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夕顔と夜顔

2012年09月27日
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我が家に咲いた、この花は何?
と訊けば、たいていの人は「夕顔」、うちの家族も迷わず「夕顔」と答えます。
「夕顔(ユウガオ)」とは、植物上キュウリやかぼちゃ、スイカと同じウリ科の植物で「干瓢(かんぴょう)」のことです。
上の写真は、アサガオの仲間ヒルガオ科の「夜顔(ヨルガオ)」で、園芸店などでは「夕顔」として通っています。どちらも夕方咲き始めますが、2つは全く別の植物です。

ユウガオ(かんぴょう)
写真を見ると、白い花がヨルガオとユウガオで似ているように見えますが、ヨルガオは塀や支柱にからむアサガオの大輪のような感じ。
ウリ科のユウガオは、我が家付近でもお馴染み、かぼちゃやスイカの花を白くした感じです。畑の地面を這う形もよく似ています。

夕顔といえば源氏物語。
垣根に咲く夕顔の花を求めた源氏に、夕顔が詠んだ歌は…

心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花

ではここに登場する夕顔は、夕顔(かんぴょう)?それとも夜顔?
源氏物語に詳しそうな友人の川柳作家にたずねてみると、風情のある夜顔では?と。

ヨルガオは、明治の頃アメリカから渡来。
ユウガオは平安時代に中国から渡来。
ということで、どう考えても源氏がもらった花は…かんぴょう!

ですから、上の写真の夜顔には、いくら待っても「かんぴょう」はなりません(笑)
ちなみに平安の夕顔(かんぴょう)の実(ふくべ)は、冬瓜のような太く長い「長ユウガオ」で、食べ方も冬瓜と同じように、煮物などで食べるらしい。
現在かんぴょうとして栽培されている夕顔は、ボール状の実(ふくべ)がなる「丸ユウガオ」という品種です。

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