福島の中高生が浜通りで清掃ボランティアしたからって…。

2015年11月25日
福島の中高生が清掃ボランティア→誹謗中傷1000件「明らかな犯罪」
The Huffington Post 2015年11月23日 17時34分

福島第一原発がある福島県の浜通り地区で10月10日、地元の中高生らを含めた約1440人による清掃ボランティアが行われた。この活動を主催したNPO団体に、「殺人行為」「狂気の沙汰」など誹謗中傷の電話やファクス、メールが、約1000件も寄せられていたことが分かった。11月23日、産経新聞などが報じた。
道路沿いに捨てられたごみの多さに見かねた地元の高校生が声を上げ、NPO法人「ハッピーロードネット」と地元の青年会議所が共同で開催。福島第一原発がある双葉町と大熊町を除く、浜通り地区の全8区間、約50キロをゴミを拾った。避難区域となっている浪江町や富岡町の区域は、大人が作業した。

ハッピーロードネットの西本由美子理事長は、「親から参加承諾をもらい、強要はしていない。中高生のごみ拾いは高校の通学路で、線量も低い。線量計も持ち、事前に落ちていたごみの線量も測っている」と話したという。

福島大学特任研究員の開沼博氏は、11月2日付の福島民友新聞に寄稿し、このボランティアが「地元の子どもの強い思いがあって」実現したことを紹介。
今回のようにただ普通に生活をしようと望む子どもたちが嫌な思いをする。その子どもたちが大人になった時に根拠なき偏見に晒される。農家や漁師、観光に関わる方々が懸命に働くだけでいわれ無き侮辱をされ、損害を受け続ける。弱い立場に置かれ冷静な判断が難しい人が、不安な気持ちにつけこまれて非科学的なデマを信じこまされ悪意をもった者に利用される。
これは、深刻な人権侵害・差別問題だ。加害者には毅然とした対応をとり、被害を増やさぬよう努力することが重要だ。

「狂気の沙汰」-地元中高生らの清掃活動に誹謗中傷メール1千件 反原発派の非常識にため息…
産經新聞 2015.11.24

 西本理事長は「子供たちが安全に参加できるよう確認していた。除染で線量は下がっており、活動当日も計測したが被曝線量は日常生活の範囲内だった」と強調する。活動に参加した子供たちが誹謗中傷にショックを受けているといい、「賛否があるのは仕方ないと思うが、実際にこの地で生活している人がいる。故郷を思う子供たちの希望をなくすようなことはしてほしくない」と訴えた。

福島・国道の清掃活動に誹謗中傷 「殺人行為」電話やメール
47NEWS 2015/10/30

 子どもの被ばくを心配する人たちの過剰な反応とみられるが、専門家からは「被災者の復興に向けた活動の自由を阻害する行為だ」と批判の声が上がっている。


記事のタイトルを見た時は、何を言っているのかよくわかりませんでした。
原発がある浜通り地区で、中高生が清掃ボランティアに参加したことについて、批判が殺到。誹謗中傷は人権侵害・差別であり犯罪レベル。「明らかな犯罪」とは行き過ぎた批判のことです。

ボランティアがこの記事の通りであるなら、十分安全ですし、批判を受ける理由はないと私は思います。
「危険」「子どもの安全」を持ち出せば、行き過ぎた発言も許される、そんな思い込みを感じます。そうした発言が、ここで暮らす人をどれだけ傷つけているか考えたこともないのでしょう。

いったい福島の何を知っているのか?
福島には立ち入りが制限されている危険な場所と、それ以外の安全が確認されている場所があります。安全が確認されたところで、普通に暮らす、道路の清掃活動することに、なぜこれほど批判を受けるのか?
「自己責任」という意味でもありません。
科学的根拠やデータをもとに、冷静な判断をしてほしいです。
反原発も原発推進派もいろいろな方がいます。福島であっても、原発推進を望む人もいます。しかしこれは、原発の賛否とは別の話です。原発推進派が仕組んだなど、妄想もたいがいにしてほしい。

ゴミはゴミを呼びます。そうして自分が暮らす町が汚れていく。
一つのゴミが落ちていれば、ここはゴミを捨ててもいいんだなと思う人は少なくない。そんな大人にはなりたくありませんし、子ども達にもそんな大人になって欲しくはありません。
関連記事
福島で暮らす | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示