古民藝もりたの眼〜郡山市立美術館

2016年05月08日
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古民藝もりたの眼
2016年4月16日(土曜日)~5月29日(日曜日)
郡山市立美術館
「骨董商」森田直は、1970(昭和45)年、南青山に「古民藝もりた」を開店、今日に至る。
民藝の影響を受けながらも、より広く軽やかに物を見つめ、その魅力を発見し、選び出す眼は、森田ならではのものといえよう。
眼がよろこぶ、気持が弾む、ちょっと古くて不思議なモノたち。古今東西、誰にも知られないでいる価値を見いだすモノへの愛情。
時代を先取りしてきた森田のセンスが、静かに密かにずっと、多くの人生と暮らしに及ぼしてきた影響は、実は計り知れない。
森田の眼が今改めて注目されている。

古民芸もりた

骨董というと「なんでも鑑定団」を自動的に連想してしまう今日この頃(苦笑)
森田直はそうした世間一般の人気や価値に迎合することなく、希少性や流行とも距離を置く。自分の目にかなうものだけを集めてきた。
今回展示されているものは、どれも使い込まれ、暮しの中に息づいてきたものたち、高価なものとは限りません。ハレの日のものであっても、代々大切に受け継がれてきたものばかり。
大事にされて来た…そういうぬくもりが感じられる企画展でした。

木の盆や臼、箪笥はいかにも重厚ではあるけれど、耐久性を求めた結果。用の美なんですよね。

たくさんの布や布製品も展示されていました。色あせた仕事着は使い込まれ、ここまでやるかというくらい、丁寧に繕われている。ぼろぼろになった衣類は、パッチワークのように継ぎ合わされ布団の皮になったり、最後はわらじに織り込まれたり、小さな巾着になる。小さな布まで大切に使う、それほど布は貴重なものだったのだなあと思う。

鮮やかなインドネシアの更紗、インドの布もすばらしい。特にインドの刺繍「カンタ」がすばらしくて見とれました。大胆なイメージがあるインドですが、このような繊細な刺繍が施された刺繍は初めて見ます。刺繍の質感は実際見ないとわからないですねえ。触ってみたいけれど、それはNG(笑)

ユニークな形の道具たち、今となると、どうやって使ったのか?謎の道具も多数。
おもしろかったです。





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