FC2ブログ

NHKスペシャル 病の起源 第1集 がん 

2013年05月20日
病の起源 第1集 がん ~人類進化が生んだ病~
2013年5月19日(日) 午後9時00分~9時49分
再放送/2013年5月23日(木)午前0時40分~1時29分(22日深夜)
第1集は、人類最大の脅威となっている病“がん”。日本人の2人に1人が患い、3人に1人の死因となっている深刻な病気だ。“がん”は、多細胞生物に宿命の病と言われてきたが、自然界の動物では、ほとんど見つからず、進化の隣人チンパンジーでさえ、“がん”で死ぬ個体は極めて稀だ。なぜ人類だけが、これほど“がん”になり命を落とすのか。その答えは、人類が二本の足で歩き脳を巨大化させてきた陰で、宿命として抱え込んでいたことにあることが、最先端の研究から明らかになってきた。実はヒトは、他の動物に比べ“がん細胞”が増殖しやすい条件を、進化の過程で幾つも抱え込んでいたのである。“がん”を増殖させ続ける遺伝子、“がん細胞”の栄養源を大量に作ってしまう仕組み、そして“がん細胞”の増殖を防いできた体内物質の減少など・・・。
  進化の陰で宿命として“がん”になる種が埋め込まれていた人類の体。私たちはどう“がん”に向き合い、闘っていけばよいのか、進化の過程から紐解いていく。


人類の進化、歴史からがんの成り立ちを探る番組。
前日5月18日のプロローグが、ちょっと雑な作りで気になってましたが(汗)、本編はちゃんとしたクオリティでほっとしました。
がんを網羅するには広範囲すぎて、内容ははしょった感はありますが、がんを様々なアプローチで見るという意味で興味深いです。
人類の進化の過程には、がんになりやすくなったポイントがいくつかあるらしい。そうりゃそうだと思う点もあれば、え〜…?ってのも(笑)

細胞増殖が暴走するがんは、生命が単細胞生物から、細胞をコピーして増殖する多細胞生物になった時点でがんのリスクを負った。
「あいつは単細胞だから…」と昔よく聞かれた言葉ですが(古い〜)、曲がりなりにもヒトだから、それはナイと(苦笑)
ここでちょっと疑問だったのは、細胞増殖が多くなればなるほど、がんにかかりやすいなら、大きな動物(細胞の増殖が多い生物)はがんにかかりやすいような気がしますが、そこにはふれてない。

生物の中でも人間は特にがんにかかりやすいらしい。99%まで遺伝子が同じチンパンジーががんになる確率は2%、人間は30%(日本人)だという。
その違いは、生殖行動が人間とチンパンジーでは大きく違うから…セイショクコウドウ?(滝汗)
簡単にいえば、発情期がわかりづらい人間では、オスは年中生殖活動を続けなくてはならない、そういう体の作りががん発症を高めている…らしい…いやはや(汗)
え〜とですね…セイショクコウドウでがんになるわけじゃありませんよ(爆)詳しくは再放送見てください。

脳の巨大化もがんを増殖させることになったという。
人だけが加速度的に脳を大きくしていったが、その細胞増殖に欠かせない物質FASが、がんの増殖に関係しているらしい。
現在それをブロックする薬が開発中。
アメリカでは、紫外線の少ない地域(緯度の高い地域)では、ビタミンDの生成が少なくなり、がんにかかりやすいというのデータ。
…ただしこれも、地域に関係なくずっと外で働いている人もいれば、内勤の人いるわけなので、一概には言えませんね。

産業革命以降の有害物質や、ライフスタイルの変化もがんの要因になっているらしい。
夜勤の多い人の方が、がんにかかりやすいとは初めて聞きました。がんを抑制しているのではないかというメラトニンは、深夜就寝中に分泌されるが、起きていると分泌が少ないらしい。
といって、広い意味で、夜も活動している今の社会生活を捨てることはできないですよね(汗)

進化から見たがんということで、特定の何かががんを引き起こすというのではなく、上記の要因や他の要因のいくつかが重なり発症するということでしょう。
日本人は特にがんにかかりやすいことや、治療法までは取り上げていません。
番組から何か結論や答えを出すことはできませんが、今の暮らしであれば、がんと付き合っていくしかないのだろうなあと感じます。
がんは怖い病気ですが、以前に比べたら、例えば5年前、10年前と比べても治療法や捉え方も前進、変わってきています。

ところで先日、アンジーの「乳がんの予防的治療」がニュースになりましたが、だいぶ前にNHKで放送された「驚異の小宇宙・人体3 遺伝子」で、アンジーと同じ理由で、予防のために同じ手術を受けた女性(たぶんセレブ)が登場していました。
最初に見た時は、とても驚いたことを今も覚えています。人はそんなことまで…お金持ちはそんな事ができるんだ…と。
番組の取材時を想定すると約15年位前、あれから情報、状況変わっているとは想像しますが、有効な治療法としてメジャーになりつつあるのでしょうか。ですからアンジーのニュースに、私ははそれほど驚きませんでした。

驚異の小宇宙・人体3 遺伝子・DNA
NHKスペシャル(1999年放送)
NHKオンデマンドでは見られるらしい。

関連記事
ドキュメンタリー | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
>ところで先日、アンジーの「乳がんの予防的治療」がニュースになりましたが、…(略)最初に見た時は、とても驚いたことを今も覚えています。人はそんなことまで…お金持ちはそんな事ができるんだ…と。

お金さえあれば、遺伝子情報検査により、ある程度の病気予防は可能な世の中になってくるのでしょうね。
お金さえあれば…。

現時点でも、簡単な健康診断すら受けることの出来ない方々が、たくさんいらっしゃいます。
 お金があれば、遺伝子情報で病気予防→長寿、
 お金がなければ、気づかぬうちに病気罹患→早死に…
やはり、お金!!!??



>サマーオレンジさん
> お金さえあれば、遺伝子情報検査により、ある程度の病気予防は可能な世の中になってくるのでしょうね。

私が最初に見た番組はそんな感じでした。
遺伝子検査で、いくつかの病気のリスクはかな正確にわかるみたいです。
アンジーの詳しい記事も出てきましたが、一連の手術は相当の費用、そういうクラスのための手術のようにみえますね。

話が少しそれますが、貧困地域特有の病気は治療法が進んでいない、なぜなら貧しい人を治療してもお金にならないから研究する人が少ない。だったら、お金が取れる人の病気を研究した方がいい…と、聞いたことがあります。
アンジーとブラピは、難民の子を養子に迎えたり、慈善団体や国境なき医師団など、篤志家としてあらゆるところに寄付を惜しんでない。
寄付するギャラを稼げるのも、生きていればこそなんですが、ちょっと複雑ですよね。


管理者のみに表示