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福島のこのごろ 何か変わるのか、何かが進むのか?

2013年11月26日
福島の首長選、また現職落選…二本松市と広野町(2013年11月25日01時29分 読売新聞)
福島首長選、また現職敗れる 二本松市と広野町 2013/11/24 日経
 任期満了に伴う福島県の広野町長選と二本松市長選が24日投開票され、いずれも新人が現職を破り、初当選を果たした。福島県では、東京電力福島第1原子力発電所の事故からの復興が進まないことに不満が高まっており、今年4月以降、郡山市、いわき市、福島市の主要3都市の市長選で現職が敗れた。この流れがさらに拡大した形だ。
市長選「現職4連敗」 除染や復興の遅れで“落選ドミノ”(2013年11月25日 福島民友ニュース)
震災と原発事故後の県内市長選で、現職首長の落選が止まらない。二本松市では新人の元市議が、3選を目指した現職を破り、今年の市長選は郡山、いわき、福島に続き現職4連敗。ほかにも、双葉町で現職が辞職に追い込まれ、小野町、富岡町で現職が新人に敗れ、さらに広野町も今回、現職が敗退した。

震災以降の福島県では、首長選で現職が次々敗れています。呆れるほど保守的で現職が強かったこの地で、ここまで現職が敗れるとは驚くばかり。
原発立地が直接影響する広野町などは、私が住む中通り地方(福島市、郡山市、二本松市など)は状況が違います。
中通りやいわき市は、大まかに言えば、原発事故の避難地区ではないけれど、風評被害や健康への不安など目に見えない被害と、中途半端な放射能汚染や補償に翻弄されている地域です。
多くの避難者を受けれている地域でもあり、中通りに暮らす人との補償の格差に不満を感じている人も多いです。

復興は?除染は?補償は?…
一口に福島と言っても、状況は複雑、そのモヤモヤした不満が首長選に影響を与えていることは確かです。
しかし、当初から再選が難しいと噂されていた福島市長以外は、どこがどう不満なのだというとはっきりしない。直前まで現職が勝つと噂されており、郡山市、二本松市は現職が勝つのではと私は思っていました。
ところが勝ったのは新人。
正直いえば、新しい首長が魅力的とはほとんどの人は思っていない、もしかしたら少しマシかもしれない…それぐらいの理由ではないだろうか。

ここから何が変わるのか?何かが進むのか?困ったことに全く見えてこない。
モヤモヤした不満はそのまま。首長が変わっても福島の復興は見えてこない、今の状況は全く変わらない。問題は根深いです。

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Jヴィレッジ18年再開へ サッカー施設で、東電検討 東京五輪での活用視野 2013.11.25産経
東日本大震災:福島第1原発事故 サッカー施設・Jヴィレッジ、18年再開 東電、除染・整備へ 東京五輪、練習拠点に 毎日新聞 2013年11月25日 東京夕刊
 東京電力は、福島第1原発事故の対策拠点として使用しているJヴィレッジ(福島県楢葉町)から撤退し、2018年ごろにサッカー施設として使用を再開させる方向で検討に入った。
 Jヴィレッジは、JFAなどが運営する日本初のサッカーのナショナルトレーニング施設。日本代表の合宿に使われていたほか、02年の日韓ワールドカップの際はアルゼンチン代表がキャンプ地として使用した。だが、11年の福島第1原発事故以降、東電社員らの作業拠点になったことで、サッカー施設として利用できなくなっている。
 五輪招致レースの最終盤では、海外から汚染水問題への不安の声が強まった。東電は、Jヴィレッジを再開できる環境を整えることで、こうした懸念を和らげたり、復興を後押ししたりする狙いもあると見られる。


このニュースはけっこう驚きました。
Jヴィレッジは、日本初のサッカーのナショナルトレーニング施設で、なんとなく察している方も多いと思いますが、原発の増設と引き換えに、巨額交付金などで作られた施設です。
福島第一原発から30km圏内、現在は廃炉処理の作業員の拠点となっています。作業員、報道、調査団など、全てここに集まってから出発、ニュースなどで防護服に着替えたり、戻ってきて被爆を調べたりするシーンはここです。

事故前のJヴィレッジは、W杯のキャンプ地になったり、女子サッカーなでしこのメンバーが所属していました。
一方で、毎年巨額赤字が問題になっていた施設でした。立派な施設も稼働しなければ、維持費がかさむだけ。
豪華な施設を作ってもらっても、受け取った自治体にノウハウもなければ赤字続きなるのは当たり前。その赤字を解消するために、原発の増設を受け入れる…あるいは自治体側から東電へ増設を提案する。それが震災前、原発立地自治体にありがちのケースでした。
そういう悪循環が、原子力政策なのかと思うとやりきれません。

ここにきてJヴィレッジをサッカー施設として復活させる。
それは原発事故の収束を意味します。処分場問題、汚染水問題、廃炉処理をここまでグダグダにしておきながら、そんなことが本当にできるのか?
2020年東京オリンピックの種目のいくつかを福島で開催すればいいと、私は本気で思っていますが、第一原発から30km圏内でわざわざ?
東京オリンピックに向けてのパフォーマンス以外何物ではない。
それは福島の復興や福島県に住む人の思いとは、全く関係ないような気がします。
他にもっとやることあるだろ?と、少なくとも私は思うわけです。
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