火星をめぐるあれこれ

2015年02月26日
宇宙関係のニュースはたくさん出ており、気になるニュースも多いのですが、追いきれるもんではないですね〜。ひとまず火星関係でいろいろあるので、まとめてみました。

マーズワン、火星移住の「片道切符」候補者100人を発表 WIRED.jp-2015/02/20
火星移住計画を主催しているオランダの民間非営利団体マーズワンは、20,000人の応募者から選抜された100人の男女「Mars 100」を発表した。日本生まれの女性も動画で紹介。
今後の選考で、「最高で」24人の候補者に絞られる。
2025年までに有人飛行を行うというマーズワンの計画が、現在のペースで達成するのかについては不明だ。CNNは2月18日付けの記事で、マサチューセッツ工科大学(MIT)が行った詳細な分析を挙げている。マーズワンの火星移住計画がいかに不完全なものであるかを示すものだ(少なくとも現在発表された内容によれば、窒息事故など、予算に満たないロケットの危険性は非常に高い)。


火星移住はSFの世界、遠い未来と思っていましたが、かなり具体的なプランが出ているんですね。
マーズワンのプランの最大の特徴は片道切符、文字通り「移住」。ぶっちゃけ地球と行き来するのが理想だと思いますが、そこまでの技術と資金力はない…しかし待っていてはいつになるかわからない。
片道なら何とかなるかな?行けるなら今のうちに行っちゃう?…みたいなノリだと思います(汗)
こんな見切り発車な移住計画は、本当に実現できるんかい!?
そんなリスクばかりの移住計画に20,000人の応募者が!いやはやイカレた方がたくさん(笑)100人の中には、メキシコ在住の日本人シェフの女性も、元気で好奇心おう盛な普通のおばさんなんですね〜。

「究極チャンス」挑戦者の思い 火星「片道移住」候補100人選定 2015.2.20 00:01サンケイ
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火星に着陸する米宇宙ベンチャー、スペースXの宇宙船や居住施設の想像図。オランダの民間非営利団体「マーズ・ワン」だけでなく、スペースXも地球から火星に8万人を移住させる計画を進めている(スペースX社提供・共同)
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「火星の有人探査」日本も参加へ なぜ人類は赤い惑星を目指すのか? The Huffington Post2014年06月02日
世界各国が2030年以降の実現を目指す「火星の有人探査」に、日本も名乗りを上げることになった。アメリカのオバマ大統領は2030年代半ばまでに火星の有人探査をすることを表明済み。中国は2050年代に人類を火星に送る方針を公表している。
火星までの直線距離は最短でも約5500万キロで、月までの約38万キロの100倍以上。往復には約3年を費やすと言われている。宇宙飛行士は長旅の間、強い宇宙放射線にさらされることになり生命も危ぶまれる。
それだけの困難を乗り越えて実施する目的の一つには、火星がテラフォーミング(惑星地球化計画)しやすい惑星だということがある。


宇宙開発、惑星探査の目的は、将来的には移住ですが、近い未来では資源開発で、日本としてもそこに一枚噛んでおかなくてはということでしょう。
最大の問題は「宇宙放射線」火星往復は現在のところ約3年かかります。放射線をブロックする技術はまだできていません。というか、より遮蔽効果の高いロケットは重くなってしまいます。
また火星の放射線量も地球より高いと言われています。
それ以外のところでは有人探査の技術ははできているようなんですが、あとは費用だ!(笑)日本が当てにされてる理由もそこにあるのでしょう。

宇宙生活で避けられない宇宙放射線。その傾向と対策は?
ISS滞在でも放射線を浴びますが地球を離れればさらに強い放射線にさらされることになります。
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有人火星探査の想像図=米航空宇宙局(NASA)提供 | NASA
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テラフォーミング
火星の一日(自転周期)は地球と同じくほぼ24時間であり四季も存在する。これらから、火星は最も地球に近い惑星であるとされる。
太陽との距離がより大きい火星を地球のような惑星に作り変えるためには、希薄な大気をある程度厚くして気温を上昇させることが重要な条件となる。
具体的な方法としては、メタンなどの、温室効果を発生させる炭化水素の気体を直接散布する。
黒い藻類を繁殖させる、黒い炭素物質の粉を地表に散布するなどして、火星のアルベドを変化させる。
現在、火星の地下には永久凍土として水が埋もれているという説が有力であり 、これが溶けて海ができれば、雲ができ、雨が降り川も流れ、地球とよく似た惑星となりうる。


火星のテラフォーミングはずいぶん前から想像されていました、SFの世界でも数多く。
簡単に言えば…
 →地球では悪者の温室効果ガスを発生させる。
 →気温上昇、地下にあると考えられる氷が融け水の惑星にする。
 →藻類、地衣類からはじめ大きな植物が育つ環境に変えていく。
 →光合成によって酸素を発生させる。
 →人が住める!
100年できる!…金さえあれば!という人もいる(苦笑)
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4段階で描いた火星のテラフォーミングの想像図
火星のテラフォーミングにも関与する火星での植物育成実験をNASAが開始予定 2014年06月15日

NHKスペシャル NEXT WORLD 
第5回 3月12日(木)「人間のフロンティアはどこまで広がるのか」
…5回目のエンディングは火星移住でしたね〜。
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火星の空を飛ぶドローン、NASAが試作機を公開(動画あり)WIRED.jp-2015/01/29
米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)はこのほど、将来打ち上げられる火星探査車に搭載できるヘリコプター型ドローンの試作機を公開した。
火星上を走行中の探査車が立ち往生した場合、人間が火星に飛んで行って探査車を動かすわけにはいかない。そのためNASAの技術者たちは、探査車を走らせる前に走行予定のルートを確認しておく必要がある。
また、科学者が火星上空からさまざまな場所を調べて、地上車で詳しく調査する価値があるかどうかを判断できるようになる。


