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福島のこのごろ 遠くからじゃわからない

2013年06月28日
福島県の県民健康調査で被ばく線量“誤り”見つかる(06/26 16:58)
福島県が実施する県民健康管理調査で、誤りが見つかりました。約1万6000人分の外部被ばく線量が間違って計算されていました。
福島県健康調査、被曝線量の推計に誤り 1万6000人分修正  2013/6/26 日経
 修正の範囲はプラス0.4~マイナス0.2ミリシーベルト。修正で、1年間の通常の被曝限度とされる1ミリシーベルトを超えた人もいるが、正確な人数は今後精査するとした。
県民健康管理調査は、全県民約205万人が対象。基本調査では、原発事故直後から2011年7月11日までの4カ月間、どこにいたかの記録を基に、県民一人一人が外部から受けた放射線量を推計しているが、回答率は約23%にとどまっている。


ニュースになると、深刻なイメージがありますが、そもそも…
「被曝線量の推計」=「これぐらいじゃないかと思う、だいたいね」という数字を出す調査で、事故直後の正確な数字は最初からわかっていないのです。
間違っていたという事実はまずいですが、増減の修正で今更どうにかなるわけもないと思います。私の周りでは、一瞬あれ?…なんだ…というくらいで、特に話題になっていません。

2013061701

原発再稼働関連発言、高市氏が撤回し陳謝 2013.6.19 産経
自民党の高市早苗政調会長は19日午後、東京電力福島第1原発事故で死者が出ていないとして原発再稼働に意欲を示した自身の発言について「撤回し、おわび申し上げる」と陳謝した。  党福島県連は19日午前、発言撤回と謝罪を求める抗議文を党執行部に提出。「原発事故の影響による過酷な避難で亡くなられた方、精神的に追い詰められ自殺された方など1400人を超す災害関連死が認定されている」と被災地の現状を指摘した。">自民党の高市早苗政調会長は19日午後、東京電力福島第1原発事故で死者が出ていないとして原発再稼働に意欲を示した自身の発言について「撤回し、おわび申し上げる」と陳謝した。
 党福島県連は19日午前、発言撤回と謝罪を求める抗議文を党執行部に提出。「原発事故の影響による過酷な避難で亡くなられた方、精神的に追い詰められ自殺された方など1400人を超す災害関連死が認定されている」と被災地の現状を指摘した。


国会議員でも、関西ともなると原発事故と福島の事は、これくらいの認識なのだなあと、改めて感じるニュースでした。高市議員の発言がたまたま表に出ただけで、そう考える政治家はたくさんいそうで、残念です。(というか、もっと過激な言動の議員がいますね)
震災後の被災地の状況は日々変わって、必要な復興支援も時と共に変わりつつあります。復興という意味では、良くなった点もありますし、ダメだな感じる事も多いです。

原発事故と福島県に関して言えば、上の記事にあるように(一般人が)放射線が直接の原因となって、亡くなった方はいません。
事故当初に危惧されていた将来の健康被害も、心配するほどではないかも?…というところに来ています。それは不手際だらけではあっても、それなりの対応をして来た国や(広い意味で)私たち当事者の努力によるものだと思います。

ですが、私たちが受けたダメージは放射能だけではありません。
記事にあるように、農業や酪農に従事する方が絶望したり、避難に伴い無理な移動で亡くなった方もいます。あまり表に出ないのですが、仮設住宅で孤独死も問題になっています。
だいぶ前から報道はされているのですが、死に至らなくとも、放射能に対する不安やこれまでのストレスで追いつめられた人は多いです。人間関係が悪くなったり、家庭が崩壊したり、問題は大小様々いろいろ聞きます。
一方で、避難により得した人もいたり、複雑です。

今、エネルギー問題や原発の有無を語る政治家なら、一度は福島や原発の事故現場を訪れてみるべきだろうと思います。
そして福島の陰と陽、両方を見てほしい。普通の暮らしを見て、根深い問題に触れ、廃炉処理で働くたくさんの人を見ればいい。何かわかるとは断言できませんが、来ないよりは来た方がいい。

というか、そろそろ一般人に、事故現場を見学できるようにしてもいいんじゃないと思うのですが。もちろん安全を確保できる範囲でです。報道関係者が事故現場に入れるのだから出来るでしょう。
何が起きたのか、今はもうわからないでしょうが、私は一度事故現場を見ておきたい。なにかこう「××運動」とかいうことではなくて、福島県に住む者として、単なる好奇心として見たい。
こんな事を考えるのは、私だけかもしれません、念のため(苦笑)


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