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2009全日本フィギュアスケート選手権 女子シングル TV観戦

2009年12月30日
健闘した全ての選手をバンクーバーに送り出したい、強く感じたのは、たぶん私だけではないでしょう。

○SP
村主章枝選手(6位)
コンボのミスが、とにかく残念、成功していれば、間違いなく僅差の上位陣に加わったはず。
しかしミスを引きずらなかったのは、さすがでした。
プログラムの印象は、見るたびに良くなっています。

浅田真央選手(1位)
久しぶりに見た真央ちゃんは、緊張感はただようものの、落ち着いているようにも見えました。
肝心なのはSPの3A、みんながそう思って見てるって(滝汗)
…すばらしい!完璧に見えました。
そして何より、淡いピンクの衣装に包まれた笑顔のなんと美しいことか!
いろいろと取りこぼしがあったのは残念でしたが、3Aを成功(DGでしたが)したこと、振付の変更などで余裕のあるスケーティングができていたように見えました。
ステップはずいぶん印象が変わり、初々しさがあって、笑顔とマッチしてました。
どこを取っても美しい所作、ああ、私はこんなに真央ちゃんのスケートを見たかったんだと実感しました。
…しょっぱい水が。

村上佳菜子選手(5位)
予想された通り、上位に食い込んできました、
一人のびのび…なんかずるい(笑)

鈴木明子選手(4位)
エレメンツは完璧に見えました。
そしてスピード感、リズム感、強く明るく自信に満ちた表現力も素晴らしい。
一気に駆け抜けたような爽快感がありました。
うーんすごい。

中野友加里選手(2位)
Lzに「!」がついたことは後で知りましたが、こちらも完璧、素晴らしい!
なんだか得点が、どうなってしまうのだろう?結果はここで暫定2位。
ただ、気迫なのか緊張感なのか、すこし固さを感じました。
なので鈴木選手の上はちょっと意外、といっても差がほとんど無く、何と言うべきか…
気になったのは、プログラムを作品として見た場合、まとめきれたのかどうか?「オペラ座の怪人」の多面性を、SPという短い時間で表現するには、ちょっと欲張りすぎたように感じました。
鈴木選手がノリのいいプログラムだっただけに。

安藤美姫選手(3位)
今季もっともいいSPでした。
調子が良さそうに見えたので、3+3コンボを期待していましたが、3+2で少し残念。
しかし3+2コンボは、どの選手より大きくて迫力が。
重い曲調に負けない存在感はすごい、女王としての格の違いを感じました。

SPの結果は浅田・中野・安藤・鈴木・村上・村主、という順位。
最終グループが、ほぼ予想されたメンバーというのもすごい。
私の個人的な印象では、浅田1歩リード。エレメンツのスケールが大きく見応えの安藤が2位。
スピードに乗っていた鈴木が3位、少し固かった中野が4位。
以下、村上、村主という印象でした。


○FS
何年も積み重ねてきたものも、数分で評価されてしまう、わかっていても何とも切ない。
4年前、やはり激戦の代表選にいた荒川さんが、今実況していることに、不思議な感覚が。

中野友加里選手
ミスは最初だけ、気迫に満ちた素晴らしい演技でしたが、やはり少し固かったかなと感じました。
そして、こちらも結果として欲張りなプログラムだったのが裏目にでてしまったのではないかという思いが。
シーズン初めの肩の故障がなければ、もっと滑り込めていたのかもしれません。
それにしても、この状況でここまでできる、本当に強い。
この時点でぶっちぎりトップですが、最後までわからない、表情がこわばっているのがわかりました。

安藤美姫選手
刺激的なラムちゃん衣装に、ワォ…しかし今はそれどころではない(汗)
期待していた3Lz+3Lが入らなかったので、これは4Sに集中する気か?…などど固唾をのんで見ていると…うーん、3S。
全体的におとなしい内容でした。
全てはオリンピックでということかもしれませんが、4Sはともかく、3Lz+3Lはできたはずなんですよね。
仮に失敗して順位を落としたのなら、この緊張感のある会場でそれもいい経験になったはず…そういう思いはぬぐえません。
どこか故障でもしているのでは、心配になってしまいましたが、後日、内定をもらっていたことで、逆に自分にプレッシャーをかけてしまった、空回りしてしまったと語っていていました。
(ここからは、単なる私の愚痴ですが)
彼女はとても正直で、悪気など全くない、むしろ優しすぎるくらいなのは十分わかっているのですが、「内定をもらっていたことがプレシャー」とは、最終グループで代表をめぐって死闘を繰り広げていた他の選手に対しどうなのかと、ちょっと気の抜けすぎた発言だったのではと感じました。事実にしても、このタイミングで口にしてほしくなかったです。

