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福島のこのごろ 楽しいニュースから真面目な話まで(2013.4)

2013年04月19日
「起きあがりムンク」好評…西会津の組合が制作 読売新聞 4月18日(木)
 福島県西会津町の野沢民芸品製作企業組合が、ノルウェーの画家エドバルド・ムンク(1863~1944年)の名画「叫び」をデザインに取り入れた起きあがり小法師(こぼし)を制作し、好評を得ている。
 スカンディナビア政府観光局が、ムンクの生誕150周年に合わせて、東日本大震災の被災地支援として制作を依頼。耳をふさぐポーズが小法師に描かれ、「起きあがりムンク」と名付けられた。

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うはは〜おもしろい〜(笑)
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「M78星雲」と福島県須賀川市が姉妹都市に!ウルトラの父、ウルトラ文字で声明
2013年4月16日  シネマトゥデイ

「ウルトラマン」の故郷として知られる「M78星雲 光の国」と、福島県須賀川市が姉妹都市提携を決定したことを16日、円谷プロダクションが発表した。提携にあたって、宇宙警備隊大隊長であるウルトラの父がウルトラ文字で書かれたプレスリリースを発行した。
福島県須賀川市は、円谷プロの創設者・円谷英二氏の生まれ故郷でもある。


リンクした記事にはウルトラ文字の声明文があります(笑)
M78星雲は、銀河系から300万光年離れているんですが、どうやって提携したんでしょうか?交流は出来るんでしょうか?(爆)
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里帰り出産回復傾向 県産科医会調査 2013/04/19 福島民報
 東京電力福島第一原発事故発生後に大幅に減少した県内での「里帰り出産」が回復に向かっていることが18日までに県産婦人科医会の調査で分かった。本県出身者が県内の実家に戻って出産した件数は、原発事故以降、月別で前年割れが続いていたが、昨年9月に初めて前年同月比で増加に転じた。医会は放射線に対する妊婦の不安が軽減したことが要因の一つと分析し、「昨年10月以降も回復傾向は続いている」とみている。

最近私のまわりで3家族で出産がありました。母子ともに健康、おめでたいです。
いずれも福島での出産に不安とかそういうことはありません。まあね、あったとしたら、ここにいないと思いますが(汗)
福島市や郡山市など大きな町はいいですが、地方では産科が激減、里帰り出産ができにくい状況です。震災前から産科や助産師が足りなかったのですが、震災後さらに減ったということです。
国は少子化対策などと声高に言っていますが、そもそも子どもを産める環境からしてないんですよね。そこは原発とは直接関係ないんです。
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正確さ欠く「汚染水計量」 移送ないのに数値変動(2013年4月19日 福島民友ニュース)
「IAEA」が第1原発で現地調査 廃炉作業確認(2013年4月18日 福島民友ニュース)

廃炉処理のごたごたは、福島でもあきれられています。
なんというか、オイオイそんな初歩的なところでわからなかったのか?とか、いろいろ(汗)
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福島の子どもの内部被爆について、東大の早川教授の見解が発表されました。
東大は東電の肝いりなので、東電に都合のいいデータしか出さないという方もいます。その場合は…まあいいけどね(汗)

福島県内の子どもの内部被ばく検出人数はゼロ  国内から初、食事による内部被ばく影響論文 2013年4月12日 週刊ダイヤモンド編集部
(記事抜粋)
福島県内在住者の内部被ばくが、チェルノブイリなどの世界的な事例と比べても遙かに低いことを裏付ける論文が発表された。東京大学大学院理学系研究科の早野龍五教授が県内で住民の内部被ばく検査の支援をしている医師らとまとめ、日本学士院の英文論文誌、Proceedings of Japan Academy Series B89でオンライン発表した。
「福島県内の土壌の汚染から危惧されていた内部被ばくのレベルよりも、住民の実際の内部被ばくの水準はかけ離れて低く、健康に影響がでる値では到底ない」(早野教授)ということだ。

