業か…国がこのような結論を出したのもわかるような気がします。
諦めたということではありません。まず、どうしたって住宅の多い場所が優先される、その後の森林の除染するとしても、時期は何年、何十年か先かもしれない。
だとしたら、半減期を待つ方が早いかもしれない。効果がたいして期待できないまま、膨大な除染費用をかけるなら、そのお金は別に使った方がいい。
何がなんでも、いくらかかっても、きれいな福島を返せ!…と、私も当初は思っていましたが、現実的に考えると…待つ方が早いかもしれません。

2012080301
写真は、福島によくある風景。山があり手前に田畑や川がある土地で宅地分譲、住宅の建設が進んでいます。

福島では家が売れない、福島県人は結婚できない、子ども産まない…未だにそんな話を本気で信じている人がいます。我々はどこまでコケにされているのだろう?
放射線物質の影響は、当初考えられていたより影響がなさそうということで、お子さんのいる家庭の生活もだいぶ落ち着いてきました。多くの子どもたちは普通に外で遊んでいます。

夫を残し、母子で県外に自主避難している方の任意のアンケートが、朝日新聞地方版に載っていました。
避難している方の方が明らかにストレスを抱えている。避難生活も大変、そろそろ福島に戻りたい人も多い、その際何が心配か?という質問。
一番多い答えは「子どもの学校問題」
心配なのは放射線だったのでは?と、ちょっといじわるに思う。

放射線についての考え方は人それぞれです。なんでもかんでも国と東電のせいにするのもいいですが、ある程度主体的に行動しないと、ただ振り回されるだけということになりかねません。
まあでも、いろいろ迷うのが普通ですよね、やれやれ。


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Comment
風化?
そう言えば除線作業しているところってほとんど見かけませんねぇ。
大概は線量が高い特定の地域の住宅街でやっているからではないかと思いますが。確か<span style="background-color:#FFFF00;">福島</span>市は2年でやる、とか計画を出していたと思いますが、この分だとうちの近所に回ってくるのはいつになることやら。
確かに舗装されているところはこの1年で半分くらいになりましたが、土のところはあまり下がりません…
最近は僕の周辺でも「復興ムードの風化」を懸念する声がチラホラ聞こえるようになってきました。

ペースアップして欲しいものです。
>いちやんさん
公共施設以外の除染は、(特定のごく一部以外)ぜんぜんだめですね。結局、家の洗浄、庭の除染など、個人で出来る除染では効果が期待できないこともあると思います。

「復興ムードの風化」ですか〜
復興って、何をもって復興なんでしょうね?除染なのか、経済復興なのか、補助金漬けのか…なんだかもうわからないです。

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