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田中修「植物はすごい」

2013年03月22日

植物はすごい - 生き残りをかけたしくみと工夫 (中公新書)植物はすごい - 生き残りをかけたしくみと工夫 (中公新書)
(2012/07/24)
田中 修

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何げなく購入して読み始めましたが、おもしろかったです。
身近な植物から貴重な植物まで、植物の不思議な世界を分かりやす言葉で。広く浅くではあるけれど、このネタの豊富さは立派。
これをを身につければ、ちょっとした植物のクイズ王になれるかも(笑)
時に擬人化しすぎて気になる形容もあるのですが、これだけわかりやすいならいいかなと思います。
著者は「こども科学電話相談」にも出演されていたとか、なるほどね、このわかりやすさはそこからですね。

キャベツの種は1粒約5ミリグラム、発芽して約4ヶ月後で収穫される時には1200グラム(1,200,000ミリグラム)、キャベツは4ヶ月で約24万倍に成長。
植物が自分の身を守る仕組み、トゲ、渋み、辛み、毒…バラのトゲの仕組みはイマイチわからないとか。
食べられる、食べさせない、乾燥、植物の生き残り戦略。

知っていることもあれば、知ってたつもりで実は違ってた…って話も多数。
渋い柿が甘くなるしくみはわかったつもりでましたが、なるほど。
柿の渋味の元タンニンが、種が出来るにつれ発生するアセトアルデヒドによって不溶性に変化することで甘くなる…アセトアルデヒドは酒飲んだ後に血液中にできるアレですよね。

光合成をする植物にとって太陽は恵みのはずが、実は紫外線対策をしているとか…
世界最大の花ラフレシアが、寄生植物だったとは知らなかった(汗)
ピーナッツがどうなって出来きるか知らない人が多いそうだ。そうですよね、落花生見たら、木に実っているのかと思ってしまいますよね。なぜあのような実のつけ方になったのか、それは原産地ブラジルの土地で生育地を広げる戦略があったらしい。
植物とは地味にすごいですねえ。

他にみかんやバナナ、種無しのフルーツの謎。
無花粉杉は成立するのか?など、品種改良の話もおもしろかったです。

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