諸橋近代美術館「ダリの遊び―シュルレアリスムとその技法を巡って―」

2015年07月19日
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サルバドール・ダリ 《ドン・キホーテ》 1957 年

ダリの遊び―シュルレアリスムとその技法を巡って―
諸橋近代美術館
2015年7月5日(日)~2015年11月30日(月)
当館では2014年7月、サルバドール・ダリ、ヴァランティーヌ・ユゴー、ガラ・エリュアール、アンドレ・ブルトンの4人による共同制作絵画《甘美な死骸》を新たに購入致しました。「甘美な死骸」とは、20世紀フランスのシュルレアリストたちの間で流行した言葉遊びのことです。この遊びによって作られた文章や絵は一様に《甘美な死骸》というタイトルを持ちます。シュルレアリストたちはこのほか、「自動記述」や「コラージュ」と呼ばれる、遊び心を出発点にしたような斬新な技法でシュルレアリスムの世界を探求していきました。
ダリは1934年頃までこのグループに参加しています。自らを〈jeux(遊び、たわむれ)〉と呼び、シュルレアリストたちとの交流から学んだ技法や思想を発展させた独自の制作手法は、まさに「遊び」と呼ぶにふさわしいものでした。 本展では、新収蔵作品《甘美な死骸》を含むダリやその周辺作家の作品およそ50点から、ダリの手法やモティーフについて「遊び」というキーワードから読み解きます。ユーモアに満ちたダリの世界観を是非、お楽しみください。


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甘美な死骸  
サルバドール・ダリ、他
1934年 紙に鉛筆、ペン、インク 26.7 cm ×19.5 cm

新収蔵作品「甘美な死骸 」は気合い入れすぎると肩すかし…小さいしペン書きだし…という感じですが、ユニークな作品です。
4つに折られた紙にダリたち4人が順番に描いていく、自分の描く部分しか見えないので、最後に開くまでどんな作品になっているかわからない。「落書き」、ゲームですね。
ダリの交友関係、一筋縄ではいかないシュールレアリストたちが垣間見えます。

ポスター、チラシになったいるドン・キホーテ(連作)のリトグラフ、一連の作品が美しくてきらびやかで、ゾクゾクしました。
リトグラフというと価値的にどうよ?となるかもしれませんが、この繊細さ、洗練された世界観はダリの…奇人変人でではないすごさを堪能できます。
唯一無二の存在としてのダリなんだなあと。

他、石版ぶち壊してから作った作品とか、ダリらしい作品もいろいろ。

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緑が美しい美術館は高原の夏という感じでした。

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