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2012年8月20日 最近の福島から「誰がゴミを引き受けるのか?」

2012年08月20日
全国の原発関連のニュースは、反原発、再稼働問題が中心ですが、福島ではすすまない事故処理が大きな課題です。
はっきり言って、誰がゴミを引き受けるのか?ということですね。

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中間貯蔵候補12カ所…住民には「故郷に戻れない」宣告 (2012年8月20日 福島民友ニュース)
中間貯蔵「法整備は必要」 環境相、現行法改正も視野(2012年8月20日 福島民友ニュース) 
中間貯蔵施設予定地初めて示す 08月20日NHK
中間施設候補地 知事、賛否言及せず(2012年8月20日 読売新聞)
双葉町民参加し、復興会議始まる 2012年08月20日朝日新聞

〈ニュースの要旨〉
●除染ゴミを保管する中間貯蔵施設を、原発を抱える8つの町村に要請。
●細野環境大臣「中間貯蔵施設が確保できなければ、除染を実行することは難しい」
●候補地は、運びやすい、線量が高く住民の帰還するのに時間がかかる土地。
●8つの町村と福島県は回答せず、協議する意向。
●住民の声…
若い世代の町に帰ってこようという気持ちをそぎかねない
先頭に立って、町に戻って農業を再開するつもりでいるのに、将来の道筋が立たなくなってしまう。
保管した汚染土壌を誰が引き取るのか。中間貯蔵施設が永久保存施設になる可能性もある。
汚染土壌を原発の立地町で保管するのは仕方がない。他に誰も受け入れてくれない。
町に戻るつもりはない。それより賠償をもらい、違う土地で生活するしかないのではないか。
●貯蔵期間は最大30年間、住民にとっては「故郷に戻れない」宣告

実際処分場ができても出来なくても、もう帰らないという人は多いでしょうね。
だからといって帰りたい人の気持ちを無視することはできない。難しいです。

●中間貯蔵施設と処分の流れ
「仮置き場」…自治体ごとに設けられる除染ででたゴミを保管する場所(H27年1月まで)

「中間貯蔵施設」H27年以降の保管、最大30年

「最終処分場」(県外)

細野環境大臣は「最終処分場」は県外と明言していますが、全く決まっていないため「中間貯蔵施設」が最終処分場になるのではないかと思われています。
自治体ごとの「仮置き場」(かなりの数)や「中間貯蔵施設」が複数設けてあるのは、量が膨大であることもありますが、特定の自治体、個人にだけ負担をかけるのはまずい…という意味があります。
助け合い、痛み分けってことでしょうか?

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「中間貯蔵施設」が、福島県の線量の高い地域作られることは、利にかなっているのかもしれません。しかし福島県以外の皆さんが、それを当たり前のように思っているようで腹立たしいです。
なぜ福島県だけが引き受けなくてはならないのか?稼働する原発より、除染ででたゴミを保管するほうが、たぶん安全です。東京電力管内で保管すればいいじゃないか?30年も経てば半減期も過ぎてるし。
…皮肉っぽく、そう思うこともあります(ただのぼやきです)
このまま福島県は核のゴミ捨て場になるかもしれません。

原発の賛否を考えることは未来を考えること、しかし、今現在の福島の状況は見ていないように感じます。原発反対運動からは、被災地のゴミは引きうけられませんという強い意志と、「福島かわいそう」「危ない、お気の毒」くらいの気持ちしか見えてこないし、原発推進派も似たようなもの、福島はどうでもいいのかもしれません。それが私の実感です。

たとえば原発賛成派が「福島のために私たちの町に(福島県外に)処分場を作りましょう」と言うとか。
反対派が「処分場をあちこち(私たちの町にも)作らないと原発は維持できないから原発反対」と言うとか。
そういう議論があってもいい…無理か?(苦笑)

そんなこんなしているうちに、あっという間に30年経ちそう!
それが作戦か?(汗)


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