福島県外ではあまり知られていないが、原発事故後に福島県内ではありとあらゆる団体により放射線影響による県民の健康影響に対して様々な検査が行われてきた。

論文では、希望者に対してWBC検査を提供している福島県平田村のひらた中央病院で2011年10月17日から12年11月30日の間に、福島県全域および茨城県の住民3万2811人を計った結果が示された。うち1万人以上が、土壌1平方メートルに放射性セシウム137が10万ベクレル以上ある地域に居住している。
論文では「自主的に検診に来る住民が、特別に内部被ばくについての意識が高い集団であるために値が低いのではないか」という指摘に応えるため、原発から約50キロに位置する三春町の小中学生ほぼ全員を対象にした検査結果も示された。

これらの結果から何がわかるのか。放射性物質に汚染されている食品を定常的に摂取し続けていないと内部被ばくの数値が上がることはない。原発事故後、土壌の放射性物質汚染の高い地域で流通している食物は、ほとんど汚染が無かったということが、改めて実証されたということだ。
福島では食品の検査や出荷制限などの措置が実際に県内に居住している住民の内部被ばくを食い止めることに効果があったということだ。

この結果は、国際的にも大きなインパクトを持つ。というのも、チェルノブイリ事故後、放射性物質による土壌汚染と、その地域に居住する住民の内部被ばくには相関関係があると考えられてきたからだ。チェルノブイリ事故後のデータをそのまま福島に当てはめて、土壌汚染の濃度から住民の年間の内部被ばく量を推定すると、郡山市居住者でセシウム134、137計で5ミリシーベルトに達することも事前には予測されていた。だが、実際の測定値はこの仮定値をはるかに下回った。

今回の論文で示された実際の内部被ばくの状況が非常に低いという事実が国際的に認知されることになれば、福島県産食品に対する風評や福島県内に居住することについての住民の不安をいくばくかでも払拭することにつながるのではないか。


記事にもありますが、福島県では原発事故以降、内部被爆の検査を様々な団体が行ってきました。市町村ごと、病院、非営利団体、また個人で県外の機関で任意で受ける人、企業で希望者に受けさせる場合もあります。複数受ける方も。私の知る限り深刻な結果は聞きません。

ここで大事なのは、福島が汚染されたのは事実ですが、汚染された土地と内部被爆は「=」ではないということです。
「福島では食品の検査や出荷制限などの措置が実際に県内に居住している住民の内部被ばくを食い止めることに効果があったということだ。」
もちろん検査はこれからもずっと続けることが前提です。
このことは、だから放射線があっても安全だという事ではありませんし、原発の是非を左右する話でもありません。
不幸な事故が起きてしまったのは事実で変えようもない。では、そこからどうするか?最善を尽くすしかないのです。

このようなデータに基づいた記事が繰り返し出ても、全く信用しない方、不安を払拭できない方は、それなりにいます。それを「風評被害」というべきかどうか?ちょっとよくわかりませんが。
私の周りで、福島で流通している食材に不安を持っている人はほとんどいません。自家用ですと、検査が行き届いていないので避ける方はいます。

強い不安を感じている多くの方は、マスメディアは全てウソだという。しかしネットで流布する怖い話だけを信じるのはなぜだろう?子どもがいるからより慎重なのかといえば、そうでもない人も…年齢には関係ないような気もします。
中には、事故後の体調不良は放射線のせいだと信じている人もいます。私の耳元で「福島の野菜なんて食べちゃダメですよ」などと言う(汗)まあ、そう思うのであれば、その信念に基づいた生き方をして頂くしかありません。しかし、それは少数派だと思う。

放射能の実害、影響はこれから何年か後でなければ、結論はでません、たぶん。
仮に放射線による健康被害がほとんどなかったとしても、私たちを不安に陥れたことは事実です。その不安は大小様々ですが、これからも続きます。
そのことで人間関係が気まずくなったりしたことは、私にもあります。家族関係がめちゃくちゃになった人もいます。それは原発事故の被害であり、やはり許しがたいことです。
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福島で暮らす | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
WBC検査結果
こんばんは。

これは東大の早野教授や南相馬市立病院に来た坪倉医師がやっていた調査結果を連名で論文化したものですね。早野先生も放射線衛生学やWBC検査は専門外ですが、最初は自費も出してこの調査を行い、何回も福島に足を運んでいました。

