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スケオタ的に見る、映画「ファースト・ポジション 」

2013年02月15日
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映画「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!」オフィシャルサイト
映画『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』予告編 - YouTube
ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)は、9歳から19歳までのバレエダンサーを対象とする世界最高峰のバレエ・コンクール。世界の名門スクールへの奨学金や、バレエ団への入団を目指し、毎年5000人ものダンサーたちが世界各地の予選に参加する。カメラはこのコンクールに参加する少年少女たちの努力と、指導者たちの思い、金銭的、精神的な家族の協力の様子などに迫る。幼い頃からバレエに魅せられ、夢を持って努力を重ねる子どもたちのストイックな姿には、感嘆せずにいられない。それだけに、たまに彼らが見せる子どもらしい表情に、ホッとさせられる。自身も14歳までバレエに打ち込んだ経験を持つベス・カーグマン監督は、本作がデビュー作。

バレエや音楽関連のコンペと、競技のフィギュアスケートが似ていることは、スケートファンならだれでも知っているとは思いますが、この映画を見てますます似てると…いや全く同じ!じゃないかと(苦笑)
おもしろかったです。

国際的なバレエコンクールにエントリーする6人の少年少女のドキュメンタリー。コンクールの対象は「9歳から19歳まで」スケートでいう所のノービスとジュニアですね。
彼らが目指すのは、名誉や奨学金や有名バレエ団からのスカウト。

これくらいのコンペに参加する子となれば、才能はもちろん、練習環境、優れた指導者につき、スタジオを貸し切りにして個人指導。送迎、衣装、経費もかかる、あらゆるところで家族の協力なしにはありえない。
幼い頃からバレエのレッスンが中心、それ以外を犠牲にしてもかまわないと思っている。子どもたちのストイックな生活と、迷いなきバレエへの情熱に圧倒されます。

コンペの会場で見守るコーチが、脳内で教え子と一緒に踊っている姿や、バックヤードのコーチと教え子の光景。
こんな幼い子に下される残酷とも思えるジャッジング。
過酷なトレーニングとダンサーである限り続く故障との戦い。全てフィギュアスケートと同じなんですね。

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ジョアンはコロンビア出身、将来は故郷の家族を支えるため、アメリカでプロのダンサーを目指している。コロンビアでバレエをする男はいない…という言葉が笑える。たしかに、男なら問答無用でサッカーの国。

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アラン・ベルは11歳、幼く見える少年がうっとりとバレエへの情熱を語る。
踊る姿は、何でしょうこの子は…見る人との心をとらえて離さない。
たぶん生まれた時から、頭上をバレエの天使が舞っていたのだと思う。すべてはバレエのために…。もうここに生きることを運命づけられているとしか思えない(笑)

アランに恋心?トレーニングメイトの少女ガヤが、アランに影響されダンスにのめり込んでいくところがおもしろい。こんなに小さな子たちでも人間関係が深いなあ。
ステージだと大人びた表現者の顔にがらりとかわるガヤ…女の子ってすごい(汗)

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ミケーラはアフリカの内戦で両親を亡くし悲惨な体験をし、アメリカ人の養女となった。
筋肉質、黒い肌に白班というハンデを持つミケーラはモダンダンスではなく、あくまでも古典を繊細に踊ることを目指すというところがすごい。

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レベッカは美人で才能もあり、何不自由なく暮らすお嬢さん。
予選であり得ないミスをして、コーチが「頑張ったのだから」と慰めると「努力は審査されないよ」と冷静に返す。

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12才のミコと10才のジュールズは日英ハーフ。ママのステージママぶりがすごい。
ミコも頭上をバレエの天使が舞っているような少女。美しい〜。
バレエのためにすべてを捧げることに迷いはない。子どもらしい生活なんて関係ない。
弟のジュールスは、才能がありながらも家族につき合ってバレエを習っているような子。その天真爛漫さが楽しい、「お前は本番にだけは強いな」とコーチから皮肉まじりに言われたり。意外とこういう子の方が伸びたりするかもと思っていると、「もうやらない」とあっさりバレエをやめてしまう…落胆するママが、やがて気を取り直して言う言葉が「だったら、ハーバードかMIT(マサチューセッツ工科大学)に入りなさい」と、参考書をどっさり用意する所がおかしかった(笑)

ミコ・フォーガティは、その後ローザンヌ国際バレエコンクール2013でベストスイス賞受賞

『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』に出演した 少女 "ミコ" にインタビュー!! チャコット

アメリカであってもバレエをやっていると男のが言うのは勇気いるらしい。これもフィギュアスケートと似てますね。
ローザンヌを見ていても感じることですが、何も知らない10代の、人としちゃ超未熟な時期に、自分の個性を知り進むべき方向を見極めなくてはならない。
激戦を制し奨学金がもらえたとしても、いまはどこもダンサーを削っている。将来はわからない。
芸事やスポーツの世界とは厳しいですね。

映画は2010年のユース・アメリカ・グランプリ、登場した少年少女のその後は、ネットなどで検索するとわかります。
金持ちのお嬢レベッカのその後は、やっぱりなあと思いました。
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