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赤のちから:タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション展vol.21

2009年10月01日
タイラーグラフィックスの中から、赤を基調とした作品をピックアップした企画展です。

サイズ、華やかさ、会場を圧倒する存在感のジェームズ・ローゼンクイスト「火の家」、鮮やかな赤が目にまぶしい。
版画(シルクスクリーン)でこれほどの大作は?と思ったら、コラージュの技法も使われていました。
大判の厚い紙をよく見ると、紙も部分的に赤で染色(染色した紙を直接吹きつけ)してあります。

タイラーグラフィックスは、印刷と製紙の技術を研究し、作品に活かしてていたんですよね。
それにしても、この作品限らず手漉き紙の存在感はすごいです。
版画という概念を軽く越えているのが、タイラーグラフィックスの見所ですね、さすがです。

img01

上は、リーフにも載っているロバート・マザウェル「三つの形」は、書のようなタッチ。じっくり見ていると、ユーモラスにも、まがまがしいようにも見えてきます。

最近赤という色を特に意識はしていなかったな、不景気だからかな(苦笑)…などと思いながら見ていました。
展示されている作品は全て赤がキーワード、もしくはポイントになっている作品です。
リーフにある通り、赤は原初的なものを呼び覚ます力を感じます。
いかにもアメリカらしいモダンアート、洞窟壁画や曼陀羅のような作品はないのですが、赤という色は特別な力があるのかな。
赤で埋め尽くされ…という感じではありませんが、会場で作品に囲まれていると、高揚感めいたものを感じます。
血圧上がるのか(笑)

シルクスクリーンといえばこの人、リキテンスタインも展示。
他、アルバース、ベイナード、ホックニー、ヌー、など、モダンアートの巨匠たちの作品が見られます。
小さな会場ですが、とても見応えのある企画展でした。

CCGA現代グラフィックアートセンター
赤のちから
タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション展vol.21
2009年9月19日(土)~12月23日(水)
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