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21世紀のグラフィック・ビジョン (CCGA現代グラフィックアートセンター)

2015年05月28日
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開館20周年記念
21世紀のグラフィック・ビジョン
2015年03月01日(日)~2015年06月07日(日)
CCGA現代グラフィックアートセンター 

CCGA現代グラフィックアートセンターは、1995年4月、美しい自然環境に恵まれた福島県須賀川市で、グラフィックデザインやグラフィックアートの優れた作品や資料を貴重な文化遺産として次世代に継承するためのアーカイブ・センターとして設立されました。
 今年で開設20周年を迎えたことを記念し、CCGAが収蔵する10万点以上の作品や資料の中から厳選した約90点を展示します。
 CCGAのコレクションの柱は、アメリカ現代美術史を彩るアーティストたちが版画工房タイラーグラフィックスとのコラボレーションで制作した版画作品群「タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション」と、国際的に高い評価を得ている日本の現代グラフィックデザインの秀作を集めた「DNPグラフィックデザイン・アーカイブ」の2つです。版画とグラフィックデザインは、純粋美術と応用美術とに分けて考えられることも多いですが、印刷技術を用いている点で共通しており、歴史的にはいわば兄弟の関係にあるといえます。今回の展覧会では、両者の作品を一堂に展示します。それぞれを見比べながらご覧いただくと、表現の違いやあるいは共通点などに気づくでしょう。
 また本展では、ポスター作品の原画や版下などの資料も一部展示します。これらの貴重な資料を通して、グラフィックデザイナーが1つの作品を作り上げていく創造の過程にふれてください。


現代日本のグラフィックデザインのベースを作ったと言っていい(たぶん)亀倉雄策、田中一光、永井一正、中村誠、福田繁雄などから、私がリアルタイムで知っている石岡瑛子(資生堂)、浅葉克己(西武)、佐藤可士和(SMAP)などまで、ポスター作品多数。若くして亡くなった野田凪の作品まであってちょっとびっくり、彼女の独特の空気感は今もよく覚えています。

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亀倉雄策「ヒロシマ・アピールズ」 1983年

燃え落ちる蝶たち、今見てもインパクト、緊張感がすごい。印刷物という枠を超えて、ここまで強い印象を与えるってすごいです。

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田中一光「第5回産経能」 1958年

70〜80年代は、ポスターをはじめとするグラフィックデザインの黄金期だと思う。
当然ながらデジタルはまだ普及していなくて、デザインも印刷(プリント)もプロにしか手を出せない時代でした。経済的な意味でも。
同時に、この当時のデザインのクオリティ、極限まで研ぎすまされた感性はどうだろう?
今は誰でもデザイナーになれるかわり、粗製濫造も数多く出回っていて、私には雑音多いなって気がしてますが、80年代はちょっと考えられない別の時代という気がします。

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CCGAのメインはやはり「タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション」
ここからの作品は今回も見応えがありました。
作品は紙の手漉きの段階からはじまるカラード・ブレスト・パーパー・バルブ。
そこにリトグラフ、スクリーンプリント、エッチング、アクアチント、木版、レリーフ、コラージュ…等々、あらゆる技法が組合わさっている。いったいどこがどうなっているのかわからない(汗)。
しかもでかい。分解してみてたくなります(苦笑)
「紙」は画材や土台ではなく作品であり、質感も重要。オブジェの様でもあり立体のようでもあり、実際見ないとわからないことが多いですね。
タイラーグラフィックスは、私が実際この目で見て初めておもしろさがわかったアートで、なかなか説明が難しい。ぜひご覧下さいとしか言えないんだな、これが(笑)

CCGAといえばホックニー、作品もいくつか。
アルバースやステラなど有名どころもあります。
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宇津峰山のふもと、宇津峰カントリークラブの敷地内にあるCCGAは、自然環境に恵まれた美しい美術館。
この日は駐車場をリスが走っていました(笑)


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