我が家の除染(2)作業始まる

2015年06月16日
我が家は田舎でございます(苦笑)
家の四方はざっくりいうと、南に庭、車庫を挟んで山、北に道路はさんで空き地と水田、東に畑、西に庭と私有の細い道、その先に隣家…こんな感じ。
一番近い隣家でも母屋同士は60mくらいは離れてます。
私が除染の効果がいまいち期待できないかも…と書いたのは、田舎では住宅が点在しているので、どうしてまだらになってしまうからです。
住宅が密集する地域なら、その区画をまんべんなくクリーンにすれば効果もありそうですが…今回の「我が家の除染」では、畑や山には手をつけません。ということは、まだらに除染することになりす。

さて除染にあたり、我が家も除染で出た土の「仮置き場」を敷地内に確保しなくてはなりません。
密封した袋をさらに覆い、地上に出しておくこともできますが、いつ中間貯蔵施設に搬出されるかわからないので、埋めた方がいいのではという市のアドバイス(汗)
田舎じゃ珍しくないですが、わが家は敷地も結構広い、その分除染で出るゴミも多いわけで…お宅は相当出ます…と言われました。(汗)
遮蔽はきちんとできているので、地上で危ないことはないですが、埋めることにしたのは…
地上に見えているのがなんとなく嫌!
って理由が大きいです。
で埋める場所は、敷地の一角の木が生い茂り、収拾つかないなと思っていた場所に決定。

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ここには梅や椿、マンサクなど、私のブログにも毎年登場する早春の花木があるのですが、奥の半分くらいの土地で木を伐採すればなんとかなりそうです。
オオデマリと紅葉、柊は残念だがあきらめようということになりました。

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除染の作業は、雨樋の掃除から。
こりゃリフォームか?と思うくらい、頑丈な足場を組んだのでびっくり。
2日かけて組んで、1日作業して、1日かけて外したという、数日間のことでした。
はっと気がつくと、BSの録画ができていなくて焦りました。もともとBSの電波が弱かったところに、足場がアンテナの邪魔をして、更に電波が入らなくなったらしい。足場を外すと元通りでほっとしました。

近所では、アンテナがずれてTV映らなくなったなんてこともあるらしい。屋根には上がらないものの、作業の何かの加減でということか?
その場合、作業の方に言う、だめなら作業の会社に言う、それでだめなら市に言う…という流れ。

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続いての作業は、除染土を埋めるための土地の準備。
除染が入ることが決まっていたので、昨年冬から全く手を入れていません。そのため一層ジャングル化しているので大変そうでした。重機の奥に見えるのは隣家の壁です。
伐採された木は、線量測ったのち、ほとんどがチップとして加工にまわされるらしい。
人は映っていませんが、作業の方が防護服を着てる…なんてことはありません、念のため(汗)

ここで問題が起きました。
当初予定していたスペースより、重機が入るスペースも含め、もっと広い範囲で更地を用意しなくてはならなくなりました。
むむむ…まあ、いろいろあったのですが、結局当初の倍のスペースを更地にすること…。
残すつもりでいた梅やマンサク、ハクモクレンも切ることになりました。
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私は植物が好きですから、木々が切り倒されてしまうのはちょっと辛い、動揺しなかったかといえば嘘になります。
ただ有形無形、物事は変化していくものだし、あまり執着するのはやめようと思いました。ここはもともと放置状態でしたし、何か他に使うとしても同じようなことが必要になってきます。
いずれせよ、庭はいろいろな意味でリセットが必要な時かもしれない。そんな風に考えました。
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そして生まれた除染土を埋めるための更地。
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うわ〜、なにも無くなっちゃった〜と、改めて驚く家主。
運動会ができそう!(大げさ!)

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つぎは、家の周りの庭、表土を5cm剥いで、土(山砂)を入れ替えます。
放射性物質のセシウムは土に吸着し表土にとどまっているので、5cm剥げばいいという考え。
原発事故当初は、放射性物質が地下深くにじわじわ浸透し、やがて地下水汚染までするのでは?と心配されていましたが、そういうことはないらしい。

我が家の庭には、ランダムに山野草があります。除染の前に、家族が一部を鉢に避難させましたが、ある程度はあきらめなくてはなりません。
丹誠込めた庭がこんなことになるなら除染なんてしない、植木を切られるなんてまっぴらご免…そういう選択もあるかもと思います。
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先の伐採でなんとなく吹っ切れてしまったので、あとは寝て待つことにする家主。
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園芸植物から野草から雑草まで生い茂る我が家の庭が…すっかり別人!
木はある程度まで枝を落とすので、日差しの入り方が全然違う。
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写真は3年前の同じ場所、こごみの茂る半日陰の場所でした。

除染作業は細かく決められているのですが、始まってみるとケースバイケース、作業の方の判断にゆだねられる部分が多いことに気がつきました。
たとえば我が家の庭を見て、草ぼうぼう〜(正解!)と見るか、山野草が多いんだな(正解!)と見るかでは、土壇場での作業も変わって来るように見えました。
正直、枝の落とし方が雑だなとか、ここをきれいにするより、こっちをていねいにやってよ…そう思うことも度々。
ただ際限なく細かくは要求はできないと思いました。

ちなみに松は、枝を落とすと枯れる確率高いので触れないらしい。我が家の松もそのまま。
どのお宅も、庭も状況も違いますし、考え方も違う。そうした中で、切ってほしくない植木が切られてしまった、計画と違う…そんなトラブルもかなり多いらしい。

除染の目的は線量を下げること…なんですが、感情的な部分でいろいろあるなあ…。

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穴を掘って除染土を埋めます。
…もしやハッコツ死体が出て来たりして?(冗談ですよ〜)
…ナゾの埋蔵金とか?(冗談ですよ〜)
我が家の除染はこれで一応完了。やっぱウチは量が多いかもな〜(汗)

次回は除染後の庭について。

除染情報プラザ:福島県・環境省

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