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福島のこのごろ なんのための再生可能エネルギーか?

2014年10月10日
経団連、再生可能エネルギー買取制度見直しなど提言 News i - TBS
経団連の提言によりますと、すでに認定を受けた事業者の再生可能エネルギーを全て買い取った場合、1年間でおよそ2兆7000億円の費用が発生し、その分が全て電力料金に上乗せされると指摘。送電線の容量を増強する費用なども追加で発生するとして、現在の再生可能エネルギーの買い取り制度を見直すべきだとしています。

福島県、東北電に早期解除要望 再生エネ買い取り中断 2014/10/08 福島民報
東北電力が再生可能エネルギー固定価格買い取り制度に基づく電力買い取り契約手続きを中断したことを受け佐藤雄平知事は(略)東京電力福島第一原発事故で被災した本県の復興と安全・安心な社会の実現には再生可能エネルギーの推進が欠かせないと強調。その上で、買い取り中断について「本県の復興に水を差すようなものであり、早期に解除してもらいたい」と迫った。

再生可能エネルギーの買い取り制度】固定買い取り抜本改定へ 送電網 ...47NEWS‎ - 2014年9月26日
政府は26日、送電網の容量限界から電力会社が再生可能エネルギーの買い取りを中断する動きが広がり始めた事態を受け、固定価格買い取り制度の抜本改定に着手した。
 大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業者などに動揺が広がっており、各地で再生エネルギーの普及にブレーキがかかる可能性がある。


再生可能エネルギーを買い取ると電気代が上がる…
様々な理由があったにせよ、ではなぜ「再生可能エネルギー固定価格買い取り制度」や「再生エネルギーの普及促進」があったのだろうか?
再生可能エネルギーで代表的な太陽光発電は、個人の住宅にせよ発電の事業所であれ、多額の投資が必要です。その投資を回収するには時間がかかります。ざっくり言えば、そのお金があるなら何十年分もの電気代がまかなえるよね…ということです。
原発事故以降、それを押しても再生可能エネルギーの将来性にかけてきた事業者や、市民レベルでの意識があったわけですが、ここにきて「このまま買い取り続けると電気代を上げるしかないからしょうがないよね」という理由で中断とは、ずいぶんと身勝手だと感じます。
今後どれくらいの買電する事業者が参入してくるか、どういう傾向にあるか、将来どういうプランが必要になってくるか、電力会社がわかっていないはずはありません。

現在のところ、個人住宅の発電については買い取りが継続のもよう。ただ将来的には不安が出てきました。
福島県は震災と原発事故によって、被災住宅の建て替えや避難者の移転で、かなりの住宅が建設中、建設予定です。新築ならばと太陽光発電を積極的に取り入れる住宅も少なくありません。ハウスメーカーも営業に力を入れてきました。導入コストは依然として高いと感じますが、企業努力によって性能などずいぶん良くなってきたようです。

もっともそれ以前に(原発事故以前に)福島県では電気が余っている状況だったと言われています(福島の原発は東京電力、福島で使用する電気ではありません)。他県に比べ、オール電化住宅の推進に積極的だったのもそういう理由だときいています。
にもかかわらず、(福島県でも)電気代は値上がりしている。
買電に参入する事業者は二の足を踏む。
つまりは、原発が一番効率的であり、原発を稼働しなければ電気代をさらに上げるしかない…そう言いたいんだろうと思います。

相次ぐ再エネ買い取り中断 一体何が起こっているの? 2014.10.09 THE PAGE
日本は再生可能エネルギーの普及を目指して、再生可能エネルギー固定価格買取制度を設けており、個人や事業者が太陽光などを使って発電した電気を電力会社が買い取ってくれる仕組みになっています。電力会社は一旦、買い取り契約を締結した場合には、事前に定められた期間については責任を持って電気を買い取る義務があります。しかしどれだけの電気買い取りを受け付けるのかは電力会社の裁量に任されており、電力会社はこれ以上、受け入れを望まないと表明したわけです。
買取制度見直しから見る再生可能エネルギーの現状  2014/10/03 Credo
(再生可能エネルギーの簡単まとめあり)

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福島で暮らす | Comments(4) | Trackback(0)
Comment
ちょっと的外れかもしれないけど…
何が正解なのか迷いがあるので今までこの問題に触れずにいましたが、個人的には“電力買取”っていつか破綻するマルチ商法に似てる気がしてそんなこと法案で通して良いのかと疑問に思っていました。
だって法人や個人がこぞって電力作り始めたら、電力会社は買い取っても売るところがなくなってしまうから仕組みが成り立たなくなっちゃうでしょ。

原発は化石燃料と違って温室効果ガスを出さないエコなどと言う宣伝も、長期的にみれば稼働停止後何十年(百年単位かも)にもわたって塩漬けの土地になってしまうのだから本当は安く電気が作れるというのもマユツバだと思うし。

そんなわけで結局何が言いたいのか自分でも全く整理できていないのにこんなこと書いちゃってごめんね。
消耗しない蓄電池などというものが開発されたなら、明るい未来が見えるようになるのかなぁと思っています。
>春紅葉さん
> 法人や個人がこぞって電力作り始めたら、電力会社は買い取っても売るところがなくなってしまうから仕組みが成り立たなくなっちゃうでしょ。

なるほどね。
というか、実は我が家ではずいぶん前から太陽光発電をしているんですが(←私の選択ではないです)、自分ちで使う電気を自分で作って、余ったら売るのかと思っていたらそうではなく、作った電気は全て売り、使った電気は別件で払う、そういうシステム(制度)なんですよね。
個人レベルと事業者レベルはまた違いますが、自分で使う分という発想かどうかが、いろいろな分かれ目のような…私もうまく言えないんですが。

原発は安全面を含めた設備投資から廃炉までが原発です。そう考えると、仮に事故をおこなさなくても、安価とは言えないと思います。

> 消耗しない蓄電池などというものが開発されたなら、明るい未来が見えるようになるのかなぁと思っています。

要は蓄電なんですよね。雷の電気ももったいない(笑)
画期的な蓄電ができたら、間違いなくノーベル賞!
No title
>つまりは、原発が一番効率的であり、原発を稼働しなければ電気代をさらに上げるしかない…そう言いたいんだろうと思います。

そういうことなんでしょうね。原発って、一部の人たちがどんだけ儲かってるんだか。。。

今まで原発以外の発電法が発達しなかったのも、結局はそんなことしても潰されちゃう=儲からない、ってことだと思います。

暗澹たる気分になるな。。。
>matieさん
> そういうことなんでしょうね。原発って、一部の人たちがどんだけ儲かってるんだか。。。

私は科学技術を信じる人間なので、将来的に原発が安全に運用できるようになるかもしれないという希望は持っていますが、それはまだ未知。
問題は一部の人がもうかる仕組みである原子力政策、つまり政治です。
そしてその政治家を選んだのは、私たちなんです。そこを考えなくてはと思っています



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