熊本城と小峰城

2016年06月11日
熊本地震で大きな被害を受けた熊本城のニュース映像には、熊本に縁もゆかりもない私でも、苦しい気持ちなりました。まず被害に遭われた方の復興が先決ですが、熊本の象徴でもある熊本城を復元することも重要なんだろうなとニュースを見て感じていました。

そんな時、福島のローカルニュースになっていたのは、東日本大震災で被害を受けた白河市の小峰城のこと。修復作業が進む小峰城のノウハウを、熊本城の復元に生かしてほしいと、白河市が職員を派遣したというような内容で、なるほど…と思って見ていました。
それからしばらくたった昨日(6/10)の夕方、なんとなくNHK福島のローカルニュースを見ていたら、白河市の小峰城のニュース。小峰城は今大変な人気だという。

ざっくりいえば、小峰城の修復中は、観光資源として期待出来ないと市で想定していたのですが、修復の様子を定期的に公開するようになったら、大勢の人が集まるようになり、以前より観光客が増えたというニュース。
石垣はどんな風に組まれるのか、こんな時でなければ見られない構造が見られるチャンス。私はお城には詳しくないですが、お城が好きなら、構造も知りたいですよね。
石垣の内側に詰められる石(裏込石)に、メッセージを書いてもらう…なんて企画も喜ばれているらしい。

熊本城の被害は、小峰城よりはるかに大きく、復元には膨大な時間と費用がかかるとされています。
東日本大震災とは状況も異なるとは思いますが、復元までの苦労やプロセスそのものを「復興」としてとらえ、そこを一般人を含めて共有することができたら…復興への道も楽しみにつながるような気もします。
理想と現実は違うものだし、そう簡単な話ではないかもしれませんが…ニュースを見ながら、復興の見方、とらえ方はいろいろできるものだと感じました。

熊本城修復を支援 白河市長視察 職員派遣の意向 福島民報
修復中の小峰城をくまモンが視察 白河市長が激励 /福島
毎日新聞2016年5月24日 地方版

熊本県のPRキャラクター「くまモン」が20日、東日本大震災で被災し修復作業が進む白河市の小峰城を訪れた。熊本地震で損壊した熊本城(熊本市)の復旧に向け小峰城の現状を視察、鈴木和夫白河市長に「熊本城は必ず修復できる」と声を掛けられ、固い握手を交わした。

【熊本地震】熊本城は必ず完全修復できる! 匠の技を結集…「工事にかかってしまえば早いんですよ」
熊本地震で大きな被害が出た熊本城。城を管理する熊本城総合事務所の河田日出男所長は「修復には5~10年、あるいは20年かかるかもしれない」と悲痛なコメントを出した。修復費用は数十億円規模、それ以上になるかもしれないという。「城のスペシャリスト」に「早期修復は可能なのか」聞いてみたところ、日本の匠の技を結集すれば、早期かつ完全な修復も不可能ではないことが分かってきた。

小峰城跡石垣復旧工事 | 東日本大震災における鹿島の取組み | 鹿島建設
福島県白河市にある小峰城。奥州の関門として名高く、国の史跡に指定されています。また、「日本100名城」にも選ばれ、観光客や地元の皆さんに親しまれていました。しかし、東日本大震災により、石垣が10か所に亘って崩落しました。鹿島と地元・白河市の鈴木建設の共同企業体は、10か所の崩落した石垣と、崩落は免れたものの修復が必要な4か所の石垣、計14か所の石垣復旧工事を2013年から行っています。
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