映画「エンダーのゲーム」

2014年02月05日
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映画「エンダーのゲーム」オフィシャルサイト
映画『エンダーのゲーム』予告編 - YouTube
オースン・スコット・カードが1977年に発表し、アメリカSF界の権威であるヒューゴー賞とネビュラ賞をダブル受賞した名作小説「エンダーのゲーム」を映画化。異星人の侵攻を受けた地球は、衛星軌道上に「戦いを終わらせる者」を育成するバトルスクールを設立し、世界中から優秀な子どもたちを集めていた。一家族がもうけられる子どもは2人までと定められた世界で、禁断とされる3人目の子ども=サードとして生まれたウィッギン家の少年エンダーは、それゆえに冷遇されて育ったが、やがて才能を見込まれバトルスクールに送られる。優秀な成績をおさめ、みるみる頭角を現すエンダーに周囲は「戦いを終わらせる者」として期待を寄せるが、エンダーは戦うことへの疑問と重い宿命に苦悩する。そんな中、最終戦争の時が迫り……。

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原作はSF史に残る名作。私が読んだのは80年代だったと思うけれど、世の中はTVゲームどんどん、SFではバーチャルの世界が登場して、ああ新しい世代のSFになったのだなあと、新鮮な気持ちで読んだことを覚えています。
それまでのSFは、たいてい大人の男性が主人公で、最後はタフな精神力で勝つ…みたいな感じが主流(笑)
たとえば自分と同世代の少年が、運命背負って戦うSFはマジンガーZやガンダム、ロボットアニメの世代としてはおなじみで、そういう感覚に近いSFだったなあと。
少年の成長物語にちと弱い私。
ですので、駄作だったら、怒るよ!…と思いつつ、各所のレビューなどはできるだけ見ないようにして観に行きました。

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原作の世界が、CG多用とはいえ実際の映像として見ると感動。こうなってるんだ〜と。
特にバトルスクールシーンは楽しい。もっと長くてもいいなと思う位。
地球を侵略するのが昆虫型異星人ってとこは、ちょっと時代を感じますかね。でもこの生命体であることが重要なカギなので、今風の美形悪役とかじゃダメなんです(笑)

少年少女のキャスティングも嫌味がなくて良かった。母性の象徴である姉も。
厳父的な提督のハリソン・フォード。H・フォードといえばスター・ウォーズの不良船長ハン・ソロ、ずいぶん出世した(笑)というより「ブレード・ランナー」の方が近いかな?

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原作の詳細は忘れてしまっていますが、かなり忠実。
運命の子が数々の試練を経てリーダーへと登りつめる。いじめや嫉妬、きれいごとではない子どもたちの世界、そして友情。
やがてくる避けられない運命。結末を知っているので、後半になるにつれ胸苦しさというか、切なさがせまってきます。

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とまあ、SFオタク的には、エンターテイメント的な余計なものがなくて(汗)満足度高いのですが、原作なしで見るとかなりわかりにくいのではないかと思う(汗)帰宅してからレビューをちょっと見てみたら、設定からしてわかりにくいと書いている人も多い。そういえば冒頭からしてわかりづらいかも。
ゲーム感覚の映画としてみればいいのかもしれませんが、私としてはエンダーやチームの内面を掘り下げ、成長していく時間があってもいいなと思いました。
最近やたら長時間の映画が多くて、どうかなと思ってますが、この映画に関して1時間半は短い。

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そして、エンディング。この終わり方だと続編を意識しているのかな?
私は続編の「死者の代弁者」がエンダー以上に好きなので…おお〜っと思いましたが、どうやら監督は「エンダーのゲーム」のサイドストーリー「エンダーズ・シャドウ」の方に向いているらしい(不確かな情報)
「死者の代弁者」は、大人になったエンダーの話、全く異なる趣き。シャドウなら、今作の世界がそのまま、わかりにくかったところを補完する意味でも作りやすいし、喜ばれるかも?
死者の方は、エンダーを理解しないと成立しないから難しいかな。

いずれにしても、原作の雰囲気が出ていてる映画でよかった。

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