浅田真央選手
3Aを1本きれいに決めたこと、表現にすごみを増したこと、すばらしかったです。
やはりこのプログラムの選択は間違っていなかった、そう感じます。
まだまだ取りこぼしはたくさんあるし、ベストではないと思っていますが、ここまで立て直したこと、表現も技術も、誰にも真似できない浅田真央の聖域を構築していることに、目頭が熱くなります。
スパイラルは、SPの軽やかな笑顔と別人、強い意志を感じさせます。ステップは圧巻、力強く重厚な音楽をしっかりと表現していました。

「楽しく滑る」ことができるのが強い選手…のような風潮がありますが、それは広い意味で大事なことですが、そんなに単純な話ではないだろうと私は思っています。
選手の個性が様々あるように、フィギュアスケートも、もっといろいろな面を持っているはずです。
真央ちゃんの場合「俺の生き様を見ろ!」って感じでしょうか(笑)
すごく男前な選手なんですよね。
彼女が目指す高いレベルに上がるために、真っ向から勝負、それを後押しするプログラムが「鐘」なのだと思います。
しかしまだ、バンクーバーで勝てるという域には達していません。
これからですね、やれやれ…。
競技終了後、支えてくれた人に感謝の言葉を口にする真央ちゃん、また大人になりましたね。

村主章枝選手
最後までしっかり演じきったと思います。
スパルタカスは、彼女のスピード感によく合うプログラムだと思います。
故障も大小抱えていると察すると、精神的な部分だけではカバーしきれないところが…ミスがぽろぽろ出てしまいました。
この4年間本当にいろいろなことがあって、迷いや葛藤があったと思いますが、競技へのモチベーションを失わず、ここにいること、それだけでもすごいことです。
進退についてはわかりませんが、冷静に納得できる答えを出して欲しいです。

鈴木明子選手
素晴らしいの一言。
SPもFPも観客をぐいぐいひっぱる勢いがありますね。
転倒なんてすっかり忘れました。
彼女の力強さが炸裂、最後まで一気に盛り上がるプログラムも素晴らしい。
なんとうか、見ればわかるでしょうとしか言えません。
この時点で、真央ちゃんに続き2位、代表を確実なものにしました。

村上佳菜子選手
ハードな食事のあとに、ふんわりバニラアイスクリームで癒された感じ(笑)
なんというか、ここまでがすごすぎたので(苦笑)
ジュニアらしいかわいらしさと、スピードのある滑り、見ていて楽しくなりますね。
お姉さんにまじり健闘、5位入賞おめでとう。

私個人的には、まず真央ちゃんの優勝がうれしかったです。
そして、代表選、これはもうどちらに転んでも切ない。
代表にむけて努力してきたこれまでを思うと、何と言葉をかけていいのかわかりません。
鈴木さんは国際大会での成績やランキングで中野さんや村主さんを上まわっていたので、仮に中野さんや村主さんが、全日本で鈴木さんの上位に来たとしても難しかったと思います。
優勝以外に代表の可能性はなかったと思います。
その中、鈴木さんは守りに入らず、自分の力を出し切ったことがすごいし、中野さんは少し慎重だったのかもしれません。鈴木さんは総合で、3位の中野さんに対し、僅差で2位でしたが、私には鈴木さんが圧倒していたと感じました。

ここが全てのゴールではありません。
代表に選ばれた選手はこれからが勝負だし、中野さんは四大陸とワールドという大舞台が待っています。
ひとまず結果は出ましたが、人生はこれからも続いていくわけで…なんて、えらそうなこと言えませんが自分(汗)ここで健闘したことを誇りに生きていって下さい。
お疲れ様でした。
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Comment
今さら感たっぷりですが…
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
昨年はいろいろ書き込みさせていただいて、どうもありがとうございました。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

さて、新年を迎えてようやく気持ちが落ち着いてきたので(苦笑)、女子のほうの感想も書かせていただきます。

真央ちゃんは、久々に晴れ晴れとした笑顔が見られて良かったです。スケーティングの美しさはやはりピカイチですね!

