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映画「オーシャンズ」

2010年03月16日
公開が終わってしまいそうですが、ようやく見ました。
世界中の海を舞台としたネイチャードキュメンタリー。
ガラパゴスのウミイグアナから始まり、日本海、大西洋、オーストラリア、アラスカ、北極海、南極、世界に1台しかないというステディカムによる驚異の撮影技術。

幻想的に見えるほど美しいクラゲの群れ、輝くように光る魚群とそこで狩りをするイルカやエイ(マンタ)、サメ、海鳥の流線型でシャープな美しさ、そしてスピード感。
クジラの有名な歌、そして圧倒的な大きさ(なんて人はちっちゃい)存在感を味わえるのは、スクリーンだからこそですね。
海面に漂う布のようなムラサキダコ、バキュームカーのように水草を食べるジュゴンなど、初めて見る映像もありましたが、ネイチャードキュメンタリーを見慣れていると、事実という意味では、実は新鮮味がないのですが、その映像美、迫力がとにかく素晴らしい。
そこに人がいて、カメラがあることを忘れて見入ってしまいます。

著名な俳優であり、「WATARIDORI」を製作したジャック・ペラン監督作品。
ストーリーらしいストーリーもなく(あるようでないというべきか)、くどすぎる解説もなく、純粋に映像を楽しむには、いい映画でした。

しかし…と、やはり付け加えるべきなんでしょうね。
エンドタイトルに、かの有名なシー・シェパードの名があり、クジラ漁などを批判しているとありますが、私はさほど気になりませんでした。
残酷に見えるフカヒレを切り取られたサメのシーンは、実はロボット(?)らしいですが、そこまで作って残酷さを訴えるべきなのかは、かなり疑問。

そういえば、なにかと比較されそうな2008年公開の「earth」では環境保護を訴えるメッセージ性がくどくて、映像は素晴らしいけれど、説教めいた後味に抵抗をおぼえた私。
そんな見方をする私は、少し邪道なのかもしれませんが、「オーシャンズ」にしろ「earth」にしろ、この圧倒的美しくて迫力ある映像を見たら、自然界に畏敬の念を抱かないのだろうか?
畏敬の念を抱くことがあるならば、そこを汚したり、むやみに侵入して生態系を壊すようなことはしないのでは?…と思うのですが。
自然を守る…という上から目線や、自然保護と言いつつ人にとって都合のいい管理の概念よりよほど健全だと思う私は、やはり少数派なのかもしれません。

いずれにしても、空を飛ぶように泳ぐ海の生き物たちの姿が美しくかっこいいこといったら、それだけでも見る価値はありました。

映画「オーシャンズ」公式サイト

映画「オーシャンズ」特設サイト - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
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