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根津青山の茶の湯 根津美術館・新創記念特別展 第2部

2009年12月17日
10月に新しい根津美術館が開館し、これは行かなくてはと思っていました。
私がようやく行くことができたのは12月5日、ちょうど翌日の日曜美術館(NHK)が根津美術館でしたね。設計をした隈研吾氏の案内で美術館を紹介していました。

建物はシンプルで美しい、広大な庭園と調和して落ち着いたたたずまいです。
いわゆる古美術と呼ばれる収蔵品を考えると、作品を引き立てるには、時間と間(空間)の作り方だと思います。作品と対峙する一定の時間(…に導く雰囲気)と、可能な限り作品に近づけることではないかと。
豪華な演出ではなくて、作品本来の良さ、作品が作られた当時の鑑賞に近づくのが理想です…たぶん(苦笑)。
根津はそういう意味でコンセプトがはっきりしているのがいいですよね。

オープンを記念し1年間は、新創記念特別展として、代表的な収蔵品を展示しています。
常設の他に青山と号した根津嘉一郎が蒐集した茶道具の特別展が開かれていました。
茶の湯の世界、茶道具の楽しみを、どれだけわかっているかは、全く自信がないのですが、焦らず一点一点ゆっくり見ていくと、思わず立ち止まるような作品に必ず出会えます。
そんな作品が一つでもあれば、そこから一気に鑑賞の世界が広がるような気がします。
茶碗に景色を見る…と、よく言いますが、そういう楽しみを憶えてしまうと、底なしの古美術の世界にはまってしまいそうになるので、ほどほどにしないと(笑)
まあでも、さすがに茶さじに引き込まれるところまでは行かないです。

地味な茶碗でいかに遊べるか(有意義な時間を過ごせるか)、鑑賞者の力量が問われるということでしょうか?乱暴でしょうか?(笑)
少なくとも、先に目利きになろうとするのは、本末転倒でしょうね。

そういえば、根津美術館の観覧者は、一般的な西洋美術の観覧者とはだいぶ客層が違いますね。
古美術、骨董に詳しそうな年配の方や、上品な母と娘、講釈がうるさいおじいさんなど。
「昔はうちに、こういうのがごろごろあったのよ…」
「ほう、ここに○○があるとは…」
「今日は○○茶碗がでていないのね」
…なんて、会話が聞こえてくると、内容の真相はともかく、聞き耳を立ててしまう私です。

根津美術館・新創記念特別展 第2部
根津青山の茶の湯
2009.11.18~12.23

収蔵作品には、国宝、重要文化財が含まれていますが、順次公開。
「国宝 燕子図屏風(尾形光琳)」は一度は見たい。
カキツバタが咲き始める5月に公開予定となっています。

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時間がなくてゆっくり散策とまではいきませんでしたが、庭園も見所。
作りこまれた感じがしないのが心地いい、さすが茶の湯の世界…たぶん(笑)
私がたずねた時は、まだ紅葉が残っていました。
鮮やか紅葉が池に映ったら見事だろうなあ、紅葉が水面に浮かんでもきれいだろうなと想像。

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狛犬の周りにイチョウの葉が敷き詰めれ豪華(笑)
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