タニス・リーの訃報と「銀色の恋人」

2015年06月03日
「平たい地球」のファンタジー作家 タニス・リー氏が死去 2015年05月28日 ITmedia
「平たい地球」シリーズなどで知られる英国のファンタジー・SF作家、タニス・リー氏が5月24日に死去した。67歳だった。

タニス・リーはダークファンタジーを代表する作家、まだ67歳、作家としてはまだまだ活躍できる年齢です、詳しいことはわかりませんが、ただただ残念です。ご冥福を祈ります。

それほど多く読んでいませんが…正直いえば、おもしろいのだけれど、何冊か読むとワンパターンではありました(汗)。しかし、妖しい世界観を構築する力量はさすがです。
記憶に残っている作品は、平たい地球シリーズ「闇の公子(早川書房、1982)」
好きな作品をあげるとしたら「銀色の恋人(早川書房、1987/2007年に復刊)」。美しいアンドロイドと少女の恋物語であり、少女の自立と成長物語。
新装復刊で、表紙がすっかりライトノベルかラブコメみたいになっているの気に入らないのですが(汗)…ライトノベルがいけないんじゃなくて、私の印象からすると軽すぎるという意味で。



シルヴァー―エレクトロニック・メタルズ社が試作した人間そっくりのロボット。とび色の瞳に赤褐色の髪、銀色の膚をしたシルヴァーはギターをつまびき、ありとあらゆる歌をかなでる。ひとびとは心を揺さぶるその歌をきそって聞きたがった。だが、たったひとつエレクトロニック・メタルズ社にとって誤算が生じた。シルヴァーに恋する少女が現われたのだ!物語の名手が紡ぎだす、少女とアンドロイドとのSFラブロマンス。
------------------------------------------------------------------------------
知性をもった美しいアンドロイド、読んだ当時(80年代)はいかにも現実離れしたSFの世界でしたが、人型ロボットやアンドロイドは、その後現実世界で着実に開発が進み、「銀色の恋人」も現実味を帯びて来たような気がします。

今では人型ロボットや、人工知能がテーマの映画やドラマもよくあるネタになりましたし、先日、TVでリアルにしゃべるマツコロイドを見て、ますますその思いが…
春から始まった「マツコとマツコ」に登場するマツコそっくりのロボット、マツコロイドにはびっくり。リアルすぎて怖いほどです。しゃべりは誰かが担当しているという噂ですが、バラエティでここまできたかと思いました。

マツコとマツコ|日本テレビ
マツコロイドを作ったのは、その世界では知られる石黒浩氏、相変わらずたたずまいがアヤシイです(笑)

昔からロボットに人型を求めてきたのは日本人…鉄腕アトムやサイボーグに子どもの頃から親しんでいるからでしょうか。
今は日本だけってことはないと思いますが、いずれにしても、軍事目的でも医療用でもなく、ひたすら人に近づけようと頑張ってきたのは日本なんですよね。
ありがたいことに日本はまだ平和なんだと思います。

以前の記事 DEEP PEOPLE「人型ロボット開発者」2011年06月14日
関連記事
| Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示