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スイスの絵本画家 クライドルフの世界

2012年08月24日
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スイスの絵本画家 クライドルフの世界
8月4日(土)~9月17日(祝・月) 郡山市立美術館

〈美術館HPより〉
小さな生き物の世界は私にとって、大きな世界と同じくらい美しく大切だった。
エルンスト・クライドルフ

スイスの国民的な絵本画家、エルンスト・クライドルフ(1863-1956)の作品展を開催します。クライドルフの絵本には、妖精や人の姿をした虫や野の花がたくさん登場します。彼らは夢や空想を織り交ぜた自然界の住人として、時に愛らしく、時にユーモアたっぷりに生き生きと描かれています。クライドルフは、子どもの頃から自然の中で花や虫たちをスケッチするのが大好きでした。画家をめざしてドイツで勉強に励みますが、静養のためにアルプスで過ごした時期がありました。大自然に抱かれ、ちいさな生き物たちとふれあったその時の体験が、クライドルフの豊かな創造の世界を育んだのです。19世紀末頃から、ヨーロッパでは現代につながる美しい色刷りの絵本の出版が盛んになりました。クライドルフの芸術活動は、その先駆けとしても高く評価されています。

参考 Bunkamuraザ・ミュージアム「スイスの絵本画家 クライドルフの世界」(企画展は終了)

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『花のメルヘン』より《輪舞》1898年 ヴィンタートゥール美術館 

クライドルフと言われてもピンとこなかったのですが、以前ほるぷ出版で発刊した洋書の復刻版にあったような気がします。
花の妖精たちがワルツを踊る。
一見メルヘンチックな子ども向けのイラストにも見えますが、かわいらしさだけに終わらない、虫たちはリアルで気味悪さもあるし、擬人化した花や虫もかわいいとだけは言えないような気がします。

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『花を棲みかに』より《わたりどり》1926年以前 ベルン美術館

原画は美しいですねえ、この細く優美な線に感動。
でもどことなく寂しさも感じますよね。

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『花を棲みかに』より《まま母さん》1926年以前

クライドルフは、画家をこころざすも体調を崩し療養生活を送っていました。
自然とふれあう中で生まれたのが「花のメルヘン」。かわいらしさを狙ったふうには見えない、アルプスの自然とふれあう中で、クライドルフの中に生まれてきた世界だと思います。
絵を見ると女性的な感じですが、自画像を見るときちんとした紳士。でもどことなく神経質そうな感じもする…とは、連れの言葉。
絵はいずれも、繊細なんですよね、こんな細やかな神経をしていたら、体も壊してしまうのかもしれないとおもったろ。
花も虫もはかない命、そこに心を重ね合わせたのだろうか。

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『詩画集 花』より
《クルマバソウ》

花や虫と妖精の世界は、今の年代だと懐かしいような。
子ども向けかと言われるとちょっと疑問もありますが、日本とは文化的な背景も違うのでなんとも言えないところ。
単純に美しくユニークな絵を鑑賞でいいのか。色彩も素晴らしいです。

お盆の休みに行ったのですが、今頃の感想になってしまった(汗)
巡回もあるようで、機会があればぜひご覧下さい。

〈今後の巡回〉
富山県立近代美術館(富山)2012年11月10日(土)-12月27日(木)
そごう美術館(横浜)   2013年1月30日(水)-2月24日(日)

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