アッコさんは強かったですねー。あの緊張感の中、音楽を表現するだけでなく、スケートを滑る喜びをも伝えられるなんて、本当に素晴らしい!全日本で彼女のWSSを生で見ることができず、とても残念でした(泣)。

中野さんは、ギリギリ崖っぷちの中、よく頑張った、よく戦ったと思います。ただ、会場と一体となって盛り上がるところまで、あと二、三歩必要かなーという感じなんですよね。真央ちゃんとアッコさんは、それができていましたから。

安藤さんのショートは、ゆったりと大きな演技でした。わたしのイメージとしては、大空を泰然と舞うコンドル(笑)。カッコよかったー。
フリーのほうはレベルの取りこぼしやジャンプの回転不足があって、点数が伸びませんでしたが、わたしの印象としては悪くなかったです。中野さん、越されちゃうかなーと思ってたので、スコアを聞いたときは、「(安藤さんにしては)ずいぶん低いなー」と驚きました。

佳菜子ちゃんは、6分間練習を見ていても、ジャンプでちっとも転びそうにないんですよねー。すっごい安定感。ファイナルでもそうだったなぁ。
今大会でもまた、日本中の老若男女をメロメロにさせてましたね。わたしの母も、「この子かわいい~」と目をハートマークにしてました(笑)。

ファイナルで佳菜子ちゃんの強さをじかに見て、「国内の彼女の世代では、しばらく彼女の一強時代が続くのかもしれないなぁ」と思っていたのですが、今井遥ちゃんの演技を見て、いやいやわからないぞと考えを改めました。昨季と比べ、全てのエレメンツにおいて、格段にレベルアップしていてビックリ。可憐で品のあるスケートですよね。素晴らしかった~。

村主さんは、ジャンプのミスが重なって、とても残念でした。他は本当に素敵だったんですけれども。今季のプログラムは、ショートもフリーも大好きなんですが、もう見ることはできないのかなぁ…(泣)。

西野さんは、ジャンプで苦しんでいるようですが、スケート自体はモリモリうまくなってるなーと思いました。特にショートのステップでは、ハートをぐわしっとつかまれましたよ(笑)。躍動感あふれ、優雅で滑らかで、本当に美しかった。
キスクラで西野さんがニコニコしているのが印象的でした。今季は楽しんでスケートができているんでしょうね。そのことが何よりも嬉しかったです。
>マイキーさん
本年もよろしくお願いします。

気持ち、落ち着きましたか?
まあ、ゆっくりでも構わないですが、四大陸始まっちゃいますね。

女子は、私としては真央ちゃんと鈴木さんが抜きん出ていたなあという印象でした。
中野さんも、本当にすごかったけれど、気合い、意気込みが先に来てしまって、プログラムを魅せること、おっしゃるように観客を味方にという意味では、鈴木さんが上だったように見えました。

今回はこのような結果になりましたが、中野さんの実力は誰もが認めるところです。
四大陸とワールド、期待しています。

美姫ちゃんには、大技を期待していたので、…あらって気持ちが強いんですよね、特にFPでは。
普通にすごい選手なんですが。
SPはもう少し評価が高くてもと感じました。

生カナコは最高にかわいいカナコですが、あの無欲さでどこまで行けるかですねえ。
あのままの性格では、シニアでは大変だと思うので。
野心が出たとき、何が起こるか?
楽しみであり、少し怖くて、少しさみしい(苦笑)

個人的には西野を買ってるのですが、1シーズンでぐっとパワーアップ、そして華やかさを増した今井選手、他にもジュニアも層が厚いから、どうなるか。
でも、メンタル的に一番危うかった時期は越したようなのでほっとしてます。

村主さんも、ジャンプはミスが続き残念な結果でしたが、最後まで魅せてくれましたよね。
こういう力量は、若い選手にはないと感じます。私はFPが雄々しくて好きです。

女子の締めが、カナコというのも、疲れた心身を癒しなさいという、神様の計らいでしょうかね(笑)

マイキーさん、本当にお疲れ様でした。
…次は四大陸ですよ!(笑)

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