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BS世界のドキュメンタリー「菌類のチカラが人類を救う」

2013年06月28日
BS世界のドキュメンタリー 
シリーズ 土と生きる 菌類のチカラが人類を救う
NHK-BS1 2013年6月27日 木曜深夜
ピザの定番トッピングとして見慣れたマッシュルーム、高級食材のトリュフなど、私たちになじみ深い菌類だが、秘められたその本当の力の多くはまだまだ解明されていない。
石油を大量に含む汚泥を分解することのできる菌糸体や、乾燥地帯で樹木の生育を助けるグロマス・アグリゲイツムという菌類など、私たちが直面している環境問題やエネルギー問題の解決に寄与する可能性があると言われているのだ。
また、モジホコリカビという粘菌が菌糸を伸ばして形成する栄養補給路のネットワークが人間社会の物流ネットワークの構築に応用できるなど、菌類の生態の観察が合理的な社会インフラを作るのに役立っている事例もある。
世界的な菌学者ポール・スタメッツをはじめ科学者たちが取り組む最先端の研究を通して、キノコやカビなどの菌類が持つ、知られざるチカラやその実用化の事例を紹介する。
原題:Super Fungi
制作:Les Films d’Ici (フランス 2013年)


菌類の映像が芸術的と言っていいくらい美しい。
菌類も面白いんですが、研究者の考えることと、その研究がすごすぎでびっくり。驚きの菌糸の世界。

菌糸体が落ち葉など有機物を分解するのは知られていますが、毒物さえも分解し、無害な状態にしてしまう特殊な能力があるという。
番組では、有毒物質で汚染された土地を、菌糸体で汚染除去をする実験。菌糸の種類や環境によって、まだわからないこともあるようですが、環境の浄化、回復ができるらしい。
そのうち放射性物質も分解できる菌類も発見されるといいな。

洗剤などに含まれる酵素もまた菌類から…そういえばそうなんですよね。
コペンハーゲン、その辺をほっつき歩きながら、菌株を探す日本人研究者も登場。環境に優しい技術を開発中。

植物の根には菌が共生している(菌根共生)これがなければ植物は育たない。
植物は菌糸に光合成で得たデンプンなどを与え、菌糸が地中から集めたミネラルや水分と物々交換しているらしい。
その研究において、植物は離れた場所にいる植物とコミュニケーションを取り合っている、菌糸を通してつながっているという。
菌糸体のネットワークは、養分の交換をしながら植物の根を探し、ネットワークを拡大していく…。
植物同士がコミュニケーションしている説は聞いたことがありますが…なるほどねえ。

菌糸体のネットワークを新しい分野に応用する研究では、なんと粘菌の成長を観察し、インフラのネットワークの形成に役立てる!?(汗)数学や物理学と合わせて研究しているらしい。

森で行われる実験では、根のように張る菌類の地図状ネットワークをトレースしていく。つながっているかどうかは、最終的にDNAで確定するという。
菌糸のネットワークは効率的に養分を運び、環境にあわせて、ダメージを克服しながら、森全体に広がっていくシステムがあるという。

つまり森の地面の下には、植物と菌糸の巨大ネットワークシステムがあるわけだ。
う〜む、すごいぞ菌類。
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