「イメージの力 国立民族学博物館コレクションにさぐる」郡山市立美術館

2015年08月12日
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イメージの力
国立民族学博物館コレクションにさぐる

2015年6月27日(土曜日)~8月23日(日曜日)
郡山市立美術館
国立民族学博物館(みんぱく)は、大阪吹田市の万博記念公園内に1974年に創設されました。みんぱくでは、文化人類学・民族学の研究活動と博物館活動を一体的におこない、34万点を数える標本資料などを収集、整理、保存し、研究に役立てています。
本展は、みんぱくの膨大なコレクションの中から選りすぐられた造形物を展覧し、人間の歴史上生み出された、様々なイメージの普遍性を新たな視点から探求しようという試みです。世界各地の神像や仮面をはじめ、民族衣装、墓標、玩具など約360点が出品されます。本展では、それらを地域や時代などに分類するのではなく、人びとが作り出したイメージに備わる造形性や効果、機能に着目して提示します。この夏、美術館に満ちあふれるイメージの力を、ぜひご体感ください。


なかなか行く機会がなさそうな国立民族学博物館が来てくれました。
「世界各地」というと茫漠としてますが、個人的に好きなアフリカや東南アジアの「仮面」がたくさんあっておもしろかったです。
最初の展示が壁一面の世界の仮面、バリやタイなど極彩色の豪華なかぶり物もいいけれど、心引かれるのやはりアフリカ!
洗練されたデザイン、独創性、呪術的な匂い…いいですねえ。
仮面は人がかぶることによって神が降りて来たり、何かが生まれるわけですが、博物館の収蔵品という現役ではない仮面でも…何かが来てます!(笑)
日本からは、なまはげがエントリーしてます。

ポスターなどにメインで載っている顔の大きな神像は、パプアニューギニアの神像付き椅子。
どこが椅子なんじゃという感じですが、この神像は1本の木から掘り出されたもの、とにかく大きいのでインパクトあります。
意思があるようでないような、冷たいような穏やかなような…つまりは、見る人の心のありようがそこに映し出され、、癒されたり、深く反省したり(汗)気を取り直したりするのだろうな。
そうして人々にあがめられ、年月をかさね、神像として成長(?)していくように思います。

アフリカの仮面や神像が洗練され磨き抜かれた、完成度の高い作品とすると、パプアニューギニアはもっとおおらか。
パプアニューギニアといっても部族はいろいろですが、祭りや儀式で使用されるかぶりものや仮面は、いずれも個性的、大胆でユニーク。
アフリカに比べて全体的に大きい作品が多いのは、素材となる木などが、アフリカでは少ないからだろうか?
高さを強調した神像や墓標は、聖なるものや富の象徴らしい。
いろとりどりのアボリジニの神像も楽しい。

緻密に描かれた宝石のようなイースターエッグも民族学というカテゴリーになるのかと…なるほど。
必ずしも古い時代の作品ばかりでなく、20世紀後半に作られたタピストリーや装身具も多数展示。
タイ奥地の民族の歴史を表したタピストリーには、銃を持った軍隊や車なども描かれていて、民族学とは生きた学問なんだなと思う。

チラシの中央に載っているライオンはガーナの棺桶。強い権力を持った人向けの棺桶だろうか?などと見ていると、飛行機(ジェット機)の棺桶やビール瓶型の棺桶も(笑)ジェット機の棺桶は埋めるの大変そうですが(汗)
最後は好きなものに包まれて…ってことでしょうね。なんかいいかも、楽しい。

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