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映画「アルゴ」

2013年03月13日
アカデミー賞をもらったから見たと言うより…ワタクシローカルでは今頃公開なんですよね(汗)おもしろかったです。

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「アルゴ」オフィシャルサイト
イランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件の救出作戦を描くサスペンスドラマ。1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。52人が人質になるが、混乱の中、6人のアメリカ人が自力で脱出。カナダ大使の自宅に身を潜める。CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスは、6人を安全に国外へ脱出させるため、大胆不敵な作戦を立案。「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人をその撮影スタッフに偽装して出国させようとする。12年度・第85回アカデミー賞で7部門にノミネートされ、作品賞、脚色賞、編集賞の3部門を受賞した。

1979年11月に起きた「イランアメリカ大使館人質事件」は、大きなニュースでしたから私もよく覚えていますが、機転を利かしたつもりで自力で脱出した6人のアメリカ人がカナダ大使館に匿われ、その後脱出したことは、ニュースになったのかな?覚えていません。
このミッションの詳細は、政治的、関係者の安全のため長く極秘扱いになっていたそうです。

事件が起こり、人質の中から6人がいないことがバレるのは時間の問題、過激派がなにをするか…CIAで人質救出を専門とするメンデスは、架空の映画制作をでっち上げ、そのロケハンでイランを訪れたことにして、6人を出国させようという、とんでもない救出作戦を立てる。
これが実話だという事実がすごい。小説より奇なりってやつです。

でっちあげ映画は、異世界を舞台にした超大作SFファンタジー(笑)。よりリアルにするため、ハリウッドの大物も巻き込み、大がかりな記者会見をしたり、特撮、特殊メイクてんこ盛りで、いかにもありそうな映画なのがなんとも笑える。いや、笑いごっちゃないんですが(汗)、人の命がかかっていながらも、なんかこう極限過ぎちゃうと笑いが起きるよね…みたいな感じもあり。

出てくる人々のキャラが、皆濃いんですが(汗)実在の人物にそっくりなんですよね(笑)
当時のニュース映像と違和感ない映像の作りが、最近見慣れているかっこいいアクションや、ゴージャスでスタイリッシュな映像や3Dと比較するとたしかに地味なんですが、それがよりリアルで、ある意味目立っているような気もします。
70年代の街なみ、ファッション、流行、よく見るとあらゆる所でリアリティを追求。そう、この映画はニュース映像と違和感ないところが、リアルでおもしろいのだなと思います。

救出作戦が進行していく中でも、状況は刻々と変わっていく。実際そうだったはずですが、スリリングです。間一髪のラストはさすがに演出があるだろうなとは思いますが、ここまでやってくれればOK。

何も知らずこんな冗談みたいな計画を聞いたら、やめてくれと言ったでしょう。
もうダメだと何度も覚悟しただろう6人(人質もですが)、人生何が起きるかわかりません。やっぱり最後まであきらめないことだと…そんな真っ当なことを思ったりもします。

この映画を知った時、真っ先に思い出したのは、1981年444日ぶりに解放された人質が、アメリカの空港に到着したときのニュース。出迎えた美しい女性は家族か恋人か、人質だった男性に駆けより抱き合うシーンが映画みたいに美しかったことと、当時のカーター大統領の任期が終わる日だったことが、なんともドラマチックで、これニュースだなんだよねと思いながら見ていました。

当時の私はあらゆる意味でガキでしたから、人質を取ったイランは悪で、アメリカは善と全く疑ってはいませんでした。
この映画がプロパガンダだとは思わないけれど、イランから見たら腹立たしい限りだろうと想像できます。
映画のラスト近く、でっち上げ映画のイメージボードをもらって喜ぶイラン兵が出てきますが、イランの空港で最後の最後、人質を取り逃がしたこのイラン兵はその後どうなったのかな?と、つい考えてしまいました。
全くのフィクションで、エンターテイメント映画なら、こんなことは考えません。そのほろ苦さがこの映画を大人の映画にしていて、なおかつアカデミー賞にもつながったのかな?という気もします。

Wikipedia イランアメリカ大使館人質事件
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