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プロフェッショナル仕事の流儀「 未来を拓く、希望のサイボーグ 」

2014年01月21日
プロフェッショナル仕事の流儀 
未来を拓(ひら)く、希望のサイボーグ  ロボット研究・山海嘉之

2014年1月20日放送(再放送/1月24日(金)午前0時40分~ NHK総合)
現代医療では治療が難しいとされる人たちの身体機能を改善・再生させるため、研究を続ける筑波大学大学院教授、山海嘉之(55歳)。山海が世界で初めて開発した「サイボーグ型ロボットスーツ」は、人が動こうとする意思をロボットがキャッチし、手足を動かすことができる、文字通り「意思で動かせるロボット」。脊髄損傷や脳卒中などの患者の脳神経機能の回復や治療をはじめ、リハビリを行うのにも有効と考えられ、すでにドイツでは保険のおりる医療機器として実用化。
国の内外から熱い注目を浴びている。ロボットに希望を託す人たちに徹底的に寄り添い、その声に耳を傾ける山海。「技術とは、血の通ったものであるべき」との信念で、困難に挑む研究者の姿に迫る。


ロボット開発が、軍事用とは無縁の場所で進んでいるのは日本だからこそではないだろうか。
今回取り上げている山海嘉之教授のロボットは、リハビリを助ける医療用ロボット。
脊髄を損傷し自力で歩くことは不可能と言われた男性は、リハビリを助ける特殊なロボットによって、杖を使いながらも少しづつ歩けるようになった。足を覆うように装着するパワースーツ型ロボットは、微弱な力(弱った足腰の力)を増幅する…のかな?と見えるのですが、それはこのロボットの価値の半分も意味していない。

人は足を動かす時、まず脳が動けと意識し、電気信号として足に伝わる。その電気信号をとらえるセンサーを開発し、複雑な動きをロボットに伝える。人は意識しただけで、ロボットを動かすことができる。
脳波によってロボットを動かすのが基本なんですね。
例えば、脳卒中などで脳が損傷すると、脳からの信号が弱まり、手足などにマヒが起こる。麻痺した部分をロボットで何度も動かすと、動いたという感覚が脳にフィードバックされ、脳は強い信号を出すようになり身体機能が回復する。

意識とロボットの動きを連動させる難しさもありますが、一番の課題は微弱な電気信号(意識)をいかにして取り出すか。教授は対象者と向き合い、根気良く探っていく。
技術的な研究開発もさることながら、山海教授の人との向き合い方が熱い。
リハビリは個人のがんばりで、改善しなければモチベーション的に難しいものですが、その気持ちと身体機能をつなぐ…アシストするのが山海教授のロボットということか。
サイバニクス。ロボットが人の代わりに何かをするのではなく、人の意識と一体となるサイボーグ型ロボット。ロボット単体ではなくて、個人の意識と結びつき、生活の役に立つロボット。

意識によって操作するロボットの研究はあちこちで進んでいると思うけれど、極端な話、明日自分がお世話になるかも?というレベルにきていることが感慨深い。
こういうロボットが、車いすのように日常で普通に見られるようになる時代がくるのかもしれません。

究極はロボットの機能や操作性ではなく、コミュニケーションというところに行き着くようです。
難病や障害によって意思表示ができない人とどのようにコミュニケーションをとるか、探るか。コミュニケーションをいかして実現するか。
「人間の生きる時間には限りがある。それがある以上スピードアップしてやる」
多分それは、健康な人にとっても同じで、誰にとっても時間には限りがある。その時間をよりよいものにすることが、人の役にたつロボットということですね。
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CYBERDYNE
山海教授の会社
HPには世界初のサイボーグ型ロボットHALについて。下肢用、単関節用、作業支援用いろいろ、おお〜レンタル料金も載ってますよ。
ベンチャー企業として成功しているってことかな、上場の噂があるくらい。
ちなみに福島第一原発に作業用ロボットが納入されているらしい。このあたりのところをもっと深く知りたい。
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