火星についてからの計画もいろいろ。
火星の重力は地球の3分の1、地上を走る探査車が軽すぎてバランスを崩しやすいのもそこ。ドローン型は必須です。
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火星探査車オポチュニティ、11年間の冒険 ギズモード・ジャパン-2015/01/25
当初予定されていた火星時間で90日というミッションを遥かに超え、耐用期間の10倍以上もの時を火星で過ごし、未だ現役探検中というなんとも頼もしいオポチュニティ。
この11年間、砂にはまってみたり、マシンに不具合がでたりとオポチュニティには様々な苦難がありました。それを超えて12年目の今、最大の問題はメモリー障害による記憶喪失の気があること。
プロジェクトリーダーであるJohn Callas氏は「オポチュニティは、年老いた両親のような存在。健康に特に問題はなく、毎日ジョギングやテニスなんてして過ごしてはいるけれど、もしかしたら夜中に発作や卒中を起こすのではないか、と。だから、何か起きやしないかと我々はいつも気にかけているんだ」
がんばれ、オポチュニティ!


オポチュニティもまだまだがんばっています。だんだんとボケが入ってきた?
NASAの感情移入も半端ない(苦笑)
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新型宇宙船オリオン打ち上げ成功 米、有人火星探査照準 朝日新聞2014年12月6日
 米航空宇宙局(NASA)は5日午前7時(日本時間5日午後9時)すぎ、2030年代の火星有人探査を目指して開発中の新型宇宙船「オリオン」の無人試験機を、フロリダ州のケネディ宇宙センターに隣接する空軍基地から初めて打ち上げた。地球をほぼ2周して約4時間半後に太平洋に着水した。
NASA 火星探査船「オリオン」 試験飛行でエアバッグにトラブル 地震予測検証 / 防災情報 ハザードラボ 2015-02-20
火星への有人探査を目指し、米航空宇宙局(NASA)が開発を進めている次世代宇宙船「オリオン」について、昨年末に行った無人試験機によるテスト飛行の際に、エアバッグ3つが作動しないトラブルがあったと、NASAが20日明らかにした。

月探査も衛星も民間に任せ、国は火星に集中しますから、というのがアメリカの姿勢。
宇宙に行くだけなら問題ないですが、生きて帰ってくるは大変です(汗)

米ロケット、海に「軟着陸」 再利用のための着地実験 朝日新聞 2015年2月12日
米宇宙開発企業スペースXは11日、米フロリダ州から太陽風観測衛星を打ち上げた「ファルコン9」ロケットを、大西洋上に浮かべたはしけ船に着地させる試験をした。
着地試験は使い捨てロケットを再利用するための技術開発で、費用削減につながると期待されている。海に落ちたロケットを回収し再利用する例はあったが、船に着地させるのは初めて。同社は1月上旬にも着地を試みたが、ロケットの勢いが強く失敗していた。


こちらは民間のスペースX。
スペーシャトルはメンテしながら使い続ける宇宙船でしたが、かえってコスト高。使い捨ての方が経済性、安全性には優れていました。
再利用できるようになれば!…有人宇宙船につながる技術になっていくかもしれません。
…しかしエンタープライズ(スタートレック)、ファルコン(スターウォーズ)には遠い(汗)
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日本の民間月面探査チーム「HAKUTO」、2016年後半にSpaceXのFalcon9で打ち上げへ
~Google Lunar XPRIZEに挑戦 2015/2/24

Googleがスポンサーとなり、XPRIZE財団によって運営される、民間組織による月面無人探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レース「Google Lunar XPRIZE(GLXP)」に挑戦する、株式会社ispaceが運営する日本唯一の民間月面探査チーム「HAKUTO」は、アメリカ・ピッツバーグの宇宙開発企業Astrobotic Technologyと月面輸送契約を結び、2016年後半にアメリカで打ち上げを実施すると発表し、お台場にある日本科学未来館で記者会見を行なった。
 GLXPのミッションは、月面に民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。現在、世界各国から18チームが参加している。

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HAKUTOの月面探査ローバー「Moonraker」と「Tetris」
Googleの宇宙レースで世界初の民間月面探査に──「HAKUTO」の成功を支えたのは「宇宙好きのゆるいつながり」? ハフィントンポスト-2015/02/20
メンバーの多くが"本業"を持つ傍ら、宇宙開発に興味や憧れを持ち、集まって活動を行っているのです。
「宇宙開発の専門家」ではなく「宇宙好きな人たち」で構成されるユニークなチーム――

獲得賞金で開発費用はペイできない。賞金は産業化につなげる一要素
本職を持つメンバーが自然発生的に集まったチーム
GLXPはきっかけのひとつ。目指すは民間の宇宙開発を先導していく存在

チームHAKUTO

宇宙探査は民間の手に移ったなと実感するニュース。
これは月面ローバーですが、応用がひろがります。
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科学者にもその正体不明 火星に謎の雲あらわる(画像)ハフィントンポスト-2015/02/20
火星で巨大な雲か煙のようなものが観測された。科学者にもその正体が何なのか、どうやって発生したのか分からないという。

火星有人探査もテラフォーミングも具体化!…なんてところにこんなニュースも。
地下に住む火星人の反撃の狼煙かもしれません。テラフォーミングなんて、環境破壊以外の何ものでもないので(汗)
がんばれ火星人!(笑)

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