NHKスペシャル 新・映像の世紀 第6集 あなたのワンカットが 世界を変える

2016年03月21日
NHKスペシャル
新・映像の世紀 第6集 あなたのワンカットが 世界を変える

NHK総合 2016年3月20日(日) 21:00〜21:49
誰もが撮影者となり、誰もが発信者となる時代。YouTubeには1分間に400時間を越える映像がアップされ続けている。街の至るところに取り付けられたカメラは、私たちの一挙手一投足を撮影し続けている。もはや世界で起こる出来事のすべてが、映像化されるといっても過言ではない。
21世紀最初の年、世界の記憶に刻まれた映像は、アメリカで起きた同時多発テロだった。ワールドトレードセンターに旅客機が突入する映像は、人々の憎悪を増幅させる装置となった。2004年のスマトラ沖大地震、2011年の東日本大震災では、一般の市民が撮影した映像が災害の全容を伝えた。一方映像は、国境を越え人々の心をつなぐこともある。「アラブの春」では、ひとりの若者が発信した映像が独裁国家を転覆させるきっかけを作った。2013年のボストンマラソンの爆弾テロ事件では、進化した映像技術が事件をスピード解決した。最終回では、21世紀に起きた歴史的事件を舞台に秘蔵映像を駆使しながら、世界を時に引き裂き、時につなぐ映像の巨大な力を描く。


最近ニュースを見ていると、視聴者から投稿された映像とか、投稿を呼びかける告知なんかが多くて、テレビ局の報道は仕事してるのか?…なんてことを思っているわけです。
でも、だからこそ知ることができることも多いわけで…。
どこにでもカメラがあり、誰でも簡単に撮影できて、YouTubeはじめ、動画サイトや動画のやりとりが当たり前になり…弊害があっても後戻りできない。そういう時代なんですよね。

今回の番組は、マスメディアにはできない、個人の動画、マイナー動画が世界にもたらした事象をテーマにしています。
ネタがてんこ盛り過ぎて、ちょっと強引な感じもするけれど、様々な出来事を一挙に振り返る壮観な内容でした。

9.11、ワールドトレードセンターに突っ込む飛行機、あの時間、日本は夜、まったりテレビの前でくつろいでいた時間に、2機目が突っ込む。ほとんどライブで世界に配信、あの衝撃は忘れられません。
ところが、この衝撃的な映像が繰り返し、繰り返し放送されることによって、憎しみや悲劇性が増幅されていったのではないかと…。
憎しみは新たな憎しみを生み、欧米とイスラム圏の対立は、国対国を超え、個人レベルでも深まっていく。

悲惨な映像を繰り返し放送って、日本で震災と津波の映像が繰り返し放送されて、具合悪くなる現象と同じですね。
ただこうした悲惨な映像が世界に配信されることによって、世界中から支援がある。
一長一短なんですよね。

番組中盤、現在のシリア(ホムズ)の映像、破壊され尽くした町の映像に言葉がない。
シリアでは国民の半分が難民ではなかという。

誰でも発信できるメディアがある。個人レベルの動画の配信は、もはや国家でも制限できない。
YouTubeには、善意やただの楽しみから、個人のメッセージ、テロリストのプロパガンダまで溢れている。
自殺をしたゲイの少年のYouTubeのメッセージに、世界が反応する。無力と思われた個人の発信が世界を変えることもできるかもしれない。

だからと言って、全てが明らかになるわけではないんですよね。
映像は真実であっても、しょせん出来事の一部、一面でしかないと思います。あるいは嘘かもしれないし、プロパガンダかもしれない。
結局のところ、受け止め方になるような気もします。

世界で流行したファレルの「HAPPY」の映像。
世界の様々な「HAPPY」を見ていると、国家も宗教も人種も、いろいろな垣根を超えられそうな気がしてくる。そんな夢を見たくなる。

関連記事
ドキュメンタリー | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示