NHKスペシャル被曝(ひばく)の森 ~原発事故 5年目の記録~

2016年03月07日
NHKスペシャル
被曝(ひばく)の森 ~原発事故 5年目の記録~

NHK総合 2016年3月6日(日) 午後9時00分~9時58分
福島第一原発事故によって、今なお7万人もの住民が避難して生まれた広大な無人地帯。5年の歳月で、世界に類を見ない生態系の激変が起きている。植物が街や農地を覆いつくすほどに成長。イノシシの群れが白昼堂々と街を歩き、ネズミやアライグマが無人の家に侵入して荒らすなど「野生の王国」化が進む。降り注いだ放射性物質は、特に“森”に多く残留していることが判明。食物連鎖を通じて放射性物質が動植物に取り込まれている実態も明らかになっている。
“被曝の森”で何が起きているのか。世界中の科学者が地道な調査を続けている。NHKも独自に開発した動物装着カメラや高精度4K映像などで共同調査を実施。動物行動学、放射線医学、チェルノブイリで研究してきた海外の研究者など数十チームによって放射性物質による汚染実態や被曝影響の調査も進む。
原発事故が生んだ“被曝の森”いまどうなっているのか?科学者たちの調査から分かってきた事実に、四季の移ろいや帰還を模索する住民の姿を織り交ぜ、5年目の知られざる姿を描く。


野生化した和牛の群れ、イノシシ、ハクビシン、アライグマ、ダチョウ…避難によって無人化した町が野生の王国になってしまったことは、ニュースでも度々取り上げられていました。以前見た海外ドキュメンタリーでも、チェルノブイリがそうであったので、驚くことではないです。
で、動植物に放射線の影響はあるのか?ということがずっと研究されています。私は福島県人としてというより、サイエンスとして結構興味ある分野です。
舞台は浪江町、放射線は半減期を経て、避難区域でも線量は半減以下、といってもまだ人が住むには高い線量。
特に森は、放射性物質が蓄積されやすい傾向です。
チェルノブイリの3km圏内では、高い放射線量に草木が枯れるほどだったことを考えれば、まだマシか(汗)

チェルノブイリと同じように、浪江の松にも育ち方に影響があるようです。そしてツバメ、チェルノブイリではヒナが育たないという影響が出ていましたが、浪江町では尾羽の長さに違いが出ている。
ヒナの成長はどうなんだろう?…まだ調査個体が少ないのでなんとも言えない感じ?…なんだまだか、そこが知りたかったのだけれど。

ちなみに「我が家の近所」では!?
ツバメは元気に育ってます…念のため
チェルノブイリのことを知っていたで、私はわりと注意して見てました。ホントです。

実際のところ、影響をうける動物と受けにくい動物がいるのかなと思う。
ネズミにはあまり関係なさそう。
ところが、チェルノブイリにいなかった猿(ニホンザル)では、見た目元気そうですが、調査の結果、骨髄に異常がみつかりました…これでは白血病になるなとすぐわかりました。
長期に調べないとわからないとはいえ、人にもっとも近い動物でこの調査結果は重いですね。

それでも出てくる動物たちのみな元気なこと…ネズミ、ハクビシン、アライグマ、キジ、キツネ…無人化した町は、野生の王国。くやしいくらい楽しそうな動物たちがいます。
その中で、もっとも繁栄しているのはイノシシ、ここはイノシシの王国か!
イノシシは土ごと掘って食べ物を口に入れるので、かなりの内部被曝のはずですが、元気そう(汗)
我が物顔で堂々と歩くイノシシの群れ、空き家は最高の住みかです。元住民も人の方が侵入者になってしまったようだという。
イノシシに取り囲まれ、立ち往生する撮影の車は完全アウェイ(汗)

避難区域の土地が汚染され、そこで暮らす動物が被曝したのは、調査からもはっきりしています。ただその影響がどれほどかは、チェルノブイリの例があっても、まだはっきりわかっていないんですね。

(3/7追記)
避難区域が安全とは言えないかもしれませんが、野生動物と人の暮しは全く違います。24時間土の上にいて、そこの食べ物を食べ、土まで口に入れている動物と、家に暮らし、安全な食べ物を食べている人間の暮しでは、被爆量は違います。
動物が被爆しているから、人間もそうなるというのは短絡的な考えだと思います。

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