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有川 浩「植物図鑑」

2013年05月27日

植物図鑑 (幻冬舎文庫)植物図鑑 (幻冬舎文庫)
(2013/01/11)
有川 浩

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お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません。躾のできた良い子です――。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所を「狩り」する、風変わりな同棲生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草"恋愛小説。レシピ付き。

彼はイケメンで清潔感あふれ、彼女は真面目で純情、そしてこんな出来すぎた設定、展開はあるわけないと思いつつ、現実とギリギリ乖離しないで読めるのは、さすが有川浩かなと思う。
転がり込んで来た…いや、拾って来た男は家事が得意で、なにより植物、食べられる野草に詳しい。休日は2人で野草を摘みに出かけ、上手に料理をして食べる。
ゆえにタイトルが「植物図鑑」、章ごとに野草と料理の仕方が丁寧に書かれています。
それほど長い小説ではないのですが、季節の映りかわりに、2人の気持ちや関係の変化が織り込まれていくのはいい感じ。幸せな時間は永遠には続かない。それは少しだけ大人になればわかるもの。
ただ、恋が成就してしてからのラブラブな部分が、ままごとチックな日常で、ちょっとそこだけ浮くよなあ(汗)
もうちょっとメルヘンで通してくれた方がよかった(汗)

読んでみようと思ったのは「野草を食べる」という内容だからです、私の場合(笑)
私の住んでいる場所は田舎、子どもの頃から、そこら辺の山菜や野草を食べてたんです。ただ残念ながら、今現在の福島では、一般に流通していない野草や山菜を、検査なしになんでもかんでも無意識に食べるというわけにもいかないんですよね。ほんとにくやしいんですが。

で、本書で描かれる「野草を食べる」部分ですが…
まだまだ甘い…野草をわかってない…と、ちょっと上から目線で(笑)
でも、こんな暮らしがあってもいいな、こんな恋があってもいいな…という雰囲気を楽しみながら、軽く読むにはちょうどいいかもしれません。
どんどん映画化、ドラマ化される有川作品、これが映画化されても驚かないです。

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