途中経過はツイッターなどで見ていましたので、驚きはないですが、論文になってオーソライズされたことで説得力が高まると思って大変感謝しています。

外部被曝も内部被曝もチェルノブイリよりも桁が1つか2つ低い、ということがこのように次第に明らかになってきています。個人的には健康被害が統計でわかるほど有意に増加することにはならないと考えています。



ネット上でみかける「放射脳」「危険厨」と呼ばれる方々の件ですが、もともと日本人の国民性として陰謀論好きというのもあると思います。

自分の不安を正当化させるために、悪い情報ばかり集めて納得したがるというバイアスもかかっていると思います。

さらに、SNSの発達により、自分と似た考えを持った同士が集まってクラスタを形成するということもそれを助長しているんじゃないかな?

あの方達のツイッターやブログを見ていると、信じられないような実にアホなことがいろいろと語られていますのです。

デモなんかは表には出てきませんが、左巻きな人たちが反原発を新しいメシの種にするために、不安を煽っている面もあると思います。

群馬の中学校教師が郡山の塾の先生を「線量が低くみせかけている」「嘘つき」と発言したことに対してその郡山の人が民事裁判を起こして、つい最近中学校教師が発言撤回をするという和解に至ったようです。



かくいう僕もかつては武田信者でした(汗)。原発事故が起こり、政府や東電は事実を隠蔽していると思ったので、情報を集めに行ったら出会ったのが武田教授でした。ちょっと違うんじゃないの?と思ったきっかけは僕が事故後に福島に来て、福島の実情もよく理解して、福島を好きになって、武田教授がその福島を誹謗中傷していること違和感を感じたことによるものでした。

福島を忌避している人こそ福島に来て、実際に自分で見聞きしてもらいたいなぁ、と思いますが、わかってもらうのはなかなか難しいものですね。

福島県民としては普通の福島の姿を発信していくことが遠回りのようで一番近道なのではないかと思っています(最近ブログの更新はサボっていますが)。
>いちやんさん

震災直後から福島入りをしていた専門家は結構たくさんいたことを思い起こしました。
早野先生のTwitterにはだいぶ励まされましたが、しばらくすると早野先生だけでなく、安心させるような発言をする先生たちが、裏で表で、ことごとく批判にさらされるようになり、福島県民として複雑な思いで見ていました。

私は、原発事故と放射線に関しては、根拠のない安心材料は意味ないと思っているので、個人のブログであっても、できるだけ実際に見聞きしたことやデータに基づいた記事と書くようにしています。
チェルノブイリに関しては、いちやんさんのおっしゃる通りのデータも出ていますが、地元医師による心配になるような白書も出ていますよね。それが長期に渡る低線量の外部被曝なのか、チェルノブイリ特有の生活による内部被曝だからか、イマイチスッキリしないとこもあります。
ただ、旧ソ連の不安定な国政が、除染や食料の管理を中途半端で放置したこともあるのかなと。

放射線に敏感で強い不安を持つ方と、対話を持つのはとても難しいですね。
別に説得しようとは思ってないのですが、まず人の話を聞かないでしゃべりまくる人が多くて(汗)
私は、福島の事故処理と原発の賛否は別問題と考えたいのですが…。起きてしまった事故は最優先に解決して欲しいのですが、そこに反原発を絡めることでスピードが落ちるような気がして(汗)
そういうことをいうと、原発容認と思われるのちょっと心外なんです。

武田先生…そういえば最近読んでないことに気がつき、久しぶりに読みに行きました。
時事問題に関心が移り、最近の福島のことはわかってない内容。たぶん最近は福島にきていらっしゃないのでしょう。それだけ関心が薄れたのは、危険が少なくなったということかも…良かったのかもしれないです。

原発さえなければと言いつつ、福島が不幸であればあるほど、その悲劇の中にどっぷり浸かりたがる人が世の中にいて、ある意味一番たち悪いかもしれません。
福島がいろいろな意味で大変なのは事実で、元気かと言われればそうでもないと思いますが、かわいそうな烙印を押されて過去の悲劇にはされたくないですねえ。

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