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磐梯山慧日寺 ともし火と仏教声楽の夕べ

2012年08月22日
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日曜日は磐梯山のふもと、慧日寺で声明を聴くイベントがあると知り、出かけてみました。
慧日寺は史跡(建物無し)でしたが、国の事業として平成20年に金堂が復元されました。真新しい金堂を舞台にしたイベントです。

慧日寺 『ともし火と仏教声楽の夕べ2012』を開催しました(2010.8.20)

史跡慧日寺(福島県耶麻郡磐梯町)
真言宗豊山派、明治の廃仏毀釈で一旦廃寺になったが、1904年(明治37年)に復興。
平安時代初期からの寺院の遺構は、慧日寺跡(えにちじあと)として国の史跡に指定されている。2008年(平成20年)には金堂が復元された。


福島県内の真言宗派による声明(しょうみょう)「ともし火と仏教声楽の夕べ」
「夏の夜に響く平安仏教へのいざない」と題し、新義真言聲明・三宝会が声明を唱える。
声明は仏教の儀式、法要で唱える声楽。数千年前にインドで始まり、日本には仏教伝来とともに伝播(でんぱ)した。諸仏や祖師を讃嘆(さんたん)する式文に音曲を付した「講式」は、鎌倉時代の平曲や室町時代の謡曲に影響を及ぼしたとも言われている。バラモン讃歌、ユダヤ讃歌、グレゴリオ聖歌とともに、世界最古の伝統音楽として芸術性が高く評価されている。
 真言声明の研さんのために1985(昭和60)年に発足した三宝会は、真言宗豊山派、室生寺派、新義真言宗3派に属する僧侶たちによって構成されており、各地でチャリティー公演活動も行っている。
○演目:四智梵語、金剛界唱礼、散華、六大響(和太鼓)ほか

新義真言聲明 三宝会/昭和60年に真言声明の研鑽・研学を趣旨に、郡山市如宝寺に発足し、福島県を中心に寺院以外でも各地で公演活動に取り組まれています。

Wikipedia-声明

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人の多い観光地である猪苗代町(猪苗代湖湖畔)から20〜30分で磐梯町の慧日寺です。
そろそろ日が陰る時間です。
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歴史ある土地らしく、美しい松がありました。
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金堂前の客席は、芝生だと思っていたら大きな石がランダムに敷かれてでこぼこ、配られた座布団が、やたら厚くて立派だったわけがわかった(苦笑)さらに腰を下ろすと、微妙に後に下がる傾斜(汗)…観覧に来た人にとって、本堂がやや上に見える方が威厳を感じられるよう計算したから…かな?
入場料は通常の観覧料500円のみ。
最前列を陣取り…そんなに混んでいません。観客は、地元中心に年配の人多いようです。
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町長の挨拶から始まり、60代から20代くらい、10人くらいの演奏者(坊様)が入場。
この日の観客は昼夜2回公演会わせて350人とか、たぶん私たちがいた夜公演が多かったでしょう。
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様々な楽器、道具?などを持っているようですが、その名称すらわからない(汗)そももそ「仏教声楽」というジャンルがあることすら知らなかったわけで…(汗)
何が始まるのか全くわからないで始まりました。
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緩急があり朗々と響く声に聞き惚れます。
途中立ち上がったり、鈴ののようなものをならしたり、結構賑やか。仏教のお葬式に参列すると、宗派によって賑やかな読経がありますが、それをさらに豪華にした感じ。しんみりした感じはしないです。
ハモったり、輪唱のようだったり、これはまさしく音楽。一定のリズムですが、いわゆるトランス状態に近い心地よさもあります。
見どころは太鼓、響き渡る声と共に迫力あります。途中ほら貝も登場!…戦国武将かと思った(笑)
世界観というより、仏教の大宇宙を見たような…かっこいいです。
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私の隣は、小学生くらいの子を3人連れた家族で、声明の単調な音楽をじっとして聴いてられるだろうか?飽きてどこかに行ってしまうかも…と思いましたが、聴き入っていました。
最後は「般若心経」を和太鼓の伴奏付で…結構派手(笑)こうして聴くと新鮮ですね。
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約1時間ほどの公演が終了しました。
人はあっという間にはけ、灯籠の光だけ残っています。
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公演が終わってから、金堂の中に入ってもいいですよと言われました。なるほどこうなっているんですね。
真新しい金堂、広いわけではないです。復元された金堂に仏像はありません、今は写真のスクリーンのイメージだけです。
金堂では、三宝会のお坊様と話す機会があり、楽しかったとお礼を言いました。気になっていたこと…声明に拍手をしていいどうか考えてしまったと言うと、「普段拍手をもらうことがないので、すごくうれしいです。どんどん拍手して下さい」とのこと。そうなんだ。

今回の演奏は、どこまでは古来のものなのか、創作や演出がどれくらい入っているかもわからないのですが、とてもおもしろかったです。
ニュースで取り上げて欲しいくらいですが、カメラは入ってなかったなあ。
機会があれば、また見たい聴きたいと思いました。

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