福島のこの頃 中間貯蔵施設用地を国有化すべきか

2014年04月10日
【中間貯蔵施設】なぜ借地はだめなのか(4月7日)福島民報
東京電力福島第一原発事故に伴う除染で出た汚染土壌などを搬入する中間貯蔵施設の用地取得をめぐり、国有化を主張する環境省と、借地での対応を求める県や地元町との交渉が平行線をたどっている。
表向きの理由は別として、環境省にとって国有化した方が跡地利用を含め、何事もやりやすいということは容易に想像がつく。一方、地元の側には古里を国の好き勝手にはさせたくないとの思いもある。中間貯蔵に関しては廃棄物の30年以内の県外処分が法的に担保されておらず、跡地利用を含めた地域振興策もいまだに提示されていない。所有権を持ち続けることで、将来にわたって国に対する影響力を保持したいと考えても不思議はない。


福島県において、除染で出た廃棄物を国は「県外の最終処分場」で処理するとしていますが、現段階で全くそのめどはたっておらず、最終処分場が決まるまで、県内に「中間貯蔵施設」を設け保管するとしてます。
しかし中間貯蔵施設をどこに建設するか?
ようやく、第一原発の立地自治体に(ほぼ)決まりました。それはどう考えても効率的だろうと思います。
そして、中間貯蔵施設建設用地を、借地にするか国有化するかでもめてるというのが、上記の記事。
国有化にしたら最後、最終処分場にされてしまうのではないか?と、地権者が考えるのは当然です。現時点で最終処分場のめどが立ってないのですから。

最終処分場(半永久的になるはず)をどこに置くのか?
たいていの人なら、事故現場の近くでしょ…と思うでしょう。私もそう思います。
ならば、最初からそう言えばいいのではないか?「ちょっと置くだけだから」というずるい言葉でなく。

一方で、地元の方の立場で想像するとやりきれない。ふるさとは永遠に失われてしまうのかもしれない。
今まで恩恵を受けたのだから、負を背負わなくてはならないのだろうか。
時間がたてばあきらめに境地になるだろう、地権者も年を取る…国は、被災者をジリジリと追いつめながら、冷たい目で眺めているように感じます。

環境省 中間貯蔵施設について
除染で取り除いた土や放射性物質に汚染された廃棄物を、最終処分をするまでの間、安全に管理・保管するための施設です。
除染に伴い生じた土壌、草木、落葉・枝、側溝の泥等(可燃物は原則として、焼却して、焼却灰を貯蔵)。
※いずれも、福島県内で発生したものに限る

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県内では、除染がだいぶ進みました。効果については期待できないとという声も多いですが、やらなければやらないで批判されます。
除染で出た廃棄物は「中間貯蔵施設」に持って行くことになってなっていますが、上記の記事の通り進んでいないため(汗)一旦「仮置き場」に置くことになっています。
仮置き場は自治体ごとの判断に任せられており、自宅の一角に埋めておく、町内会レベルで仮置き場を作るなどいろいろです。
仮置き場も中間貯蔵施設も、どちらも「仮」「仮仮」どうにもいろいろなことが進んでいないことが丸分かりですね。
そしてこの「仮」がいつまでなのか、全くわかっていません。

2014040906.jpg

この写真は、我が家の近所の古い梅林。
我が町内会の隣の町内会では、このあたりに「仮置き場」を置くことを決めました。
放置された農地も多くなり、この梅林でも今では梅も収穫されていない(たぶん)と思いますが、ひっそりした風情がそれはそれで好きでした。借り置き場ができれば、道路も拡張されるので伐採されてしまうでしょう。
それで私の生活でなにか困るわけでもないですが、見慣れた風景がなくなっていくと思うと感傷的になってしまいますね。
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仏アレバ、福島の除染に本格参入  2014/4/4 23:41日本経済新聞 電子版
 仏原子力大手アレバは、福島県で放射性物質の除染事業を本格的に始める。丸紅系の原発事業会社など日本の産学で構成する18億円規模の除染プロジェクトに参画する。日本企業と事業を手掛けることで、同社は自治体の除染計画に同社の製品が採用されやすくなるとみている。
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