ウィレム・デ・クーニング展

2015年01月04日
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ウィレム・デ・クーニング展
2014年10月8日(水)~2015年1月12日(月)
ブリヂストン美術館
ウィレム・デ・クーニング(1904-1997)は、ジャクソン・ポロックと並んで、第二次世界大戦後にアメリカで開花した、抽象表現主義を先導した画家のひとりとしてその名を知られています。その作品は、具象と抽象の狭間の表現と、激しい筆触を特色とします。
本展の核を成すのは、デ・クーニングの有数のコレクションを誇る、アメリカ合衆国コロラド州を本拠地とするジョン・アンド・キミコ・パワーズ・コレクションからの、1960年代の女性像を中心とした作品群です。これらの作品はパワーズ夫妻によりリョービ財団に寄贈されています。画家と親交のあったパワーズ夫妻が収集した作品は、ほとんど一般には公開されておらず、日本でも公開されたこともない、知られざるコレクションと言えましょう。本展は、これらに日本国内の美術館が所蔵する作品を加えた油彩・水彩・素描・彫刻、35点で構成されます。これまで日本でまとめて作品を見る機会のなかった戦後アメリカを代表する画家の作品をご堪能ください。


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『水の中の女』 1965年

デ・クーニングのことはよく知らないのですが、おもしろかったです。
明るい色彩と激しい筆遣いに生命が宿っているようで、パワーがもらえる、そんな作品が多かったです。
「歌う女」の等身大女性の生々しさにがつんと来ました。

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『記号の女Ⅲ』 1969年

赤、白、ピンク、肌色、黄色、グレー…ただ色彩に浸るのもいいのですが、白は欧米系の白い肌、ピンクは熱を帯びてピンクに染まる白い肌、赤は女の肌の下を流れる血潮のように見えます。
女性との距離がなくて…今まさにベッドの上で、デ・クーニングによってゆがめられ、熱を帯びていく女性、そんな風に感じとれます。エロティックであり、生きて呼吸している女性。

1950年代の作品は、もっと暴力的だったのかもしれませんが、今回展示された1960年代の作品の多くは、突き抜けた明るさが健康的で、性と生を肯定しているような印象。だからこそ見ていて楽しいのかなと思います。

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『無題』 1966年

デッサンはデフォルメされ、コミカルな感じのものが多く、油彩とは別の味わい。
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久しぶりにやって来たブリヂストン美術館は、いつものことながら居心地がいい。
アートとゆっくり対話できます。
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