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ベー・チェチョル 奇跡の歌クリスマスコンサート

2012年12月19日
土曜日の午後に友人から連絡があり、日曜日に福島市公会堂で、韓国人のテノール歌手ベー・チェチョルの復興支援(?)のコンサートがあるようだと知りました。

ベー・チェチョル氏は、「アジアのオペラ史上最高のテノール」と称されていた絶頂期の2005年に甲状腺がんになり、手術によって声帯の神経を切断、命は助かったものの声を失ってしまいました。その後日本のファンの支援のもと、日本で声帯機能回復の手術を受け、奇跡の復活をとげた…その様子がBSプレミアムで放送され、私も見ていました。

テレビで見て、生で歌声を聴けるならばぜひと出かけました。ところがこのコンサート無料なんですが、どんな内容なのかさっぱり情報がなく、とりあえずいってみるという流れ(汗)
会場に着くとやたら親切な係員がたくさんいて、何か渡されました。見れば聖書の普及版?…もしや、あやしい新興宗教のイベントに来てしまったか?と一瞬焦りました(汗)
よくよくプログラムなどを読むと、福島市と周辺地域のキリスト教系教会がネットワークを作り、震災を期に結成された「福島メサイア市民合唱団」のクリスマスコンサートに、ベー・チェチョル氏が手弁当で出演ということらしい…だいたい(汗)
そう言われると、BSの番組では敬虔なクリスチャンであるチェチョル氏の生活の様子がありました。
今回も教会というつながりで実現したコンサートらしく、いわき市や郡山市でも開催されたもよう。
しかし市民合唱団もまさかこんな有名な人が来るとは…みたいな感じです。

ということで、プログラムはクリスマスの賛美歌に始まり、聖書の朗読。牧師のお話、教会のネットワーク代表者やチェチョル氏が所属する教会の牧師からのご挨拶もありました。
番組に出演していたやたらかっこいい日本人のマネージャー(兼プロデューサー)が、がん発症前の様子、手術の経過と今の声帯がどのようになっているかの解説。

そしていよいよチェチョル氏登場。聖歌「輝く日を仰ぐとき」「アメイジング・グレイス」など8曲。日本語、韓国語などで。チェチョル氏の歌声は、テレビで知っていたとはいえ、生で聞くと…
素晴らしい!ただそれだけ(笑)
歌詞の意味もわかりませんが、その声の魅力に問答無用で引きつけられます。
華のある美しいテノール、例えばパバロッティの歌に聞き惚れるのに似ているかも。これは生まれ持ったものでしょうね。体型的にイタリア系に近い喉の構造なのかも、アジア最高の…と称される理由もわかります。
がんと奇跡的な復活なしに彼を語ることはできないのでしょうが、それはどうでもよくて、ただ魅力的なんです。
さすがに今はオペラ全幕を歌い切ることはできないかもしれませんが、十分素晴らしい。

市民合唱団は悪くないものの、チェチョル氏が登場すると、子どもの運動会にウサイン・ボルトが飛び入り参加…位のインパクトでした(すまん)
行き当たりばったりでやってきた場で、こんなすごいもの聞いてしまって、恐縮してしまう私(苦笑)

ラストは「You Raise me up」、アンコールは「アリラン」
今こうして歌うことができるのは神のみ技で…とても宗教的なコンサートでした。
普段宗教とは無縁の暮らしをしている私がいていいのか?戸惑うこともありますが、このような機会でないと触れることのない世界で楽しかったです。

輝く日を仰ぐとき - ベー・チェチョル輝く日を仰ぐとき - ベー・チェチョル
(2008/12/19)
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韓国のテノール歌手 ベーチェチョル 奇跡の歌声
ベー・チェチョル"トルヴァトーレ"2003年9月19日 オーチャードホール
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